朝日岳(寸又三山)( 朝日岳:1,826.6m ) 2009.11.28 登山



【PHOTO & 記録 朝日岳(寸又三山) 2】

先ほど述べたように、この山には朝日が良く当たる。登山道のほとんどで、朝日を浴びることができたと言っても過言ではない。 そこから朝日岳と名付けられた とは思わないが、それにしてもこの後も暗い場所がほとんどない状況であった。

そして、朝日を浴びて紅葉の名残が美しく煌めく。 もう少し早い時期に登っていれば、もっと良かったのかもしれないが、その時期は寸又峡温泉も混雑が予想され、 逆に来る気にはなれない。

何度も言うようだが、道は良く踏まれていて、 ペンキ印や赤テープもしっかり付けられており、また斜面を横切る道には丸太などで土止めもしっかりされている。 雪のある季節に来ても安心して登れそうである。

やがて、左手になかなか形の良い山が見えてきた。 どうやらあれが、寸又三山の一つである前黒法師岳のようだ。高さはこの朝日岳より高い 1,943.2m。 朝日岳に登ってしまったからには (正確にはまだ 登ってはいないが・・・)、 この山にもいつか登らねばなるまい。

落ち葉を踏みしめながら黙々と登る。道には時としてロープも張ってあり、正しいルートを示してくれる。

尾根道を歩いていたかと思うと、いつのまにかその尾根は山腹に吸収されている。 そのようなパターンが繰り返される。

やがて、道は斜面を登り詰め、再び尾根へと到達する。 ここで道は右へと曲がることになる。写真のように標識もしっかり立てられ、ペンキ印も大きいところを見ると、下山時に ここで左折せずに、 まっすぐ突き抜けてしまう人が かつては多かったのかもしれない。

明るい尾根を進む。 左手には先ほどの前黒法師山の姿が樹林越しに見える。
しかし、細かい枝が邪魔をして、なかなかその姿を完全にとらえることができない。

道は北を目指しており、このまま朝日岳へと続くのかと思ったら、途中で東に進み出し、 さらには逆に大きく西の方に折り返すこととなった。
結構 このルートは距離がありそうだと感じさせてくれる。

道はややガレた岩場を横切るようになり、その後再び樹林帯に入る。
樹林はやがて自然林から、恐らく植林されたものであろう杉木立に変わる。その中を登り詰めていくと、『 合地ボツ 1,232m 』 と書かれた標識が現れ、 左からの尾根と合流することとなった。
後で調べたところ、『 合地ボツ 』 というのは 「尾根が合わさる」 という意味だそうである。 時刻は 8時45分。
ここで道を右に取り、新たな尾根を進むことになる。

『 合地ボツ 』 からは、 杉木立の中の緩やかな登りが続く。やや広い尾根道で、右側の杉の木が朝日を遮って今までの中では一番暗く、雰囲気もあまり良くない。 それでも十分に周囲は明るいが・・・。
道も、いくつも踏み跡があり、広い尾根なのでいい加減に登っている人が多いのだと思われる。
やがて、左手前方に朝日岳らしき大きな山容が見えてきたが、枝が邪魔をしてハッキリ見えない。 山腹に大きく崩壊した場所もあるようであり、早くハッキリ見える場所に着きたいと少々急ぎ足で登る。



朝日岳 1、    朝日岳 2、    朝日岳 3、    朝日岳 4、    朝日岳 5 もご覧下さい。

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