レトロな町並み2−神戸(北野異人館・旧居留地)


[2023年5月更新]
10年ぶりに神戸を訪れ、新神戸駅での新幹線待ち時間に北野異人館に立ち寄りました。以前訪れた風見鶏の館、萌黄の館、ラインの館も含め、今回は異人館街をぐるりと駆け足で回ってみました。新大阪駅から徒歩10分の距離にあります。

サッスーン邸 旧ムーア邸   ベンの家 洋館長屋   英国館 ラインの館  
山手八番館  外国人倶楽部 風見鶏の館      萌黄の館

【神戸北野サッスーン邸】
 1900年(明治33年)に旧レイン邸として建てられた英国ヴィクトリアン様式の白亜の邸宅は、現在結婚式場として使用されています。観光客向けには公開されていません。

【旧ムーア邸】
 1898年(明治31年)にラインの館の建築主ドレウェル夫人によって建てられたと言われています。白オイルペンキ塗の木造2階建です。カフェとして営業しています。新神戸駅方面からの北野通り沿いにあります。

【ベンの家】
 明治時代末期の建築(旧フェレ邸)で、外壁は神戸異人館の特徴でもある下見板張りであったものを後になってモルタル掻き落としが施されたと言われています。当時ドイツから取り寄せた赤煉瓦をそのまま使用しているとのことです。館内は、動物の剥製や蝶の標本、個性的なアート等の博物館になっています。旧ムーア邸から近い、北野通り沿いにあります。

【洋館長屋】
 旧ボシー邸として1909年(明治41年)に建てられました。2世帯が入れる外国人向けのアパートで、寄棟屋根に下見板張り、白いオイルペンキ塗りの外壁は当時の代表的な洋館様式と言われています。玄関が向き合うように建物が二つ左右対称に配置されています。館内はフランスをテーマに、ガラス工芸品や絵画等が展示されています。ベンの家のすぐ隣り、北野通り沿いにあります。

【英国館】
 旧フデセック邸としては1909年(明治42年)に建てられました。コロニアル様式の洋館でイングリッシュガーデンがあります。館内はウィリアム・モリスのファブリックで装飾され、バロックからビクトリア朝時代のアンティーク家具や調度品が備えつけられています。また、シャーロック・ホームズの部屋も再現されています。洋館長屋のすぐ隣り、北野通り沿いにあります。

【ラインの館】
 1915年(大正4年)にドレウェル夫人により建てられ、1920年(大正9年)に同夫人が亡くなるまで暮らしたと言われています。その後、神戸市所有となり、改修の後、公開されています。木造2階建下見板張りオイルペンキ塗りで、明治時代の異人館様式とされています。北野異人館街の中で、ここだけは入場無料になっています。

【山手八番館】
 サンセン氏の邸宅として明治末期に建てられたと言われています。建設されたチューダー風の洋館です。細く急なオランダ坂を上りきった場所にあります。

【北野外国人倶楽部】
 フリューガ邸として、明治後期に建てられたと言われています。木造2階建てで切妻屋根の建物です。坂を上りきった山手八番館の近くにあります。

【風見鶏の館】
 トーマス邸として1909年(明治42)に建てられたと言われています。レンガの外壁と尖塔の風見鶏は、北野異人館のシンボルとなっています。国の重要文化財に指定されています。

【萌黄の館】
 1903年(明治36年)にアメリカ総領事のハンターシャープ邸として建てられたと言われています。萌黄色の外壁に包まれた洋館です。 国の重要文化財に指定されています。風見鶏の館のすぐ近くにあります。


 六甲ケーブル
下駅
六甲ケーブル   神戸市外眺望  六甲有馬ロープウェイ   ポートタワー
 
 旧居留地
郵船ビル
南京街  風見鶏の館     オランダ館
 萌黄の館    オーストリア館  デンマーク館  パラスティン邸

 約10年ぶりに神戸を訪れました。前日に六甲ケーブル・六甲山上バス・有馬六甲ロープウェイを乗り継いで、有馬温泉に宿泊し、有馬の金泉を満喫した後、神戸電鉄・北神急行を乗り継ぎ、新神戸駅で下車しました。今回は新神戸駅から、神戸市内を一周約63分で周遊する、レトロな色調のシティーループバスに乗車しました。新神戸駅から三宮駅、市役所、大丸、中華街入口やメリケンパーク、ポートタワー、ハーバーランド等を回ります。旧居留地を経由して、三宮駅を再び通り、北野異人館で下車しました。昔ながらの坂道を上り、夕暮れ時の風見鶏の館萌黄の館に入場しました。両館は、共通入場券で入場でき、夕方18時まで開館しています。他のスポットは殆ど17時で閉館するため、残念ながら入館できませんでしたが、ライトアップした、ウィーン・オーストリア館、デンマーク館、オランダ館、バラスティン邸等を外から見ながら異人館の坂道を散策しました。

