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八雲町黒岩の造林現場つれづれ日録の題字2005年6月

 6月28日(火)

 27日。
 雨。

 28日。
 晴れ。28度。
 6月の八雲としては相当な暑さ。

 体調は相当快復しつつある。
 (と思う)
 まだ1日9−10時間ぐらい働くのが上限というところだろうけど。

 八雲高校の進路講話を聞く。
 いろいろためになるなあ、と正直言って思う。
 会社が新入社員に求める資質は、12位までが人間関係にまつわることで、仕事のスキルは13位まで出てこない、とか。つまり、明るい人、あいさつできる人が、仕事のできる人よりも上位にくるんだとか。
 いまの高校生はいいなあ。
 ためになる話を聞けて。
 あ、オレが高校のときにちゃんと話を聞いてなかっただけなのか、もしかして。

 6月26日(日)

 晴れときどきくもり。
 長万部でロードレースの取材。
 全国からランナーが1000人近くあつまっているので、圧倒される。この中には、鈴木宗男元代議士などもまじって、10キロを完走していた。

 いったん支局に帰ってきて、ふたたび静狩まで家族とドライブし、道路沿いに咲き乱れるエゾカンゾウの黄色い花をめでる。

 夜は原稿書き。


 6月25日(土)

 23日。
 くもり時々晴れ。
 午前は、頭首工(農業用取水堰)の見学。
 午後、黒岩漁港の近くの砂浜で、八雲町と森町の7小学校の児童200人が地曳網を体験。
 漁を待っていたら1時間半かかった。けっこうつかれた。

 24日。
 晴れ。
 午後、八雲と熊石をむすぶ道路工事の見学会を取材するつもりで、20分ほど早く役場に着いたら、誰もいない。
 「天気が悪くなりそうだから早めに出かけたって言ってましたよ」
 …。
 教えてくれよお。

 それから、峠を攻める。
 八雲・熊石間の国道277号、雲石峠。峠を攻めたい方におすすめです。
 いまやってる改修工事が終わる前に、回転半径20メートルのカーブをぜひ体験しては。

 取材は間に合った。原稿はまだ載ってないけど。

 25日
 雨。
 漁協の総会、長万部の商店街が「出前出店」の話題、パークゴルフ大会(こんな大雨にやらないでくれえ! と思ったりして)、柔道大会などつごう5本取材。
 ようやく午後3時過ぎに支局に戻ってきて、さあ原稿を書くぞと意気込んだが、書くエネルギーがあまりのこってない。
 まあ、春先は、意気込むことすらできなかったから、まだすこしマシになったともいえるけど。

 ただ、いまのところ、7月3日までまったく休みがない予定(4日以降未定)。これはちょっとだけ不安だったり八雲町の国道を歩くパンダ。クリックすると大きくなりますする。

 ぜんぜん別件で。
 朝、パンダの着ぐるみの頭部をかぶって国道5号をあるいている人を車の中から目撃した。
 その3時間後、10キロほど北で、ずぶ濡れになっているこのパンダ男をふたたび車中から見た。
 背には大きなリュックを背負っていた。
 パンダはいったい何者なのか。

 6月22日(水)

 じぶんのなかのエネルギー量を示すインディケーターが、赤い方の反対の、左側ぎりぎりになっているような気がする。
 豆電球を明滅させるのがやっとの、くたびれた乾電池のような。

 それは、物憂く、同時に恐怖の感覚だ。

 別の話題。
 「LRリターンズ」という美術雑誌に原稿を書く予定。
 こういうことを書いてほしいというリクエストがあれば連絡ください。掲示板への書き込みでもいいです。
 (なんか、上のパラグラフの感じと微妙に合ってないな)

 6月21日(火)

