レールウェイトピックス
このページでは、関東甲信越の鉄道(JR、東急、地下鉄等)の話題を紹介します。
*2003年の出来事はこちらをご覧ください。
☆上越新幹線が全線で運転再開(2004.12.28)
10月23日に発生した新潟県中越地震の影響で越後湯沢−長岡間が約2ヶ月間、運転を見合わせていましたが12月28日より、全線で運転を再開しました。
当分の間は、越後湯沢−燕三条間で徐行運転を行うため、同区間で15分程度の遅れが生じる模様です。
一方、地震の影響で不通が続いていた上越線の小出−宮内間と飯山線の十日町−越後川口間は12月27日に運転を再開しました。このうち、上越線の越後滝谷−越後川口間は被害が大きかったことから、上り線のみを用いて単線で運転再開しました。また、上越線・飯山線はともに、一部区間で徐行運転を行う事から小出−宮内間ならびに十日町−越後川口間を走行する各列車に遅れや一部列車に運休が生じています。
約2ヶ月ぶりに全線で運転を再開した上越新幹線。200系の「とき東京」の方向幕も約2ヶ月ぶりに表示。
※上越新幹線や新潟県内のJR線の運転状況・運転ダイヤに関する事は、JR東日本新潟支社のページをご参照願います。
☆キハ52−156が朱色に復元される!(2004.12.26)
大糸線・糸魚川−南小谷間で運転されているJR西日本・糸魚川地域鉄道部のキハ52ですがこの度、キハ52−156号が国鉄色(朱色)に復元され、12月26日に糸魚川地域鉄道部が糸魚川−南小谷間を団臨扱いとして運転しました。運転終了後、ツアー参加者のみ、糸魚川運転センターにて写真撮影会が開催され、赤レンガ車庫とキハ52−156を一緒に撮影する事が出来ました。
これにより、大糸線では2004年8月に復元された国鉄色(ツートンカラー)のキハ52−115号に続き、2両目の国鉄色復元となりました。
朱色に復元されたキハ52−156号。糸魚川車両センターにて撮影。
平岩では、雪が降る中で国鉄色同士のキハ52が列車交換のため顔を合わせた。
キハ52−156号朱色復元イベントに関するページはこちらです。(製作者も参加)
☆都営三田線・東急目黒線から「みなとみらい」号が運転される(2004.12.23)
東京都交通局、東京急行電鉄、横浜高速鉄道の3社は12月23日に、高島平−元町・中華街間に都営6300形6331Fを用いて、臨時直通列車「みなとみらい」号を運転しました。都営三田線・東急目黒線から横浜高速みなとみらい線への直通列車は今回が初めてとなりました。「みなとみらい」号は、都営三田線・目黒線内の各駅と、東急東横線・横浜高速みなとみらい線の急行停車駅である日吉、綱島、菊名、横浜、みなとみらい、馬車道、日本大通り、元町・中華街に停車しました。
沿線は大勢の鉄道ファンで賑わっていました。
元町・中華街駅に到着した臨時直通急行「みなとみらい」号。都営6300形による横浜高速みなとみらい線への営業運転は今回が初めてとなった。
こちらはヘッドマーク。
※みなとみらい号に関する事は、東急目黒線情報のページも合わせてご覧下さい。
☆西武101系旧塗色車さよなら運転が行われる(2004.12.19)
1969年の西武秩父線の開業と同時に製造された西武101系ですが、今年の10月に西武秩父線開業35周年を記念して、1193Fと1197Fの4両2編成が、登場当時のツートンカラーに復元されましたが、老朽化のため引退する事になり、12月19日に、西武園→西武球場前→西武秩父間において、団臨扱いとして運転されました。
西武球場前駅では、101系旧塗色車の展示も行われ、大勢の鉄道ファンで賑わっていました。なお、この101系は西武秩父到着後、横瀬へ回送され、残念ながら廃車となりました。これにより西武新宿・池袋線系統から101系初期車は姿を消す事になり、101系初期車は西武多摩川線のみとなりました。
12月19日のさよなら運転は「旅立ち」のヘッドマークを取り付けて、「さよなら101系」の方向幕を掲示して運転された。
こちらはヘッドマーク。
「さよなら101系」の方向幕が用いて運転された。
西武101系旧塗色車のさよなら運転に関する事は、こちらのページも合わせてご覧下さい。
☆南武線から103系が引退(2004.12.19)
E231系500番台の山手線への投入によって、205系が各路線区へ転属ならびに改造が行われていますが、このうち南武線で活躍していた103系も、205系の転属により1編成のみになり、12月17日に運用離脱をし、廃車回送が行われました。
これによりカナリア色の103系は、首都圏では鶴見線のみとなりました。
南武線から引退した103系。
☆伊豆急8000系の甲種回送が行われる!(2004.12.14)
東横線で活躍していた東急8000系のうち、東急5000系等の新型車両導入のため運用離脱した一部の8000系ですが、伊豆急行へ譲渡されるための改造を終え、改造を終えた10両のうち6両が12月14日に長津田を出発しました。
伊豆急行へ譲渡される8000系は、室内片側のクロスシート化(西武10000系のシートを流用)や、ワンマン化改造、車番変更などが行われ、さらに一部車両では先頭車化改造等が行われました。
今年に改造された車両は10両のみですが、今後も増えるものと考えられます。8000系の伊豆急入線によって、現在活躍している伊豆急200系は順次、置き換えられるものと考えられます。
長津田工場で改造工事を終え、新天地の伊豆急行へ回送される伊豆急8000系。車番変更が行われていた。
DE10形ディーゼル機関車に連結された伊豆急8000系。
DE10−1101号機に連結され、出発待ちの伊豆急8000系。
伊豆急8000系に関するページはこちらも合わせてご覧下さい。
☆EF65−501号機が14系客車「浪漫」を牽引!(2004.12.6)
高崎運転所に所属するEF65−501号機ですが、12月6日に団臨として長野車両センターに所属する14系お座敷客車「浪漫」を牽引しました。
EF65−500番台は大半の車両がJR貨物に所属しているため、貨物列車を中心に牽引していて、JR東日本には501号機のみが在籍しています。
EF65−501号機は普段、客車を牽引する機会が少ないため、今回の牽引は貴重なシーンとなりました。
EF65−501号機が14系お座敷客車「浪漫」6両を牽引!小岩にて。
EF65−1000番台と大きく異なる点は貫通扉が無い所。
こちらは、EF65型直流電気機関車の中で最も多く在籍する1000番台。
☆伊豆急行向け東急8000系改造車が登場!(2004.12.5)
2004年6月に伊豆急行へ譲渡される東急8000系が長津田工場に入場し、改造工事を行いましたが12月5日までに4両2編成が長津田工場を出場しました。
主な改造内容は、片側のみ従来のロングシートから、西武10000系から流用したとみられるクロスシートが設置された他、一部車両にトイレの設置のための準備工事、JR無線アンテナ・JR線対応のATSの取り付け、帯色の取替え等が行われました。また、デハ8155号車は先頭車化改造工事が施工されました。さらに、一部情報によればワンマン化改造も行われた模様です。
これらの車両は12月14日と15日の2日間にて、長津田から伊東まで甲種回送される予定です。
伊豆急行向けに改造された東急8000系。形式は果たして何系に?
