湯の峰温泉


熊野本宮大社 湯の峰温泉公衆浴場 つぼ湯待合所
つぼ湯待合所 つぼ湯の湯屋 つぼ湯 つぼ湯の湯屋

【湯の峰温泉】
 湯の峰温泉は、世界遺産に登録された熊野古道の中にあり、日本最古の温泉と言われています。4世紀に発見され、熊野詣の中で湯垢離場として栄えたと言われています。山間の川に沿って立ち並ぶ温泉街の中心に、湯の峰温泉公衆浴場「つぼ湯」があります。公衆浴場には一般湯、薬湯、有料休憩室等があります。また、川岸に温泉くみとり場があり、温泉水を持ち帰ることもできます。

 1日に7回、湯の色が変化すると言われる天然温泉の岩風呂「つぼ湯」」は、世界遺産に登録されています。
熊野本宮大社参拝の帰り道、大社から車で山道を走ること10分弱の、「つぼ湯」に立ち寄りました。公衆浴場の受付の自動販売機で人数分の入場券を購入し、公衆浴場の受付に申し込むと番号札が配付されます。1グループ30分以内の貸切湯になっており、順番を待つことになります。2組待ちとのことでしたので、待ち時間に公衆浴場前の食堂で昼食をいただくことにしました。

 ざるそばと鮎の塩焼きの昼食を楽しんだ後、川沿いにある待合所で少し待ち、結局少し早めの約50分待ちで入ることができました。自分の番号札の順番になると、その番号札を湯屋入口に掛けて、内側から施錠して約30分の家族貸切風呂を味わいます。川沿いにある、昔ながらの脱衣場一体の木造の湯屋に入り、階段を下りると、左側が脱衣場、右側が岩風呂の
「つぼ湯」になります。お湯は源泉そのままの熱めですが、心地よい香りがあります。水で薄めることもできます。3人が入ると一杯の洞窟のような「つぼ湯」に入り、長い歴史の中で、熊野詣の途上にこの湯舟に入った先人たちの姿に思いを馳せます。木造の湯屋は、下部は壁がなく開いているため、「つぼ湯」に入ると、半露天のような開放感もあります。
 湯屋内には「小栗判官伝説」についての解説が掲示されていました。小栗判官がこの「つぼ湯」で49日間湯治して全快したと言われています。

 湯の峰温泉は、
白浜温泉や南紀白浜空港から車で約1時間少々の場所にあります。熊野本宮大社への途中にあり、道路も整備されているため、手軽に立ち寄ることができます。白浜温泉と併せて、日本最古の温泉でリフレッシュしてはどうでしょうか。

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