ここでは入院中のできごとや、病気になって感じたことなど、まあどうってことないようなことを書いていきたいと思います そのうち真面目な話なんかも出てくると思いますがよかったら暇つぶしに読んでみてください

 今回は下の血管造影の後で入ったICUでの話です
 検査が終わった後「ICUに入ってもらう」って言われた時には「そんな大袈裟な」って気持ちと「なんかワクワクするぞ」って気持ちと半々でしたね ICUってのはボクにとって未知の領域だったので、好奇心がムクムクと出てきちゃったわけです(笑)
 ICUにも個室、大部屋、それからなんて呼ぶのかわからないけど看護婦さんの周りにカーテンだけで仕切られて並んでるベッドとあるんだよね ICUに大部屋があったってのはオドロキでした ボクはその中の個室に入れられました この個室ってのも一般病棟とは違ってナースステーションとは大きなガラスの窓で仕切られてるんです その上飾りっけのない実用一点張りの部屋 しかもうるさい で、入ってすぐにやった(やられた)のが尿の管を入れるってことだったんですよ これが痛い! メチャメチャ痛い!! 必死に「必要ない」って抵抗したんだけど許してもらえなかった・・・ 「ドクターIのバカヤロー!」 なんてことは言っちゃいけないよね(^_^;) スイマセン反省 この管はその後3日間ボクの大事なところに入ってました(入れる時に痛いだけじゃなくって入ってる間中すごく気持ち悪いんです(T_T))
 で、次の日の朝 ベッドの掃除があってそのあと体を拭くことに・・・ これが一般病棟とは違ったんですね なんと全て看護婦さんがやってくれるんです もう恥ずかしいったらありゃしない! 両脇に看護婦さんがついて上の方から手際よく拭いていくんです 二人で世間話しながら(^_^;) で、下(管が入ってる例の場所)も当然のように脱がされて・・・なんとお湯をかけ始めるじゃないですか! ベッドの上で! 見たら下に紙おむつが敷いてありました 紙おむつの吸水力って凄いんですね 恥ずかしさを忘れて感心しちゃいました(笑) 後にこの事を友達に話したら「うらやまし〜 まるでハーレムじゃない!」なんて言ってました そういう見方もあるんだね
 その後大部屋に移ったんですが広かったですねー いろんな機器を入れるためだと想像したんですが、隣のベッドの人が遠いんです(笑) これはすごい変な感じがしましたね 一般病棟が狭いからね(^_^;)
 それからもうひとつ、えらい元気な人が入ってたのにはおどろきました これからオペするみたいだったんですが「なんでオペ前の人がICUなんぞに入ってるの?」って思いましたもん その人がまたじっとしていられないような人で、電話かけるため部屋を出ようとして看護婦に怒られたり、売店に行こうとして怒られたり、見てて笑っちゃいました 常にちょこちょこ動いてるんですよ ICUってのは基本的に患者は部屋から出ちゃいけないんです 看護婦もいっぱいいるし(多分患者より多いと思う) 「失敗した〜」って言ってました(笑) なんでも自分から「ICUでいい」って言ったんだそうです かわいそ・・・
 ボクは3日間で普通の病棟に戻してくれました いい体験だったけどもう入りたくないです(^_^;)