伊豆急行向けに改造された東急8000系。帯色は伊豆急100系を思わせるハワイアンブルーになっている。
いずれも長津田検車区敷地外より撮影。
デヤ7290に連結され、長津田工場出場待ちのデハ8155。近日中に出場の模様。12月5日撮影。
伊豆急行向けに改造された8000系の片側には、西武10000系の流用品と思われるシートが取り付けられた。
写真は、西武10000系特急ニューレッドアロー号の室内で撮影。
12月14日・15日に甲種回送される予定の車両。(12月5日現在)
伊東・熱海方
クハ8011+デハ8111+デハ8112+クハ8012(出場済)
クハ8029+デハ8129+デハ8130+クハ8030(出場済)
クハ8035+デハ8155(デハ8155は先頭車化改造済。近日中に長津田工場を出場予定)
※いずれも東急電鉄在籍時の車番。伊豆急譲渡後、改番される可能性があります。
12月5日現在、クハ8035はクハ8051となっていました。
☆さよなら都営10−000形試作車(2004.11.20)
1978年12月に、都営新宿線・岩本町−東大島間の開業時より活躍してきた都営10−000形試作編成(第一編成)ですが、12月中より運転開始が予定されている新型車両の10−300形に置き換わるため、引退する事になりました。
引退を惜しんで現在、10−000形試作車の前面にはヘッドマークが取り付けられ運転されています。
都営10−000形試作車は1971年に4両のみが製造され、登場時は試験目的として、三田線で試験運転を行っていました。登場当時としては、画期的な電機子チョッパ制御の採用やATO装置(営業運転開始時には撤去済)などを搭載した画期的な車両でした。また、三田線と新宿線とでは軌間(ゲージ)が違うため製造当初、三田線で試験運転を行った際は、今は無き都営6000形の台車を用いていました。1978年には試作車のデータを元に、マイナーチェンジが行われた量産車が登場し、量産車は1997年に急行運転開始に伴う輸送力増強用の8次車までが製造され、10−000形は8両28編成が造られました。試作車は本来の目的である新宿線に転用され、台車も交換されました。新宿線で営業運転を開始した際には中間に2両を連結し6両編成となり、1989年の篠崎−本八幡間開通時に合わせて、1988年に中間増備車2両を連結し8両化されて現在に至っています。中間車には比較的新しい車両もあるため、今後の動向が注目されます。
ヘッドマークを取り付けて最後の活躍をする都営10−000形試作車。
10−000形試作車に取り付けられたヘッドマーク。引退日は正式に発表されていないが、ヘッドマークから11月限りで引退する可能性が高い。
量産車と並ぶ10−000形試作車(写真左)。デザインが量産車と大きく異なるため、貴重な存在である。
右の量産車は1992年に輸送力増強用として製造された7次車(第25、26編成)
☆八高線で旧型客車が運転される(2004.11.14)
八高線全線開通70周年を記念して、11月14日に高崎−八王子間にて、快速「八高線全通70周年記念号」が運転されました。
この列車は、DD51−842とDD51−895が旧型客車4両をプッシュプル牽引して運転されました。八高線沿線には大勢の鉄道ファンで賑わいました。
八王子寄りに連結されたDD51−842。ヘッドマーク付で旧型客車4両をプッシュプル牽引を行った。
こちらは旧型客車。
☆京王5000系さよならイベントが開催される(2004.11.14)
1963年の登場以来、井の頭線を除く京王線などで活躍してきた京王5000系ですが、1996年に営業用列車から惜しまれながら引退し、1995年に3両のみが電動貨車に改造され、レール運搬車両を連結の上、事業用車両として残りました。しかし、老朽化などを理由に、事業用車両としての役目を6000系に譲る事になり、5000系車両は京王線から完全に引退することになりました。
5000系引退を惜しみ、京王電鉄は11月14日に若葉台車両基地にて、5000系の一般公開を行いました。このイベントでは、5000系にヘッドマークの取り付けも行われた他、5000系関連のグッズなどの発売なども行われました。
会場には大勢の鉄道ファンで賑わい、名車である5000系車両に別れを惜しんでいました。また、京王電鉄のご好意により来場者全員に、5000系携帯クリーナーのストラップが配布されました。
京王電鉄から完全に姿を消す事になった5000系。
展示された3両は新宿方より、デワ5125+デワ5175+クワ5875。レール運搬車両の展示は無かった。
こちらはヘッドマークを取り付けた状態。
係員によってヘッドマークの取替えが常時、行われた。
5000系の前には別れを惜しむ大勢の鉄道ファンで大混雑に・・・
京王5000系は1994年より富士急行へ譲渡され、台車交換の上、富士急行1000系として活躍している。(写真上)
この他にも、一畑電鉄、高松琴平電鉄にも台車交換の上、譲渡された。
☆都営フェスタ04in浅草線が開催される(2004.11.13)
東京都交通局は11月13日に、西馬込にある馬込車両検修場にて、「都営フェスタ04in浅草線」を開催しました。
イベントの主な内容は、都営・京成・北総・京急の計7車種の車両の並びを始め、東京都交通局や、都営浅草線と相互直通運転を行っている京成電鉄、北総鉄道、京浜急行電鉄による鉄道グッズの販売、工場内の一部公開、さらに抽選で運転台見学などが行われ、大勢の鉄道ファンや家族連れで賑わいました。
車両撮影会では、北総9100形・京急600形・京成新3000形・都営5300形・都営5200形・京急旧1000形・芝山3600形の7車種の並びが実現し、貴重な並び合わせとなりました。
7車種の並び合わせが実現した車両撮影会。貴重な並びとなった。
左から、北総9100形・京急600形・京成新3000形・都営5300形・都営5200形・京急旧1000形・芝山3600形。
都営5300形と1編成のみで貴重な都営5200形の並び。両車両にヘッドマークが取り付けられた。
こちらは5200形に取り付けられたヘッドマーク。
こちらは、京成電鉄からリースされた芝山鉄道(京成電鉄)3600形3611F。1編成のみの貴重な存在。
新しく完成した馬込車両工場の中は通路として公開された。
台風接近で運休となった幻のヘッドマークも展示された!
☆新潟県中越地震による臨時列車・運休列車について(2004.11.8。2004.12.5追加)
10月23日に発生した新潟県中越地震の影響で上越新幹線をはじめ、新潟県内の鉄道は現在でも不通区間が多数あります。
このため、比較的早く復旧した磐越西線では、一時的に首都圏から郡山を経由して新潟へ行く際に最短ルートとなったことから、新潟−喜多方・会津若松間において、11月2日までの平日に、臨時快速列車が運転されました。この臨時列車は、“SLばんえつ物語号”用の12系客車をDD51orDE10が牽引しての運転となりました。
信越線・越後線関係では11月28日まで、不通となっていた信越線・長岡−柏崎間を迂回する形で、新潟車両センター所属の485系を用いて、新潟−長野間(越後線経由)に臨時快速が1日4往復が運転されました。この列車は全車自由席で運転されました。
信越線は11月29日に長岡−柏崎間が復旧し、全線で運転を開始したものの、徐行運転を行うため、長岡−柏崎間を走る全列車に約20分〜40分の遅れが生じています。また、一部列車に運休が生じています。
12月5日現在、全区間で運休となっている在来線の列車は以下の通りです。(12月5日追加)
急行「能登」号、快速「ムーンライトえちご」号、寝台特急「北陸」号、寝台特急「あけぼの」号。
12月5日現在の不通区間は以下の通りです。
上越新幹線(越後湯沢−長岡間)、上越線(小出−長岡間)、飯山線(十日町−越後川口間)
運転状況・運休列車情報等について、詳しくはJR東日本新潟支社ホームページをご覧下さい。
“ばんえつ物語”用12系客車を牽引するDE10−1700。2003年12月に撮影。
※1年前に撮影した写真のため、この写真は今回の臨時列車に用いられた編成写真ではありません。予めご了承下さい。
※10月はDE10+12系客車4両で、11月はDD51+12系客車7両(フル編成)で運転された模様です。
新潟車両センター所属の485系を用いて運転される特急「北越」号も約1ヶ月間、地震により運休に。現在は運転再開。
製作者より:地震により被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を願っています。
☆東武8000系旧塗色車が運転(2004.11.8)
