長野県の白馬八方尾根スキー場&白馬五竜&Hakuba47スキー場

2002(平成14)年4月19日

  2002(平成14)年3月初旬に白馬八方尾根スキー場と白馬五竜&Hakuba47スキー場に行ってスキーをして来ましたのでそのことを書きます。

 私は西蔵王の麓に住んでいるので,自宅から蔵王スキー場までは西蔵王有料道路を通り約20分で着きます。

 私は毎年蔵王スキー場に数回行ってスキーをします。

 その外に県外のスキー場に毎年位に行っています。

 岩手県の安比スキー場や雫石スキー場,八幡平スキー場,秋田県の田沢湖スキー場,ジュネス栗駒スキー場,福島県の猫魔スキー場等色々な所に自動車のスキーキャリアにスキーを乗せて出掛けています。

 東北のスキー場はある程度行ったので,数年前から上信越方面のスキー場に行きたいと考えていました。

 ただ上信越方面のスキー場といってもあまりに数が多いのでどこに行こうか迷っていました。

 そこで,プロスキーヤーで現在は仙台市内でTAKE-1(テイクワン)というスキーとスノーボードのチューンナップショップをやっている私の弟に,どこのスキー場がよいか聞いてみました。

 そうしたら,長野県の白馬八方尾根スキー場が間違いないのではないかとの弟のアドバイスでした。

 そこで白馬八方尾根スキー場に行くことにはしましたが,なかなか仕事が忙しくて日程の調整がつきませんでした。

 ところが,たまたま川越で仕事をする予定が入ったことから,自動車で川越に行き,仕事が終ったらそのまま長野県の白馬八方尾根スキー場に行こうと決めました。

 山形から川越までは山形自動車道から東北自動車道に入って約300キロメートル,川越から白馬八方尾根スキー場までは関越自動車道から上信越自動車道を通って同じく約300キロメートル,帰りは白馬から糸魚川に出て北陸自動車道を北上し,新潟から常磐自動車道に入り,郡山から東北自動車道,村田から山形自動車道に入って約500キロメートル,合計1000キロメートルを超える行程でした。

 宿も弟がいつも御世話になっているペンションを紹介してもらいそこに宿泊しました。

 3月は天候が安定してくるので,スキーをするにはよい時期です。

 元来私は晴れ男なので,今回も白馬村でスキーをした2日間とも晴れました。

 白馬村にはペンションが本当に沢山ありペンションだらけのような状態です。

 ペンション村では細い道路があちこちに伸びており,最初はどの道を行けばよいか迷ってしまいました。

 ようやくペンションに到着し,夕食前に白馬村の温泉の一つである倉下の湯に入りました。

 ペンションから自動車で5分くらいで行ける川の脇にある大きな露天風呂で丸太で屋根が架けてあり廻りはビニールで風避けにしていて,湯船は分厚い角材を並べた木の湯船です。

 鉄分を多く含有する赤茶色の塩分も入っていてしょっぱい味がする温泉で疲労回復の名湯として知られているとのことです。

 入湯料は500円でした。

 その露天風呂からは真っ正面に白馬八方尾根スキー場の全景が見えます。

 夕方で暗くなり白馬八方尾根スキー場のゴンドラの駅の橙色の明かりが綺麗に見えました。

 翌日は朝からペンションのすぐ脇にある白馬八方尾根スキー場に行って滑りました。

 このスキー場は滑りごたえのある斜面が目白押しで,白馬エリアの盟主といわれているとのことです。

 一番上のグラートクワッドリフトを降りると尾根になっており,その尾根の展望台から白馬鑓ヶ岳(2903m),杓子岳(2820m),白馬岳(2932m)等標高が3000m級の白馬連峰を一望できました。

 それは素晴らしい眺望です。

 

 暫く太陽に輝く白馬連峰の白い山並みのパノラマを楽しみました。

 その後,一気にリーゼングラートゲレンデの急斜面を滑り降りました。

 リーゼントグラートゲレンデの下はコブで有名な黒菱ゲレンデ及び兎平ゲレンデで,モーグルマニアがコブをガンガンと滑っていました。

 しかし,私はモーグルは苦手なのでコブを避けてその脇の斜面を滑ってきました。

 どうしてもコブを滑らなければならないときは頑張りましたが。

 兎平ゲレンデの下から続くリーゼントスラロームコースは大変長いコースで白馬八方尾根スキー場のなかでは初級者でも比較的恐怖感を持たないで滑れるコースで混んでいました。

