格言

武 田 正 男

・麒麟の衰うるや駑馬之に先だつ
 (戦国策)

・名を成すは毎(つね)に窮苦の日に在り,事を敗るは多くは志を得るの時に因る。
 (陸紹珩編 言志晩録P215 酔古堂剣掃霊之巻)

・朝寝坊昼寝もすれば夕寝する。たまたま起きて居寝りをする
 (三笠書房 渋沢栄一 竹内均解説 P36 昔の狂歌)

・得意淡然,失意泰然
 (言志晩録P242 崔後渠 明代の碩学)

・明日在りと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは。
 (プレジデント93年9号P123 親鸞上人)

・大いに働き,大いに儲け,大いに蓄えよ。大いに社会に施せ
 (マックスウェーバー)

・春は花,秋は紅葉と夢うつつ,寝ても醒めても有明の月
 (二宮翁夜話P112)

・径寸十枚コレ国宝ニアラズ,一隅を照ラス,コレスナワチ国宝ナリ
 (伝教大師山家学生式 広瀬和孝 最澄 民事研修 514号2000年2月号P6)

・終身道を譲るも百歩をまげず。
 (老子 唐書 鍵山秀三郎 凡事徹底P40)

・魅は与によって生じ,求によって滅す
 (無能唱元 同上書P41)

・百萬典経日下の灯
 (今北洪川老師)

・少にして学べばすなわち壮にして為すことあり
 壮にして学べばすなわち老いて衰えず
 老にして学べばすなわち死して朽ちず

 (佐藤一斎 言志晩録 60条)

・惜福(せきふく)分福(ぶんぷく)植福(しょくふく)の工夫
 (老舗の家訓 幸田露伴)

・積善の家に余慶あり,積不善の家に余殃あり
 (易教)

・陰徳あれば必ず陽報あり
 (淮南子(えなんじ))

・天地の為に心を立て,生民の為に道を立て,去聖の為に絶学を継ぎ,万世の為に太平を開く
 (張横渠 「近思録」)

・人間万事塞翁が馬
 (淮南子(えなんじ))

・10年偉大なり,20年畏るべし,30年歴史に成る,50年神の如し
 (鍵山秀三郎 行持一貫 昔の人の言葉)

・随処に主となれば,立処皆真なり
 (臨済録)

・箱根山 駕籠に乗る人,かつぐ人,してまたその草鞋(わらじ)をつくる人
 (中村天風 盛大な人生 P330 P36)

・深沈厚重 磊落(らいらく)豪雄 聡明才弁
 (呂新吾・呻吟語)

・憂きことのなおこの上に積もれかし,限りある身の力試さん
 (熊沢蕃山(ばんざん))

・陽気発するところ金石(きんせき)もまた透(とお)る。精神一到なにごとか成らざらん
 (朱子 語類)

・君子,安くして危うきを忘れず,存して亡を忘れず,治にいて乱を忘れず
 (易教)

・満は損を招き,謙は益を受く
 (書教)

・当今(とうこん)の毀誉(きよ)は懼(おそ)れるに足らず,後世の毀誉は懼るべし。一身の得喪は慮るに足らず,子孫の得喪は慮るべし
 (佐藤一斎 言志録 89条)

・士は当(まさ)に己(おのれ)に在る者を恃(たの)むべし。
動天驚地(どうてんきょうち)極大の事業も亦(また)都(す)べて一己(いっこ)より締造(ていぞう)す。
 (佐藤一斎 言志録 119)

・1には大信根,2には大疑情,3には大憤志。
もしこの中の1つを欠いても鼎(かなえ)の足の折れたる如く,到底弁道はおぼつかない。勇猛
 (白穏禅師 言志晩録 P79)

・慙愧(ざんき)の服は諸々の荘厳において最も第1なり
 (仏陀 佐藤一斎 言志晩録 P265)

・日々是好日
 (雲門禅師 碧厳録第6則)

