クラシックカー、オールド・ヴィンテージ車両の並行輸入代行、 通関から予備検査登録、 特殊なモノほどお任せ下さい!
輸入業務の流れ
在庫情報・車種例
お問い合わせ
関連コンテンツ
クラシックカー・スーパーカー総合研究所 バックナンバー
NEW ARRIVALS
CARS ON SPECIAL
69号 シボレーコルベア
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第69号
発行日:2004年3月26日
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
このメールマガジンではバリバリ売れ筋のオデッセイ、環境に優しいミラ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●フィアット600ムルティプラからジュリエッタスパイダーまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
皆さんは車の雑誌は何をお読みですか?
嗜好の細分化に対応するべく店頭ではさまざまなマニア向けの雑誌が並んでい
ます。が、その中でも老舗で大御所と言えばCGとカーマガジンではないでし
ょうか。
実は前々回のイオタを寄稿頂いた歩き目ですさんからお知らせがあり、奇しく
も店頭のカーマガジンに『ミステリアス・イオタ』と銘打ちイオタの特集が組
まれているとの事(私はまだ見れていませんが・・・)。
当時のスタッフにインタビューしたり、蔵出し写真あったり、と新・真情報も
結構あるようで、スペックも非公式ながら、これ以上は望めないだろう的なト
コまで書かれている様なので、イオタに更なる興味がある方は読まれてみて
は?と思います。
テキスト文書のみのメルマガで比べられるのも辛いですが、イオタについては
歩き目ですさんの執筆分のほうが勝っている部分もあると予想しますがどうで
しょうか。併せて読み比べるのも一興です。
■■■■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■□ 第69回
■■□ 【シボレーコルベア】
■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のシボレー・コルベアはアメ車ではありますが、このメルマガらしく非常
に変わった車です。
「ポンティアック」や「シボレー」は先進的な技術やデザインで挑戦的な部門
ではありますが、GMの枠で考えても、その歴史で一番過激な車の一つに挙げ
られるでしょう。
時は1950年代半ば、肥大していくアメ車を横目にVWやルノーの小型車の
好調な売れ行きから、アメリカメーカーもコンパクトの市場への参入を検討し
ていました。
そして1959年、シボレーは1960年モデルとしてコルベアをリリースし
ました。
一番異端なのはこの車はRRレイアウトを採用している事です。
そう、コンパクトとは言ってもアメリカの感覚で、日本で言う3ナンバーサイ
ズでありながら、後ろにエンジンがあるアメリカンセダン!
空冷のアルミニウム水平対向6気筒は140cui、2.3Lで80馬力を発生し、
勿論トランスもリアで荷重はしっかり掛かっています。
フロントのトランクスペースはVWビートルやカルマンギアのそれと違って、
かなりゆとりのある空間が確保されています。
デザインはそれまでのシボレーの流れを幾分か取り入れてはいるものの、明ら
かに今までとは違う、斬新でヨーロッパ的でもある流麗な形でした。
今見ても古くないそのデザイン、当時はかなり未来的で優雅だったに違いあり
ません。
日野コンテッサ1300と良くデザイン上の類似を語られる事がありますが、やは
りサイズの制約などの面からもコルベアの方がノビノビとしていて軍配が上が
ります。
ラインナップは全てを語るには複雑過ぎます。
500と上級の700シリーズの4ドアセダンとクーペに始まり、さらに上級
のモンツァが追加され、後にワゴン、ピックアップ、さらにバン(コルバン)
まで追加されました。
その後コンバーチブルも追加されています。
排気量は段階を追って拡大され、2.7Lで最上級のものはターボで150馬
力までと広いラインナップでした。
1965年にモデルチェンジが行われて、大きな区切りを迎えています。
大きくスタイルを変え、面の構成がより滑らかになりました。
エンジンも改良され、最もホットなモデルでは180馬力を叩き出すまでにな
り、リアのサスペンションはコルベット譲りなど随所に改良が見られました。
しかし徐々にラインナップを削りながら、1969年がコルベアにとって最後
の年となります。
女性にも乗られ、走り嗜好の男性にも受け(事実アメ車としては珍しくマニュ
アル車がかなり売れました)、デビューから大ヒットとなったコルベアがなぜ
早々と消滅したのか?