 くもりのち時々霧。
 八雲神社例大祭。小学生は2時間授業。
 境内にある土俵でわんぱく相撲が行われたが、1年生のせがれはあえなく初戦敗退。
 中心商店街は歩行者天国。あと、例によってお祭り風の露店。わたあめ、金魚すくい、射的、焼き鳥などなど。
 話題の「やくも屋台村」に立ち寄ったら、NHK「ほくほくテレビ」の生中継カメラが入っていた。筆者もマスコミの人間なので、あまり写らないようにしていたが、帰宅後にビデオを確認したら、4人ともしっかり画面におさまっていた。

 6月20日(月)

 17日くもり
 18日くもり時々霧雨
 19日くもり時々はれ
 20日くもり

 じつは17日夕方から18日朝まで函館に所用で行っていた。
 特急に乗って、森駅のあたりで窓の外を見ていたら、どうも景色に違和感を覚える。
 どうしてだろう、と思い、しばらく考えて理由がわかった。

 晴れているのだ。

 毎日うだうだと仕事。
 20日、サイト更新に3時間もかかってしまう。


 6月16日(木)

 くもり。

 町議会の取材というのはすわって、人がしゃべっているのを書けばいいんだから、体力的には楽なはずなのだが、きょうは4時半までかかったので、けっこうくたびれた。
 それで20行なんだから効率の悪いことはなはだしい。

 小泉首相の靖国参拝中止を求める意見書案は、否決されてしまった。

 筆者がこれについて自説を述べるエネルギーにとぼしいので、いちおう、「こんな見方もあるのか!」と参考になりそうなところを紹介します。

 ・内田樹の研究室
 ・吉田望事務所

 6月15日(水)

 14日、くもり時々霧雨。
 或る取材に行ったら、本社(札幌)の記者がきていた。

 連絡ぐらいしろよー。無駄足になったじゃんか。

 と思ったが、まあこれは野球にたとえれば、外野手ふたりが衝突しながらも飛球を捕ったようなもので、筆者はそれほど怒ってない。
 困るのは、外野手ふたりがお見合いになって、打球がぽとんと落ちることなのだ。

 あと、落部沖で油が燃えているという情報が入ったが、たんに浮いているだけと判明し、ひと安心。

 15日。くもり。
 休み。
 休みといったら休みなのだ!

 そう心に決めたら、まったく仕事をする気が起こらなくなる。まあいいけど。

 休みを利用して、リンク集に大量(約80サイト)の追加を行った。
 リンクをはることを約束してから半年以上たっている人もいる。遅れてすいません。やっと重荷のひとつをおろした感じで、ほっとしました。

 6月13日(月)

 終日、細かい雨。
 午後1時の気温、12.0度

 涼しすぎる。
 6月なのに、午後3時をすぎたら、車のライトを点灯しないと、暗い感じがする。

 原稿を書いてたら、午後9時になっていた。
 あいかわらず朝はなかなか起きられないが、午後からは体調まずまず。
 しかし、仕事ができる体調になると、できるぶんだけやってしまう。これが良くないのではないかと思うが、だからといってとちゅうでやめられないのだ。

 6月12日(日)

 10日。くもり。
 支局に一日こもって原稿書き…
のはずだったが、商店街のポイントカードの取材などが入る。

 11日。くもりのち雨。
 長万部公園で「わくわく自然塾」の取材。
 丹野さんという方を講師に、小学生がぞろぞろ森の中をあるいて、植物のお勉強。
 丹野さんは80歳だけど、ぜんぜんそう見えない。歩く「森の生き字引」で、子どもたちが葉っぱをひろって
「これ、なんですか」
と聞くと、次々とほとんど即答。
 すごい。
 この人の話を聞いていると、エゾニュウもイタドリもオオウバユリも食用とのことで、長万部の人はとりあえず餓死しなくて済みそうな気になってくる。
 子どもたちはやっぱり元気で、山菜は取るし、セミの抜け殻を集めるし、カエルは捕まえてくるし、筆者に植物の名前を聞いてくるし(オレに聞くな!)。でも元気な子どもはたのしいね。

 あと、取材2件、夜はマラソン大会の前夜祭。

 12日。雨のち時々くもり。
 マラソン大会⇒長万部⇒商店街ポイントカードのつづき。
 夜10時になっても原稿終わらず。こんなに働きたくないよう。


 6月9日(木)