・身体髪膚(はっぷ)これを父母に受く。敢(あ)えて毀傷(きしょう)せざるは孝の始めなり。身を立て道を行い,名を後世に揚(あ)げて 以て父母を顕(あら)わすは孝の終わりなり。
 (孝教)

・心気精明(しんきせいめい)なれば能(よ)く事機(じき)を知り,物先(ぶっせん)に感ず。至誠の前知する之れに近し。
 (佐藤一斎 言志晩録 284)

・凡(およ)そ活物(いきもの)は養わざれば即ち死す。心は即ち我に在るの一大活物なり。尤(もっと)も以(もっ)て養わざる可からず。之れを養うには奈何(いか)にせん。理義の外に別方無きのみ。
 (佐藤一斎 言志耋録 47)

・今日の貧賤(びんせん)に素行(そこう)する能(あた)わずんば乃(すなわ)ち他日の富貴(ふうき)に必ず驕泰(きょうたい)せん。
今日の富貴に素行する能わずんば,乃(すなわ)ち他日の患難に必ず狼狽(ろうばい)せん。
 (佐藤一斎 言志耋録)

・これを己に施すことを願わざれば,また人にも施すなかれ
 (本多庸一(よういち)致知2002年11月号P74)

・真勇は怯(きょ)の如(ごと)く,真智は愚の如く,真才は鈍(どん)の如く,真巧(しんこう)は拙(せつ)の如し。
 (佐藤一斎 言志耋録 239条)

・人は須(すべか)らく自ら省察(せいさつ)すべし。天は何の故に我が身を生(う)み出(いだ)し,我をして果たして何の用に供(きょう)せしむる。
我既に天の物なれば,必ず天の役あり。天の役共(きょう)せずんば,天の咎必ず至(いた)らむ

 (西郷南洲(隆盛)佐藤一斎 言志録P35)

・官署に在(あ)りては言(げん)の家事に及ぶを戒(いまし)む。家に在りては,則(すなわ)ち一に官事(かんじ)を洩(もら)すこと勿(なか)れ。
公私の弁は仕(つか)うる者の大戒なり。
 (佐藤一斎 言志耋録 264条)

・教えて之を化するは,化(か)及び難きなり。化して之を教うるは教入り易きなり。
 (佐藤一斎 言志耋録 277条)

・人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思わば不足なし。心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久のもとい。怒りは敵と思え。勝つことばかり知りて負けることを知らざれば,害その身に到る。己を責めて人を責むるな。及ばざるは過ぐるにまされり。

・怠らず行かば千里の外も見ん,牛の歩みのよしおそくとも
 (徳川家康公遺訓 佐藤一斎 言志耋録 P286)

・凡(およ)そ事(こと)は度を過(すご)す可からず。人道固(も)とより然(しか)り。即ち此(こ)れも亦養生なり。
 (佐藤一斎 言志耋録 318条)

・太上(たいじょう)は天を師とし,其(そ)の次は人を師とし,其の次は経(けい)を師とす。
 (佐藤一斎 言志録2条)

・心こそ心迷わす心なれ,心を心,心許すな。
 (中村天風 心に成功の炎を 340頁 むかしの人のことば)

・心ここにあらざれば視れども見えず,聴けども聞えず
食えどもその味を知らず。
 (佐藤一斎 言志耋録P77注 大学伝之7章)

・苦難と死は人間の実存を始めて一つの全体にするのである。
(フランクル・夜と霧 P168)

・染めいだす人はなけれど春来れば,柳は緑花は紅(くれない)
 (中村天風 盛大な人生P303)

・人は須(すべか)らく快楽なるを要すべし。快楽は心に在りて事に在らず
 (佐藤一斎 言志耋録70条 P87)

・陰徳ある者は必ず陽報あり。陰行ある者は必ず昭名あり。
 (淮南子 人間訓  佐藤一斎 言志耋録 79条注P85)