東武鉄道は、東上線の開通90周年を記念してこの度、東上線系統で活躍する8000系のうち、8108Fを登場当時の旧塗色に復元しました。なお、旧塗色の8000系は東上線の定期列車として2月まで運転される予定です。
旧塗色に復元された東武8000系8108F。画像提供:yuki様
こちらは8000系更新車。現在では8000系の多くが車体更新車となっている。
こちらは、7月〜8月まで、東上線の車両に掲示されたステッカー。
☆地震により上越新幹線が脱線(2004.10.24)
10月23日の18時頃に、新潟県中越地方を中心に強い地震が発生し、小千谷市では震度6強を観測しました。その後も震度6弱の余震が数回続いたため、新潟県中越地方を中心に大きな被害となりました。この地震により、上越新幹線では浦佐−長岡間を走行中の「とき325」号(東京16:20発、200系K編成)が脱線しました。幸いにも、けが人は出ませんでした。
営業用の新幹線列車が脱線した事故は、今回が初めてのことです。
この地震のため、上越新幹線は10月24日現在、越後湯沢−新潟間で復旧の見通しが立たず、不通となっています。また、新潟県内の在来線も10月24日現在、地震により一部区間で運転を見合わせています。
製作者より:地震により被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
☆東武5070系さよなら運転が行われる(2004.10.16)
10月19日に東武野田線の一部区間が複線化されるのを記に、野田線でダイヤ改正が行われます。このダイヤ改正をもって5070系は、老朽化などを理由に引退するため、10月16日に大宮→柏間と、柏→七光台間で「さよなら野田線5070系」号が5070系5182Fを用いて運転されました。途中、柏行きは野田市駅で、東武鉄道のご好意により鉄道施設が開放され、撮影会が行われ5070系の写真撮影をする事が出来ました。このため、野田市駅で約40分間停車しました。
5070系は首都圏の私鉄では珍しく、つり掛け電車であることから鉄道ファンに人気が高い車両であるため、車内は大勢の鉄道ファンで賑わっていました。また車内では、つりかけ電車特有の走行音を録音する鉄道ファンも数多く見られました。
なお、「さよなら野田線5070系」号は10月17日も運転されます。
さよならヘッドマークを掲示して運転された「さよなら野田線5070系」号。方向幕は臨時を表示。
野田市駅では東武鉄道のご好意により、撮影会が開催され5070系を間近に撮影する事が出来た。撮影会は、一旦改札を出て係員によって案内され、乗車券を係員に呈示する形となったため、途中下車にともなう追加費用は不要であった。
こちらはヘッドマーク。
※東武5070系について
東武5070系は1953年〜1960年後半にかけて製造され、現在では全て廃車となった東武7800系の台車・主電動装置などを流用して1979年〜1985年頃にかけて、東武8000系ベースの車体を製造して登場した車両です。外観は8000系とほぼ同じであるにも関わらず、つり掛け電車であることから5070系は、8000系よりも鉄道ファンに人気がありました。
☆JR各社ダイヤ改正を実施(2004.10.16)
JR東日本、東海、西日本の各社は、10月16日に在来線を中心としたダイヤ改正を行いました。このうち、JR東日本では、湘南新宿ラインの大増発を行い、合わせて湘南新宿ラインの全列車にグリーン車が連結され全列車がE231系での運転となりました。また、JR東日本管内の東海道線では、東京−沼津・静岡間を直通する普通列車が大幅な減便となった他、E231系が投入されたのを記に、113系の運用が少なくなりました。
この他、房総特急の「さざなみ」「わかしお」号に新型のE257系500番台が営業運転を開始し、183・189系は「さざなみ」「わかしお」号の定期運用から離脱しました。
E231系は、湘南新宿ラインの全列車に用いられる事になった。また、グリーン車の営業が始まった。
湘南新宿ラインで、主に新宿−横須賀間にて運転されていた215系は運用を離脱し215系は今後、登場時より通勤ラッシュ時に運転されている「湘南ライナー」などを中心に運用される。また、E217系、211系も湘南新宿ラインでの運転を終了した。
今回のダイヤ改正より特急「さざなみ」「わかしお」号で営業運転を開始したE257系500番台。
☆特急「すいごう」号が廃止に(2004.10.15)
10月16日のダイヤ改正で、東京−佐原・銚子間(成田線経由)を結んでいた1往復のみの特急「すいごう」号が、特急「あやめ」号に統合される形で廃止となり、10月15日限りで運転を終了しました。
最終日の15日の東京駅総武地下ホームは、大勢の鉄道ファンで賑わいました。
長年にわたり、幕張区の183系を用いて通勤時間帯に1日1往復運転された特急「すいごう」号も10月15日限りで廃止に。
ヘッドマーク(左)・方向幕も見納めとなった。
☆鉄道フェスティバルが開催される(2004.10.10)
10月14日の鉄道の日を記念して毎年恒例となっている「鉄道フェスティバル」ですが、10月10日に日比谷公園にて開催されました。主なイベント内容は、出店している鉄道会社のオリジナルグッズをはじめ、記念カード類の販売や、鉄道に関する資料の展示などが行われました。今年は台風のため、10月9日は中止となり1日のみの開催となりましたが、大勢の鉄道ファンや家族連れで賑わいました。
今年で11回目となった日比谷公園で開催された鉄道フェスティバル。
各鉄道会社のブースは大勢の鉄道ファンで混雑となった。今年は台風接近のため、多くのブースが写真のように、テントが張られていなかった。
☆りんかい線70−000形全編成10両に(2004.10.8。2004.10.12追加)
10月16日のダイヤ改正に合わせて、東京臨海高速鉄道は通勤ラッシュ時における輸送力増強を行うため、6両編成であった70−000形5編成をサハを6両新造した上で、10両3編成に組み替え、6両編成は消滅しました。この編成組み換えによって70−000形は、6両(4両×1編成+先頭車2両)が運用離脱しました。
運用離脱した70−000形車両は現在のところ、正式な発表はありませんが、JR東日本へ譲渡されるものと考えられます。
6両編成が完全に消滅してしまった東京臨海高速鉄道70−000形。一部情報によると運用離脱車はJRに譲渡される模様。
現在は、全編成が10両編成に。
編成組み換えによって10両編成となった東臨新2編成。サハ2両の組込みと一部車両の車番変更が行われた。
10両化にあわせて新造された、70−000形付随車(サハ)
こちらは10両化されてJR埼京線直通運用につく東臨新3編成。
☆JR東日本・東武鉄道が相互直通運転へ!(2004.10.8)
JR東日本と東武鉄道は、2006年春頃より、新宿−東武日光・鬼怒川温泉間にて、特急列車のみ相互直通運転を行う事を明らかにしました。これは、JR東北線(宇都宮線)・東武日光線栗橋駅に、両社の短絡線を新設することにより実現するものであり、現時点での計画では、1日につき4往復の特急列車が運転される模様です。また、車両は東武側が特急「スペーシア」号に用いられている東武100系を用い、JR側は特急型車両を改造した車両を用います。両社ともに6両編成での運転が計画されています。
詳しくは、JR東日本プレスリリースをご覧下さい。
2006年春には、JR線にも姿を出すようになる東武特急「スペーシア」に用いられる東武100系。
☆東海道線用113系、JR東日本管内で大幅な運用減へ(2004.10.7。2004.10.16追加)
JR東日本、JR東海、JR西日本は10月16日に在来線を中心にダイヤ改正を行いますが、今回のダイヤ改正によってJR東日本管内の東海道線で活躍する113系(国府津区)がE231系に順次、置き換えられます。これにより、東海道線で活躍するJR東日本管内の東海道線から113系の運用が現在よりも少なくなります。一方、湘南新宿ラインは本数の増発を行い、全列車がE231系での運転となります。
また現在、東京まで乗り入れを行っているJR東海・静岡車両区に所属する113系4両ですが、今回のダイヤ改正後も運用は残ったものの、運用本数は減りました。(2004.10.16追加)
長らくの間、JR東日本管内の東海道線で活躍してきた113系も今回のダイヤ改正で見る機会が少なくなる。
JR東日本車とJR東海車の併結は、ダイヤ改正後も行われているが、最終的には廃止される模様。
☆西武101系が旧塗色へ復元される(2004.10.7)
西武鉄道は今年の10月で西武秩父線が開業35周年を迎えたのを記に、101系初期車のうち、1193Fと1197Fの4両2編成を登場当時のツートンカラーに復元し、10月3日に横瀬で開催された毎年恒例の「西武トレインフェスティバル2004in横瀬」に合わせ、旧塗色に復元された8両を用いて池袋−横瀬間で臨時列車として運転されました。
