レトロな町並み70−池袋・鬼子母神


 豊島区の雑司ヶ谷から西池袋付近を散策しました。文京区の護国寺から豊島区の雑司ヶ谷にかけては、豊島丘墓地や雑司ヶ谷墓地もありますが、閑静な住宅地が広がっています。また、池袋から目白にかけてのエリアにも閑静な住宅地があります。

鬼子母神堂 雑司が谷旧宣教師館
自由学園明日館  講堂
 
講堂  目白庭園   

【鬼子母神堂】
 都電荒川線が近くを走る、雑司ヶ谷にある鬼子母神堂は、安産と育児の神様、鬼子母神を祀る神社と言われています。16世紀に畑の中から子母神像が出現し、村人の手で草堂が建てられ、17世紀に社殿が造営されたと言われています。
 
拝殿・相の間・本殿を一体化したいわゆる権現造の建築で、17世紀に建立されたと言われています。国の重要文化財に指定されています。

【雑司ヶ谷旧宣教師館】
 雑司が谷旧宣教師館は、明治40年(1907年)にアメリカ人宣教師のマッケーレブが自らの居宅として建てたもので、昭和16年(1941年)に帰国するまでの34年間この家で生活をしていたと言われています。豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築で、東京都内でも数少ない明治期の宣教師館と言われています。東京都指定有形文化財になっています。現在改装工事中のため、内部や外観を見ることはできませんでした。

【自由学園明日館】
 池袋駅と目白駅の間の閑静な住宅地にある
自由学園明日館は、大正10年(1921年)に自由学園の校舎として、フランク・ロイド・ライトの設計により建設されたと言われています。また、道路を挟んで南側にある講堂は、昭和2年(1927年)に建設されたと言われています。いずれも国の重要文化財に指定されています。見学可能日には館内を自由に見学することができます。また、講堂や会議室、食堂等をイベントに貸し出ししており、ウェディングやパーティ等も実施可能なようです。

【目白庭園】
 
平成2年(1990年)に開園した池泉回遊式の庭園です。目白駅に近い閑静な住宅地の中にあり、池の周りを散策周遊することができます。比較的こじんまりとした庭園であり、無理なく散策が可能です。
 池に浮かぶ六角形の「六角浮き見堂」や、童話雑誌『赤い鳥』の主宰者の鈴木三重吉にちなんで名づけられた
「赤鳥庵」などの施設があります。ライトアップ期間中は呈茶や喫茶、寄席やコンサート等、様々なイベントが開催されているようです。

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