・さしあたる事柄のみをただ思え。過去は及ばず 未来は知られず

・心は現在を要す。過ぎたるは逐(お)うべからず。来(きた)らざるは邀(むか)うべからず
 (中村天風 成功の実現 P41昔の人のことば
           ↓孟子 言志晩録P215
            公孫丑上篇に原典あり 言いまわし少し違う)

・自ら省(かえり)みて 直(なお)くんば,千万人といえども我れ往かん
 (中村天風 成功の実現P43昔の人のことば)

・自ら反りみて縮(ただし)くんば,千万人といえども吾(われ)往(ゆ)かん。
 (孟子 公孫丑上編)

・凡(およ)そ事を為すには当(まさ)に先(ま)ず其の義の如何(いかん)を謀(はか)るべし。便宜を謀ること勿(なか)れ。便宜も亦義の中(うち)に在り。
 (佐藤一斎 言志耋録96条P100)

・人を相手にせず,天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くして人を咎(とが)めず,我が誠の足らざるを尋ぬべし。
 (佐藤一斎 言志録 P28)
 (西郷南洲 遺訓)

・してみせて,言って聞かせて,させてみて ほめてやらねば人は動かじ。
 (山元五十六元師 言志耋録P118)

・立ち向う人の心は鏡なり,おのが姿を移してや見ん
 (黒住宗忠 言志耋録P119)

・世を渉(わた)るの道は得失(とくしつ)の二字に在(あ)り。得可(うべ)からざるを得ること勿(なか)れ,失う可(べ)からざるを失うこと勿れ。 此(か)くの如(ごと)きのみ
 (佐藤一斎 言志耋録124条)

・盛年重ねて来(きた)らず,一日再び晨(あした)なり難し,時に及びて当(まさ)に勉励(べんれい)すべし。歳月は人を待たず。
 (陶淵明 勧学 陶潜)

・少年老い易く学成り難し,一寸の光陰軽んず可からず,未だ覚めず池塘春草の夢,階前の梧葉巳に秋声。
 (朱熹 偶成)

・我れ事にあたって後悔せず。
・千日の訓練をもって鍛(たん)とし,万日の訓練をもって練(れん)とする。
 (宮本武蔵 五輪書 2003.3.19(水)山大附小卒業式 畠山孝男 校長式辞)

・天地の間に己れ1人生きて有ると思うべし。天を師とし,神明を友とすれば外人に頼る心なし。
 (中江藤樹 言志録 P28)

・来て見ればさほどでもなし富士の山,釈迦や孔子もかくやありなん。
 (村田清風(吉田松陰の先生)佐藤一斎 言志録 P31)

・中才は肩書きによって現れ,大才は肩書きを邪魔にし,小才は肩書きを汚す。
 (バーナードーショー 佐藤一斎 言志録 P35)

・学を為す。故に書を読む。
 (佐藤一斎 言志録 13条)

・天の将(まさ)に大任を是(こ)の人に降さんとするや,必ずまず其の心志(こころざし)を苦しめ,其の筋骨を労し,其の体膚を餓(うえ)し,その身を空乏(くうぼう)にし,行其の為す所に払乱す。心を動かし,性を忍び,其の能(よ)くせざる所を曾益(そうえき)する所以(ゆえん)なり。
 (孟子 佐藤一斎 言志録 P84)

・君子,安くして危きを忘れず,存して亡を忘れず,治にいて乱を忘れず。
 (易教 繋辞(けいじ)下伝 言志録 P180)

・己を喪えば斯(ここ)に人を喪(うしな)う。人を喪えば斯に物を喪う。
 (佐藤一斎 言志録 120条P152)

・急迫(きゅうはく)は事を敗(やぶ)り,寧耐(ねいたい)は事を成す。
 (佐藤一斎 言志録 130条P162)

・聖人は死に安んじ,賢人は死を分とし,常人は死を畏(おそ)る
 (佐藤一斎 言志録 132条P166)