 1999年の11月に血管造影で止血した時の話をしましょうか この時は小腸の動脈が敗れたみたいで、出血が激しくこれで止血できなかったら緊急オペってことだったんですね なのでなんとなく「(オペの準備のため)血管造影で出血個所を見つけるのが目的なんだろうなぁ」なんてことを考えてたのを憶えてます
 で、その検査の途中でなんと機械が故障したんです(^^; いや〜参りましたねぇ 硬い台の上で1時間くらい(だったかな?)待たされました その間当然動いちゃいけない(足の付け根の動脈からカテーテルが入ってる)から腰が痛くなるわ、口は渇くわでもう散々でした 看護婦さんが気を使ってくれて水を口に含ませてくれり、毛布をかけてくれたりしたのはホントにありがたかったです(でも絶飲食だったから口の中を湿らす程度でしたが)
 ここからはその時の検査技師の会話です
検査技師A:「オレたちオペ室よりずっとたくさんの患者の命助けてるよなぁ     こんな機械の一台や二台新しくしてくれても罰はあたらんだろ?」 
検査技師B:「それくらいは十分仕事してるよホント」
 語句は違いますがだいたいこんな内容のことを話してました 台の上で笑っちゃいましたね ホントに患者の命にかかわるような大切な機械なんだからちゃんと整備しろよな!!(笑)
 ちなみにこの血管造影で無事止血できました が、後にオペすることになってしまった(泣)
 そうそうそれから結局機械は直らなかったみたいです 直らなくてもできるんだったら待たせるなちゅーの(笑)

 

 1999年11月に入院した時の話なんですが、その時は朝起きたらストーマの装具のパウチ(袋)の中にキレイな赤い血がたまってたんです 急いで病院へ行ったら即入院 その血の出方がすごかったので当然だよなって思ったのをおぼえてます 体をおこそうとすると頭がクラクラして気を失いそうになるくらいでしたから
 で、ここからが本題なんですがその入院した日の次の日からボクの主治医は出張だったんです なんかボクが調子悪い時に限って出張ってことが多いんだよね(^^; その間当然代わりの先生が来るわけです その先生(ドクターI)ってのが若くて病院で寝泊りしてるんじゃないかってくらいいつも病院にいるんですね 休みの日も患者の様子を見に来るくらいなんです(ほっとけないんでしょうね) すごく話しやすくていい先生なんですけど正直すぎてポーカーフェイスってものが苦手 だからボクがひどく出血してる時も「これは大変だ」ってのが顔に出てるんです(笑い顔がひきつってたりするんです(笑)) ボクとしてはもう先生にまかせるしかないのでへらへら笑ってたりするんですが・・・
 結局血管造影で無事止血できたんですけど、その後ICUに入れられるわ、おしっこの管(小便をとるために尿道に入れるカテーテル)を入れられて2日間くらい抜いてくれないわで、そこまでやらなくてもいいよって感じだったんです ボクの主治医がドクターIのボスなので念には念を入れてってことだったんでしょうかね(^^; 
 えーまとめです(笑) これからもずーっと今の病院にいてボクが入院した時の遊び相手をしてください あとポーカーフェイスはマスターしたほうがいいと思いますよ
 ヒマツブシのところにも書いたんですけど、ボクは消灯後にベッドを抜け出して1階のロビーの明るいところで本を読むんです 普段寝る時間が2時、3時なので病院の9時っていう消灯時間はあまりにも早過ぎるんですね で、この話はそんな消灯後のロビーでのことです・・・
 その日もいつものようにロビーで本を読んでました 時間はだいたい10時頃だったと思うんですけど、上のほうで「ガタッガタッ」と大きな音がしたんです 「何の音だろう?」って思ったんですがそれっきり音がしなくなったんでその日はほっときました
 次の日 やっぱりロビーで本を読んでると上のほうから「ガタッガタッ」と大きな音が・・・ 時間は前の日と同じくらい 前日はそのままなにもしなかったんですが2日続けてってなるとやっぱり気になる で、恐る恐る2階へ階段を上っていきました 2階はレントゲン室などの検査室が並んでるフロアで、夜でも思ってたより明るい ボクは「誰かが緊急で検査でもしてるんだろう」くらいに思ってたんですがその気配は全くなくシーンと静まり返ってました その後少し見て回ったりもしたんですけどどこも静まり返ってるんです
 それからも何回か同じことがありました それもだいたい同じ時間に・・・ これってみなさんはなんだと思いますか? ボクは病院だけに「亡くなった人の幽霊が・・・」なーんてことを考えちゃったりもしたんですが(^^;