■河口湖自動車博物館

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海軍93式中間練習機。昭和9年に制式採用され、終戦まで5,500機以上が生産された影の名機である。陸海軍の練習機は機体をオレンジ色に塗装していたので、いつしか「赤とんぼ」と呼ばれ、親しまれた。この機体はレプリカ。
  
 
 
エンジンは瓦斯電製「天風」空冷星型9気筒340馬力。最高速度219km/h。プロペラは木製の2翅。名だたるエースパイロットも、まずこの練習機で腕を磨き、戦線へ飛び立っていった。
  木製のプロペラ。山本五十六大将の揮毫が彫られている。


 

 
胴体後部のみ復元された海軍の三菱一式陸上攻撃機。葉巻型のフォルム、翼に燃料タンクをもうけたインテグラルタンクの採用などで、長大な航続距離とスピードを誇った。が、防弾を最初から無視した設計のため、被弾するとたちまち火を噴き、米軍に「ワンショット・ライター(一発で火がつくライター)」というあだ名をつけられた。
 
 

 

 
  2,400機以上生産され、大戦全期間を通じて日本海軍の主力爆撃機として使用された。この機体は22型で、航続距離は各型の中では最も長大だった。
   
 

 
この機体のエンジン、三菱製「火星」。大出力を発生させるために直径が大きく、双発以上の爆撃機などに用いられたが、海軍の局地戦闘機「雷電」も搭載した。

その他、展示物は多岐にわたる。すべて個人のコレクション。

 

 
海軍の爆撃機「銀河」のプロペラ。
 

ラバウル航空隊のジオラマ。

 

? 燃料タンク。

 
零戦などのタイヤは売り物。とてつもなく高値、ってほどではなかったが。
 

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2002/07/30 新規掲載 2007/08/24 再掲載