・徳は事業の基なり
 (洪自誠 菜根譚)

・胆は大ならんことを欲し,心(しん)は小ならんことを欲す。
 (朱子 呂祖謙 近思録)

・湯(とう)の盤(ばん)の銘(めい)に曰(いわ)く
 荀(まこと)に日に新たに,日日新たに また日に新たなり
 (礼記中の大学 殷(いん)の湯王(とうおう)の自銘)

・窮すれば則ち変ず,変ずれば則ち通ず
 (易教)

・和して同ぜず
 (論語)

・上善は水の如し
 (老子)

・天地に万古あるもこの身はふたたび得られず
 (菜根譚)

・有生(うせい)の楽しみ
 (菜根譚)

・小人は小善をもって益なしと為して為さざるなり,小悪をもって傷(そこな)うなしとして去らざるなり
 (易教)

・智仁勇
 智者は惑わず 仁者は憂えず 勇者は恐れず
 (佐藤一斎 言志後録 198条解説)

・一燈(いっとう)を提(さ)げて暗夜(あんや)を行く。暗夜を憂(うれ)うること勿(なか)れ,只(た)だ一燈を頼め
 (佐藤一斎 言志晩録 13条)

・90歳まで生きないと本当の人生は分からない。
 今に生きることが,限りない喜びであり,またとない楽しみである。
 (平澤興語録 生きよう今日を喜んで p126)

・犬は我が友,妻は我が敵,息子は我が師
 (アルゼンチンのことわざ 抜粋のつづり 63巻P69 原田宗典)

・山高ければ谷深し
 人に千日の好日なく,花に百日の紅なし
 (p60 井原隆一  采根譚を読む)

・年々歳々花相似たり,歳々年々人同じからず
 (p77 同上書 劉庭芝作詩 「白頭を悲しむ翁に代わる」)

・一利を興(おこ)すは一害を除くに若(し)かず。
 一事を生ずるは一事を減ずるに若かず。
 (言志晩録 p161 耶律楚材 十八史略 南宋 理宗)

・人生は40歳より先のこと
 (雑句 境野勝悟 菜根譚に学ぶ人間学 P224)

・欲深き人の心と降る雪は,積もるに連れて道を失う
 (高橋泥舟 江戸末期の槍の名人 人望学 プレジデント社)

・心は現在なるを要す。事未だ来らざるに邀(むか)う可からず,事已(すで)に往(ゆ)けるに追う可らず,わずかに追い,わずかに邀うとも,更(すなわ)ちこれ放心なり。
 (佐藤一斎 言志晩録175条 P204)

・布施 持戒 忍辱(にんにく) 精進 禅定(ぜんじょう) 智慧
 (六波羅蜜)

・人各々分有り,当(まさ)に足るを知るべし。但(た)だ講学は則ち当(まさ)に足らざるを知るべし。
 (佐藤一斎 言志晩録 202条)

・凡そ人事を区処(くしょ)するには,当(まさ)に先(ま)ず其の結局の処を慮って,而(しか)る後に手を下すべし。楫(かじ)無きの舟は行(や)ること勿(なか)れ。的無きの箭(や)は発(はな)つこと勿(なか)れ。
 (佐藤一斎 言志耋録 114条)

・逆境に遭(あ)う者は宜(よろ)しく順を以て之れを処すべし。順境に居る者は,宜しく逆境を忘れざるべし。
 (佐藤一斎 言志耋録 132条)

・愆(とが)を免るるの道は,謙と譲とに在り。福を干(もと)むるの道は,恵(え)と施(せ)に在り。
 (佐藤一斎 言志耋録 152条)

・我恩を人に施しては,忘る可し。我恵(めぐみ)を人に受けては,忘る可からず。
 (佐藤一斎 言志耋録 169条)

・人は当(まさ)に往事(おうじ)を忘れざるべし。是(こ)れを厚徳(こうとく)と為す。
 (佐藤一斎 言志耋録 171条)

