草津温泉


草津ホテル
草津温泉館  大滝の湯 草津ホテル

【草津温泉館】[NEW]
 昨年に引き続き、志賀高原の横手山・渋峠スキー場での春スキーの帰り、草津温泉に立ち寄りました。今回は志賀草津道路沿いにある日帰り温泉
「草津温泉館」を訪ねました。道路沿いの静かな森の中にある温泉は、草津ハイランドホテルの併設施設になっています。お風呂は、昔ながらのタイル張りの内湯は、やや熱めで胃腸疾患等に効くと言われている「源の湯」と、やや温めで自律神経失調症や不定愁訴に効くと言われている「憩いの湯」等があります。露天風呂は、昔ながらの木造の階段を下りたところにある「四季の露天風呂」があります。屋根付きの露天風呂と、小さな洞窟風呂のようなお風呂があり、森林の中で、自然とともにリラックスできます。温泉は草津温泉特有の酸っぱいお湯ですが、よく温まり、湯上りがとてもさっぱりしています。
 館内には、休憩室、レストラン、マッサージコーナー等があります。国道沿いにありながら、とても静かで自然豊かなエリアにあり、穴場的なスポットです。草津温泉街の混雑や雑踏もないので、静かにゆっくり寛ぐことができます。志賀草津ルートの帰路等に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


【大滝の湯】
 志賀高原の横手山・渋峠スキー場での春スキーの帰り、草津温泉を代表する日帰り温泉施設の1つである
「大滝の湯」に立ち寄りました。数年前にリニューアルされたはがりとのことで、施設は新しく、清潔感があります。美人の湯と言われる、煮川源泉を引いているこの温泉は、白濁の酸っぱいお湯で、熱めですが、柔らかでよく温まり、湯上りもさっぱりしています。
 お風呂は、昔ながらの木造の湯屋天井の下にある、内湯の大浴場と打たせ湯、3つの岩の露天風呂、草津温泉伝統の合わせ湯(湯温の異なる5つの昔ながらの木造湯舟)があります。
 内湯は、大きな窓から露天風呂を望む位置にあり、明るく開放感があります。お湯は少し温めになっており、ゆっくり入ることができます。露天風呂は、高さの違う3つの岩の湯舟をお湯が流れ落ちるうちに冷まされる構造になっており、3つとも湯温が異なります。すぐ横を流れる滝を見ながら、温めのお風呂でゆっくり寛ぐことができます。合わせ湯は、昔ながらの湯治場のレトロな雰囲気が溢れており、最も温めの湯舟ではゆっくり寛ぐことができます。このように温めの湯から熱めの湯まで、様々なタイプの湯舟が揃っており、家族連れでも誰でも気軽に草津の湯を楽しめるスポットになっています。
 館内には休憩室、ラウンジカフェ、お食事処、マッサージコーナー、土産物コーナー等があります。また、内湯側に大きな脱衣場があり、露天風呂から階下に下りた位置にある合わせ湯側にも脱衣場がある等、湯上りに寛ぐスペースがゆったりしており、とても寛げる施設空間になっています。


 日本を代表する温泉である草津温泉は、長野県の湯田中温泉から志賀草津道路で志賀高原を経由して車で1時間 の場所にあり、信州観光の拠点としても大変便利なロケーションにあります。味わいのある温泉旅館・ホテルが 沢山ありますので、泊りがけでゆっくり滞在するのに適した温泉ではありますが、日帰り温泉スポットも多く、 スキーや観光の途中で気軽に立ち寄ることができます。日帰り温泉スポットとしては「西の河原露天風呂」「大滝の湯」「テルメテルメ」等の大きなお風呂もあります が、昔ながらの風情ある共同浴場の1つ「白旗の湯」を 訪ねてみることにしました。

【白旗の湯】
 「白旗の湯」は、草津温泉のシンボルである湯畑の前にあり、共同浴場の中でも最も風情があり、最も規模の 大きな浴場です。湯煙立ち上る湯畑を散策した後、貴重品を浴場前のコインロッカーに預けて中に入ってみまし た。お風呂は2つありますが、湯舟も建物も木造りで、 昔ながらの湯治場の雰囲気満点です。昼間なのにお風呂 は大変混雑しており、入浴客どうしの会話が館内に響きわたり、草津温泉の中心に相応しい賑わいがありました。 コミュニケーションの場としてのお風呂という、共同浴場の原点とも言うべき雰囲気を感じました。お湯は白い にごり湯で、木造りの湯舟とのコントラストが湯治場の雰囲気を一層高めています。そして源泉のため、お湯が 大変熱いのが特徴です。しかも水やシャワー等はないため、辛抱するしかありません。

