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59号 シボレーインパラ 1959年モデル
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第59号
発行日:2004年1月16日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のオデッセイ、環境に優しいムーヴ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
東京オートサロンが終わり、デトロイトショー真っ只中なこの時期、車版の新
しい年の始まりを感じさせますね(今年は目を見張るような目玉は少ないよう
に思いますが)。
新シーズン始まってドラマも新しいのが始まりましたね。
フジTVの月9「プライド」にトヨタ2000GTが出てたのは見ましたか?
キムタク主演のアイスホッケーと友情と愛情を描くドラマですが、超遊び人役
の市川染五郎が持つ2000GTを純情な後輩役の坂口憲ニが借りて、リッチ
マンが好きな女が車を見て彼を好きになるという何ともチープな使われ方です
(ToT)。それなら他の車にしてくれ~と思ったのは私だけではないでしょう。
ストーリーもイマイチっぽいかな?
月曜なら夜10時の「アンダーカバー」!最近は車の出番はあまり無いですが
これはホント面白いです!!!
(注※ わたくしテレビ東京の回し者ではありません)
今回の本編は第59号に因んで'59の車です。
1959年はキャデラックもテールフィンの大きさが最大になった年で、ビュ
イックも大きなテールフィンを持ち、アメ車のデザインとしては転換期を迎え、
最も派手であり豊かだった時代を良く表しています。
書いていると抜群のタイミングで59限定でキャデコンバーの注文が入りまし
た。手放しても良い方、情報をお持ちの方はお気軽にご連絡下さいm(..)m。
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■■■□ 第59回
■■□ 【シボレーインパラ 1959年モデル】
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今回はインパラで行きま~す♪
過去に取り上げたこの手のアメ車では'65キャデラックや60sリンカーン
コンチネンタルがあります。
第8号 キャデラック→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back08.htm
第36号 コンチネンタル→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back36.htm
それぞれ近い年式のモデルとは些細な相違点で見分けるような感じですが、イ
ンパラのコレクターズモデルの場合はそれぞれの年式が外観から明らかに違い
が分かるのも特徴です。
多くの人を惹き付けて止まないこの時代のアメ車は凄いです!
時代は右肩上がりの経済成長、人々は豊かになり、ガソリンが安い事も後押し
して、世間が求めるのは高品質、より快適でより広く、より高性能な車でした。
その要求に応えるべくメーカーがこぞって名車を出し、シボレーの回答が今回
のインパラだったと言えます。
では今回は何故「'59」か?
50s、60sのインパラはどれも非常に魅力あるモデルです。
最初のモデルの'58を好む人もいれば、クールな直線的モデルの'64に拘
る人もいる、はたまたデザインの秀逸な'61が良いという人も居て、まさに
好みは千差万別です。
しかし今回取り上げる'59、これもインパラ史上で最も人気の高いモデルの
一つに間違い有りません。
前述のように、1958年がインパラ最初の年です。
ただし今でこそ一般的には「'58インパラ」と言われますが、そもそもベル
エア・シリーズの最上級モデルの呼び名として「インパラ」はスタートしまし
た。
その「'58ベルエア・インパラ・パッケージ」はより多くの装備とクローム
トリムを加えたモデルで、お買い得感でバカ受けし、人気となりました。
デザインは50年代の丸み掛かった"ボテッ"と丸粘土を上から落としたよう
なスタイルからの発展形に直線ディテールが加えられ感じで、テールフィンも
付いていました。
そして翌1959年、
インパラが初めて独立したモデルとして登場しました(ビスケイン、ベルエア
も同デザインで存在していましたが、それぞれが"車名"となっていました)。
前モデルよりもより長く、よりワイドで、より広いというキャデラックにも迫
る上質感が受けて大ヒットとなりました。
最も注目すべきは一新、変更したド肝を抜くデザインで、派手でどの車とも違
う独特の新世代デザインでした!!
'58から引き継いだ特徴的なテールフィン、これはトランクの中央のナンバ
ープレートの上位置から両端上部に向かい扇形アーチを描き広がっていくデザ
インで、前モデルより大きくなっていました。
キャデラックの巨大な天に向かうソレとは違い、地面と水平にフィニッシュす
るフィンは言わばウイングとも言えるものです。
さらにその扇型アーチの下に収まるテールランプが特徴的で、横向きの涙型は
「キャッツアイ」とも呼ばれ、コレが'59を指す言葉でもあり一番の特徴で
す(ホームページのバックナンバー紹介画像もこの車が初の後ろの画像です)。
フロントデザインもそれまで上に位置していたヘッドライトがグリルに収まり、
全体的に高さを抑えて薄くなったデザインへと大きく変わりました。
ライトの上にアイブローが有るのもこの年だけの特徴です。
標準では直6エンジンで3速マニュアルですが、非常にポピュラーなオプショ
ンとして283cui(4.6L)、または348cui(5.7L)のV8エンジン、
4速マニュアル、そしてお決まりのオートマチックトランス(2速or3速)が
ありました。
またパワステ、パワーブレーキも人気のオプションでした。
内装も今見ると非常に派手な印象で、ポップな色使いが魅力的です。
標準でベンチの6人乗りで、インパネはコルベットの影響を受けたスポーティ
な形状でした。
2ドアクーペの他にもコンバーチブル、4ドアハードトップ&セダン、ワゴン
もラインナップしてました。
47万台以上をリリースする、この年のシボレーのベストセラーとなりました。
余談ですが、このワゴンをベースにピックアップトラックのエルカミーノが
デビューしたのもこの1959年です。
(ハウスとんがりコーンのCMに出てるのが59ですね!)
