黒川鶏冠山( 黒川山:1,7160m 三角点は 1,710.0m ) 2012.2.26登山


【PHOTO 黒川鶏冠山 5】

黒川山の肩を 11時29分に通過。
そのまま黒川山には寄らずに登山道を一気に下り、横手山峠を 11時43分に通過する。
途中、夫婦と思しき二人連れ、ならびに先程の犬を縄に繋いでいる猟師の方と擦れ違う。
猟師の方は猟銃を肩に担いでいたが、登山道近くで猟が行われるとなると、少々怖い気がする。

写真は林道手前にて見えた恐らく黒川山と思われる高み。

11時54分に林道を横切った後、 六本木峠には 12時12分に到着する。ここから丸川峠まで長丁場である。当然 雪の上には小生の足跡しかない。
やはり下りと登りでは微妙に足幅が異なるようで、往きにつけた足跡をそのまま踏むことはなかなか難しい。結局、 踏まれていない部分に足を置くことになり、これが結構 疲れる。
六本木峠から 30分程進んだ所で顔を上げると、樹林越しに大菩薩嶺 と思しき山が見えた。黒川山の見晴台から見た時に比べ、かなり低い所から見上げていることになるので、見晴台から見たそれとは全く山の雰囲気が違う。

天庭峠には 12時56分に到着。
少し休憩して水分を補給するとともに、地図を眺める。
地図ではここから寺尾峠までは20分、寺尾峠から丸川峠も同じく 20分となっている。
ということは、丸川峠には 13時40分には到着するはずだが、雪の中、果たしてそう うまくいくだろうか。
それにしても、寒さは感じないものの雪が融ける程 温度が上がってきた訳でもないようである。雪の質が今朝程とほとんど変わらないのがありがたい。

黙々と足を進める中、 途中 樹林越しに日が射してきた。このまま明るくなるかと思ったら、日が射したのはほんの僅かの間。また曇りとなり、少し薄暗い中を歩くことになる。

やがて、足下を見ると、またまた雪の上に血が見られるようになった。大量出血という訳では無いが、 先程の犬のものより量が多いようである。
先程の犬がここを走ったとは考えにくいにで、鹿か何かの血であろうが、先程の猟師に撃たれたものなのか、自分で怪我をしたものなのか。 もし手負いの猪だったりしたら怖いと思いつつ、足を早める。雪の上に点在する血は見て気持ちの良いものでは無い。

寺尾峠を 13時21分に通過。ほぼ予定通りである。
道はやがて 1,696.9m峰を巻き、ほんの少しの間、東に進むことになる。
その際、左手 (北) を見ると、樹林越しに黒川山と思しき山が見えた。かなり歩いて来たことが分かる。

さすがにこの頃になるとバテてくる。ほぼ平らな道ではあるが、 丸川峠へは緩やかに登っており、これが結構応える。
それでももう少しと思って踏ん張ると、やがて樹林を抜けて先の方にまるかわ荘が見えてきた。

丸川峠には 13時50分に到着。 雪のためなのか、あるいは疲れが出たためか、予定より 10分程遅い到着である。
地蔵尊に無事に戻ってこれたお礼を言い、小屋前のテーブルにてエネルギーを補給する。
写真は丸川峠付近。晴れていれば先の方に富士山が見えるはずである。
言葉通り一気に下り、駐車場には 14時49分に戻り着く。
久々の登山ではあったが、身体の方は快調。しかも 目論見どおり雪歩きを堪能でき、また鶏冠神社奥宮にも参拝でき、満足行く一日であった。
欲を言えば、軽アイゼンを装着してみたかったところだが、贅沢を言ったら切りが無い。



黒川鶏冠山 1、    黒川鶏冠山 2、    黒川鶏冠山 3、    黒川鶏冠山 4、    黒川鶏冠山 5  もご覧下さい。


百名山以外の山に戻る   ホームページに戻る