クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
29号 BMW 635CSi
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第29号
発行日:2003年6月20日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのハリアー、環境に優しい
グランディス、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
ル・マンは楽しめましたでしょうか?
私的には今年のは85点でしたね、予定通りに事が運びすぎて・・・
メルマガ発刊から約半年、30回目前にして遂に読者の方からの投稿です!
これは私にとっては「クラ・スパ総研」の読者になる瞬間でもあり、嬉しい事
件です。
今回書いてくれた前原さんは国産旧車からアメ車、ラテン系、レース関係まで
オールジャンルに詳しいようで、今後書いてくださる車のチョイスも楽しみで
す(今回のは偶然にも私がM1紹介時にメーカーの生い立ちを忘れていまして、
助かった気持ちです)。
以下、謙遜気味な前原さんのコメントと本編を見てみましょう!
--------引 用--------
はじめまして。
金子さんのご好意で「クラ・スパ総研」に寄稿させていただきます前原と申し
ます。実車知識も乏しく文章もつたなくお恥ずかしい限りですが、宜しくお願
い致します。
取り上げる車の判断基準を勝手ながら
1.あくまで量産車で
2.モータースポーツで記憶に残る車で
3.現在の中古車市場で流通している(可能性がある)、
と一応していますのであるいは「クラ・スパ」の基準から外れてしまうかもし
れませんが、何卒ご勘弁くださいませ。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第29回
■■□ 【BMW 635CSi】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、初回としてBMWの635CSiを取り上げてみたいと思います。
BMWというメーカーは、ミュンヒェンのラップ発動機製造という会社に起源を
辿ります。
この会社が第一次大戦中の1917年に社名をバイエルン発動機製造(Bayerische
Motoren Werke GmbH)へと改称したわけです。
彼らは主に飛行機にエンジンを供給していまして、第一次大戦の戦闘機フォッ
カーD7にもBMWエンジンが搭載されていました。
BMWのエンブレムが「回るプロペラに空の青と雪の白」をモチーフとしている
理由も納得ですね。
蛇足ですがこのフォッカーD7の先祖が、かの有名な「撃墜王」リヒトホーフェ
ン男爵の愛機フォッカーDr.1でして、このDr.1のエンジンは「ロータリーピ
ストン式」という、エンスージァストにとっては摩訶不思議な方式なのです。
果たしてその実態はというと、プロペラはエンジンに固定されておりエンジン
ごと回転し推力を得るというなんとも大胆な方式でした!恐るべしゲルマン
魂!
その後二度の敗戦も経験し、一時期家具や鍋・釜の製造が飯のタネになる時期
もありましたが、1955年のイセッタのデビュー後は順調に成長を続けメルセデ
ス・ベンツのライバルというカラーを次第に明確にしてゆきます。
そんな中の1976年に3.0CSの後継として6シリーズはデビューしました。
デビュー当時は630CSと633CSiの2バリエーションでした。
スタイリングはベルトーネ、コーチワークをカルマンの手に委ねたこのクーペ
は、せり出したフロントマスク、なだらかに弧を描くウェストライン、ルーフ
から流れ落ちるようなデザインのリアガラスとそれにつながるトランクによっ
て、現在でも「世界一美しいクーペ」の呼び声も高い完成されたスタイリング
を誇ります。
1978年に排気量が3.5リッターとした635CSiがデビュー、
同年にはアルピナより630CSベースのB7ターボクーペが登場します。
1983年には「M1」のエンジンを更に高圧縮化して搭載したM635CSiがデビュー、
最高出力は286馬力に達しました。
このM635CSiは1985年にM6と名称変更されます。
この635CSiはモータースポーツでも活躍しました。それまでBMWのツーリング
カーレースの屋台骨を支えてきた3.0CSLが1979年いっぱいで出場資格を失う
ことに伴って、その神話を引き継ぐべくレースに投入されたのです。
事前の予想では、ボンネットやトランク、ドアなどがアルミ化され「L=Leicht
=軽い」の記号を戴く3.0CSLに比べトータルの戦闘力が落ちるのは必至と思わ
れていましたが、実戦投入直後から連勝を続け1980年のヨーロッパツーリング
カー選手権(ETC)の年間タイトルをあっさり獲得してしまいました。
その翌年も連覇した635CSiは、同選手権がGr.A規定に基づいて運営されるよ
うになった初年度の1982年こそセダンの528iにタイトルを譲りますが、翌年
には急成長するジャグワーに対抗するため635CSiが再投入され辛くもタイト
ル防衛を果たします。
この時のドライバーはディエータ=ケスターは1976年のBMW自前F2マシンの
エースドライバーでもありました。いわゆる腐れ縁ってやつですね。
1984年にジョンブル魂の典型のようなトム=ウォーキンショーが悲願のチャ
ンピオンシップを手に入れるまでの11年間という長い間BMWがそのタイトルを
守りつづけてきたことは、とても偉大な記録だと思います。
よくフェラーリが「レーシングカーを市販している」と形容されますが、本当
の意味でレーシングカーを量産しているのはホンダとこのBMWぐらいではない
でしょうか?
