レトロな町並み34−熱海(梅園・起雲閣・初島)


[2016年12月更新]
 数年ぶりに熱海を訪れ、船で初島へ日帰りしました。

【初島】
 初島は、静岡県の最東端に位置し、熱海市の南東約10kmに位置する島です。熱海市に属しています。1964年(昭和39年)以降、観光地として開発され、現在は熱海からフェリーで約25分で訪れることができるリゾートとして、多くの観光客が訪れています。

 島内には、会員制リゾートクラブ、キャンプ場、民宿の宿泊施設があり、1959年(昭和34年)に設置された初島灯台や併設の海洋資料館等もあります。歩いて島内一周できる大きさの島であり、気軽に散策することができます。また、海釣りやダイビング等も楽しむことができるようです。

 
熱海サンビーチ  熱海港 
 初島港 初島灯台    お初の松

 少し前になりますが、梅の開花した初春の時期に熱海梅園起雲閣を訪れました。

熱海梅園 中山晋平記念館
中山晋平記念館 起雲閣
起雲閣

【熱海梅園】 ・・JR伊東線来宮駅から徒歩15分 またはJR熱海駅からバス
 1885年に開設されたという熱海梅園は、日本一早咲きの梅で知られており、1月から3月まで梅祭りが開催されています。園内には、梅見の滝や、梅園五橋や句碑、晩年を熱海で過ごした中山晋平の住居を移築した「中山晋平記念館」、2000年の日韓首脳会談の翌日、両国首脳が熱海梅園を訪れたのを記念して造られた「韓国庭園」、熱海が生んだ芸術家澤田政廣の作品を多数展示する「熱海市立澤田政廣記念美術館」等があります。なお、梅祭りの時期には、熱海梅園と、熱海市内の桜の名所「糸川遊歩道」の間を無料シャトルタクシー(相乗り)が運行しており、利用しました。

【起雲閣】 ・・JR熱海駅から徒歩20分またはバス
 1919年に海運王と呼ばれた内田信也により建てられ、その後、鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎により整備されたと言われる
起雲閣は、緑豊かな庭園と和洋の重厚で美しい建築が保存されており、熱海市指定有形文化財となっています。1947年に旅館として開業し、志賀直哉、谷崎潤一郎や太宰治等の著名人にも愛されたとのことですが、残念ながら閉館し、2000年からは熱海市所有の観光施設になっているとのことです。館内は内田信也が建てた木造建築の和館や、根津嘉一郎が建てた、洋館(金剛、ローマ浴室の棟、玉姫・玉渓の棟等)があり、かつての客室やローマ風呂が往年の姿で保存されています。喫茶室もあり、抹茶や和菓子、コーヒーや熱海紅茶を味わうことができます。

 熱海梅園起雲閣を散策した後、起雲閣から徒歩圏内の熱海湾に面した「マリンスパあたみ」に立ち寄り、プールと熱海の温泉を楽しんで帰りました。


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