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WILLIAMSBURG
右側の1階が画廊。こんな風に、ごくごくブルックリンの一般の住宅街の中に画廊が点在している。私は、チェルシーのように倉庫や工場の中を改造して画廊にしてあるものかと思っていたので意外でした。



ウイリアムズバーグからみえるマンハッタンの風景


ここ数年アート関係の場として話題になっている、ブルックリンにあるWILLIAMSBURGを探検してきました。 WILLIAMSBURGの画廊については、訪問する前に想像していた通りでした。やはり学生の多い町であり、画廊のレベルとしてはマンハッタン内の画廊のレベルと比べると、学生ぽいというか未熟さを感じます。しかし話題になっているように、確かに今後マンハッタン郊外のアートシーンとしては伸びていきそうです。ビジネス根性でいくと、(お金があれば)まだマンハッタンほどのバカ高でないビルを一つ買っておきたいな。地理的な面では、マンハッタンの中央ミッドタウンのすぐ真下にあたるワシントンスクエア(ダウンタウン)という地下鉄の駅から10分かからない距離なので便が良い。ほとんどマンハッタン内を移動している感覚。 WILLIAMSBURGのメインの画廊を半分ほど回りました。その中で、私が気になってしまったのはVALERIE MERIANSです。

 

画廊名 PIEROGI
作 家 VALERIE MERIANS
住 所 WILLIAMSBURG

※手製のDMっていう画廊もあり。作家さんが自分で描いた絵!これってひょっとして有名になったら、凄いじゃない〜。ってノリでDMもらってきました。これはマンハッタン内ではない醍醐味ね。

 

CHELSEA
前回滞在中と同様、画廊情報に載っている画廊は全て回りました。私ののんびりペースで4日間かけて回りました。結構CHELSEAは網羅しているので、簡単な質問には答えられそうです。日本在住の作家さんが毎年決まった画廊で発表しているというスタイルもあり。これは私の理想ではあるけれども。NYで芽を出していきたかったらやっぱり 10年も20年も住んで発表していかなくてはいけないな、と思う。それがなかなかできないから大変なんだろうけど。私も今の生活状況の中ではNYで生活することはできない事だし。日本人の作家をみつけると、色々と考えてしまう。アートの世界でどう泳いでいくべきか、うんぬんということについて。どうやら、日本で生活して活動している方が、悲観的に考えてしまうのではないかと思う。日本の中の地方都市に住んで絵の活動をしていくという事。表現は現代美術となるとかなり困難。考えて発表していかないと未来の夢に繋がっていかない、うーん困った。それがやはりNYとなると、生活の中にアートがあり、今まだ一応はヘゲモニー国家ゆえ現代美術も大きく動いて需要がある場所である。
お〜、ついつい感情的になってしまいまいましたが、CHELSEAでは立体のKARIM PASHIDが心地よいオブジェで、見ていて体の細胞が喜ぶ出来栄でした。

画廊名 SANDRA GERING GALLERY
作 家 KARIM PASHID
場 所 CHELSEA

 

アラブ系の風景に必ずノート型パソコンを入れて意味を持たせているHANK FEELEY。メッセージを強かく感じさせる作品が多かった。


画廊名 FIRST STREET GALLERY
作 家 HANK FEELEY
場 所 CHELSEA

SOHO
また結局1点選択となるとOKハリスになってしまった。SOHOはビルの中にある画廊がかっこいい。やっぱり、事務所をもつならSOHOがいい。築100〜200年前のビルを改装している。何度も塗りこんだペンキの跡もなにもかもが絵になる。映画の1シーンを見ているみたい。

 

画廊名 OK HARRIS
作 家 ROBERT ANDERSON
場 所 SOHO

 

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