いくつかの理由があります。
1番の理由はラルフ・ネーダー氏がコルベアの危険性を本に書いて世間に公表
した事です(ネーダーはこの件によって有名になった人で、2000年の記憶
に新しい大統領選の他、数回の大統領選に出馬しています)。
本に書かれただけではなく、事実コルベアには問題がありました。
当初予定していたよりもエンジンの重量は重い上に、コスト削減の為にアンチ
スウェイバーを付けなかったなどの問題が重なり、RRレイアウトではありが
ちなオーバーステアの特徴が助長される結果となり、エンジンがパワフル、世
間がRRの挙動に慣れてない、などなどで事故が多発したそうです。
もちろんモデルチェンジで問題はほぼ解決されていたのですが、コルベアの名
が汚れた事は払拭できず。
さらにフォードからはポニーの愛称で大ヒットとなるマスタングが1964年
にリリースされ、それを追随する形でシボレーからカマロが1967年に、、、
そしてコルベアはお役ご免となったのです。
特異な生い立ちと長く続かなかった生産で、より趣味性が高い車と認識される
のも皮肉な感じですね。
根っからのアメ車好きは古いアメ車ばかりを乗り継ぐ方も多いですが、これは
オーナー像がすこし違うというか、古い欧州車が好きな人なんかも好んで乗っ
ているようです。
人気はモデルチェンジ前、後、どっちもどっちで完全に好みとして分かれます。
人気が高いとは言っても日本では結構珍しいですし、アメリカでも普通に生活
していてあまり見る事は無いです。
日本では入手難易度は 4以上 ではないでしょうか。
金額は売り手の言い値で、80万円くらいも300万円くらいも見た事があり
ます。
メインの価格帯は100万円台半ばから後半くらいが多いかな?
ウルトラマンの科学特捜隊の車にも使われていたのですが、当時の円谷プロの
所有の車でそれを劇中に使ったという裏話もあります。
Chevrolet Corvair 500 1960年model
ボディーサイズ: 4572×1699×1303mm
ホイールベース: 2743mm
重量: 1140kg
乗車定員: 6名
駆動: RR
エンジン: 空冷水平対向6気筒
排気量: 2287 cc
ボア×ストローク: 85.7×66mm
圧縮比: 8.0:1
燃料供給: キャブレター
最高出力: 80PS/4400rpm
最大トルク: 17.3kgm/2400rpm
最高速度: 135km/h
サスペンション前/後: 独立ダブルウィッシュボーン
/独立スウィングアクスル
ブレーキ(前/後): ドラム/ドラム
タイヤサイズ: 前後 6.50-13
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
──────────────────
ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
★限定車!極上アルファRZ 売切り!!★
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h8363387
約半年前に本編でアルファロメオのSZを取り上げた時に少し触れたRZです
が、当時からも順当に値を下げており、これなども安く流通している例です。
幾らが下げ止まりの底値か、というのは予想の範囲でしかなく言いにくいので
すが、これくらいで買って乗って楽しめば好きな人は損が少ないですね。
参照46号→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back46.htm
フォルクスワーゲン タイプ3 レストアベース
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d45640777
RRレイアウトの雄であるVW。この出品も安いですね!
ノッチバックでしかも前期型ボンネットのショートノーズタイプはタイプ3で
も人気の高値を付けるモデルで、一時は当たり前のように200万円以上のプ
ライスタグを付けていたほどです。
多少ヤレているとは言え、エンジン好調のモノが10万円とは、ファンにとっ
ては良い時代になったものです。
内外装のカラーも悪くないですよね。
これはバックナンバーのカルマンギアを参照してみてください。
18号→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back18.htm
エアコンガス(R12) 250g 3本セット
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h9186257
前回の冒頭でエアコンの話をしましたが、読者の方で頭を悩ませている方も多
いようですね。
多くはガス漏れで、本来は根本の修理要ですが、ガスのお話を少し。
ガスはR12とR134aというのがあり、93年くらいを目処に134を採
用している車へとなっています。
で、古いのはほぼR12なんですが、これが私の地域でも昨年既に品薄で、ガ
ソリンスタンドなんかでは皆無、ようやく電装屋さんが持っていたりですが1
本3千円~3500円でかなりお高い状態でした。
今年も全国的にそうだと予想しますが、ヤフオクではまだ安めに手に入ります。
一本当たり2千円以下を目標に、シーズン前の涼しい日に落札が望ましいか
な?
因みにGSやディーラーで薦めるR12対応の代替フロンは、私の周りのプロ
は薦めません。
この際、エアコン本体のR134仕様へのコンバージョンを信頼できる人に相
談してみるのも手ですね。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
自動車輸入取り扱い業務に付きましてはHPに詳細を載せております。
本メルマガのご意見・ご感想・リクエストもお待ちしております。
輸入車に関するご相談、雑談などもお受けしております。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■発行・編集 M&Mインターナショナル
■URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/
■Eメール mac525@anet.ne.jp
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
まぐまぐ http://www.mag2.com/ <ID:0000101452>
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000101452.htm
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
その他の
関連コンテンツ
もご覧ください
フェイスブックページ
クラシックカー・スーパーカー総研
トライク・スペシャリティーズ
英語ページ
Return to TOP