【西の河原露天風呂】
 雪の舞う11月中旬の夜、再び草津温泉を訪れてみました。紅葉も終わった寒い日でしたが、草津温泉の湯畑は観光客で大変賑やかでした。当初立ち寄る予定だった「大滝の湯」が休館だったため、「西の河原露天風呂」を訪れました。「西の河原露天風呂」は、スキー場に近い「西の河原公園」にある、500uの大露天風呂です。駐車場がない(車で入れない)ので、スキー場前の駐車場に車を停め、約7分歩いて辿り着くことになります。辺りは真っ暗ですが、案内用に数メートルおきに街灯があるので、これを頼りに何とか辿り着くことができました。男女別の露天風呂のみの施設ですが、まずその広さに圧倒されます。プールよりも広い露天風呂であり、まるで大きな池に浸かっている感じです。湯舟に入ると、大勢いたはずの入浴客が散って疎らになってしまいます。雪が舞っていたため、残念ながら星は見えませんでしたが、満天の星が見えればなんと素晴らしい光景かと想像してみました。お湯は、(草津温泉にしては意外な)透明・マイルドであり、硫黄の香りもあまりなく、体にやさしい感じです。湯上りもとてもさっぱりしました。

【草津ホテル】
 草津ホテルは外国人向けのホテルとして、草津で最初に建てられたホテルです。志賀草津の山々が色づき始めた秋の週末に、初めてこのホテルを訪れ、宿泊いたしました。
 湯畑と西の河原公園を結ぶ西の河原通りを公園方向へ進むと、大正初期の創業当初の面影をそのまま残す、重厚でレトロな和風木造建築の建物が高台に現れ、まず目を奪われます。内部は改装されていますが、窓枠や窓の外の手すり等は木造りで往時の面影をそのまま残しています。
 宿泊した客室は本館の隣にある宝珠荘3階の砧という部屋でした。シンプルな造りですが、バストイレ付で、窓からは草津の山々と温泉街が望めます。(残念なのは正面に高層リゾートマンションが建っていて景観が損なわれていることです。ハイシーズンの週末というのにリゾートマンションは殆ど部屋に灯りがなく、不気味な印象です。草津温泉全体の景観保持のため、建築制限できなかったのかと感じました。)
 お風呂は男女22:00で入替制の大浴場1つと小浴場2つ、露天風呂2つ、家族風呂2つ(無料・予約貸切制)がありました。草津温泉と言うと「酸性の熱いお湯」という印象がありましたが、お湯は全般的に温めで透明、体にやさしいマイルドな感じでした。硫黄の香りある酸性ではあるので、酸っぱい感じはありますが。設備の整った大浴場、熱めと温めの2つの浴槽に分かれ、素朴な風情のある小浴場、木の湯舟の温もりある東屋風の露天風呂、それぞれ味わいがありました。お風呂を出たところに冷たいお茶の給茶サービスがあり、細かい配慮が感じられました。食事は夕食・朝食とも部屋食で、全般的にヘルシーな内容であり、満足できるものでした。
 草津ホテルの隣には、同ホテルが経営する
「片岡鶴太郎美術館」があります。宿泊客は約半額で入場できるため、立ち寄ってみました。同氏の作品が多数展示され、興味深く見学しました。草津ホテルは西の河原公園や西の河原露天風呂、湯畑や草津温泉街いずれへも徒歩圏内の好立地にあり、歴史と風情ある草津温泉を十二分に満喫することができました。

 草津温泉から湯田中温泉へと向かう志賀高原ルートは雄大な自然や高山植物を満喫できる、信州観光の原点と も言うべき観光スポットです。途中、白根火山や渋峠、横手山、木戸池、田ノ原湿原、蓮池等、散策スポットが 目白押しです。草津温泉や湯田中温泉を足場に信州の自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

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