レトロな列車旅22−サフィール踊り子の旅
サフィール踊り子・東京駅 | サフィール 踊り子・熱海駅 |
グリーン車内 |
サフィール踊り子は、東京駅と伊豆急下田駅を1日2往復(休日や一部の平日は臨時列車増便)結んでいる全車グリーン車の豪華列車です。1列2名のプレミアムグリーン車が1両、グリーン個室が2両、カフェが1両、1列が2名+1名のグリーン車が4両あります。平日でもほぼ満席の人気列車で予約が取りにくい列車です。
東京から熱海までの往路、サフィール1号の7号車グリーン車1人席に乗車しました。東京駅で7割位埋まった座席は、横浜で満席になりました。横浜から熱海までノンストップの列車は、スピードも速く、新幹線開業前の往年の東海道線特急列車を彷彿させます。リゾート特急のため、海側は2人席、山側は1人席になりますが、ゆったり寛ぐことができました。車内で予約制のカフェもあり、伊豆や熱海の観光案内放送や、車内販売もきめ細かくあり、JRサービスの効率化が進んでいる時代の中で、古き良き時代の特急を満喫できる列車です。行きは熱海駅で相当数の乗客が下車しました。東京熱海間の所要時間は、新幹線こだまの45分に対して、サフィール踊り子は1時間17分で、サフィール踊り子の速達かつ快適で静かな移動を選択する人も多いと推察しました。
帰路は、熱海駅から東京駅迄サフィール2号の8号車グリーン1人席に乗車しました。上り列車は8号車が先頭となり、運転席越しの前方車窓も眺めることができ、展望車気分になります。帰りも熱海駅から少なからず乗車があり、車内はほぼ満席になっていました。帰りは多くの乗客が横浜で下車し、横浜から東京までは閑散とした静かな車内となりました。