・鷹の立つや睡(ねむ)るがごとく,虎の行くや病(や)むに似たり。
 ゆえに君子は聡明を露(あら)わさず,才華は逞(たくま)しくせざるを要す。
 (洪応明 菜根譚 第2章)

・士は独立自信を貴(たっと)ぶ。熱に依(よ)り炎に附くの念起(おこ)すべからず。
 (佐藤一斎 言志録 121条) 

2006年7月10日加筆

・宗教と道徳と歴史を学ばずして,君たちはどうして精神を立てるのだ。
 (志を教える 上甲晃 P80 会田雄次(京都大学教授)) 

・信用を築く方法 
 1.約束を守る。2.言行一致。3.天の目を判断基準とする
 (志を教える 上甲晃 P124)

・自己変容
 1.志を持っての継続。2.人が嫌うことを進んで引き受ける。
 (東山紘久 京都大学教授)

・流汗悟道
 (志を教える 上甲晃P178)

・リーダーの条件 
 予見力,構想力,実行力
 
 (致知2006年3月号P14 シャープ社長町田勝彦)

・二度とない人生。如何に生きるかという,生涯の根本方向を洞察する見識,並びにそれを実現する上に生ずる一切の困難に打ち勝つ大決心を打ち立てる覚悟がなくてはならない。
 (森信三「修身教授録」 致知2006年3月号P24 アニマル浜口)

・玉(たま),琢(みが)かざれば器(き)を成さず。人,学ばざれば道を知らず。
 (礼記 致知2006年7月号P7)

・是非の初心忘れるべからず。
 時々の初心忘れるべからず。
 老後の初心忘るべからず。

 (世阿弥「花鏡」致知2006年7月号P14)

・我見と離見の両方を持つ
 (致知2006年7月号P15 観世榮夫(かんぜひでお))

・規矩(きく)作法守り尽くして破るとも離るるとても本(もと)を忘れるな。
 (千利休 致知2006年8月号P1 牛尾治朗 頭の言葉)

・いまやらねばいつできる。わしがやらねばだれがやる。
 (平櫛田中(ひらくしでんちゅう) 致知2006年8月号P44 松本明慶)

・閑想客感(かんそうかくかん)は志の立たざるに由(よ)る。
一志(いっし)既に立ちなば,百邪退聴(ひゃくじゃたいちょう)せん。
之(これ)を清泉湧出(せいせんゆうしゅつ)すれば,旁水(ぼうすい)の 渾入(こんにゅう)するを得ざるを譬(たと)う。
 (言志後録18条 P33)

2007年11月10日加筆

・心は行動なり。行動は習慣を創り,習慣は品格を創り,品格は運命を決す。
 (ノアコーポレーション社長 今野華都子(こんのかつこ) 致知2006年9月P25)

・自己定位
 (松下幸之助 致知2006年9月P49)

・知的好奇心を持ち続けよ。愛の心を育てよ。教養のある人であれ。人格を陶冶(とうや)せよ。心の豊かさと美しさを持て。初心を忘れるな。足るを知れ。高貴なる精神の持ち主であれ。人間存在の悲しさを知る人であれ。永遠を思え。
(哲学者・神学者 中川秀恭(なかがわひでやす)(99才) 致知2007年2月P16)

・人物となるには「人生の艱難辛苦(かんなんしんく),喜怒哀楽,利害得失,栄枯盛衰を勇敢に体験せよ。」
(安岡正篤 人生の法則 平岩外四・林繁之対話 致知出版社P86)

・永久の計は一念の微にあり。
 (安岡正篤 人生の法則 致知出版P115)

・徳は身を潤す。
 (安岡正篤 人生の法則 致知出版P120)

・小信を重んじる。
 (安岡正篤 人生の法則 致知出版P140)

