レトロな町並み28・食事処9−椿山荘・護国寺・早稲田


[2021年9月更新]
再び、大隈庭園の中にあるリーガロイヤルホテル東京に車で立ち寄り、今度は早稲田大学と反対側にある肥後細川庭園を訪ねました。ホテルから徒歩約4分、神田川を渡ってすぐの場所にあります。散策の後、ホテル1階のガーデンテラスで大隈庭園大隈講堂を見ながら、台湾アフタヌーンティーをいただき、休憩しました。

肥後細川庭園 松聲閣 
松聲閣 永青文庫 関口芭蕉庵 大隈庭園  アフタヌーンティー

【肥後細川庭園】
文京区目白台の神田川沿い、ホテル椿山荘の隣にある、肥後細川庭園は、目白台の台地(関口台地)の自然景観を活かした池泉回遊式庭園です。江戸末期に清水家や一橋家の下屋敷となり、幕末には肥後54万石の細川家の下屋敷になったと言われています。その後、細川家の本邸となった後、東京都が買収して新江戸川公園となり、文京区移管後、肥後細川庭園に名称変更されています。庭園内には松聲閣があり、小高い山を上った場所に永青文庫があります。

【松聲閣】
松聲閣(しょうせいかく)は、旧熊本藩細川家下屋敷のあったこの地で、細川家の学問所として使用され、一時期細川家の住まいとして使用されたと言われています。修復の後、平成28年1月にリニューアルオープンされています。1階の椿の間では、庭園を見ながら抹茶とお菓子をいただくこともできます。各和室は貸し出しされており、イベントや活動に利用することができます。

【永青文庫】
肥後細川庭園の隣、同じ細川家下屋敷跡にある、永青文庫細川家伝来の美術工芸品・歴史資料など約94,000点を収蔵し、展示公開を行っています。

【関口芭蕉庵】
江戸時代を代表する俳人松尾芭蕉1677年から3年間この地に住んだと言われています。当時行われていた神田上水の改修工事に芭蕉はたずさわったと言われています。後に芭蕉を慕う人々により建てられた龍隠庵が焼失の後、戦後の現在の建物が再建されたとされています肥後細川庭園江戸川公園、椿山荘の間の神田川沿いにあります。


[2020年6月更新]
 地下鉄東西線、都電荒川線の早稲田駅近くにある、大隈庭園大隈講堂を訪ねました。大隈庭園の中にあるリーガロイヤルホテル東京に車で立ち寄り、駐車場に車を停めて、ヨーロピアンクラシックな雰囲気のホテルレストランで中華料理のランチを味わいました。ホテルのラウンジからは目の前に大隈庭園があり、ホテルから直接庭園に出て散策することができます。

大隈庭園 大隈講堂 早稲田大学 大隈重信像

【大隈庭園】
 早稲田大学創立者・大隈重信の邸宅跡地にある、広い芝生と池のある和洋折衷式の庭園です。大隈重信が亡くなった1922年(大正11年)に早稲田大学に寄附されたと言われています。庭園はリーガロイヤルホテル大隈講堂の間にあり、両方を望むことができます。

【早稲田大学・大隈記念講堂】
 大隈重信が亡くなった後、寄付金を集めて建築された記念講堂で、1927年(昭和2年)に竣工しました。重要文化財に指定された、ゴシック風の建築は早稲田大学を象徴する建物になっています。外観はストックホルム市庁舎(1923年竣工)の影響を受けていると言われています。早稲田大学主催の主要イベント、講演会や各国首脳の講演等が行われており、訪れた日には総長最終講義が開催されていました。


[2018年12月更新]
 JR目白駅から徒歩数分の場所にある目白庭園を訪ねました。11月下旬〜12月初旬の紅葉時期には、夜21時までライトアップ開園しており、散策しました。

目白庭園

【目白庭園】
 1990
(平成2)年に開園した池泉回遊式の庭園です。目白駅に近い閑静な住宅地の中にあり、池の周りを散策周遊することができます。比較的こじんまりとした庭園であり、無理なく散策が可能です。
 池に浮かぶ六角形の「六角浮き見堂」や、童話雑誌『赤い鳥』の主宰者の鈴木三重吉にちなんで名づけられた
「赤鳥庵」などの施設があります。ライトアップ期間中は呈茶や喫茶、寄席やコンサート等、様々なイベントが開催されているようです。


[2018年1月更新]
 椿山荘に近い、江戸川橋から護国寺周辺を散策しました。

鳩山会館
 鳩山会館  護国寺

【鳩山会館】
 メトロ有楽町線の江戸川橋から徒歩数分の高台にある鳩山会館は、1954〜1956年に内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の邸宅を記念館として一般公開したもので、文京区音羽にあるため、音羽御殿とも言われています。かつて政治家の会談の場となった応接室や居間、サンルーム、鳩山家歴代の愛用品、記念品等が展示されています。広い敷地内にはバラ園があり、美しいバラを観賞することができます。

【護国寺】
 鳩山会館から徒歩数分のメトロ有楽町線の護国寺駅前にある
護国寺は、17世紀後半に第5代将軍・徳川綱吉の母、桂昌院の願いをうけ、綱吉により建立された真言宗豊山派の寺院と言われています。元禄時代の姿をそのまま残す観音堂(本堂)、近江三井寺より移築された月光殿は国の重要文化財に指定されています。その他、薬師堂、大師堂、多宝塔、忠霊堂、鐘楼、大仏、仁王門、惣門等があり、都心にありながら、江戸時代の姿を残す静かなエリアとなっています。すぐ隣には皇室関係者が埋葬されている豊島岡墓地があり、また境内の墓地には大隈重信ら有名人の墓があります。
 


椿山荘庭園と三重塔
無茶庵とそば御膳

 東京都文京区にある「椿山荘」は、山県有朋は明治11年(1878年)に購入し、屋敷として「椿山荘」としたと言われています。椿が自生する場所であったと言われています。その後、藤田財閥の別邸となり、第二次世界大戦後に結婚式場・ホテルとなったようです。都心の中にありながら、神田川に沿って広大な自然に恵まれた庭園があり、その中には三重塔もあります。この三重塔は、室町時代に創建され、広島県の竹林寺にあったものを移築したと言われています。
 
「椿山荘」には和洋の食事処が多数ありますが、日本庭園の緑の中にある木造建築のこじんまりとした、そば処「無茶庵」でそば御膳をいただきました。季節の素材をふんだんに使用した美味しい懐石料理とそばを、美しい庭園を見ながら味わうことができました。また、週末のお日柄の良い日とあって、結婚式場では多数の結婚式が予定されており、庭園で記念写真を撮る新郎新婦が多く見られました。

 椿山荘の庭園内は自由に散策することができ、ほたるを見る夕べ等、四季おりおりのイベントも開催されています。都心の中の自然を満喫できるスポットとして、手軽にランチかたがた訪れてみるのも良いかもしれません。

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