兵庫県の淡路島の蓮池の地下に本堂がある本福寺と淡路夢舞台&ウエスティンホテル淡路(安藤忠雄氏設計・淡路島)(タマネギ)(デザイナーズホテル)
この文章は考えて見れば建築家安藤忠雄にすべて関係します。
淡路島の五色町にある五色(兵庫)県民健康村健康道場での絶食療法(5キログラムの減量に成功しました。)を完了して退所した後,淡路島の北部にある淡路夢舞台とウエスティンホテル淡路そして蓮池の地下に本堂がある本福寺を訪問しました。
これらすべてを安藤忠雄が建築設計したのだそうです。
淡路夢舞台は,関西国際空港を建設するために土砂を採取した跡地を,建築家安藤忠雄が設計して大規模に再開発した元・淡路花博「ジャパンフローラ2000」の会場の南寄り部を,閉幕後も複合レジャー空間として公開しているものです。
温室「奇跡の星の植物館」(入場料大人600円)は,巨大な温室で,中には様々な種類の珍しい植物が植えられていますが,その中でも奇怪な形状のサボテンの数々が印象的でした。
奇怪なサボテンの姿はほとんどが現代及び近未来の工業製品を想像させました。
と言うよりも,工業デザインが自然の植物の形状等を模倣してなされていると言ったほうがよいのだろうと思います。
何れにしても,非常に興味深い形をしたサボテンの数々は圧巻でした。
2002年に日本と韓国で共同開催されたサッカーのワールドカップに出場したイギリスチーム(そのメンバーで中でも女性に圧倒的人気があったのがベッカムでした。)の宿泊先がウエスティンホテル淡路でした。
このホテルも安藤忠雄が設計したとのことです。
海に向かって三角形の帆が突き進むようなデザインのホテルの建物は,帆船の帆をイメージしたもので,客室すべてが大阪湾を望むことができるようになっています。
快適なリゾートホテルというコンセプトで設計されています。
内装も白を基調としたシーサイドリゾートを感じさせる心地良いものでした。
三角形の頂点部分の各階にスウィートルームが配置されているようです。
私は,禁煙ルームをフロントで希望したら,部屋を変更してくれてそのスウィートルームの隣に配置されているセミスウィートルームを使わせていただきました。
ベランダから海がすぐ近くに見えて,ベランダでゆっくり座って外の景色を鑑賞できるようにベランダチェアも備えてありました。
暑い湿った潮風を浴びながら,大阪湾を行き来する船を眺めながら絶食道場で修行(?)した丹田呼吸法を実践して小一時間ベランダに座っていました。
一方ウエスティンホテルの各階の中央部にあるエレベーターラウンジからはホテルの背後にある夢舞台特に世界中の様々な種類の菊を植栽した方形のブースをつなぎあわせ,その間に縦横十文字に散策道と階段を組み合わせた百段苑が望めます。
この百段苑は,各ブース毎に世界中の菊科に属する植物を植栽してあって,それを,縦横十文字に切ってある遊歩道(横の道は等高線にそって平坦ですが,縦の道はほとんどが急な階段です。高所恐怖症の方は少し後込するような感じになると思います。)から鑑賞することができるようになっています。
そのブースが集合した面積が非常に広くなっており,また,急な斜面を利用して造られていることから百段苑自体が美しい一つのオブジェのような印象を受けます。
私も絶食明けの体力が衰えている状態で,しかも,カンカン照りの中で百段苑を登りましたので,しんどかったです。
百段苑の脇にウエステインホテルに連なる段々になった非常に浅く広い6つくらいのプールが連なっています。
その途中は滝になっていてウォーターカーテンを形成しています。
また浅いプールの底には貝殻を敷き詰めたところもあります。
更に沢山の噴水が水を吹き出しているプールもあります。
そのプールの側では,結婚式が行われていました。
ウエスティンホテルから車で10分くらいのところに,蓮池の地下に本堂がある有名な別格本山真言宗本福寺があります。
この本堂を水御堂というようです。
これも,安藤忠雄が設計したとのことで,完成が平成3年ですから完成してから11年が経過しています。
この本堂は,日本でも数少ないというか唯一の天井に蓮池がある地下に建築された本堂だとのことです。
お寺の脇の墓地を少し登り左に折れると,打ちっぱなしの高い湾曲したコンクリートの塀が見えてきます。
その高いコンクリートの塀が巡らされた奥(裏側)に,コンクリートの打ちっぱなしの丸い形の結構広いプールがあり,そのプールに水が満たされていて蓮が繁茂しています。
私が訪れたときは丁度蓮の花が白色や赤色に咲き乱れていてさながら仏教の仏がまします天国の形状を表現しているようでした。
この蓮池の丁度真ん中が2メートル位の幅で一直線に区切ってあり,そこに地下の本堂に降りる階段が設置してあります。
その階段を降りながら蓮池の蓮の花を愛でていると,自分が天国に入っていくような気分になります。
地下の本堂は真っ赤な朱塗りの柱が林立した派手なインテリアです。
本堂には円周状になった通路を通り入ります。
頭上に蓮池があることを思うと地下の本堂は不思議な感じがします。
この本福寺は,三洋電気の創始者の井植歳男翁の菩提寺でもあります。
平成3年に水御堂が完成した後数年間は全国から沢山の建築設計関係者等が視察に訪れたとのことです。
こじんまりとした寺でありますので,寺を訪れる檀家の人達よりも建築関係者のほうが圧倒的に多かったとのことです。
現在も相当数の見物の人がいます。
私もその一人になりました。
最後にまた食べ物の話ですが,私がウエスティンホテルに投宿したときに,フロント階のレストランで系列のタイのホテルからタイのコックとウエイター,ウエイトレス,そして,タイの木琴奏者が招聘されて,タイ料理のバイキングをしていました。
タイ料理に目がない私は,絶食明けであるにも拘わらず,4000円のタイ料理バイキングコースを多少の迷いがありましたが注文して,数々の美味しいタイ料理を食べまくりました。
何のために絶食したのか分からなくなりますので少しは量をセーブしました。
おかげさまでリバウンドはこのときはありませんでした。
タイのシンハービールも美味かったです。
タイシルクの有名なブランドのジム・トンプソンのネクタイも売っていましたので,記念に象模様のネクタイを1本購入しました。
また,食べ物では,淡路島は玉葱の生産量が北海道に次いで第2位だそうです。
淡路島産の玉葱は,非常に甘みがあってそれほど辛くないので,水に晒さなくても辛くなく,切ったそのままでいただくオニオンスライスが非常に美味しいです。
私は,淡路島の健康道場近くのウエルネスパークへの登坂の途中にある菜の花農場から1200円で玉葱一箱を購入して自宅まで宅急便で送り自宅でオニオンスライスを楽しみました。
あっというまに一箱の玉葱がなくなってしまいました。
ちなみに玉葱の送料が1500円で,玉葱代より高かったです。