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78号 BMW3.0CS
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第78号
発行日:2004年5月28日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のウイングロード、環境に優しい
ヴォクシー、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●AMジェネラルハマーからフィアット600ムルティプラまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。5月最後の配信となります。
先日、深夜のTVでF1GPを観ていたのですが、モナコは凄いですね!
車載カメラの映像が続いた時の迫力は街の風景が流れるだけに抜群です!甲高
いエンジン音とポンポンと素早いシフトアップが盛り上げますね。
意識してのめり込もうと、部屋を暗くして大画面で観ていたのですが、本当に
心臓バクバクしてしまいましたっ!(刺激に飢えている方は是非お試しを)
今回はまず読者の方から頂いたメールを2通ご紹介します。
■■■メール1転載 ここから■■■
はじめまして、札幌の●●と申します。
メールマガジン楽しく読まさせていただいております。
あまりに毎回メルマガが楽しい内容なので思わずメールしてしまいました。
今はまだ車購入できる状態ではないのですが、貯金がたまったら
必ず★★★を手に入れたいです。
その時にはお世話になります。
このメルマガ、すばらしいコンテンツだと思います。
ご無理のないように、でも末永く続いてくださるとうれしいです。
突然のメール失礼しました。
■■■メール1転載 ここまで■■■
と、いう内容のメール。凄く凄く嬉しく、励みになります。
たまに頂くパターンですが、この方の凄いのは★★★の部分に当てはまる車が
面白い!何だと思いますか?
実は「サーブソネット」だったのです。北海道らしい選択と言いましょうか、
珍しい車にターゲットを定めているのでご紹介しました。応援しますよ!
で、もう1通。
■■■メール2転載 ここから■■■
読者の、Nと申します。
毎回楽しみにさせていただいております。
今回の"512BB"、非常に興味深く読ませていただきました。
本文中に、私の知っていることで、言及されていない点がございましたので、
参考になればと思いメールさせていただきました。
余計なお世話かと思いますが、こんなときくらいしか薀蓄をひけらかせません
ので、ご容赦ください。
本題の"512BB"ではなく、"365GT4BB"なんですが。
まず、"512BB"へチェンジした際の変更点で、もっとも有名なのが、パワ
ーダウンですが、実は、パワーダウンしていたわけではないそうです。
むしろ、パワーはアップしていた可能性が高いらしいです。
というのは、"365GT4BB"の"380馬力"というのはあくまでも、フ
ェラーリ側の希望数値で、実際はせいぜい340~50馬力くらいだったそう
です。
これは、ライバルの"ランボルギーニ・ミウラ"への対抗上、セールス戦略的
に決定されたそうです。
あと、"512BB"では、車重が1515Kgとなってますが、資料によって
は、1580Kgとも言われております。
"365GT4BB"では、これがなんと!1235Kg(資料によっては、
1280Kg)とかなり軽量です。
これが"365GT4BB"が、「BBの中では、もっともパワフル」といわれ
る本当の理由です(決して"512BB"がパワーダウンしていたせいではあ
りません)。
実際に車重を計った方がいて、その車は1328Kgしか無かったそうです。
なぜこんなに車重が違うかといいますと、ボディパネルの材質がまったく違う
からです。
"365GT4BB"は、職人が手で叩き出した(!)アルミパネルで、"51
2BB"のそれは、プレス成型による鋼板製です。
"512BB"が登場した理由のひとつが、このボディパネルだとも言われて
います。
何せ作り出すのに手間と時間がかかりすぎるので、およそ量産向きではないの
に、バックオーダーばかりが増えていったのが、"512BB"の鋼板プレス成
型パネルなら大幅に量産効率を上げられますからね。
ボディの最大幅が広くなっているのは、リヤフェンダーのふくらみが大きくな
ったせいです。
その理由が、リヤタイヤと、リヤホイールのサイズ拡幅によるものだそうです。
参考までに、"365GT4BB"のタイヤと、ホイールのサイズは、前後とも
215/70-15・7.5L-15ですが、"512BB"のそれは、フロン
トは変更なしで、リヤのみ225/70-15・9.0L-15 です。
最後に、ボディーカラーですが、モノカラーを採用したのは、"512BBi"
からのようです。
"512BB"では、まだ"365GT4BB"同様、ツートンカラーの設定
だけだったようです。
ずいぶん長々と薀蓄を書きました。
"こんなメールをよこすな!"と、お叱りを受けるかもしれませんが、変態な
車好きのたわごとと思って、ご容赦ください。
これからも毎週金曜日を楽しみにさせていただきますので、がんばっていろん
な車を紹介してください。
では、失礼いたします。
■■■メール2転載 ここまで■■■
という内容です。
叱りどころか大歓迎の内容です。有意義な情報満載でしたね!
