2001.10.05
今日は、格別に嬉しいお客様がたくさん来館。

まず、昨日の講習会で知り合った留学生の皆さん。
全部で、10人前後のお顔を拝見したような…。
図書館に、興味を持っていただけたのかしら。
とっても嬉しいなり〜!!
これからも、どうぞご贔屓に。

お次は、6月いっぱいで分館を辞職した補佐員Tさん。
実は彼女、ちょいと難しい病気を抱えている。
それでも、相変わらずの華やかな笑顔を見せてくださった。
すごいなぁ…。

そんなTさんと一緒に、午後3時のお茶会を楽しむ。
秋の味覚を満喫しよう!という訳で、葡萄や栗、
木の実が入った焼き菓子などをパクパク。
飛び入りで分館長先生も参加して、とても和やかな雰囲気だった。

Tさん、また遊びに来て下さいね!

■センセイの鞄 / 川上弘美 (平凡社) 1400円 (bk1)
年の差カップルの恋愛小説。
話の雰囲気は…ちょっぴり枯れた吉本ばななという感じ(笑)。

秋の夜長に是非どうぞ。

 

2001.10.04
今朝は、7時過ぎに分館へ。
デスクワークを1時間程こなした後、本館へ向かう。
午前中いっぱいかけて、利用者講習会のお手伝い。

昼過ぎには分館へ戻り、製本業者さんと打ち合わせ。
行ったり来たりで、さすがに疲れた。

明日は分館にて、有機化学系のデータベースCrossFireトライアルの説明会。
配布資料も準備できたし、端末の設定も終了済み。
あとは早く寝ておこうっと(笑)。

 

2001.10.03
明日は本館にて、秋入学の留学生を対象に、利用者講習会が開催される。
いつの間にやら、そのお手伝いをすることに。
しかし、まだ準備は終わっていない…。
早朝出勤して間に合わせようっと。

今日のお昼は生協で、北海釜飯なるものを購入する。
秋の新メニューだそうな。
量のわりに、お値段はちょっと高め(それでも460円…)。
その分、味が良かったです。
しばらくコレにはまりそう。

 

2001.10.02
ぼちぼちと、次年度(2002年度)契約分の洋雑誌が届き始める。

今回は、書店(代理店)の切り替えが多いので、
1冊受け入れる度にとても気を使う。
最悪の場合、初号1冊のチェックイン(受け入れ)を誤ったために、
その年に刊行される巻号全てを買い取る羽目になる事も…。

想像しただけで恐ろしいなり〜(泣)。

■聖竜師の誓い 上 / 久美沙織 (ハヤカワ文庫) 740円 (bk1)
■聖竜師の誓い 下 / 久美沙織 (ハヤカワ文庫) 740円 (bk1)

異世界を舞台にしたファンタジー。
シリーズ完結作です。

主人公は、竜飼いの気の良い青年・フュンフ。
本作では、竜に跨り世界を駆ける、飛竜遠距離耐久競技に挑みます。
愛する家族と仕事仲間の声援を背に受けて、
フュンフはこのレースに勝つ事が出来るのでしょうか?

私、この作品を読んでフュンフが大好きになりました!
(今までは、わりとどーでも良かった…)
時に逡巡しながらも、楽しい事、嬉しい事は皆で分かち合おうとするフュンフ。
その真っ直ぐな心意気に、思わず感動。
人間不信に陥った時、読むと良いかもしれません(笑)。

シリーズ第1作、”竜飼いの紋章”から是非どうぞ。

 

2001.10.01
10月から、放送大学の学生になりました。
授業料等は、全額職場が負担してくれます。
ありがたや。

というわけで、これからしばらく毎月曜の更新をお休みさせて頂きます。
(月曜に授業があるのです。)
ご了承下さい。

さて。
久し振りに、白泉社のコミック誌”花とゆめ”を購入。
手持ち無沙汰だったので、何となく…。

しかし!これ、おもしろいよ!!
とくに近世英国を舞台にしたゴシックサスペンス、”ゴッドチャイルド”が良い!
次号も買ってしまいそうな勢いです(笑)。

 