 私が白馬八方尾根スキー場のゲレンデの中で1番気に入ったゲレンデは,黒菱ゲレンデと北尾根コースの中間にあるスカイラインコースです。

 スカイラインコースは沢になっており,陽が射しにくいことから雪がべたつかず雪質がまだ滑りやすい状態でした。

 そして,コブがほとんど無く,また,上級専用とされるほど急ではなく程よく急な斜面で,結構な距離があり滑りごたえがあります。

 そのコースは,迂回コースがゲレンデを2カ所横切っており,そこが足休め場所になり次のバーンの攻め方を考えてから滑りおりることになります。

 もちろん一気に下まで滑り降りてもOKです。

 その長いバーンを右に左に気ままにカービングスキーを駆使して曲がりながら滑り降りました。

 白馬八方尾根スキー場で存分に滑ってから,夕方スキーを止めて,白馬村の中央部にあるこじんまりした小屋風の「みみずくの湯」に入りました。

 入湯料金は400円で,透明な肌がすべすべするアルカリ性の美肌の温泉でした。

 大きく開かれた大浴場のガラス戸から白馬八方尾根スキー場が一望できます。

 大浴場の脇に大きな岩があり,その岩に何人も腰をかけて温泉で火照った体を冷やしながら,白馬八方尾根スキー場を眺めていました。

 翌日は,白馬五竜&Hakuba47スキー場に行きました。

 このスキー場は白馬八方尾根スキー場に向って左側のスキー場で,泊まったペンションから車で10分位で行くことができました。

 白馬五竜&Hakuba47スキー場の駐車場は未舗装で春になり暖かくなったことから雪がとけて泥だらけになっており,スキー靴を履いたり,スキー靴を脱いで通常の靴を履くのに苦労しました。下手をすると車が泥だらけになってしまいます。

 このスキー場はダイナミックな斜面とファミリー向け斜面の対比が特徴です。

 白馬五竜&Hakuba47スキー場は,裾部分だけは初級者向けになっているが,中腹以上のゲレンデはすべて中上級専用コースや上級専用コース(上級者以外は滑らないようにと注意書きが設置してある。)となっており,腕(脚?)に自信のあるスキーヤーが思いきりスピードを出して一気に滑り降りていました。

 この日も晴れてゴンドラで一気に上部エリアに上ると素晴らしい眺望で,五竜岳を中心とする真っ白に輝く白馬連峰を幸運にも見渡すことができました。

 私が白馬五竜で最も気に入ったコースは,1番上のリフトのところから滑り落りるアルプス平ゲレンデのグランプリコースとチャンピオンダイナミックコースです。これらのコースはフラットなバーンが一気になだれおちるという感じで相当急な斜面を落下する感じで滑り落ちます。これはたまらない快感です。

 その下の上級者専用コースはコブだらけの下が見えないほどの急斜面です。

 Hakuba47スキー場にも上級者専用ゲレンデがあり,同様に下が見えないような急斜面と大きなコブが特徴でした。そこを行かないで,初級者でも行ける迂回コースを行ったらつづら折りの途中途中で白馬五竜の山とそれに連なる山々が真っ白い雪に覆われて,それが太陽の光りで眩しく輝いてパノラマ映像を見ているような素晴らしい風景の連続でした。

 上級者専用コースを滑るだけがスキーの楽しみではないと実感した次第です。

 白馬五竜&Hakuba47スキー場を堪能してから白馬八方尾根スキー場に戻り,そこでスキーをする前に温泉案内で魅力的に書いてあった小日向(おびなた)の湯に足を伸ばしました。

 ここは3月1日からオープンしたペンション村の脇を通る林道の行き止まりのところにある露天風呂です。

 岩とコンクリートで大きな湯船を造っていました。

 温泉が湯船の脇の高さ約2メートルくらいある岩をつたって滝のように流れていました。

 その露天風呂から白馬連峰の真っ白い山並みが見えました。

 ただ露天風呂の廻りは厚さ1メートル以上の雪で囲まれていますので,露天風呂にひたりながらは山々を見ることができず,立たないと白馬連峰は見えませんでした。

 廻りの雪がとければ温泉にひたりながら白馬連峰を眺めることができると思います。

 透明な温泉で湯温が高く熱い感じがしましたが,陽は照っていても廻りが雪の壁で冷蔵庫のようになっており温泉からでて湯船の脇で涼んでいるとすぐ寒くなってきます。

 小日向(おびなた)の湯に入って午前中のスキーの疲れを癒した後白馬八方尾根スキー場に舞い戻り,黒菱ゲレンデやその下のスカイラインコースを何回も滑って楽しみました。

 白馬八方尾根スキー場も白馬五竜&Hakuba47スキー場も,中級・上級専用コースが多く,大変滑りごたえのある素晴らしいスキー場でした。

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