この旧塗色車は今後も、土休日を中心に運転される予定です。
横瀬のイベント会場にて展示された西武101系旧塗色車。ヘッドマークを取り付けての展示となった。
こちらは、快速急行の種別を掲示して展示された。
往路の横瀬行きでは、方向幕に「横瀬」の幕がないため、「横瀬」のサボを掲示して運転された。
こちらは、イベント会場に展示された5000系初代レッドアローとE851型電気機関車。いずれも現役を引退している名車両。
☆「夢の超特急つばめ」号が運転される(2004.10.2)
10月2日に、品川→名古屋間において秋田車両センター所属の583系9両を用いて、「夢の超特急つばめ」号が運転されました。これは、JR品川駅が企画したもので、団臨扱いとしての運転となりました。品川駅では出発式が行われ、大勢の鉄道ファンで賑わいました。また、583系の前面の方向幕には「つばめ」が掲示されました。
また、10月3日には名古屋→品川間で往路同様に団臨扱いとして運転されます。
品川駅にて出発を待つ583系「つばめ」号。
団体列車でありながらも、特急サボが掲示されての運転となった。側面の方向幕は「臨時」を表示。
☆新木場車両基地にて、撮影会が開催される(2004.9.28)
東京地下鉄(東京メトロ)は、9月26日に有楽町線・新木場車両基地にて車両撮影会を行いました。展示された車両は、東京メトロ5000系、6000系、7000系、8000系、9000系、06系、07系、西武6000系、東武9050系の9車種でした。
当日は小雨の中、大勢の鉄道ファンや家族連れで賑わいました。
また、撮影会にあわせて、王子神谷−新木場間(9000系)、綾瀬・北綾瀬−新木場間(往路:06系、復路6000系)に臨時直通電車が運転されました。いずれもヘッドマークなしでの運転となりました。
9車種の並びが実現。手前から東京メトロ5000系(北綾瀬支線用)、東武9050系、西武6000系、東京メトロ9000系、8000系、07系、7000系、06系、6000系。9車種の並びが実現したのは営団時代を含めて初めてのこと。
こちらは、東京メトロ7000系、06系、6000系の並び。
9000系、8000系、07系の並び。この3車種の並び合わせは今回が初めてである。
※8000系の新木場入線方法
半蔵門線は、有楽町線・千代田線と線路が繋がっていないため直接、半蔵門線から有楽町線へ転線させる事が出来ません。このため、終電後に半蔵門線の車両基地がある東急田園都市線・鷺沼から大井町線、目黒線、南北線を経由して市ヶ谷まで行き、市ヶ谷で南北線から有楽町線への短絡線を走行し、有楽町線へ入線しました。
☆国鉄色気動車同士の並びが実現!(2004.9.19)
9月19日にJR西日本糸魚川地域鉄道部が団臨扱いとして、キハ52とキハ58・28の3両を用いて、糸魚川−南小谷間の往復運転を行いました。車種はいずれも、国鉄色に復元されたキハ52−115号と、同じく国鉄色に復元され、金沢所に所属していて先日、金沢−のと鉄道・蛸島間で運転された急行「能登路」号のリバイバル運転で活躍したキハ58−596号+キハ28−2119号の3両を用いて運転されました。
途中、根知駅ではキハ58−596+キハ28−2119の2両より一足先に、糸魚川から平岩まで、キハ52−115号が回送され、平岩で折り返し根知に戻り、根知で後から出発したキハ58−596+キハ28−2119と顔を合わした後、併結作業を行い3両編成となりました。このため、根知駅では100名近くの大勢の鉄道ファンで賑わいました。
沿線は一時、小雨が降ったにも関わらず、大勢の鉄道ファンで賑わいました。
根知で顔を合わせたキハ52−115号とキハ58−596号。国鉄色同士の並びが実現。
JR西日本糸魚川地域鉄道部のご好意により、キハ58の種別幕は一時「急行」と表示した。
大勢の鉄道ファンが見守る中、キハ52−115は一旦、南小谷方へ進んだ後、転線してキハ58−596と連結する様子。
キハ58−596号の方も連結準備を行った。
併結終了後、3両編成となった。
こちらは、キハ28−2119号側から撮影したもの。
☆ほくほく線「ゆめぞら」号、「天空」編を上映(2004.9.19)
ほくほく線で運行中の「ゆめぞら」号ですが、9月18日より、トンネル内での上映をこれまでの「花火」編から、「天空」編の上映を開始しました。これに合わせて、車両に上映内容を示すイラストシールも新たに「天空」編のものになりました。
9月18日より上映を開始した「天空」編のイラストシール。
「天空」編の上映内容。
☆相模鉄道・JR東日本、相互直通運転の計画が明らかに(2004.9.13)
9月8日付けの日本経済新聞・朝日新聞によると、横浜−海老名・湘南台間に路線を持つ相模鉄道(相鉄)とJR東日本は、2010年を目処に相互直通運転を計画している事を明らかにしました。この計画によると、相鉄線・西谷駅からJR東海道貨物線・横浜羽沢貨物駅までの約2Kmを地下トンネルで建設する模様です。
完成後は、相鉄線とJR線との相互直通運転が開始され、相鉄線沿線から新宿まで、乗り換えなしで結ばれる事になり、神奈川県から東京都に入る事が出来なかった相鉄の車両が念願であった東京都への乗り入れが実現する計画となっています。
今回の新線計画は現段階ではまだ、着工された訳ではないため、今後の動向が注目されます。
☆鶴見線用205系1100番台が営業運転開始(2004.8.30)
カナリア色の103系3両編成が活躍する鶴見線ですがこの程、山手・川越区から転属となった205系が、1100番台として鶴見線に転属となり、営業運転を開始しました。
今回、鶴見線に登場した205系1100番台はナハT11編成で、クモハ204−1101+モハ205−26+クハ205−1101の3両編成です。このうち、クモハ204とクハ205はそれぞれ、先頭車化改造によって登場しました。クモハ204−1101(モハ204−26が種車)と、モハ205−26は以前、山手線のトウ(旧ヤテ)9編成に組み込まれていて、クハ205−1101(サハ205−161が種車)は埼京線の付随車として組み込まれていました。このうち、クハ205−1101は2年前に改造工事を終えて出場し、他の2両が出場するまで留置されていました。8月30日現在、鶴見線で活躍する205系1100番台は、ナハT11編成のみですが、最終的には103系を全て置き換える予定です。
営業運転を開始した205系1100番台。方向幕は側面・前面ともLED化された。クハ205−1101のドア窓は大窓タイプ。
103系と顔を合わせた205系1100番台。新旧の並びが見れるのも、長くないないだろう。
☆東京総合車両センターで一般公開が開催される(2004.8.28)
毎年恒例となっている東京総合車両センター(2004年6月1日に大井工場と山手電車区が統合され設立)の「夏休みフェアー」ですが、今年も8月28日に開催されました。工場内では電車部品の展示や、車両の展示などが行われた他、東京臨海高速鉄道による出店や鉄道グッズの販売が行われました。会場内は多くの鉄道ファンや家族連れで賑わっていました。
東京総合車両センター(旧大井工場)の正門の様子。多くの来場者で賑わった。
工場正門付近に展示されているクモハ101−902。
旧型車両の展示も行われた。
こちらは鉄道記念物に指定されたナデ6141号。
こちらは209系、183系、クモル145系の並び。
こちらは電気検測車クモヤ192・193。信号関係と直流架線を検測する。
会場内では113系の試乗会も行われた。「青い海」のヘッドマーク付。左側はクモヤ143。
山手線から武蔵野線への転用改造が進められている205系(5000番台も含む)
☆日比谷線全線開通40周年記念ヘッドマーク(2004.8.28)
1964年8月29日に中目黒まで全線開通した地下鉄日比谷線ですが、今年で全線開通40周年を迎えました。40周年を記念して東急1000系1001F、1002F、東京メトロ03系第36編成に記念のヘッドマークが取り付けられました。東急1000系に取り付けられたヘッドマークと東京メトロ03系に取り付けられたヘッドマークは、それぞれデザインが異なっています。
ヘッドマーク取り付け編成は9月上旬頃まで運転される模様です。
東急1000系1001Fと1002Fに取り付けられたヘッドマーク。今は無き営団3000系と東急7000系のデザインとなっている。
こちらは03系第36編成に取り付けられたヘッドマーク。こちらにも営団3000系のイラストがある。
☆臨時急行「みなとみらい」号が運転される(2004.8.22)
