1. 左手を見れば、先程 かなり鋭角に見えた田切岳が丸いドームの    ように見える。そして、その先には赤梛岳も見える。    この辺は残雪も少なく、快調に登ることができる。    やがてキノコ岩に到着。時刻は 11時47分。 |
2. 高度を上げて振り返れば、辿り来たりし尾根道が見える。この辺    は雪も無く、昨秋に登った時と同じである。    さらに後方の南アルプスの方に目をやれば、もう完全に霞んで    しまっている。これでは恐らく頂上から富士山は見えまい。 |
3. やがて、右手、東川岳から下る斜面と空木岳の斜面が作り出す    鈍角な V字の間に御嶽が見え始めた。こちらも霞み気味だが、    形は十分に確認できる。    高度を上げていくと、やがて御嶽全体が見えるようになってきた。 |
4. 腐った雪に苦労しながら、12時19分に駒峰ヒュッテに到着。    ここでは単独の女性が下山後の休憩をしていた。この人には    途中で抜かれたが早い。小屋手前で 男性と擦れ違ったので、    本日の入山者は 4名らしい。 小屋から頂上を見上げる。 |
5. ヒュッテからも、腐った雪がペースをかき乱してくれる。それでも    確実に高度は上がっていく。    振り返れば、登ってきた尾根と、避難小屋のある谷が見える。    こう見ると、分岐よりかなり先の方で尾根に上がったようだ。 |
6. 最後の斜面の残雪に苦労しつつも、ついに空木岳頂上に到着。    時刻は 12時35分。長く辛い行程であった。    残雪を甘く見ていたことを深く反省。    しかし、それだけに、この達成感は何とも言えない。 |
7. 青空が広がるというスカッとした状況ではないものの、それでも    ここからの展望は素晴らしい。    やはり、まずは ようやくお目にかかれた南駒ヶ岳に目が行く。    南駒ヶ岳の右には摺古木山と南木曽岳が見え、嬉しいことに、    その後方には先日登った恵那山もうっすらと見ることができる。 |
8. 手前に目をやれば、南駒ヶ岳へと続く登山道が小生を誘惑する。    しかし、往復する時間も体力もない。    また、その尾根の後方には、登山道の途中で、あれ程 鋭い頂を    見せていた田切岳がドーム状の姿を見せている。    その後方には、池ノ平山(右)と烏帽子ヶ岳。 |