西岳(八ヶ岳)( 西岳:2,398m ) 2010.03.20 登山



【PHOTO & 記録 西岳(八ヶ岳) 5】

そして、頂上を歩き回り、樹林の隙間を伺えば、その先に 硫黄岳が見える。
こちら側は爆裂火口の反対側にあたるが、硫黄岳はこちらにも火口を有している (ジョウゴ沢火口)
なお、赤岳と硫黄岳の間にある横岳は 阿弥陀岳に隠れてしまっているようである。
それにしても硫黄岳の斜面は結構白い。まだ雪が沢山残っているようだ。

時間を見ると、10時40分。 私にしては珍しく頂上に 40分も居たことになる。件のご夫婦がこの頂上を素通りしてくれたので、頂上 独り占め状態となり、 しかも展望が素晴らしかったのが、長居をさせた理由である。

最後に、また少し場所を変え、 編笠山、三ツ頭、権現岳、ギボシ、 そして旭岳を 1枚の写真に納める。素晴らしい眺めである。

そして、10時45分、下山を開始する。
とりあえずはこの下にある 2つの目のガレ場までは軽アイゼンは付けずに下る。

2つめのガレ場で軽アイゼンを装着する。
お陰で樹林帯の中のアイスバーンは何の恐れもなく通過。快調に足が進む。

途中で、登ってくる人とすれ違う。
その人に編笠山まで行ってきたのかと聞かれ、 西岳のピストンですと答えたが、そう答えるのが少し恥ずかしかった。 別に卑下する必要はないのに・・・。

下山途中で左方を向くと、木々の向こうに 編笠山が見えた。 往きには気づかなかった光景である。
同じルートをピストンするのは概ねつまらないことが多いが、時々、このように往路で見落としたことをフォローできることがある。 ピストン登山にも良いところはあるものだ。

快調に下る。途中で軽アイゼンをはずす。
下山時にすれ違った人は先ほどの人も含めてわずか 3人。静かな山である。
快調に下り、不動清水に戻り着いたのは 11時52分。水が大変美味しい。

不動清水から少し進めば、今朝ほど間違ったルートから辿ってきた林道と合流。 今度は間違えずに、『 丸太橋経由ゴルフ・スキー場 → 』 と書かれた標識通りに進む。
3分程歩くと、左下方に丸太橋が見えてきた。橋を渡り、4分ほどで、今朝ほど方向を間違えた 『 林道 → 』 と書かれた標識のある場所に到着。
確かに林道は矢印の方向にあり、すぐに道は 2つに分かれ、一方は林道、一方は丸太橋への道であった。
後は往路と同じ道を通り、ゴルフ練習場横を通って駐車場に戻り着いたのは 12時13分であった。

この西岳は、登山口からの距離もあまり長くなく、 しかも傾斜がそれほどでもないこともあって、病み上がりの身としては最適な山であったと思う。
また、頂上からの展望も素晴らしく、なかなか良い山であった。
しかし、やはり西岳まで登ったのなら、その先に進みたくなる訳で、いつか 権現岳や編笠山を入れたルートで再挑戦してみたいと思う。

帰りに、富士見高原リゾートから西岳を見ることができたが、 もう少し場所を探せば、西岳と編笠山のツーショットを撮る場所もあったことであろう。
そうなると、西岳から先に進みたいという思いがもっと強くなると思うが・・・。



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