東京地下鉄と東京急行電鉄、横浜高速鉄道の3社は、8月22日に北千住−元町・中華街間に臨時直通急行「みなとみらい」号を運転しました。「みなとみらい」号は今年の5月に運転された「横浜みらい」号と同じく、東急1000系を用いて運転されました。今回は停車駅が東横線・みなとみらい線の急行停車駅と同じため、方向幕は「急行元町・中華街」と表示されました。
急行「みなとみらい」号は、8月29日にも運転されます。
1007Fを用いて運転された臨時急行「みなとみらい」号。ヘッドマーク付での運転となった。
こちらはヘッドマーク。
☆E257系500番台の展示会が行われる(2004.8.21)
10月16日のダイヤ改正より内房・外房線の特急「さざなみ」・「わかしお」号に投入されるE257系500番台ですが、8月19日と20日の2日間、千葉駅にて車両展示会が行われました。展示会はE257系500番台の車内も公開され、来場者にはE257系500番台のパンフレットが配られました。
E257系500番台は2001年12月のダイヤ改正で登場した中央線の特急「あずさ」・「かいじ」号用に製造された0番台車をベースに造られているものの、デザインが異なる他、内装も白・黄・青の3色をベースになっています。5両1編成(3M2T)で構成され、先頭車が10両運転を考慮して貫通扉となっています。
E257系500番台は来年までに5両19編成が出揃う予定で、来年には特急「しおさい」・「あやめ」号にも投入される予定ですが、これらの列車の一部は183・189系が、しばらく活躍する模様です。
千葉駅に展示されたE257系500番台。
こちらはE257系500番台のシート
こちらはLED行き先表示装置。
ロゴマーク。

中央線の特急「あずさ」「かいじ」号に投入された0番台車。500番台はカラーリングが大きく異なる。

10月のダイヤ改正で「さざなみ」「わかしお」号の定期運用から離脱する幕張区の183・189系。
「しおさい」「あやめ」号ではダイヤ改正後も引き続き、183・189系が用いられる。
☆大糸線用キハ52−115が国鉄色に復元!(2004.8.15)
南小谷−糸魚川間の運用に就くJR西日本・大糸線用として糸魚川運転センターに所属するキハ52形気動車ですが、8月になってからキハ52−115が国鉄色に復元されました。国鉄色復元を記念して、8月1日には糸魚川にて撮影会が行われました。国鉄色に復元されたキハ52−115は現在、他の車両と同じく南小谷−糸魚川間の定期列車に運用に就いています。糸魚川運転センターに所属するキハ52は現在、3両が在籍していますが、国鉄色に復元された車両が1両のみであるため、国鉄色車での運転は、毎日行われている訳ではありません。
キハ52形の国鉄色復元車は、今回復元された大糸線の他に、約2年前よりJR東日本・盛岡車両センターに所属しているキハ52−145、149の2両があり、主に花輪線・IGRいわて銀河鉄道線(盛岡−好摩間)などで運転されています。
国鉄色に復元され、定期列車に充当されるようになったキハ52−115。末永い活躍を期待したい。
こちらは前面の様子。
こちらは、大糸線色のキハ52。キハ52−115も、少し前までこの色であった。
☆東京湾大華火祭開催に合わせて臨時電車が運転(2004.8.14)
東京地下鉄は今年も、8月14日に東京湾大華火祭開催に合わせて、相互直通運転を行っている鉄道会社と共同で、各駅から新木場までの臨時直通電車を運転しました。
今回運転された臨時直通電車は、西武池袋線・小手指−新木場間往復運転の「ナイアガラ」号(西武6000系)、東武東上線・川越市−新木場間往復運転の「スターマイン」号(東武9000系)、東急目黒線・武蔵小杉発新木場行きの「ファンタジー」号(東京メトロ9000系)、埼玉高速鉄道・浦和美園発新木場行きの「レインボー」号(東京メトロ9000系)、小田急多摩線・唐木田発新木場行きの「ドラゴン号」(東京メトロ6000系)がそれぞれ運転されました。このうち、「ファンタジー」号、「レインボー」号は営業用列車は通らない市ヶ谷の南北線−有楽町線の短絡線を経由して運転、「ドラゴン」号も同様に、霞ヶ関の千代田線−有楽町線の短絡線を経由して運転されました。また、これらの臨時直通電車に接続する形で、東急田園都市線・中央林間発永田町行きの「スターライト」号(東急5000系)も運転されました。沿線には大勢の鉄道ファンで賑わっていました。
東京メトロ9000系9117Fを用いて運転された「ファンタジー」号。今年からヘッドマークのデザインが変わった。
こちらは、9118Fを用いて運転された「レインボー」号。
東京メトロ6000系を用いて運転された「ドラゴン」号。6002Fを充当。
東武9000系を用いて運転された「スターマイン」号。9007Fを充当。
☆都営6300形が浦和美園へ入線(2004.8.12。8.14補足)
普段なら南北線白金高輪以北へは入線しない都営6300形ですが、8月12日の早朝に埼玉高速鉄道浦和美園検車区へ試験目的のために入線しました。今回の浦和美園入線に充当された6300形は、3次車に分類される6331Fでした。都営6300形の浦和美園入線は今回が初めてですが、果たして営業運転として入線が行われるのかどうか注目されます。
試験は8月12・13日の2日間で行われ、8月14日早朝に都営6300形は志村検車区へ返却回送されました。
浦和美園検車区に初入線した都営6300形。
※このニュースは東急目黒線情報と同じ内容です。東急目黒線情報も合わせてご覧下さい。
☆E231系グリーン車が運転を開始(2004.7.28)
7月1日より、10月16日のダイヤ改正に合わせて、小山区に所属するE231系の一部編成に2階建てグリーン車のサロE231−1000番台、サロE230−1000番台の2両を組込み、宇都宮線と高崎線で営業運転を開始しました。最終的には小山区のE231系10両基本編成にグリーン車2両が連結される予定です。なお、E231系に連結されたグリーン車は、10月のダイヤ改正前まで、宇都宮線・高崎線内においてグリーン券なしで乗車する事が出来ます。このため、始発駅ではグリーン車に乗ろうとする乗客で行列が出来ることが多い模様です。
また、国府津区に配属された東海道線用のE231系ですがこの程、宇都宮線で営業運転を開始しました。このE231系は、車外スピーカーの準備工事済と、車内の次駅案内表示機が2段式LEDに変更されている他は、高崎・宇都宮線用のE231系とほぼ同じです。
宇都宮線・高崎線で走るE231系のグリーン車は、ダイヤ改正までグリーン料金なしで乗車する事が出来る。
2階建てグリーン車のE231系サロE230−1000番台。
こちらはサロE230−1000番台の1階のグリーン席の様子。
E231系グリーン車の室内にある案内表示機は、E217系の物とは異なり、2段スクロールLEDになっている。
宇都宮線で営業運転を開始した国府津区所属のE231系。「K−03」の表記が国府津区所属車の証。
室内の次駅案内表示機が2段式スクロールLEDに変更された国府津区のE231系。
☆秩父鉄道、デキ4重連運転が行われる(2004.7.20)
主に、石灰石輸送として貨車を牽引する秩父鉄道の電気機関車(デキ100系等)ですが、7月19日に熊谷−秩父間において、「秩父川瀬祭」号として、デキ4両が12系客車4両を牽引しました。4重連運転は非常に珍しいものであり、沿線には猛暑の中、大勢の鉄道ファンで賑わっていました。
デキ100形を先頭に4両の電気機関車が12系客車4両を牽引。日章旗・ヘッドマーク付きでの運転となった。
秩父駅では、機回しが行われた。
12系客車にもヘッドマークが取り付けられた。
☆北総開発鉄道が「北総鉄道」へ名称変更を実施(2004.7.1)
東京都の京成高砂と千葉県の印旛日本医大間を結ぶ(注:小室−印旛日本医大間は第2種鉄道事業者として営業)北総開発鉄道ですが、7月1日より都市基盤公団が独立行政法人化された事に合わせて、都市基盤公団は保有していた小室−印旛日本医大間の第三種鉄道事業を、新たに設立された「千葉ニュータウン鉄道」に譲渡しました。これに合わせて、北総開発鉄道は会社名を「北総鉄道」と名称変更を行い、路線名も北総・公団線から「北総線」へそれぞれ変更されました。
今回の変更に合わせて、ゲンコツ電車として知られている北総7000系の側面に記載されている社名も「北総鉄道」となりました。
☆北総線の運営体系について
北総鉄道は、京成高砂−小室間を第一種鉄道事業者として運営し、小室−印旛日本医大間を第二種鉄道事業者として運営しています。これは、小室−印旛日本医大間が「千葉ニュータウン鉄道」が線路・車両を保有しているため、第三種鉄道事業者として運営しています。「千葉ニュータウン鉄道」は列車の運行を行わず、第二種鉄道事業者の「北総鉄道」が列車の運行を一括して行っている特殊な路線です。