もう一つ余談です。
翌1960年はテールフィンの形状が変わりサイズも小さくなりました。
テールランプは独立した一つのタイプから小さい丸レンズの組み合わせへと戻
りました。
'59よりは地味ですが、派手さで言うとまだまだ充分に抜き出ている'60
インパラ、リアクオーターに付けられたミサイル型のオーナメントなどディテ
ールも充分魅力的で、バランスの面から'60を指名買いする人も沢山居ます。
更に余談でその後のインパラを少し語っておきましょう。
'61以降「SSモデル」の登場でスポーティなイメージを強くしていき、
'62~'64では取って付けたようなクーペのルーフ形状と直線的で伸びや
かなボディでこれまた人気でした。
'65以降も高性能化が進むもスポーティイメージは小型シボレーへと移行し、
カプリスと兄弟となってその存在意義が微妙に・・・。
そのせいか、当時のセールスは抜群に良かったものの、現在の人気、市場価格
はイマイチです。
その後一度は消滅した名前が'94年には大型セダン、カプリスのスポーティ
Ver.として登場したのは記憶に新しいとともに、90'sカプリス同様に値崩
れ激しいのは一目瞭然です。
現在の値で言うとフルサイズアメリカンは全体的に寒いのですが、それでもイ
ンパラは'58~64は立派な値で取り引きされており、中でも'61までは
よりコレクターズアイテム的な相場を形成しています。
インパラはローライダーやカスタムベースとしても標的にされやすく、年式に
よってはそれがマイナスどころか高く評価されプライスに反映する事もありま
すが、'59はさすがにオリジナルが好まれるでしょう。
また一般的な例に漏れず今回の'59も、コンバーチブル、クーペの順で人気
が有ります。
安いものでも150万円くらいから、最近ではほぼ300万円後半までですが、
高いものは500万円を超えることもあるようです。
入手難易度は 4 でしょうか。
この手の車が好きな人が必ずハマル映画に「アメリカン・グラフィティ」があ
ります。もしまだ観ていないなら要チェックです。
'73年の映画で、1962年を車を通して描いた青春モノで、ジョージ・ル
ーカス監督だったりハリソン・フォードも出ていたりと変わった見所もありま
す。
当時の雰囲気と音楽がメインでストーリーは何て事ないんですが・・・。
メインの1台として'58インパラが活躍してます。
1959 Chevrolet Impala V8-283cui
ボディーサイズ: 5357×2022×1372mm
ホイールベース: 3023mm
重量: 1800kg
乗車定員: 6名
駆動: FR3速MT
エンジン: 水冷V型8気筒OHV
排気量: 4638 cc
ボア×ストローク: 98.4×76.2mm
圧縮比: 8.5:1
燃料供給: 2バレルキャブレター
最高出力: 185PS/4600rpm
サスペンション前/後: ウィッシュボーン/半楕円リーフ
ブレーキ(前/後): ドラム
タイヤサイズ: 前後7.50-14
当時価格: $2717
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
1961インパラコンバーLT1エンジン搭載:ハイドロ
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d42999835
「モデルのハマジはスリムウォーク♪」のピップのCMはこの61コンバーで
すね!私も61は大好きです。
このLT1載せ換えは確かに凄いですが、近年LT1の他にもノーススターエ
ンジン、またブレイクの兆しとしてLS1搭載もUSAの凄腕ビルダーの間で
は成されています(この年代なら私ならオリジナルの方が良いかな?)。
シトロエン DS23 パラス
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f8973068
CM出演シリーズです。ソニーの動画も撮れるデジカメサイバーショットT1
のCMで後姿が出ているのがシトロエンDSです。
キモイ系(?!)のデザインが変わっていて根強い人気ですよね。
フランス車は本編ではしばらく出ていませんね、フランス車ファンの方、
すみません。
ポルシェ911 73RS
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b47389544
今回の59インパラもそうですが、皆さんは"特別な年式"という車両、いく
つご存知でしょうか?67のアレや68のアレ、82のあの車、などなど。
この73カレラも皆が憧れるそんな車の筆頭です。
勿論、スーパーカー世代の人には「アノ漫画のアノ人が乗る車」ですよね!
一時は千万を超えるのが当たり前でしたが、今は少し買い易く(?!)なって
います。
この車輌はチョット入札条件が厳しいかな?
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
●アルピーヌA110から童夢-零まで、さまざまな
バックナンバーと車輛の画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
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