台湾・台北(Taipei)


 
 圓山大飯店     1F玄関ロビー 
     
 1Fフロント 7F廊下  1Fレストラン  7F客室・740号室   
客室からの夜景   総統府  中正記念堂 
 
 中正記念堂・衛兵  忠烈祠 松山慈祐宮  饒河街観光夜市   台北101周辺 台北101 

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【圓山大飯店(Grand Hotel)】

 圓山大飯店(グランドホテル)は、台湾の台北市にある、台湾を代表するホテルです。その中国建築はとても印象的で、台北の松山空港に近いため、同空港へ航空機で入る際、着陸寸前にホテルを目の前に見ることができます。逆にホテルのベランダからも航空機の離着陸を目の前に見ることができます。
 このホテルは、1952年に開業し、その後世界10大ホテルに選定される等、台湾を代表するホテルとして内外の要人、VIPを受け入れてきたと言われています。建物、館内には、龍の彫刻が多く施される等、中国建築の特徴ある装飾になっています。また、蒋介石総統時代に、ホテル館内から外部へ抜ける地下道が設けられたと言われています。
 台湾旅行の最終日にこのホテルに宿泊しました。14階建てのホテルは、2階~6階までがスタンダードルーム、7階から9階がプレステージルームとなっており、他にジュニアスイート、スイートルームや、金龍客室、麒麟客室等があります。シティービュー、庭園ビュー、窓無しの3つのロケーションがありますが、7階のプレステージルーム(シティービュー)の740号室に宿泊しました。広い客室には、中国建築の広いベランダもあり、台北空港への航空機着陸、台北市内、台北101ビル等の眺望を、遮るものなく180度ビューで楽しむことができます。広いバスルーム、ウォシュレットトイレ、シャワールーム、大理石の2か所の洗面台、体重計、執務机や中国建築にマッチした調度品等、快適かつ独特の雰囲気があります。

 朝食は、1階の松鶴庁レストランでバイキングの美味しい料理をいただきました。中国建築の風情ある館内で、アメリカンブレックファースト、中国式朝食等、様々なメニューを味わうことができました。

 なお、台北では以下スポットを訪ねました。圓山大飯店は、交通の便はあまりよくない(圓山駅や台北桃園空港からシャトルバスあり)ので、ここに滞在しての観光は、貸切タクシー等のツアーがお勧めです。

【台湾総統府】
 総統府の建物は、日本統治時代の1919年に完成したもので、台湾総督府として利用されていたと言われています。第二次大戦末期の米軍空襲による内部が焼失し、建物も破損した後、中華民国政府が接収し、修復を行ったと言われています。その後、中華民国の総統府として利用されています。
 週末のツアー参加のため、車窓見学のみでしたが、事前予約かツアー参加により、平日9時から12時までは無料で内部見学が可能で、日本語ガイドツアーもあるようです。

【中正記念堂】
 中正紀念堂は、1980年に建てられ、中華民国の初代総統である蒋介石を祀っていると言われています。中正は蒋介石の本名とのことです。常駐する警護の衛兵の交代儀式でも有名です。紀念本堂の建物の高さは70mと言われており、西にある中国大陸を臨むように設計されているようです。メインフロアの奥には巨大な蒋介石の銅像が設置されています。地階の展示室には、蒋介石の衣服、文献、写真や、乗用したキャディラック等が展示されています。

【忠烈祠】
 忠烈祠は、圓山大飯店の近く、松山空港の北側にあります。辛亥革命を始めとする中華民国の建国および革命、中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠です。圓山大飯店から故宮博物院への途上にあり、車窓から見学しました。ここも衛兵の交代儀式で知られています。

【行天宮】
 台北市の中心にある関帝廟で、1949年に建てられ、その後現在地に移転したと言われています。多くの参拝客、観光客が訪れるスポットとして知られています。ここも移動途中に車窓から見学しました。

【台北101】
 台北101は、台北中心部の東側エリアにある地上101階建ての超高層ビルで、高さは509.2mと言われています。2004年に(当時の)世界一の超高層建築物として竣工し、世界最高速のエレベータや、耐震設計でも知られています。杭は8本の巨大な柱で、岩盤の下30mまで打ち込まれており、風による振動緩和のために、巨大なチューンドマスダンパーが建物上部に設置されている等、防災、安全面に配慮された建築になっています。
 5階で記念撮影した後、89階の展望台まで上がるルートになっており(写真購入は任意)、89階では屋内から360度の展望、階段で上るその上階からは、屋外からの眺望を楽しむことができます。当日は好天に恵まれ、台北の夜景を満喫することができました。台北101ビルは主にオフィスが入居しており、その周辺エリアも近代的なオフィス、ショップ等が集積し、近代的な都市空間になっています。


【饒河街観光夜市】
 台北には多数の夜市があり、(士林夜市が最大と言われていますが、)東部の松山空港近くにある「饒河街観光夜市」をツアーで散策しました。1987年にオープンしたと言われており、600mほど、道の中央部と両サイドにお店が並んでいます。衣料品やアクセサリー、食堂、屋台等、幅広い店があり、道路一杯、大勢の客で賑わっていました。
 夜市の東側には、カラフルな松山慈祐宮があります。18世紀に建立されたと言われており、多くの参拝客で賑わっていました。

【国立故宮博物院】

 台北市の北部、圓山大飯店から近い山間エリアにある、世界でも指折りの博物館です。中国古代の皇帝により収集された、多数の美術品等を所蔵しており、第二次世界大戦後、蒋介石の中華民国政府により、台湾へ運ばれたと言われています。この博物館を2時間かけて見学しました。最初に見学した3Fの翠玉白菜や肉形石等の必見秘宝のコーナーは、その後大行列ができて混雑していました。



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