社名変更に合わせて、7000系の社名も合わせて変更。
北総鉄道の主力車である7000系。
☆伊豆急行、9月から沿線住民向け割引制度を開始(2004.6.30)
静岡県の伊東と伊豆急下田を結ぶ伊豆急行ですが、日経プレスリリースによると、9月1日より沿線の小学生と70歳以上の高齢者に対象として、会員制の割引制度を開始する模様です。会員になると、70歳以上の高齢者は通常の運賃よりも半額となり、小学生の場合、全線一律で100円で乗車出来るようになります。沿線住民を対象とした割引制度は珍しいものと考えられます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
また、これとは別に、この程発売された鉄道ビクトリアル東急特集によりますと、伊豆急行へ東急8000系が譲渡される旨が掲載されていました。さらに一部情報によると既に、先頭車化改造された8000系(8500系も含む)も登場している模様です。
ご存知の通り、リゾート型車両が多く活躍する伊豆急行。写真は2100系アルファリゾート21。東京まで乗り入れることもある。
☆東急デヤ7200系が8000系を牽引(2004.6.17、6.30追加)
主に、電気検測車として東急線と横浜高速鉄道線の架線の測定や、池上・多摩川線用の車両の長津田工場入場時の際の牽引車としての役割を持つデヤ7200系ですが、6月17日に、東横線で運用離脱をした8000系4両を長津田工場へ牽引しました。詳細は明らかにされていませんが、8000系車両をデヤ7200系が牽引する事は珍しい事だと考えられます。
今回の回送はおそらく、伊豆急行へ譲渡するための、改造工事を受けるものだと考えられます。(2004.6.30追加)
東横線で運用離脱した8000系4両をサンドイッチ方式で牽引するデヤ7200系。
6月17日に牽引された8000系は、クハ8030+デハ8130+デハ8129+クハ8029の4両。
☆6月に長津田工場へ回送された運用離脱済の8000系は以下の通り。(2004.6.30追加)
クハ8029+デハ8129+デハ8130+クハ8030
クハ8035+デハ8155
クハ8011+デハ8111+デハ8112+クハ8012
☆200系新幹線、E1系の代走を務める(2004.6.17)
現在、リニューアル工事を進めているE1系「Max」ですが、この度、工場入場のためE1系で用いられている「Maxとき」号の一部列車に、3月13日のダイヤ改正で運用を離脱した200系F編成を用いて、6月14日から200系F編成が代走しています。代走運転は当面の間続く模様です。また、これに合わせて、200系F8、F19編成が仙台から新潟へ転属となりました。
営業列車として3月13日のダイヤ改正以降、東京駅久しぶりに姿を現した200系オリジナル編成(F8編成)
200系ビュッフェ車両の方向幕には「とき新潟」と数年ぶりに表示が実現。
F8編成と同じく、新潟へ転属となったF19編成。
☆小田急2600形が引退(2004.6.8)
昨年、旧塗色に復元された小田急2600形2670Fですが、6月5日に唐木田−開成間にさよなら運転が行われました。2600形は、このさよなら運転をもって引退しました。さよなら運転は、小田急電鉄が事前に参加者を募集し、団体扱いとして運転されました。また、同日、開成駅では2600形の展示会も行われ、大勢の鉄道ファンで賑わった模様です。
旧塗色に復元された小田急2600形2670F。写真は5月30日に撮影。
5月30日には終日、多摩線運用に入った。
☆大宮工場一般公開が開催される(2004.5.29)
JR東日本は5月29日に、大宮工場にて「JRおおみや鉄道ふれあいフェア」を開催しました。このイベントは主に、工場の一般解放であり、その他にも車両展示なども行われました。車両展示では昨年登場した、ハイブリッド車両のキハE991系「NEトレイン」やE993系「ACトレイン」、クモハ40などが展示されました。その他にもEF55の体験乗車会や模擬店の販売などが行われました。
会場は大勢の家族連れや鉄道ファンで賑わっていました。
大宮工場に入場中の107系。
トランバーサーの体験乗車会も行われた。
日本の鉄道車両では初となるハイブリット車両のキヤE991−1「NEトレイン」。
E993系ACトレインも展示された。
クモハ42。
☆営団地下鉄Sマークグッズ販売会が行われる(2004.5.9)
4月より「東京地下鉄株式会社」として民営化された帝都高速度交通営団(営団地下鉄)ですが、営団時代に使われていたSマークや路線案内図などの販売会が5月8日と9日に、茅場町駅構内において開催されました。両日ともに長蛇の列が出来、中には徹夜組も数多くいたようです。
両日ともに大勢の鉄道ファンで賑わっていて、先頭車前面のSマークは7000円〜10000円で発売され、発売してから早いうちに完売となりました。その他にも、路線案内図の販売等も行われました。
大勢のファンで賑わった「Sマークグッズ販売会」。青いビニールの上には路線図が並べられている。
☆横浜みらい号が運転される(2004.5.4)
東京地下鉄と東京急行電鉄、横浜高速鉄道は5月4日と5日に、東京メトロ日比谷線・北千住〜みなとみらい線・元町・中華街間まで臨時直通電車「横浜みらい」号を運転しました。車種は東急1000系1005Fが充当されました。
先頭車前面には特製のヘッドマークが取り付けられ、前面方向幕は行き先を表示し、側面方向幕は臨時を表示して運転しました。沿線は多くの鉄道ファンで賑わっていました。
また、運行番号は北千住−日吉間が89、日吉−元町・中華街間が41を表示しました。
種別幕を白幕、行き先幕に元町・中華街と表示して特製ヘッドマーク付で運転された「横浜みらい」号。
なお、東急1000系による横浜高速鉄道みなとみらい線への営業運転は今回が初めてとなった。
側面方向幕は全区間、臨時を表示。
東横線の駅では、回送として列車発車案内板に表示された。武蔵小杉にて。
☆EF58−61&EF64−1001の重連運転が実現!(2004.5.3)
JR東日本新潟支社は、新潟駅の開業100周年と、信越線新潟−直江津間の開通100周年を記念して、5月3日に団臨扱いで「新潟駅開業100周年記念」号として高崎運転所の旧型客車5両をEF58−61とEF64−1001が重連牽引を行いました。
沿線は大勢の鉄道ファンで賑わい、茶カマ同士の重連運転が行われた事もあって、大勢のファンを魅了したものでありました。
また、直江津運輸区でも、信越線開通100周年記念の一環として同日、イベントが開催されました。
特製記念ヘッドマークを取り付けての運転となり、茶カマ同士の重連が実現した。
旧型客車の最後尾の様子。
☆ほくほく線ゆめぞら号、「花火」編を上映(2004.5.3)
昨年4月より運転を開始した北越急行HK100形100番台「ゆめぞら」号ですがこの度、トンネル内で上映する内容を季節ごとに3種類に分けて上映する事になり、4月29日より「花火」編が上映を開始しました。これにより、これまで上映されてきた「星座」編は、当分の間見納めとなりました。
また、今回の「花火」編上映開始に合わせて、越後湯沢寄のHK100−102に、上映内容を示すイラストシールが貼られるようになりました。
トンネル内で上映を行うほくほく線ゆめぞら号。
今回の「花火」編の上映開始に合わせて、越後湯沢寄の車両に上映内容を示すイラストが追加された。
今回、上映を開始した「花火」編の車内の様子。
☆つくばエクスプレス量産車の甲種回送(2004.4.19)
来年の秋頃の開業を目指して、秋葉原−つくば間に建設中の「つくばエクスプレス」(首都圏新都市鉄道)ですが、開業に合わせてTX1000系、2000系の甲種回送が現在、行われています。2月から4月3日(注:出発駅基準)までに行われた甲種回送は途中、新鶴見信号所から牽引するEF81電気機関車にヘッドマークを取り付けられました。ヘッドマークの装着が甲種回送時に行われる事は、珍しい事です。

EF81が特製ヘッドマークを装着してTX1000・2000系を牽引。画像提供:唐坂みかん様

昨年4月に開催された守谷車両基地一般公開時に撮影した直流専用のTX1000系。
☆東急5050系が運転開始(2004.4.3。2004.4.19追加)
東京急行電鉄は4月1日より、東横線用に3編成を製造した5050系の営業運転を開始しました。登場当初は5151Fのみ運転となっていましたが現在は、3編成とも運転を開始しました。運転開始にあわせ、5151F、5152Fの前面に当分の間、デビュー記念の特製のヘッドマークを取り付けて運転しています。(5153Fはヘッドマークなし)
