2001.09.28
職場近くの金木犀が、良い香りを放っている。
もう秋だなぁ…。

配送が遅滞していたChemical Abstracts、ここへ来てどかどか到着。
積み上げてみると、高さ60cmほどになる。
我知らず、乾いた笑い声を上げてしまった…(泣)。

■君が好きなのさ / 谷崎泉 (二見シャレード文庫) 552円 (bk1)
世界をまたにかけて活躍する人気カメラマン、浅井青士。
駆け出しの青年漫画家、加納つぐみ。
2人が織り成す、コメディタッチのボーイズラブ。

人間が持つ三大欲求のうち、少なくとも2つ(色気と食い気)を満たしてくれる作品(笑)。
一度読めばもういいかな。

 

2001.09.27
実習生Nさんを囲んで楽しく飲む。
寄せ豆腐が、とても美味しかった(秋の味覚とは関係ないけど…)。

ただ疲労が溜まっているせいか、お酒のまわりが早くて困る。

 

2001.09.26
アメリカからの洋雑誌が、段々と到着するようになってきた。
これから忙しくなるぞ!

明日の夜は、T大学からの実習生、Nさんを囲んで飲み。
秋の味覚を楽しんできます。わくわく。

 

2001.09.25
楽しかった3連休も、昨日でおしまい。
今日から仕事に励まなくては。

T大学で図書館情報学を専修しているNさん、分館へご来訪。
司書資格を取得するため、実習にいらっしゃったのだ。
私は図書と雑誌、閲覧まわりの事をご紹介する。
満足して頂けたようで、ほっと一安心。準備した甲斐があったというものです。
良かった!!

■The S.O.U.P / 川端裕人 (角川書店) 1800円 (bk1)
サイバーテロを扱った痛快娯楽小説でありながら、深い隠喩とインスピレーションに満ちている不思議な作品。これ、めちゃめちゃ面白いです!

主人公は、かつて大ヒットを記録したオンライン・ロールプレイングゲーム”The S.O.U.P”の産みの親、周防巧。現在は、ネットワークのセキュリティホールを指摘する”リアル・ハッカー”として、日々の暮らしを立てている。
そんなネットワーク世界のウィザードに、最強のクラッカー集団EGGが戦いを挑んできた。
渋谷にあるマンションの一室から、巧の反撃が始まる…。

息詰まる攻防戦に、ハラハラどきどき。ページを繰る手が止まりませんでした。

しかし、派手な能書きに惑わされてはいけません。
本作の主要なテーマ、そして読み所は、ずばり”自分探し”でしょう。

”ゲド戦記”、”指輪物語”といった過去のハイファンタジーを引き合いに、ネットに繋がったロールプレイングゲームが、今を生きる”自分”に疑問符をもって迫ってきます。
インターネットが普及したこの世界で、”真の名”とは一体何を指しているのか…。
ユーザのプロファイル?IPアドレス?それとも…?

周到に用意された結末に、ただただ脱帽。
ちょっと抽象論に傾きすぎた感もありますが、読んで損はありません。おすすめです!

 

2001.09.24
知人のNさん(女性・27歳・既婚・子供なし)、なんと旦那と別居しているそうだ。
知らなかった…。

それにしても、”夫婦”というユニットを維持していくのは大変なことらしい(伝聞によると)。
気力、体力、お金、そして時間。

私にとっては、最後の”自分の時間を相手の為に割く”という行為が一番キツイかな。
一人でいる時間が最もリラックスできる、という性質なので。
結局、まだまだ自己本位なおこちゃまなんだよね。はぁ…。

■もひとつま・く・ら / 柳屋小三治 (講談社文庫) 733円 (bk1)
枕は落語のイントロ。その枕ばかりを集めた作品の第2弾。
前作同様、面白いです!

ちょっと心が疲れた時に、是非どうぞ。
まさに”こころにサプリメント(文庫の帯より)”な1冊です。

 

2001.09.23
本日もWindowsの仰せに従い、Cドライブをスキャンディスクする。
結果は問題なし。良かった…。

秋晴れの美しい日。部屋を掃除して、秋冬物の入れ替えをする。

その後、ふらふらと電気屋さんへ。
パソコンの買い替え時かも…な〜んて思いついたものだから。
新製品を色々試す。

一番のお気に入りは、NEC VALUESTAR Cシリーズ。最新機種のCPUはPentiumIII(1.2GHz)、ハードディスクは80GB!素晴らしい…。
お値段は、本体、液晶ディスプレイ、ワイヤレスキーボード&マウスで20万強。
う〜ん、ボーナスを待つしかないか(気が早い…)。

■ゲッベルスの贈り物 / 藤岡真 (創元推理文庫) 640円 (bk1)
現代日本を舞台にしたミステリー。
制作会社の中年プロデューサー、”藤岡真(著者と同名)”が探偵役を務めます。
いや〜、これ面白いです!強力プッシュ!!

世間を騒がす謎のアイドル、ドミノ。
社長の命により、藤岡は彼女の正体を暴く仕事を引き受ける。
果たして彼は、ドミノを表舞台に引っ張り出すことができるのか?
そしてドミノの正体とは如何に?

一度ならず二度三度(正確には六度…以下ネタバレ→飛良泉の遺書の謎、ドミノの歌の真相、千田鉄馬の消息、春間源の正体、沙也香の正体、暗殺者である”わたし”の正体←)、思いっきり騙されてしまいました。
ちょっと欲張ってネタを詰め込みすぎた感もありますが、破綻なく物語を収束させた力量に拍手!うまいなぁ…。

メインの謎解き以外にも、目を見張るような仕掛けが沢山。びっくり箱のような作品で、楽しめます。おすすめ!

 

2001.09.22
ウイルスチェックは無事クリアしたものの、自宅パソコンの調子が悪い。
原因は、ハードディスクにあるみたい。
何故って、Windowsが突然スキャンディスク&クラスタチェックを始めてしまったから!
結果、不良セクタを1箇所発見。
う〜ん、いきなり電源を落とした覚えもないし…。寿命なのかなあ??

■本当に強い大学2002 / 週刊東洋経済9月15日号 (東洋経済新報社) 670円
社会人の為の大学ガイドといった内容。
41ページから始まる、”本邦初公開!国立大学10校の決算”が興味深い。

一読して、私の職場は恵まれている部類に属することを認識する。
そして国税により大学を運営するからには、研究成果を社会へ還元することは大学の義務であると痛感した。
さて自分の身を顧みて、図書館という立場から何が出来るのかを思案してみる。最も手っ取り早いのは、学術資源の門戸開放。この点、私の職場はかなり先進的なサービスを提供している自負がある。
このサービスを如何に維持し、発展していくか、それが私たち世代の職員の課題だろう。学内利用者との競合、著作権を巡る関係諸団体とのカラミなど、未だに先行き不透明な火種を抱えた問題なのだ。むむむ…。

 

 

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