【六甲ケーブル】
 昭和7年(1932)に開業した
六甲ケーブルは、阪急六甲駅からバスで約15分の六甲ケーブル下駅から六甲山上駅までの1.7kmを約10分で結んでいます。六甲ケーブル下駅の駅舎は、創業当時からのもので、アールデコ調の重厚感ある建物です。ケーブルは単線で、途中で上下線が行き違いする形式になっており、ほぼ20分間隔で2両編成のケーブルカーが運行されています。急こう配の路線からは、美しい六甲山の紅葉を楽しむことができました。また、六甲山頂からは神戸市内が一望できました。

【六甲有馬ロープウェイ】
 昭和45年(1970)に開業した
六甲有馬ロープウェイの裏六甲線は、六甲山頂駅と有馬温泉駅の間の2.8kmを約12分で結んでいます。かつては、表六甲線という路線もあったようですが、10年ほど前に廃止されています。六甲ケーブルの六甲山上駅から山上バスで六甲山頂駅まで移動し、ロープウェイに乗車しました。ロープウェイからは美しい紅葉を眼下に望むことができました。

【風見鶏の館】
 神戸に住んでいたドイツ人のトーマス氏が自邸として、明治42年(1909)に建てた建物と言われています。1階には玄関ホール・応接間・居間・食堂・書斎があり、2階には夫婦の寝室・子供部屋・客用寝室・朝食の間などがあり、見学することができます。建物は伝統的なドイツ洋式と言われており、外壁がレンガで造られています。

【萌黄の館】
 明治36年(1903年)アメリカ総領事シャープ氏の邸宅として建てられたと言われています。木造2階建てで、2つの異なった形の張り出し窓や、階段、マントルピースな ど、重厚かつ美しいデザインが見られます。
風見鶏の館、萌黄の館は、共に重要文化財に指定されています。



風見鶏の館


うろこの家


旧居留地

 神戸を訪れた際、立ち寄ったレトロな町並みを紹介します。

[北野異人館]
 三宮駅から徒歩10分強、新神戸駅からも近い高台に北野異人館エリアがあります。かつての外国人邸宅 が、博物館・美術館等として公開されています。約20箇所点在しており、途中から大変急で細い坂道となる ため、1日で多くを回るのは体力的にかなりハードです。その中で代表的な4ポイントに入館してみました。  まず、萌黄の館は、クリーム色の木造の洋館住宅風の建物であり、2階からの市内眺望が大変美しいものでした。  次に、風見鶏の館は、萌黄の館のすぐ隣に位置し、対照的な赤煉瓦の建物が印象的であり、尖塔スタイルは 一見教会のようなイメージです。  次に、うろこの家は、細い急坂を上り詰めた最上部の一角にあり、欧州のお城のような円筒スタイルの 建物が大変印象的です。建物の前には芝生広場があり、ゆったりとくつろげます。隣には植物の葉で囲まれた 「うろこの家美術館」があり、共通入場券で入館できます。「うろこの家」「うろこの家美術館」とも最上階 から神戸市街が一望できますが、異人館街の一番上であり、最も眺めの良いスポットと思われます。  最後に、ラインの館です。唯一無料公開の館であり、(共通券を利用しても入館料がとても高い異人館 の中では)観光客にとって非常に有難い存在です。こじんまりとしていますが、庭園つきの木造洋館です。

[旧居留地]
 三ノ宮駅を挟んで、北野異人館と反対側、トアロードを南下した当りに旧居留地があります。異人館が外国人 邸宅であったのに対し、こちらはオフィスビルディングが中心です。レトロで重厚なビルディングが点在し、 古き時代の神戸そのままの姿を映しています。その中心となる大丸神戸店、大丸別館の38番館、15番館等 レトロな町並みと近代的なビルのコントラストが印象的です。


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