★保健センターで、１才６ヶ月健診を交代で担当しています。 １ヶ月に約３０人が対象です。月に２回なので１回は１５人ほどです。 おやつは子どもにとっては大切な栄養の一端をになっているのですが、 大変問題の多い結果でした。３回のお食事は皆さんがきちんとやっていました。 しかし午前と午後と計２回のおやつの内容が問題でした。 チョコレート、スナック菓子、飴、ジュース、スポーツドリンク....。 が殆どでした。 うちだ先生のコメント 大人のおやつはストレス解消のためですが、子どものおやつは５回食のなかの ２回なのです。朝食、ごぜんのおやつ、昼食、午後のおやつ、夕食の５回です。 うちだ先生からのおすすめおやつ 　牛乳または乳製品　+　くだもの、かぼちゃ、さつまいも、せんべい（油なし） 　を１日２回のおやつに選びたいものです 最近とても感じます。脂肪と甘味の強いものを摂りすぎ、野菜・海草・きのこの摂取が 足りない事を。チョコやスナック菓子ケーキなどは特別の日にだけやることにしたら どうでしょう。　　子ども達の将来を真剣に考えませんか。

★　アユちゃんは４年生です。学校の健診で「�@軽度貧血と　 　　　　　　　　　　　　　　�A高脂血症の疑い」を指摘されました。★ 早朝空腹時で検査をしました。 �@軽度貧血についてはまだお薬を飲む必要はなく、食事で良さそうです。 �A高脂血症の疑いについては総コレステロール２０９ｍｇ/ｄｌでした。 正常範囲が１３０〜２１９ｍｇ/ｄｌですから正常範囲ではあるわけですが、 できれば１３０〜１７０ｍｇ/ｄｌであって欲しいと思います。 日曜日の食事内容を書いてもらいました。 朝食 ハム、卵焼き、みそしる 昼食 カップラーメン、お茶 夕食 チャーハン、みそしる 野菜もくだものも牛乳もないですね。お母さんは「私は野菜のものも作って 置いてから出かけますが、この人が食べないのです。」と言いました。 うちだ先生のコメント お願いです。食事は子どもと一緒に摂って下さい。食べる時の様子で、健康状態 がよく解ります。野菜についてサラダで食べないなら、おひたし、鍋物、シチュウ、 ポタージュ、細かくして何かに混ぜ込む、などいろいろ工夫できるのではないで しょうか。今嫌いでも料理の工夫、食事時のムード造りによって、味覚は成長し ていきます。あきらめないで、思い込みをしないで、がんばりませんか。 私の場合、祖母が根気よく教えてくれました。子どものころ嫌いなものが沢山あり ました。わらび、ふき、ごぼう、などなど野菜が本当にいやでした。しかし根気の良い 祖母のおかげで、現在はまったく好き嫌いがなくなりました。とても感謝しています。

★ナナちゃんは５才です★ １月２２日来院しました。高熱、嘔吐、元気なしが主訴でした。一週間前に大好きな おばあちゃんが亡くなったそうです。診断は�@化膿性扁桃炎と　�Aアセトン血性 嘔吐症　でした。　１月２５日は尿検査はケトン体（-）で正常範囲でしたが、本人は 元気がありません。 1/23 朝食 ヤクルト1本 昼食 　食べた おやつ 食べた 夕食 食べた 1/24 朝食 アクエリアス５０ｃｃ 昼食 食べた おやつ 食べた 夕食 食べた オシッコの検査結果からみたら、もう元気になっているはずです。 でも本人は全く元気がありません。就寝時間を聞きました。 「夜は親と一緒に11時ごろ寝ます。」との事でした。おどろきました。 うちだ先生のコメント 眠る事はとても大切な事です。眠っている時間に成長ホルモンがはたらき身体が 成長します。又脳の神経細胞が修復され、記憶が蓄積されます。脳の休憩は 大切なのです。　睡眠はたっぷり取りましょう。 8時過ぎたら、そろそろ眠るムードにもっていきます。次第に静かに、暗くしていきま す。　　9時には眠りに入るようにしましょう。　睡眠が十分なら、朝気持ちよく目覚め ます。　おなかも目覚めます。