いつもメルマガの文末に書いておりますように、双方向での情報提供が出来る
という、「再考」という事ではマサに理想的なメールですね!
今後もよろしくお願い致します(皆さんもお気軽にメール下さいね)。
なんだか本編に入る前に充実した内容となった前書きですが、最近は何故か、
色々と話題にしたいことが多いです。
また次回のお楽しみ、と言う事で♪
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■■■□ 第78回
■■□ 【BMW3.0CS】
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今回はBMW3.0CSです。
このメルマガにもBMWの登場は多いですよね。私も好きでBMWには過去3
台乗っています。
前原さん寄稿のバックナンバーも参照下さい。
29号 BMW635csi→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back29.htm
6シリーズの時には世界で最も美しいクーペ、とご紹介しましたが、今回の3.
0CSも当時は同様に言われました。
イセッタを取り上げたとは言え、M1、635csi、そして今回の3.0CSな
ど、比較的高年式(?!)で時代も偏っています。
BMWは古い物にも名車が多いですから、時期を見て取り上げるようにしまし
ょう。
近年のモノと同じく、BMWは例によって開発コードで呼ばれたりします。
今回の車両は「E9」ですが、このコードは大雑把なベース、ボディの形状を
表しますので、E9といえば2800CS、3.0CS、3.0CSi、3.0CSL、2.5CSなど多少
幅広い範囲を指します。
1965年に発表された2000CSをベースに、2000CSの一体型のラ
イトや110馬力4気筒のエンジンとは、デザイン機能ともに発展した
2800CSが1968年にデビュー、
その発展、改良型として、1971年、ジュネーブショーにてお披露目となり
ました。スタイリング、性能ともに画期的で話題騒然で、前述のような評価と
なりました。
内容のほうは、基本的にフロントセクションがエンジンも含めて当時の4ドア
サルーンE3のイメージで、リア3分の2が2000CSのイメージでしょう
か。
それ以前の欠点を補うべく4輪ディスクブレーキで、フロントには4ポットの
ビッグキャリパーが奢られ、サスペンションは独立懸架、エンジンは3L直6
のビッグ6で180馬力、シルキーと言われるBMWのエンジンの後の基本と
なります。
トランスはマニュアルとATの両方が用意され、ATはキャブレターのみでし
たがマニュアル車には電子制御噴射装置も用意されました。
この「インジェクション仕様」はBMWにとって市販車での初の試みでした。
さすがは昔からのエンジンメーカーで、2.8Lの時からライバルのメルセデ
ス、ジャガーを寄せつけず、さらに3Lで引き離し、このボッシュのインジェ
クションで200馬力となりました。
しかし価格もスーパーでフェラーリ、ランボルギーニもライバルになる位置で
した。
直ぐにBMWはマニュアル車のキャブレターを廃止してインジェクションのみ
とし、キャブはAT車のみに残るラインナップへとなります。
またデビュー時期を少しだけずらして1971年から1975年にかけてはツ
ーリングカー・レースのホモロゲ取得の為に3.0CSLが("L"は軽量の
意)高性能バージョンとして少量造られました。
これはもちろん更に希少で価値もあり、少ないとは言ってもバリエーションも
あるので、また別の機会に取り上げましょう。
(またBMWが増えてしまいますが・・)
生産台数は2万台弱に留まりました(CSLは千台強)。
現在流通しているのはAT車の方が多く、色は圧倒的に白が多数でしょうか。
価格帯は6シリーズよりも高く、ほぼ100万円弱~300万円くらいの範囲
で取り引きされています。
スーパーカー世代のバイブル「サーキットの狼」にも出て走っていた車ですね。
人気は高いです。
入手難易度は 「★★★☆☆ 3.5」くらいでしょうか。
エンジン本体は丈夫ですのでノンオーバーホールでここまで来ている車もある
ようですが、そろそろクラシックに片足を突っ込んでいるのでフロア、ボディ
の腐食がないかを重視したほうが良いです。
他機関でお金が掛かりそうなのはブレーキ。まあこの辺りは古い車では定番の
見方です。
マルニと比べられる事も多いですが、性能の違いもさることながら3.0CS
