有馬温泉


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[2015年1月更新][NEW]
【元湯・古泉閣】
 六甲山の紅葉が見頃な晩秋の週末、有馬温泉を再び訪ねました。阪急六甲駅からバスで六甲ケーブル下駅へ行き、六甲ケーブル、六甲山上バス、六甲有馬ロープウェイを乗り継ぎ、1時間弱で有馬温泉ロープウェイ駅に着きました。途中、昭和初期に開通した歴史を感じさせる六甲ケーブルの旅、六甲山頂からの神戸市内の眺望、六甲有馬ロープウェイからの紅葉等を楽しみました。
 有馬温泉ロープウェイ駅からは、旅館の送迎車で約5分、自家源泉を持つ歴史ある旅館、
元湯古泉閣に着きました。滞在した客室は、同旅館併設のロッジです。フロントで受付を済ませた後、ゴルフ場のカートのような車で、庭園内にある木造2階建てのログハウスへ移動します。庭園内にはログハウスが11室ありますが、その中でレストラン、プール棟に一番近い、F8に滞在しました。1階がリビング、ジャクジーバス、トイレ、ロフト2階がベット4台の4人部屋です。

 お風呂は、本館内の
八角堂岩風呂があります。八角堂の風呂は、八角型の屋根の湯屋にあり、明るく真新しい浴室内に、タイルの広い内湯と、金泉の石の半露天風呂があります。開放感ある広い窓からは庭園を望むことができます。岩風呂は夜朝で男女交替制になっており、洞窟のようなレトロな雰囲気の浴室内に、金泉と銀泉の岩風呂が1つずつあります。岩風呂は、古泉閣創業時からの伝統を引き継いでいるとのことで、昔ながらの情緒ある雰囲気を楽しみました。また、いずれも金泉は、自家源泉により、1日2回お湯を入れ替えて、かけ流しているとのことで、湯量豊富で鉄分の香り漂う、濃厚なお湯を満喫しました。

 夕食は庭園から長い階段を下りた場所にある、
精進料理慶月にて、肉や卵を一切使用しない、野菜や茸中心のヘルシーで独創的な精進料理を楽しみました。翌朝は生憎の雨天でしたが、ログハウスのすぐ下にある、やはりログハウスのレストラン「ラ・フォン テーヌ」で 美味しい洋朝食をいただきました。庭園やロッジのあるエリアは、とても静かで自然豊かであり、ゆったりとキャンプ気分で温泉を楽しむことができました。

【太閤の湯】
 古泉閣ロッジ宿泊の翌日、有馬ビューホテル併設の日帰り温泉
「太閤の湯」を再び訪ねました。金泉の内湯と露天風呂、銀泉の内湯と露天風呂、炭酸泉の露天風呂等、様々な有馬の湯を楽しみました。入浴後は、フードコートで三田ロースカツ丼等の地場の味を楽しみました。食後には伝統ある有馬サイダーのソフトクリームを味わいました。館内にはレストラン、j休憩室、土産物処等が充実しており、日帰りでもゆっくり有馬温泉を楽しむことができました。


太閤の湯 有馬ビューホテル 有馬温泉駅 ねぎや陵風閣

【太閤の湯】
 大阪出張の折、夜日帰りで有馬温泉を訪ねました。三ノ宮で地下鉄、谷上で神戸電鉄、有馬口で更に乗り換え、大阪から約1時間で有馬温泉駅に着きました。ここから歩いて坂道を登ること7〜8分、有馬ビューホテルに併設の日帰り温泉施設「太閤の湯」に着きます。やや高めの料金設定ですが、4種類の色から選ぶ館内着に更衣室で着替え、バスタオル、タオル付きで手ぶらで有馬温泉の湯を楽しむことができます。お風呂は、濃厚な金泉の内湯、透明マイルドな銀泉の2つの内湯、階段を登った屋上にある、金泉の岩露天風呂、銀泉の露天風呂、3つの壺風呂、テーマ風呂、岩盤浴と様々なお風呂があり、有馬温泉の金泉と銀泉の2つの湯を存分に楽しむことができます。また、別料金で貸切風呂も利用可能です。ホテル併設の施設だけあって、全体的に高級感があり、ゆっくりゆったり過ごすことができます。館内にはレストランや休憩室、お土産店、癒し処等があります三宮や大阪からのアクセスも良く、出張の途中でも、大阪・神戸観光の行き帰りでも気軽に立ち寄り、有馬の湯を満喫できる日帰りスポットです。