2001.09.30
自宅近くの、両親が間借りしている菜園へ行く。

土をならし、施肥した後、種蒔き。
今回は、春菊・小松菜・あぶら菜を植えた。
大きく育ちますように…。

昼は、知人の差し入れで”どら寿司”なるものを食す。
これは、どら焼きの皮を模したパンケーキで、
すし飯・レタス・シーチキンのマヨネーズ和えを挟んだという一品。

味の方は…う〜む。とりあえず、すし飯は要らないかな(笑)。

■鬼女の都 / 菅浩江 (祥伝社NON NOVELS) 905円 (bk1)
千余年の歴史を持つ古都、京都。
その京都に見入られた人々が繰り広げる、妖しくも美しい、幻想的な長編ミステリ。

主人公は、東京から来た女子大生・吉田優希。
探偵役は、京都育ちの三味の弾き手・新庄杳臣がつとめます。
これ、面白いです!

散乱する豪奢な着物に埋もれた死体に始まって、眺める人に眩暈をもたらす奇妙な家並み、子供達が一斉に声を揃えて誦す読経の音、真夜中に一人さめざめと泣き歩く白装束の女…。
どこまでが虚構で、どこからが現実なのか、揺れ動く境界線に思わず呑み込まれてしまいます。
一連の不可解な出来事は、理屈で説明がつくものなのか、それとも…。

ぜひこの本を手に取って、真相を確かめてみて下さい。きっと驚きますよ!
おすすめです。

 

2001.09.29
朝の紅茶を、アールグレイからダージリンに切り替えた。
これからの季節は、少し濃い目に淹れたミルクティーが美味しい。

ドイツの黒いパン・オッフェンシュタインブロートと、サンジェルマンのマーマレード、あとはヨーグルトで朝昼ごはん。お腹いっぱい、しあわせなり…。

インターネット的 / 糸井重里 (PHP新書) 660円 (bk1)
IT全般、並びに著者が主催する超人気サイト”ほぼ日刊イトイ新聞”に関する私見をまとめた評論集。これ、すっごく面白い!

私が最も感銘を受けたのは、”「インターネット的なもの」とは、人生を豊かにする可能性を持った道具である”というメッセージ。

まず本書における”豊かな人生”とは、消費するという行為をスマートに楽しんで生きることを指す。そして消費するという行為こそ、人間の幸福、さらに社会の安定と成長をもたらすものだと説いていく。
”これからは、もっと、使ったり楽しんだりするほうの工夫やアイデア、感覚、が大切になってきます。つまり、消費のクリエイティビティが、育てられるといいなあと思うのです。(本文190ページより)”
”市場がないということは、”欲望”についてちゃんと研究したり評価したりしてこなかったことの結果なのだと思います。(本文196ページより)”

消費すること、楽しむことを肯定的に受けとめる。そうすると、今の市場が持つ欠陥にも気が付く。
”いまの映画やCDのランキングは、それを選んで買えるヒマのある人が決定しているのですね。(略)基本的な市場の動きは、ヒマな人がつくります。(略)仕事をしている人は、時間に窮乏しているのですから、時間にリッチな人々の後をついていくしかないのですね。(本文96から97ページより)”

しかし、この従来型の市場(および流通機構)を破壊しかねないもの、それが「インターネット的なもの」なのだ。このあたりの展開は、本書のもっともオイシイところ。従って、あえて詳述しないでおく。ただ一言、”こんな面白い本を読まずにいるなんて、勿体無い!”とだけ申し上げたい。

それにしても、硬貨数枚でこれ程深い満足感を得られるとは…。
あらためて、言葉、そして文章が持つ確かな力を感じた1冊でした。おすすめです!

 

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