空木岳( 空木岳:2,863.7m ) 2011.5.21 登山



【PHOTO 空木岳 3】


1. また、その田切岳から下る尾根の左後方にもなかなか存在感の
   ある山が見える。帰宅後調べると、左端のピークが烏帽子ヶ岳、
   真ん中が池ノ平山、右端が念丈岳のようである。
2. 道は暫く尾根の南側を進んだ後、徐々に尾根に登って行くように
   なる。この頃から登山道に雪が現れだし、徐々にその量が増え
   始める。雪はかなり腐ったところがあり、足をとられ苦戦する。
3. 残雪に苦戦しながら尾根上に出れば、またまた中央アルプスの
   主役達が目に飛び込んでくる。今度は尾根の北側を進む。
   本来なら、道は平坦なはずだが、今は雪で完全に埋まっている。
4. 無雪期であれば斜面を横切るほぼ平坦な道は、斜面と同じ角度
   で雪に覆われている。時折、膝上まで踏み抜き、苦労する。
   右手に見える景色が元気をくれる。
5. この辺からは、赤テープよりも雪上の踏み跡の方が頼りになる。
   踏み跡はやがて、雪の急斜面を登っていく。無雪期の記憶とは
   かなり違うが、記憶はいい加減でもあるので、何とも言えない。
6. 小生の体重が重いのか、本日の先行者の足跡の上に足を下ろし
   ても、足を踏み抜いてしまうことが多く苦労する。
   また、バランスを崩しやすいので、要注意である。
7. この斜面は結構急で、足を滑らせれば、そのまま かなり下の方
   まで滑り落ちてしまう可能性がある。ただ、雪は凍っていないこと
   から、バランスさえ崩さなければ滑る心配は無く、従って アイゼン
   も不要である。
8. 息を切らせながら登る。
   やがて、斜面の先の方に空が見え始め、そして 10時54分、
   ようやく空木岳への尾根上に到達したのだった。尾根上の道と
   避難小屋経由の道との分岐は完全に雪の下ということだろう。


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