 7日からふたたび曇天つづき。
 天気予報で「太平洋側の一部を除き全道的に晴れ・・・」と言っているとき、かならずといっていいほど八雲と長万部はその「一部」にふくまれているのだ。_| ̄|○(←つかってみました)

 7日。
 長万部へ。菜園の区画割り作業をてつだう。けっこういい運動になった。
 町内の書店で、「国家の罠」など、註文していた本を買う。ふと棚を見ると、ミネルヴァ書房から出ている「日本評伝選」というシリーズの「岡倉天心」があり
「こんな小さな本屋に、こんな小部数の硬い本があるとは!」
と感動して、つい購入してしまう。

 8日。
 八雲総合病院で人間ドック。
 結果はまだ出ていない。
 夜はテレビでサッカー観戦。前半と後半で、日本は別のチームみたいだった。勝てて何より。

 ちなみに、当地に来ていた読売の1面見出しは

日本W杯出場

…ちょっと、日本語が違うと思うぞ。
 やはり、北海道新聞と毎日新聞の

日本、W杯一番乗り

が美しいのではないか。

 まあ、北海道新聞にも、日本語になってない見出しが散見されるが…。

 9日。
 せわしない1日。
 取材、執筆以外に、マラソン大会の商品の配達もしちゃったりして、もう橋爪功さんもびっくりの地元密着です(じつは、こういうの、わりときらいじゃなかったりする)。
 まちがえて30分早く約束の場所に到着したり、なんだかボケてるなあ。

 

 6月6日(月)

 4日も曇り時々雨。
 取材1件、原稿1本。

 たまたま取材先の酪農家の奥様が、絵の好きなかたで、全道展の画家の話で盛り上がる。
 八雲に来て間もなく1年になるが、このての話ができる相手はほとんどいないので、うれしかった。

 5日。快晴。
 朝7時に役場前に集合し、アユの放流の取材。
 その後、パークゴルフ大会を取材し、せがれの運動会をちょっと見て、落部公園のつつじ祭りへ。たまにはJRで行ってみるかと思って八雲駅へおもむくと、役場の課長が何人もいる。北海道では、自家用車以外に移動手段は存在しないと思っている人が多いので、めずらしい光景だとは思うが、たしかに、ビールを飲むんなら列車で行くのも乙ですな。

 写真を撮りまくった後、帰りは函館バスで。
 JRが260円で、どうしてほとんどおなじ経路を走る路線バスが380円もするのだ。

 6日。快晴。悲しいほどお天気。


 6月3日(金)

 筆者の住んでいる八雲の或る人がじぶんのウェブサイトで

なにがクールビズだ!

と怒っていたが、まったくだ。
 きょうの昼は10度しかなかった。
 ゴールデンウイークが終わってからというもの、ほとんど毎日、くもりと雨と霧のいずれかである。
 あすのせがれの運動会も雨で中止と、はやばやときまってしまった。
 まあ、こういう気候であるから、米が作れず酪農がさかんになったといえるのだが、このままではほんとに夏が来ないのではないかと心配だ。

 天候のせいではないけれど、さいきん更新もさぼりがち。
 ただし、目次のtopicsのみが盛況で、現在36件もの話題が載っている。
 その中でも、浅野久男さんから来ていたメールの件は、ちょっとびっくり。ただし、仄聞(そくぶん)するところでは、だいぶ以前から当の東川町は、フォトフェスタをやめたがっており、これを機会に中止してしまうかもしれない(ぜんぜん取材してないので、分からないんですが)。
 たしかに、筑紫哲也氏をはじめ豪華な顔ぶれがゲストにそろうわりには、地元への経済波及効果などはあまり明確には目に見えない。
 東京などに住んでいる人には実感がわかない話だろうが、地方自治体の財政難はたいへんな状況になっており、すぐには効果の現れなさそうな文化的施策への風当たりはどんどん強くなっているのが、一般的な傾向である。

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