【金の湯】
 日本三大名湯の1つで歴史ある有馬温泉は、神戸や大阪市内から1時間足らずの交通至便の地にあります。 神戸市内に滞在した折、有馬温泉の日帰り入浴施設「金の湯」に立ち寄ってみました。行きは三宮から地下鉄で 2駅の谷上駅で神戸電鉄に乗り換え、10数分乗車し、有馬口駅で再度乗り換えて、有馬温泉駅まで約40分 で到着しました。駅から徒歩すぐの温泉街中心に「金の湯」はありました。お風呂は内湯と足湯がありますが、 時間の関係で、外にある無料の足湯のみ入りました。近隣旅館の宿泊客や日帰り客が、短い時間で気軽に有馬 の湯を楽しめるのが、足湯の良さです。お湯は、鉄分が多い茶褐色のものであり、かなり熱く濃厚な印象を受け ました。まさに「金の湯」という見た目です。短時間の足湯でしたが、体全身が温まった気がしました。有馬 温泉には、「金の湯」以外に、無色透明の「銀の湯」もあり、こちらも日帰り入浴施設として気軽に楽しむこと ができます。  帰りは、徒歩15分の有馬ロープウェイ駅からロープウェイを2回乗り継ぎ、六甲山上に立ち寄りました。 ここからレトロな六甲ケーブルカーに乗り継ぎ、神戸市東部の住宅街の一角にあるケーブル下駅経由で三宮へ 戻りました。世界最長と言われるロープウェイからは、残念ながら悪天候のため、景観は望めませんでしたが、 ここから望む神戸市内の景色(特に夜景)は素晴らしいものと想像されます。

【ねぎや陵風閣】
 広島訪問の帰りに神戸に立ち寄った際、再び有馬温泉を訪ねました。神戸電鉄の 有馬温泉駅から急な坂道を登ること約5分、竹林に囲まれた高台の上に、創業 1857年の由緒ある旅館「ねぎや陵風閣」はあります。ねぎやの由来は、僧侶 の宿舎である「坊」に対して、禰宜(ねぎ=神職)の宿舎として「ねぎや」を名乗 ったのが始まりと言われています。そう言えば、有馬温泉には「坊」の名の付いた 旅館が多数あります。
 滞在した客室は、本館1階の「相生」で、眼前には美しい竹林が広がっています。 高台の竹林の中にある離れ風の部屋のため、客室は静寂に包まれています。蜩の 鳴く音だけが聞こえ、大変風流な感じがします。この部屋は、風呂付で2間続きの 広い部屋です。旅館の建物は、高台の山の斜面に沿って立っているため、階段が 多く、入り組んだ造りになっています。西館玄関から本館1階の客室へ移動する 際、階段をずっと上っていくことになります。その入り組んだ建物の印象と、 少しレトロな感じが、温泉情緒をさらに盛り上げます。
   お風呂は、男女夕朝交替制の「日暮しの湯」(内湯と露天風呂)と「大浴場」 (内湯と露天風呂)、貸切家族風呂の3つがあります。まず、「日暮しの湯」は 山の斜面に沿って造られた、コンクリートの長いレトロな階段を上った場所に あるログハウス風の別棟の中にあります。2種類ある広い内湯は、無色透明で マイルド、温めの「銀泉」です。ログハウス風の屋根がある露天風呂は、鉄分 と塩分の香りある「金泉」です。ウッディなお風呂は、林の中にあるため、 野趣も満点です。次に、「大浴場」は、本館建物内にあり、やはり内湯は 「銀泉」、露天風呂は「金泉」です。露天風呂はやはり木造りで、ここから は有馬の街が一望できます。最後に、貸切家族風呂は、家族風呂と思えない 位広く、近代的で清潔な「銀泉」であり、家族で楽しむには勿体ない位です。 これを「大浴場」としても良い感じです。お湯はやはり透明マイルドです。 (★有馬温泉のお湯は「金泉」と「銀泉」があり、多くの旅館が、この2種類 のお湯を楽しめるようにしているようです。)
 食事は、夕食は部屋で、朝食は食事処です。いずれもヘルシーで美しく 豊富な品数と高いオリジナリティのある、満足感の高い料理でした。夕食 では旬の鱧(ハモ)の鍋料理等を含む、美しい懐石料理でした。


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