PICマイコンのテック・ハンゾウガネ
PICマイコンボードPICMB876を開発ツールCCS C、HIGH-TECH C、WIZ-C、C18/C30、
MPASMその他でご使用になられる場合の留意点。

                
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基本的にPICマイコンボードPICMB876は開発言語を選びません。
(ターゲットPIC MPUは28,40ピンほ
ぼ全てに対応。8ピン,18ピンアダプター開発中)
BASICはもちろんCCS-C,HI-TECH C,Wiz-C,MPLAB C18/C30,MPASM等、
HEXファイルを生成する
コンパイラ・アッセンブラで使用できま
す。

各言語でご使用になられる時の留意点

LCD、A/D変換は問題ありません。また、PWMモジュール(CCP1,2),MSSPモジュール(SPI:SDI,
SDO,SCK、I2C:SCL,SDA), CANモジュール(CANRX,CANTX),その他モジュールご利用の場合PO
RTB,PORTC,PORTD,PORTEは完全開放してありますので問題なく各コンパイラ・アッセンブラ
で利用できます。C言語のご参考(
CCS-Cの予備情報こちら WIZ-Cの予備情報こちら
MEL社PICBasic Proコンパイラ以外は
EEPROM(24LC64/256:RC3,RC4)とRS-232C入出力(RC7,RC6)のみ追加配線が必要です。

参考 PICマイコンボードPICMB876の大きい概観、ブロック図
   PICマイコンボードSPEC.
   PICマイコンボード購入、開発ツール購入・レンタル Web Shop
   PICマイコンボードのデバッグ方法、MPLAB SIM(シミュレータ)の利用方法
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   PICMB876ボードの各部。(クリックで大きい画像)

  
 PICMB876ボードでMEL社PICBasic Proコンパイラの場合の液晶表示器LCDOUT,EEPROM-24LC256 I2C通信,
    RS-232Cシリアル通信SEROUT,A/DコンバーターADCINの BASICサンプルプログラム

  
1、LCD結線は(コネクタで装着非装着自由。16×2標準付属 / 20×4も完全同一配線で利用。)
         PIC      LCD(コネクタ-ハーネス付き添付16×2LCDユニット)  
         RB0       DB4
         RB1       DB5
         RB2       DB6
          RB3       DB7
         RB4       RS
         RB5       Enable です。
  LCDコネクタ側でR/W、DB0〜DB3はGNDに落してあります。
  LCDコネクタ側でLCDコントラストVLCはボードのVR20KΩに接続。
  LCDコネクタ側でLCDバックライトコントロールビットはRC0 1bit使用。
                (RC0 bitはショートジャンパで使用/切り離し自由。)
  問題無くCCS C、HI-TECH C、WIZ-C、MPASMでLCDがご使用になれます。

  LCD不使用ならPORTB、PORTC完全開放してあります。

   最近、4桁の液晶表示器(LCD)が多く出回っていますのでPICBASIC Proコンパイラで
   4桁表示する場合のコマンド例を記しておきます。
   LCDOUT $FE, $C0, ・・・・・ (2桁目)
   LCDOUT $FE, $94, ・・・・・ (3桁目)
   LCDOUT $FE, $D4, ・・・・・ (4桁目)
   液晶表示器(LCD)の4桁を使用できればブレークポイントをプログラム中に入れて各システムレジスタ、ユーザー変数を表示してデバックがし易くなります。
   LCDOUTコマンド後、PAUSE文を適宜入れてデバックして下さい。


2、シリアルEEPROM(24LC256)結線は(ショートジャンパで接続/切り離し自由)

         PIC      24LC256 スペック220KB PDF(オンボードシリアルEEPROM)
         RB6      SCL (4.7KΩでプルアップしてあります。)
          RB7      SDA (4.7KΩでプルアップしてあります。)
  MEL社PICBasic ProコンパイラではPORTA,PORTB,PORTC,PORTD,PORTEのどのポートもI2C通
  信(SCL,SDA)として使用できます
のでLCD Ass'yの空きポートRB6,7を使っています。
  
  CCS C、HI-TECH C、WIZ-C、MPASMはMSSPのRC3(SCL),RC4(SDA)を使わなければなりませんの
  でCON2のPORTC.3,PORTC.4から24LC64・256を接続/切り離ししている2×2ヘッダーピンに2本
  追加配線をします。
  PICMB876ボードご購入時に御指定下されば無料で上記追加配線後、納品致します。

3、RS-232C結線は
         PIC      ADM232AAN      (オンボードRS-232CドライバIC)
         RA4   (6ピン) R1(12ピン)
          RA5/AN4(7ピン) T1(11ピン)

  開発ツールでMELのPICBasic Proコンパイラでは各ポートが全てSERIN/OUT、SERIN2/OUT2
  コマンドでRS-232Cの入出力に使用できます
ので、PORTB、PORTCを完全開放するためPORTA
  にしてあります。

  CCS C、HI-TECH C、WIZ-C、C18/C30、MPASM
をご利用のお客様はRS-232Cの入出力時、POR
  TC(RX/RC7・TX/RC6)を開放してありますのでRX/RC7・TX/RC6をPICMB876ボード上のADM232
  AANの空きのR2(9ピン)、T2(10ピン)に結線後、R2I(8ピン)、T2O(7ピン)から別のD-SUB9ピ
  ンコネクタに接続して下さい。D-SUB9コネクタのGND(5ピン)とPICMB876ボードのディジタル
  GNDも結線しておいてください。(追加配線5本)
  PICMB876ボードご購入時に御指定下されば無料で上記追加配線後、納品致します。


4、A/D変換  AD624 スペック700KB PDF (オンボード アナログデバイセズ計装用差動OP-AMP)

  A/D用の計装OP-AMP出力はAN0(2ピン)、A/D用の外部基準電圧5.00V(NS LM236AZ5.0)出力
  はAN3(5ピン)に結線されています。CCS C、HI-TECH C、WIZ-C、MPASM等で問題なく使用
  できると思います。AN1(3ピン)、AN2(4ピン)、AN4(7ピン)はダイレクトにコネクタに引き
  出してあります。RE0,RE1,RE2は(PIC18FxxxではAN5,AN6,AN7に使用できます。)40ピン拡
  張アダプタのコネクタにダイレクトに引き出してありますのでユーザー様でご自由にご利用
  ください。

  PIC18Fxxx以外のPICのA/Dポート
  AN0(2ピン) PICMB876ボード搭載の差動計装OP-AMPの出力が接続されています。
        この計装OP-AMP入力は精密内部抵抗で×1,×100,×200,×250,×500,×1000
        (ボード上でジャンパSW切り換え)差動増幅されAN0(2ピン)に接続。
  AN1(3ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN2(4ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN3(5ピン) A/D用の基準電圧5.00V(NS LM236AZ5.0)出力が接続されています。
  AN4(7ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  
  PIC18FxxxのPIC(40pin)のA/Dポート
  AN0(2ピン) PICMB876ボード搭載の差動計装OP-AMPの出力が接続されています。
        この計装OP-AMP入力は精密内部抵抗で×1,×100,×200,×250,×500,×1000
        (ボード上でジャンパSW切り換え)差動増幅されAN0(2ピン)に接続。
  AN1(3ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN2(4ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN3(5ピン) A/D用の基準電圧5.00V(NS LM236AZ5.0)出力が接続されています。
  AN4(7ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN5/RE0(8ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN6/RE1(9ピン) フリー:ユーザー様に開放。
  AN7/RE2(10ピン) フリー:ユーザー様に開放。




                         
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