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10時43分。登りの先の方に青空が広がった。
登り着いてみると、小広い平らな場所に三角点がおかれている。どうやらここが 1,796mの三角点のようだ。
暫し休んで地図をみると、まだまだ先は長い。
小無間山を最終目的地としてもまだ半分のようである。
これには少々ガッカリする。 |
この 1,796m三角点のある場所には、
昔は反射板が立っていたと聞く。
ここは西側が開けており、谷を隔てた向こう側に大無間山の姿を見ることができた。
大無間山に至るには、グルリと右から Uの字型に回っていかねばならないようで、
疲れた身体にはかなり遠くに感じられる。 | |
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三角点を過ぎ、林に入るとすぐに小無間小屋があった。
中部電力の反射板巡視用の小屋であるらしいが、我々でも泊まれるようだ。
しかし、泊まるにしても今の時間ではまるで中途半端。大無間山からの帰りに泊まるのなら丁度良いかもしれない。 |
この小無間小屋の先からは、
大きなアップダウンの連続となった。
頭がボーッとして正確に数えた訳ではないが、大小合わせて 8つほどのピークがあった気がする。
地図上では、P3 〜 P1までと 3つのピークが記載されているが、疲れ気味の身体には小さなピークも苦痛で、
本当に沢山のピークに思えたのであった。
そしてまだかまだかと思いながら登下降を繰り返し、ようやく目の前に小無間山のピークが見えてきたのであった。
この登りもキツそうである。 | |
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一旦 P1から大きく下り、崩壊しかかったコルに下り着く。
左側はかなり崩れており、登山道も何回か右に移動したようである。
また、倒木も多いので、足を引っかけ転落しないように注意しながら進む。 |