・身心摂養法 「徳をつくる三原則」
 1 心中常に喜神を含むこと。
 2 心中絶えず感謝の念を持つこと。
 3 常に陰徳を志すこと。

 (安岡正篤 人生の法則 致知出版社P144)

・青春とは心の様相である。
 青春の条件
 1 夢を持つこと
 2 情熱を持つこと
 3 挑戦すること
(サミュエル・ウルマン 青春 致知20078月号 岩倉信行)

・人を幸福にするのは仕事の種類ではなく,創造と成功とのよろこびである。
 (ヒルティ 幸福論 P16)

・Do your best, and it must be first class.
 (日本にアメリカンフットボールを紹介した 宣教師ポールラッシュ 清泉寮 致知2007年9月P13)

・六波羅蜜(心を磨く方法)
布施(ふせ),持戒(じかい),精進(しょうじん),忍辱(にんにく),禅定(ぜんじょう),智慧(ちえ)
 (稲盛和夫講演 盛和塾酒田塾長例会 2007年10月1日 酒田市民会館)

・拝育
 (西田天香 一燈園創始者 致知2007年12月P19)

2008年7月11日加筆

・展望は遠く,視野は広く,考えは深く。
 (桜田武 致知2008年7月号 牛尾治朗 巻頭言)

・成功するまでやる。成功するまでその志を変えない。極めて簡単なことだけれど,往々にしてそれができない。
 (松下幸之助 致知2008年7月号P6)

2010年6月25日加筆

・もうダメだと思ったときが出発点である
 (稲盛和夫 2008.7.17盛和塾全国大会 パシフィコ横浜)

・企業経営・人生を成功に導く六つの精進
 1 誰にも負けない努力をする
 2 謙虚にして驕らず
 3 反省のある毎日を送る
 4 生きていることに感謝する
 5 善行・利他行を積む
 6 感情的な悩みをしない

 (稲盛和夫 2008.7.17盛和塾全国大会 パシフィコ横浜)

・艱難は最も優れた教師である
 (デイズレリー 言志晩録P234)

・凡(およ)そ事を為すには,当(まさ)に先(ま)ず其(そ)の義(ぎ)の如何(いかん)を謀(はか)るべし。
便宜(べんぎ)を謀(はか)ること勿(なか)れ。
便宜(べんぎ)も亦(また)義(ぎ)の中(うち)に在(あ)り。

 (佐藤一斎 言志耋録96条)

・世(よ)を渉(わた)るの道(みち)は,得失(とくしつ)の二字(にじ)に在(あ)り。
得(う)可(べ)からざるを得(う)ること勿(なか)れ。
失(うしな)う可(べ)からざるを失(うしな)うこと勿(なか)れ。
此(か)くの如(ごと)きのみ。

 (佐藤一斎 言志耋録124条)

・逆境(ぎゃっきょう)に遭(あ)う者(もの)は,宜(よろ)しく順(じゅん)を以(も)って之(こ)れを処(しょ)すべし。
順境(じゅんきょう)に居(お)る者(もの)は,宜(よろ)しく逆境(ぎゃっきょう)を忘(わす)れざるべし。

 (佐藤一斎 言志耋録132条)

・小なる事は分別(ふんべつ)せよ,大なる事に驚くべからず
 (水戸黄門光圀(みつくに) 渋沢栄一 論語と算盤P51)

・我仏(わがほとけ),隣の宝,聟舅(むこしゅうと),天下の軍(いくさ),人の善悪(よしあし)
 (人の集まるところで決して口にしてはならぬ話題)

・茶事の厳しい約束事の1つ
室町時代 連歌師 牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)

 (佐藤隆介著 男の心得 P46)

2011年11月25日加筆

・くやむなよ ありし昔は 是非もなし
 ひたすらただせ 当下一念

 中江藤樹(とうじゅ) 致知2011年1月号 巻頭の言葉 伊與田覺

・井の中の蛙(かわず)大海を知らず されど天の深さを知る。
 致知2011年11月号 P27 京セラの相談役 伊藤謙介

・人生は心一つの置きどころ
 致知2011年11月号 P27 我が中村天風論 渡部昇一 上智大名誉教授

2013年8月16日加筆

・「足下(そっか)を堀れ。そこに泉あり」
 致知2012年11月号 P28 宮本輝 談

・安岡正篤
 健康の三原則

 1 心中常に喜神を含む
 2 心中絶えず感謝の念を含む
 3 常に陰徳を志す

 致知2013年8月号 P9

2015年10月23日加筆

・良薬は口に苦し
・忠言は耳に逆らへども行ひに利有り

孔子家語六本編
貞観政要を読むP51

英語の格言
・失敗に勝る成功の種はなく,成功体験ほど失敗を招きやすいものもない
ロータリーの友2014年12月号 P8
宮司正毅(まさき)
海外見聞録

・起きて半畳,寝て1畳,天下取っても2合半
致知2015年9月号 P74
ウチヤマホールディングス社長
内山文治(うちやま ふみはる)

・成功の三段階
第1段階 笑い者になる,嘲笑される
第2段階 激しい反対,抵抗を受ける
第3段階 成功を遂げる

ドイツ哲学者ショーペンハウエル
致知2015年11月号 P61
鍵山秀三郎 談

仏教
・「忍の徳たること,持戒苦行も及ぶこと能わざるところなり」
致知2015年11月号 P61
鍵山秀三郎 談

ミケランジェロ
・「最大の危機は,目標が高すぎて達成できないことではない。
目標が低すぎて,その低い目標を達成してしまうことだ。」

致知2015年11月号 P63
鍵山秀三郎 談

2016年5月2日加筆

・「鷹の立つや眠るが如く・虎の行くや病むに似たり・当に之彼の人を掴み人を噛む手段の処なり,
故に君子は聡明は現れず才賀は逞しからずを要して僅かに軒高認許の力量あり」

洪応明 菜根譚第2章

・「人に千日の好なく,花に百日の紅なし」
出典不明

・「いにしえの道を聞きても唱えてもわが行いにせずば甲斐なし」
日新公いろは歌
稲森和夫盛和塾2015年11月号 P14

2016年10月29日加筆

六中観
忙中閑有り
苦中楽有り
死中活有り
壺中天有り
意中人有り
腹中書有り
郷研清活
北尾吉孝著実践版安岡正篤 プレジデント社 P142

 

四耐四不訣
冷に耐え,苦に耐え
煩に耐え,閑に耐え
激せず,躁がず
競わず,随わず
もって大事を成すべし
致知2016年7月号 P50
アスペック社長小林充治 安岡正篤

 

自ら処すること超然(ちょうぜん)
人に処すること藹然(あいぜん)
有事に処すること斬然(ざんぜん)
無事に処すること澄然(ちょうぜん)
得意に処すること淡然(たんぜん)
失意に処すること泰然(たいぜん)
酔古堂剣掃(すいこうどうけんすい)

陸紹珩(りくしょうこう)の読書録
致知2016年8月号 P54
荒井桂

2017年11月1日加筆

頼まれごとは,試されごと
天命追及型vs目標追及型
仕事は人を喜ばせること
平成28年11月8日パレスグランデール
有限会社クロフネカンパニー代表取締役社長 中村文昭講演

 

志の条件
1 人生のテーマを持つこと
2 生きる原理原則を持つこと
3 言行一致

致知2016年10月号 P56
上甲晃 小島直記 志の3つの条件

 

人間としての底力を養う
誰もがやっている当たり前のことを,
誰よりも徹底してやること
致知2016年10月号 P57
上甲晃 

 

人生でただ1つ,自分の責任において
変えられるのは自分しかない

致知2016年10月号 P59
上甲晃 

 

成功は偶然から,失敗は必然から。
成功に驕(おご)ることなく
失敗から学ぶべし。

YKK社長 猿丸雅之
致知2017年1月号 P74

 

成功の要件
1 すぐする 即行即止
2 継続する
3 感謝する
 ○先手必勝(笑)
 ○後手必敗

2017(H29)年2月27日 小山久雄 
コヤマ 代表取締役会長 法人スーパーバイザー

 

晴れてよし曇りてもよし不二の山
もとの姿はかわらざりけり

山岡鉄舟
致知2017年3月号 P32
臨済宗 全生庵住職 平井正修

 

今を生きる
3K・決心する
  ・継続する 継続できる自分なりの工夫をする。
  ・完成する

平成29年6月8日テルサ 田中信生講演会

 

リーダーの心得
「力量・胆量・度量」
台湾 蔡萬春(さいばんしゅん)

致知2017年10月号 P93
台湾 唐松章(とうしょうしょう)
崇友實業股份有限公司創業者
廣結善縁

2019年11月6日加筆

先義後利 近江商人の心得
平成31年1月22日 那須隆 北海道・東北方面長
メトロポリタン山形 山形市MS講話


 

徳を高める方法
 与えられた環境の中で,運命を呪わず,
 不平不満をいわず,最高最善の努力をすること

致知2019年4月号 P11 主筆


 

強烈な信念
熱烈な愛情
猛烈な行動力

2019(令和元)年7月10日
山形市霞城倫理法人会経営者モーニングセミナー
中西浩 倫理研究所名誉研究員


 

成長の三原則
 1 時を守る
 2 場を清める
 3 礼を正す
清掃活動,奉仕活動

2019(令和元)年10月29日
ホテルメトロポリタン山形
山形県倫理法人会会員大会
原田隆史 講話 未来を切り拓く,成功の技術


2021(令和3)年10月13日加筆

何事にも丹精込めて生きる 

 松原泰道


 

知足者富(足るを知る者は富む)

 老子 


 

苦難は人間を謙虚にする

謙虚になるところからすべては始まる

 ノーベル賞受賞者 大村智(おおむらさとし)

致知2020年12月号 17頁 18頁


 

2022(令和4)年分

「小善を重ねると徳が備わる」

  中江藤樹

 P163大きな努力で小さな成果を

  鍵山秀三郎著

 

「企業が潰れる理由」

 ・マンネリ化

 ・油断

 ・おごり

 ・妥協

 ・怠慢

 ・あきらめ

 ・出し惜しみ

R4.5.17山形市霞城倫理法人会

 中西浩名誉研究員

 倫理経営講演会

 

「事業の成功者」

 1 若者

 2 馬鹿者

 3 他者(よそもの)

R4.5.18山形市霞城モーニングセミナー

 中西浩名誉研究員

 

六然りくぜん

自処超然じしょちょうぜん 自分に対してはものごとにこだわらないようにし

処人藹然しょじんあいぜん 人に対しては穏やかに好意をもって対する

有事斬然ゆうじざんぜん 何か事があるときはきびきびと取り組み

無事澄然ぶじちょうぜん 事がないときは水のように澄んだ気持ちでいる

得意淡然とくいたんぜん うまくいっているときは淡々としており

失意泰然しついたいぜん 失意のときでもゆったりと構えている 

 出典:『聴松堂語鏡』崔銑さいせん(中国古代学者)  

 

2023(令和5)年分

幸せになる法則 5つの「あ」

1 当り前の幸せに気付く

2 あるものに気付く

3 与える (ほほえみ あいさつ 応援)

4 ありのままを認めてもらう

5 ありがとうさがし

(令和5年5月27日 GH山形市蔵王倫理法人会 オープンハートの会 古市佳央 16才でバイク事故 全身41%の火傷から復帰)

 

四耐四不
冷に耐え 苦に耐え
煩に耐え 閑に耐え
激せず 躁(さわ)がず
競(争)わず 随わず

曽国藩
致知 2023年3月号 P35曽国藩の生き方に学ぶ 清水稔