台湾・台南高雄


 台湾旅行ツアーの中で、台南と高雄を訪ねました。

   赤崁楼  鄭成功の像  延平郡王祠

 ⇒台南・高雄以外の台湾各都市訪問のページはこちらです。
     台北(圓山大飯店)  台中・日月潭   九份


[台南]
 
台南市は、台湾の西南部に位置し、人口約190万人の台湾第4の都市です。台湾で早くから開けたエリアであり、オランダ人がこの地に城を築き、本拠地にしたと言われています。
 17世紀に鄭成功がオランダからこの地を奪還し、鄭氏政権を築き、その首府として、政治・経済・文化の中心地であったと言われています。多くの旧跡が残り、
「台湾の京都」とも呼ばれています。台北からは新幹線で1時間強、高雄からは鉄道・バス等で約1時間の場所にあります。台中同様に、バイク・スクーターが普及しています。新旧の街並みが併存しており、古い街並みには細い路地等もあります。

【赤崁楼

 オランダ人によって築城された旧跡で、別名を赤嵌楼、紅毛楼とも言います。17世紀の半ばに築城され、鄭成功政権下では、最高行政機関が置かれたと言われています。その後破壊されたものを20世紀に入ってから修復を重ね、現在の姿になったと言われています。赤崁楼の奥には、学問の神様を祀る文昌廟があります。いずれも昔ながらの重厚な木造建築で、中国建築でも西欧建築でもない独特のノスタルジックな雰囲気があります。

【延平郡王祠】

 鄭成功を祀る祠で、鄭成功の功績を賛え、鄭が死去した年(1662年)に創建され、開山王廟と命名されたと言われています。日本統治下に開山神社と改称された後、第二次世界大戦後、中華民国政府によって新しい廟に建て替えられたと言われています。中央には鄭成功の座像が祀られ、後殿にはその母の位牌が安置されています。


 蓮池潭・龍虎塔    愛河  六合夜市
  寿山公園 歴史博物館   台湾新幹線 

[高雄]
 台湾南部に位置する
高雄市は、人口約280万人、台湾第2の都市です。17世紀にオランダがこの地に砦を築き、19世紀以降、打狗港が開港し、貿易により繁栄したと言われています。20世紀になってから高雄に改称され、1960年代後半からは、台湾一の工業都市として発展したと言われています。台北からは高雄北部の左營駅まで台湾新幹線で1時間36分で訪れることができます。

【蓮池潭】
 蓮池潭(湖)
は、左營駅の近くにある公園です。湖畔には7階建ての龍虎塔が2棟並んでいます。龍の口のある塔と、虎の口のある塔があり、龍の口から入って、虎の口から出ると幸せになると言われています。

【寿山公園】
 標高200mの寿山の山頂にある公園で、日本統治下には、高雄神社があったと言われています。現在は忠烈祠や動物園があります。公園からは高雄の港や市街を望むことができます。


【愛河】
 日本統治下には、高雄川と言われ、寿山とこの川の間に旧市街があったと言われています。現在は川の東側へも市街が拡大し、高層ビルの並ぶ近代的な都市になっています。風光明媚で散策・観光スポットとして知られています。

【六合夜市】
 高雄の中心部にあり、高雄一の規模を誇る夜市と言われています。多数の露店が並び、高雄名物の海鮮や果物等、様々なものがあり、多数の人々で賑わっています。

【高雄市立歴史博物館】
 愛河の西側にあり、日本統治下の1939年に高雄市役所として完成し、1998年に高雄市立歴史博物館として開館したと言われています。昔ながらの重厚な建築で、往年の姿がしのばれます。

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