の方がスムーズな美しいラインなのは専門店などで2台並んでいると凄く分か
ります。
BMW 3.0CS/3.0CSi
ボディーサイズ: 4660×1670×1370mm
ホイールベース: 2625mm
重量: 1400kg
乗車定員: 4名
駆動: FR 3AT 4MT / FR 4MT
エンジン: 水冷直列6気筒
排気量: 2985cc
ボア×ストローク: 89×80mm
圧縮比: 9.0:1 / 9.5:1
燃料供給: ゼニスキャブレター/ボッシュインジェクション
最高出力: 180PS@6000rpm / 200PS@5500rpm
燃料タンク容量: 70L
最高速度: 213km/h / 220km/h
0-100km/h:9.5s / 7.3s
サスペンション前/後: マクファーソン・ストラット
/セミ・トレーリングアーム
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前後195/70VR14
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
パブリカ、コンバーチブル
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e38163379
画像では一瞬フェアレディのSP311辺りと見紛うような写りですが、これ
は以前取り上げたアノ車と密接な関係にある事は言うまでもありません。
ヨタハチ→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back56.htm
コメント少ないですが、状態良さそうですね!これから雨が降ったり暑くなっ
たりですので、屋根開きの車には今頃の気候が一番良いです。
希少! N360 N3 タウン AT オートマ! 程度上
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e35586541
昨日のMobi、見ましたか?
スバルの軽トラベースの「サンバルギーニ・コカウンタック」良かったですね!
そして戦車をも所有する解体業の方はメチャメチャ凄かったのですが、そこで
取り上げたN3。確かにコレクターズカーですが、スポンサーであるホンダを
持ち上げようという少し大げさな扱いに商業的な匂いが強すぎて興ざめでした
(博物館を夢見るあの方の、凄い他のコレクションをもっと見たかったです)。
因みにホンダだとTやS、Z辺りならまだしも、現存数も多いNだとどんなに
極上でも40~50万円が一杯一杯でしょう。この出品者は25万円即決です。
★希少★童夢ステアリング未使用品★送料込み/即決★
http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c36632925
童夢ゼロに付いていたあの奇抜な形のステアリングです。
私には価値的な事は分かりませんが、コレ安くないですか?
珍しい事だけは確かだと思いますが。
車両が入手できない今となっては、ファンの人には貴重な逸品です!
※バックナンバーでは車両入手不可、どこかの王様が持っているかも?と書き
ましたが、最近TV番組で日本人のオーナーさんが居るのを見ました。
童夢-零→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back32.htm
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
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自動車輸入取り扱い業務に付きましてはHPに詳細を載せております。
本メルマガのご意見・ご感想・リクエストもお待ちしてます。
輸入車、希少車に関するご相談、雑談などもお受けしております。
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■発行・編集 M&Mインターナショナル
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まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
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