沖縄県産の、柚子(ゆず)と似た調味料(薬味)の、「シークワーサー」

2014(平成26)年4月21日
2014(平成26)年4月27日改訂


 先日沖縄県に行ったときに、那覇市内のスーパーマーケット「サンエー那覇メインプレイス店(電話番号098-951-3300)」で、沖縄県産の「シークワーサー」を購入しました。

 「シークワーサー」は、沖縄県の山野に自生する野生のミカン科の常緑低木で、柑橘類です。

 沖縄方言で、「シー」は「酸」あるいは「酢」で、「クワーサー」は「食わせるもの」あるいは「加える」という意味だそうです。

 これは、沖縄県特産の芭蕉布を織り上げる際に、そのままでは固い布を「シークワーサー」の果汁で洗浄して柔らかくしたことに由来するとのことです。

 「シークワーサー」の未熟果(青切り)は、非常に酸味が強く糖分が少なく、そのまま食べることはなく調味料(薬味)として利用されます。

 沖縄県産の「シークワーサー」には、ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸、カロチンのほかに、活性酸素を抑制するフラボノイドの1種、ノビチレンが豊富に含まれており、そのがん抑制作用が期待され、健康食品としても利用されています。

 「シークワーサー」は、その他にもコレステロール値を低下させるペクチンや血管を丈夫にするヘスペリジンを含んでいるとのことです。

 ノビチレンの成分が含まれている「シークワーサー」は、沖縄県産のものに限定されるようですので、「シークワーサー」の産地が沖縄県産100%であることを確認するのが重要のようです。

 とてもすっきりした酸味で芳香も豊かです。身体にとても良さそうです。

 「青切りシークワーサー100」は、650円です。

 製造者は、沖縄特産販売株式会社(電話番号0120-411-835)です。

 「沖縄県久米島産生搾りシークヮーサー100%原液」は、1200円です。

 販売者は、島酒泉(電話番号0120-574-039)です。

 「シークワーサー」と似た調味料(薬味)に、「柚子」と「すだち」と「カボス」があります。

 「柚子」は、ミカン科の常緑小高木で、柑橘類で、果実は「カボス」と同様に比較的大きく、果皮の表面がでこぼこしています。

 種子の多いものが多く酸味が強く芳香があります。

 「すだち」は、「柚子」の近縁種で、徳島県原産の香酸柑橘です。

 独特の爽やかな香りと酸味が特徴です。果実は30~40グラムで小さいです。

 「カボス」も、「柚子」の近縁種です。大分県特産で枝には鋭いトゲがあります。

 果実の大きさは、「カボス」が100~150グラムなのですが、「すだち」は30~40グラム程度で全く大きさが違います。

 「カボス」の果汁も、酸味に富んでいるとともに独特の芳香があります。

 なお、柚子を使ったお菓子として、2014(平成26)年3月14日岡山県津山市(つやまし)の「京御門(きょうごもん)」の代表銘菓「桐襲(きりかさね)」饅頭(まんじゅう)をご紹介しています。


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