そういえば両社とも二輪車と四輪車を製造する数少ないメーカーでもあります
ね。
BMW 635CSi
全長×全幅×全高:4755x1725x1365mm
ホイールベース:2630mm
車両重量:1490kg
エンジン:L型6気筒OHC
排気量:3430cc
ボアxストローク:92.0x86.0mm
圧縮比:8.0:1
燃料供給装置:デジタルモーターエレクトロニクス
ステアリング:ボール&ナット
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ディスク
サスペンション(前/後):マクファーソンストラット/トレーリングアーム
最高出力:185hp/5400rpm
最大トルク:29.5kgm/4000rpm
--------引用おわり--------
いかがでしたでしょうか?私は非常に楽しめました!
初投稿がこれだけ良ければ皆さん尻込みしてしまいそうですが、ここまでキッ
チリした内容を要求しませんので是非執筆にチャレンジしてください。
現在6シリーズの売り情報はほとんどが今回の635csiですね。
極端に安いのや極端に高いの(といっても200万円くらい)がありますが、
多くの売りは50万円~150万円の範囲内に納まっています。
売りに出されている数は多いですが、走行が少ない上物はそろそろ見つけにく
くなっていますね。
入手難易度は 3.5 くらいでしょうか。
ホントに美しいこのクーペ、まだ現行モデルだった当時はそのルックスやその
性格から7シリーズのクーペ版との捉え方が一般的で、オーナーも大金持ちの
セカンドカーや若社長の車というケースが多かったかな?人気仕様はシュニッ
ツァーはまだメジャーではなく、当時はMテクが多かったですね。
私も若い時に凄く憧れて、でも高嶺の花でとても買えず、頑張って中古の2ド
ア6発の3シリーズを買ったという思い出があります・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
最終型30CSL仕様、ガレージ保管売り切り!!!
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b37919876
今号の6とはBMWの名車繋がりのこの車輛、マニア受けして人気は高いです。
この年代辺りまでがグリルのデザインがクラシカルですね。
調子良いみたいですね。個人的にはこの車ならレカロじゃないほうが良かった
かと思います。
普通免許で乗れる インターナショナル ナビスター3800
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b34683034
皆さんは「MoBi」というTV番組ご存知ですか?
V6の長野博、中山エミリ達が毎週モータースポーツやカーライフの情報を取
り上げてるんですが面白いですよ。
公式HP http://www.ntv.co.jp/mobi/
今回見たのは「車を愛しすぎた人達」の紹介でしたが、ボンネットバスに50
0万円の費用をかけて大切にしている人がいました。
同じくスクールバスも新旧問わず多くファンが存在する車です。
「インターナショナル」は日本では聞きなれない人も多いメーカーですが歴史
は古く、スクールバスとしても老舗です。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチク、書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
文才の無い私をみかねたあなた、面白い車の知識を豊富に持っているあなた!
是非是非、原稿を書いてみませんか?
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
"真"の車に理解のある500名弱のコアな読者があなたの紹介する車を待って
います!読む以上に書くのも面白いですよ!
この手の車はオーナーやマニアなどそれぞれ思い入れの有る
「この1台!」は皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
バックナンバーをご覧下さい
■ジャガーEタイプ ■ヤマハOX99-11
■ポルシェ356 ■トライアンフTR3
■カウンタック ■ベンツSL(W113)
■コルベット C1 ■ケンメリGT-R
■トヨタ2000GT ■ジュリエッタスパイダー
■アルピーヌA110 ■アストン・マーティンDB5
■ロータスセブン ■ダッジ バイパー
■キャデラックたて目 ■VWカルマンギア
■テスタロッサ ■BMW M1
■ミッレ・ミリア ■ル・マン24時間耐久
■マセラティ・ボーラ
■オートザムAZ-1
■シルバー・クラウド
■ランチア 037ラリー
■ケーニグセグCC8S
■デロリアンDMC-12
■ポルシェ911GT1
■フォードGPA
・・・続く
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
●車輛の画像、バックナンバーはこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
●ご意見、お問い合わせ、他、メールはこちら
→ mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル 代表 金子 誠
■〒712-8006 岡山県倉敷市連島町鶴新田1172-10
URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/index.htm
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP