上山市名産の干柿(ほしがき)

2011(平成23)年12月20日

 

 私が生まれ育った山形県上山市の本庄地区の関根は,干柿の原料として最高の紅柿が初めて栽培されたところです。

 紅柿は干柿にすると色が赤橙色(べっこう色)になり,果肉が適度に柔らかく,表面に白粉も出て見た目も美しく,更に非常に甘さが際立つ特別な品種で,地元では別名「関根柿」と言われています。

 紅柿の木は,本庄地区の羽州街道沿いに沢山植えられています。

 そして本庄地区を中心とした上山市南部は,蔵王山から蔵王おろしの風が吹いてきて秋の干柿づくりに最適な環境にあります。

 晩秋には皮をむいた紅柿をビニール縄に数珠つなぎにしたものが沢山並べてつり下げられてオレンジ色の干柿のカーテンをつくります。この干柿のカーテンが晩秋にテレビで毎年全国放映されます。

 紅干柿はとても甘いです。

 「蔵王つるし」という名称の干柿は,種のない「ひらたね柿」の皮をむいて干したもので,紅柿と比べると少し甘さが控えめですが,これも相当に甘いです。


以上
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