5050系は今回は3編成のみの製造でしたが今後も田園都市線用の5000系も含めて、増備が計画されている模様です。
記念ヘッドマークを装着して運転中の5050系5151F。運転開始の4月1日には数少ない急行日吉行にも充当された。
5050系は鉄道車両では国内初となったフルカラーLEDを採用した。
営業運転開始前には、田園都市線で試運転を行った5050系。
5152Fも運転を開始しました。特製ヘッドマークは5151Fと異なるものが用いられている。(4.19追加)
☆東海道線用E231系試運転中(2004.4.3)
7月からの営業運転開始を予定している国府津電車区に配属された東海道線用のE231系ですが、営業運転開始前の現在、東海道線や伊東線などで試運転を行っています。国府津電車区には113系が配属されていますが最終的にはこのE231系に置き換えられるものと考えられます。
試運転で東京駅に姿を見せたE231系。
東海道線用のE231系の室内LED装置は2段LEDとなっている。
☆東京メトロ、民営化となってスタート(2004.4.1)
政府の特殊法人民営化方針によって、特殊法人であった営団地下鉄(帝都高速度交通営団)は3月31日をもって、60年近くにわたる営業を終了し、4月1日より新たに、政府と東京都などが出資して成り立つ「東京地下鉄株式会社、愛称名:東京メトロ」として民営化されました。
民営化により営団地下鉄の車両、駅案内板(一部駅を除く)は4月1日より、Sマークから新しいMマークへ変更されました。これと同時に職員の制服も一新しました。
元営団車両は車両前面左側にも東京メトロのシンボルマークである「Mマーク」が取り付けられた。写真は9000系。
先頭車の側面前方にもシンボルマークが取り付けられた。
営団時代のシンボルマークであったSマークも全車、東京メトロのシンボルマークのMマークへ変更となった。
民営化と同時に東京地下鉄は都営地下鉄と同時に、駅ナンバリングも開始。
☆さよなら営団地下鉄。ここ最近の動き(2004.3.26)
4月1日より「東京地下鉄株式会社」として民営化される帝都高速度交通営団(営団地下鉄)ですが、シンボルマーク・制服が一新されるため、車両にも変化が出ています。各車両にはこれまでの「Sマーク」は撤去され車両側面には新たに、「Mマーク」を取り付けています。(現在はMマークの上にSマークのシールを貼っています)
駅の看板も現在、SマークからMマークへ模様替えの準備をしていて、長年に渡って親しまれてきた「Sマーク」もあと数日で見納めとなってしまいます。また、民営化にあわせて有楽町線の営団成増、営団赤塚の両駅は民営化される4月1日から地下鉄成増、地下鉄赤塚にそれぞれ改名されます。
その一方、営団地下鉄と都営地下鉄は4月より全駅に、誰にでもわかりやすい地下鉄を目指して、地下鉄の路線名や駅名に固有のアルファベットや番号を併記した「駅ナンバリング」を開始します。これにあわせて営団・都営両地下鉄の各駅には「駅ナンバリングシール」が貼られるようになりました。例えば南北線はN、三田線はIを用いて表記され、数字は西または南から順に付番していくため目黒駅がN1、I1、白金高輪駅がN3、I3、西高島平駅がI27、赤羽岩淵駅がN19と表記されています。詳しくは営団地下鉄ホームページ内のこちらのページをご覧下さい。
長年に渡って親しまれてきた先頭車前面のSマークは既に全車両、撤去された。
現在は、このようにSマークが撤去された状態に。
4月1日までは、新しい「Mマーク」の上に暫定的にSマークのシールをかぶせている。
☆営団丸の内線開業50周年記念塗色車が運転中(2004.3.26)
営団地下鉄は丸の内線開業50周年を記念して、02系の1編成を開業当時活躍していた500形電車の塗色と同じものに復元した「50周年記念号」を1月から3月まで運転しています。この編成は現在、「ロッテガーナチョコレート」のラッピングをして運転しています。
開業当時の塗色に復元された02系第50編成。
☆特急「新雪」号が運転される(2004.3.20)
JR東日本新潟支社はかつて、上野−石打間にスキーシーズンの時に限り臨時として運転された特急「新雪」号を3月20日に上野−東三条間(石打−東三条間は回送扱いとして運転)で運転しました。車両は田町電車区所属の183・189系H81編成(8両)を用いられ、特製のヘッドマーク、方向幕を掲示して運転されました。今回のリバイバル運転も、急行「あがの」号運転時と同様に、団体扱いとして事前にツアー客を募集して運転されました。沿線は大勢のファンで賑わっていました。
十数年ぶりに運転された「新雪」号。残念ながらシンボルマークなしでの運転となった。
石打−東三条間も回送扱いとして運転されたため、長岡駅でも撮影することが出来た。ヘッドマーク、方向幕は全区間、掲示したままでの運転となった。
ヘッドマーク、方向幕。いずれも全区間、表示したままで運転された。
☆羽越線にホームライナー登場(2004.3.14)
JR東日本は3月13日のダイヤ改正から白新・羽越線のホームライナー快速「らくらくトレイン村上」号が新潟→村上間で運転を開始しました。車種は上沼垂運転区の485系を用いて運転されます。なお、乗車時に300円の乗車整理券が必要となります。
また、快速「らくらくトレイン村上」号運転開始に伴い、これまで新潟→長岡間に運転されていた快速「らくらくホームトレイン」号は快速「らくらくトレイン長岡」号へ名称変更となりました。この列車は土休日運休のため、運転開始は3月15日からとなります。
快速「らくらくトレイン村上」号。車種は「ムーンライトえちご」で用いられている485系K編成が用いられることが多い。
方向幕・ヘッドマーク。
今回の運転開始にあわせ新潟駅1番線には乗車整理券の券売機が設置された。
☆3月13日ダイヤ改正(2004.3.13)
JRグループは3月13日にダイヤ改正を実施しました。今回のダイヤ改正の目玉は、九州新幹線「つばめ」の新八代−鹿児島中央間の部分開業がメインとなっています。関東甲信越では上越新幹線の熊谷−高崎間に新駅「本庄早稲田」駅が開業しました。その他にも各線で時刻変更が行われています。また、ダイヤ改正の前日をもって、200系オリジナル編成(12両、16両)が定期運用を離脱しました。
☆姿を消す200系オリジナル編成(2004.2.22)
3月13日に実施されるJRダイヤ改正ですがこの改正で、東北新幹線は列車の速達化が行われることになり、JR東日本では老朽化が進む200系F、H編成を置き換えるためE2系1000番台とE3系の増備を進めています。このため200系F、H編成は3月12日限りで定期運用を離脱し、開業当時からのオリジナル編成が姿を消すことになります。なお、リニューアル工事が施されたK編成(10両12編成)は改正後も、上越新幹線を中心に運転されます。また、これと同時に200系が定期列車として仙台以北へ入線する事も無くなります。
※3月13日以降の200系新幹線の運用はこちらをご覧ください。

今回のダイヤ改正により姿を消す200系F編成。いずれも大宮にて。

2階建て車両を2両連結した16両編成のH編成も今回の改正で引退。
☆東急東横線用の5050系が登場!(2004.2.10)
東急電鉄は東横線用としてこの度、5050系を製造し2月10日に5151F編成が逗子から甲種回送されました。
5050系は田園都市線用として製造された5000系とほぼ同じですが8両編成である事や、LED方向幕が初めてフルカラー方式のものが採用された事、車体側面のラインカラーが、赤色とさくら色の帯となってます。なお、編成は下の通りです。
横浜・元町・中華街寄 渋谷寄
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クハ5851−デハ5751−デハ5651−サハ5551−サハ5451−デハ5351−デハ5251−クハ5151
なお、2003年度中に5050系は、もう1編成増備されます。
ラインカラーがさくら色となった東横線用5050系。
今回からフルカラー式のLEDが採用されたため、種別幕が廃止された。
牽引機はEF65−1069(JR貨物所属)が担当した。
☆横浜高速鉄道みなとみらい線が開通(2004.2.1)
横浜と元町・中華街間(4.1Km)を結ぶ横浜高速鉄道みなとみらい線が2月1日に開通しました。横浜駅で東急東横線と相互直通運転を行い、渋谷−元町・中華街間を最速で35分(特急利用)で結びます。開通に合わせ横浜高速鉄道は新型のY500系を昨年、8両6編成を製造し同日より営業運転を開始しました。横浜−元町・中華街間には途中、新高島、みなとみらい、馬車道、日本大通りが設置されています。
みなとみらい線沿線は、開通を記念してイベントが開催されていました。正午過ぎの列車からは混雑が目立ち、列車の運行まで遅れていました。特に横浜中華街では開通記念パレードが盛大に行われ大勢の人が観客していました。
また、開通前日の1月31日は渋谷−横浜間のみの運行となったため日中、「横浜」行の電車を見ることが出来ました。
☆みなとみらい線開通記念ページも製作しました。詳しくはこちらも合わせてご覧ください。

新しい元町・中華街駅に到着した横浜高速Y500系。



元町・中華街駅発一番列車となったY500系Y511編成には特製ヘッドマークが掲示された。

東横線や目黒線を走る車両には記念ヘッドマークを取り付けた編成が数多く見られた。

1月31日は終日、横浜行きが見られた。
製作者より:みなとみらい線が開通し、沿線では開通を祝うイベントが各地で開催されました。元町商店街や横浜中華街ではみなとみらい線開通に対して意気込みが強く、盛大なパレードが行われていました。みなとみらい線では鉄道ファンをはじめ、大勢の利用客が乗車していました。製作者も8時過ぎに初めて、みなとみらい線に乗りましたが、各駅に発車メロディーが上下線別に流れていました。駅舎の作りも各駅で異なっており、過去と未来をうまく調和していて豪華な作りとなっていました。撮影後、みなとみらい線の開通記念入場券とみなとみらい線の券売機で発売されていたY500系のイラストとみなとみらい地区の写真のデザインのパスネットを購入しました。9時頃の渋谷行きの電車は空席が目立ちましたが12時を過ぎると、元町・中華街行きは大混雑となり、渋谷行きも混み始めるようになりました。そのため、乗降時間がかかり東横線・みなとみらい線のダイヤが乱れるようになり5分から10分程度遅れて運転していました。特に元町・中華街駅の混雑は酷く、身動きが出来ない状態でした。そのせいか元町・中華街駅で撮影している人は日中、あまりいませんでした。毎日、このような混雑が続けば第三セクターである横浜高速鉄道は黒字経営になるものと思われますが、みなとみらい線が横浜散策への足として、利用客に親しまれる事を願うばかりです。
☆東横線横浜−桜木町間が廃止(2004.1.30,2004.2.1追加)
2月1日に開通する横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転を行う東急東横線ですが、1月30日限りで横浜−桜木町間が70年近くの歴史に幕を下ろし、廃止となりました。沿線には別れを惜しむ鉄道ファンや沿線住民で大混雑していました。同線が廃線となった理由は、みなとみらい線が横浜駅で接続しているため、相互乗り入れを行う東横線も横浜駅を地下化したためです。大手私鉄幹線の部分廃止は非常に珍しいことです。これに合わせて8000系の8011F、8033Fが長津田へ廃車回送が行われ、8029F、8035F、8037Fも運用を離脱しました。

9013Fにはさよならステッカーが掲示された。

桜木町駅には大勢の人で大混雑。列車到着時にはフラッシュ撮影が禁止された。
見納めとなった東横線・桜木町行き。桜木町にて
東横線・桜木町駅の記念入場券(拡大)


1月30日で運用を離脱する模様の8000系8029F、8035F。

1月30日まで桜木町まで運転していた東横線も反町・横浜駅が地下化され、桜木町へは行かないようになった。
写真は1月31日に地下化された横浜駅で幕回しの時に少しだけ見せた「桜木町」の幕。
製作者より:東急東横線横浜−桜木町間が70年近くにわたる歴史に幕を下ろし廃止となりました。製作者も、最後の東横線・桜木町駅を見届けるため撮影しました。桜木町駅には日割定期券や記念入場券を求める人で長い行列が出来、記念入場券は18時頃には完売となりました。この記念入場券ですが一旦売り切れになったものの29日に再入荷され発売されていました。
その一方で日割定期券は限定数が無いため、記念入場券が完売した後から長い行列となり、19時頃には3時間待ちとなったそうです。日割定期券を15時頃に桜木町−渋谷間を購入しましたが、運賃が320円でした。
沿線には大勢のファンで大混雑していました。1月31日から横浜・反町の駅は地下化され昨日の終電後に東白楽付近の地下切り替え工事現場では急ピッチに進められ、始発から平常どおり運転していました。東白楽の工事現場付近を車内から見たところ、1月30日まで使用していてた桜木町へ向かっていた線路が山積みとなっていました。地下化された区間はスピードアップが行われ1・2分ほど所要時間が短縮されていました。横浜駅は地下5階にホームがあり、JR線や他社線に乗り換える際、今までより時間がかかりました。かつてまで東横線で一本で行けた渋谷から桜木町へ行く場合は、湘南新宿ラインで横浜まで行き、横浜で根岸線(京浜東北線)に乗り換えたほうが早く着き、乗換えが楽だと思います。横浜からの帰りには湘南新宿ライン(215系快速)に乗りました。横浜駅横須賀線ホームから昨日までの東横線ホームを見ましたが、電車が来なくて本当に廃止となったのだと実感しました。昨日まで当たり前であった東横線=渋谷−桜木町間、というのも過去のものになってしまいました。今まで当たり前だった光景ももう見られなくなるというと寂しく感じます。
☆東海道線用のE231系が登場(2004.1.21)
JR東日本は、東海道線で活躍している113系を置き換えるためこの度、E231系を製造しました。外観は東北・高崎線で活躍しているE231系とほぼ同じで、車外スピーカーの準備工事が施されています。また、E231系で初めて2階建グリーン車も製造されました。
東海道線に製造されたE231系。
E231系で初めて製造された2階建グリーン車のサロE230、E231。写真はサロE230−1043。
☆営団地下鉄、Sマーク撤去車が続出(2004.1.20)
4月1日から「東京地下鉄株式会社」として民営化される営団地下鉄(帝都高速度交通営団)ですがこのほど、先頭車前面の営団地下鉄のシンボルマークであるSマークを撤去した車両が登場しました。また、車両側面もSマークが撤去され、新しいマークが準備されています。おそらく、新会社移行のため、シンボルマークも一新することになったことから今後も先頭車前面のSマークを撤去した営団車は増えるものと考えられます。
Sマークが撤去された営団9000系。
車両側面のSマークも撤去され、新たに新マークが準備されたものに取り替えられた。
新しいシンボルマークはMETRO(地下鉄)のMを表したものになる模様です。
☆205系先頭車改造車が南武線に登場(2004.1.20)
E231系増備によって山手線の205系が進む中、この程南武線に初めてサハ205−61、62(元ヤテ車)を先頭車化改造した205系1200番台が登場しました。この1200番台はナハ46編成として1月19日から運転を開始しました。ナハ46編成の編成は次の通り。
川崎方
クハ205−1201+モハ205−91+モハ204−91+モハ205−93+モハ204−93+クハ204−1201
南武線に初めて登場した205系先頭車化改造車。
☆東急東横線方向幕更新状況(2004.1.20)
来月1日に開通する横浜高速鉄道みなとみらい線への乗り入れが開始するのに合わせ順次、東横線を走る車両では方向幕の取替えや8000系LED表示車の表示方式に変更されています。このうち東横線を走る8000系で方向幕車である8021Fもこの度、新しい方向幕に取り替えられていました。
注目されていた8021Fは新方向幕に取り替えられる。
桜木町駅で幕回し中に現れた「各停元町・中華街」行。廃止される桜木町で撮影された皮肉な写真である。
☆東急8000系のLED表示に変化(2004.1.9)
最近、方向幕に関する話題が多い東急東横線ですがこの程、一部の8000系のLEDも表示方法に変化がありました。8000系LED車の場合今まで、各駅停車は行き先のみだけを表示していましたがこの程、「各停」+行き先を表示するようになりました。また先頭車前面の行き先表示には、新たに英文が入るようになりました。最終的に東横線の8000系の全編成が新しい表示に変わる模様です。これらの出来事はおそらく、来月1日に開通するみなとみらい線への乗り入れに合わせたものだと考えられます。
「各停」が表示されるようになった東横線の8000系。写真は8025F
先頭車前面の行き先表示機にも英文が入るようになった。
☆485系勝田色車が運転を開始(2004.1.6)
主に、波動用輸送として活躍している勝田電車区の485系K60編成ですが先月、転属当初の北越色から新たに、塗色変更と室内のリニューアルを郡山工場で行い1月6日の団体臨時列車より運転を開始しました。
北越色から塗色変更が施された勝田電車区K60編成。我孫子にて
こちらはロゴマーク。