盗人

 

 

覆われているもので現わされないものはなく、隠されているもので

知られずに済むものはない(ルカ12・2)

ユダ(イカリオテ)主の日

 

 

 

1.聖書

2.スウェーデンボルグ

彼は与えられた十個の貨幣よりも、盗んだ一個の貨幣を喜ぶ

3.ヴァッスーラ

 

 

 

 

1.聖書

 

 

マタイ6・19−21

 

 あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。

 

 

 

 

ルカ11・21

 

強い人が武装して自分の屋敷を守っているときには、その持ち物は安全である。

 

 

 

ルカ12・33−34

 

自分の持ち物を売り払って施しなさい。擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい。そこは、盗人も近寄らず、虫も食い荒らさない。あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ。

 

 

 

ヨハネ10・1−2

 

「はっきり言っておく。羊の囲いに入るのに、門を通らないでほかの所を乗り越えて来る者は、盗人であり、強盗である。門から入る者が羊飼いである。

 

 

 

ヨハネ10・8

 

わたしより前に来た者は皆、盗人であり、強盗である。しかし、羊は彼らの言うことを聞かなかった。

 

 

 

ヨハネ10・10

 

盗人が来るのは、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりするためにほかならない。わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。

 

 

 

ヨハネ12・3−6

 

その時、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足を拭った。家は香油の香りでいっぱいになった。弟子の一人で、イエスを裏切ろうとしていたイスカリオテのユダが言った。「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではない。自分が盗人であり、金入れを預かっていて、その中身をごまかしていたからである。

 

 

 

1テサロニケ5・1−6

 

兄弟たち、その時と時期についてあなたがたには書き記す必要はありません。盗人が夜やって来るように、主の日は来るということを、あなたがた自身よく知っているからです。人々が「無事だ。安全だ」と言っているそのやさきに、突然、破滅が襲うのです。ちょうど妊婦に産みの苦しみがやって来るのと同じで、決してそれから逃れられません。

しかし、兄弟たち、あなたがたは暗闇の中にいるのではありません。ですから、主の日が、盗人のように突然あなたがたを襲うことはないのです。あなたがたはすべて光の子、昼の子だからです。わたしたちは、夜にも暗闇にも属していません。従って、ほかの人々のように眠っていないで、目を覚まし、身を慎んでいましょう。

 

 

2ペトロ3・10

 

主の日は盗人のようにやって来ます。その日、天は激しい音をたてながら消えうせ、自然界の諸要素は熱に溶け尽くし、地とそこで造り出されたものは暴かれてしまいます。

 

 

黙示録3・3

 

もし、目を覚ましていないなら、わたしは盗人のように行くであろう。

 

黙示録16・15

 

見よ、わたしは盗人のように来る。裸で歩くのを見られて恥をかかないように、目を覚まし、衣を身に着けている人は幸いである。

 

 

2.スウェーデンボルグ

 

彼は与えられた十個の貨幣よりも、盗んだ一個の貨幣を喜ぶ

 

神の摂理296(ロ)

 

盗人は窃盗にこのような歓びを感じ、そこから遠ざかることは出来ず、奇妙なことには、彼は与えられた十個の貨幣よりも、盗んだ一個の貨幣を喜ぶことはよく知られている。

 

 

 

 

 

 

3.ヴァッスーラ

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P255

‘88・7・25

 

私の日が近づいている そして盗人のように、思いがけず、警告しないで私は訪れる、エルサレムよ! あなたは主なる私を裏切り、心の真っただ中には悪が根づいてしまった、そうだ エルサレム、槍の刃があなたの中にあり、裏切りと異端が充満している、その邪悪さが私に気づかれずに済むと どうして信じられたか! 不意を突き あなたを倒しに来る、稲妻のように降って 打ち破ろうと もう今や戸口にたたずんでいる ♡ あなたは我が恵みでなく 敵の権力を選んだ、光である私を選ぶかわりに 闇の獣を頼りに邪悪さを選んだ。 私は自らの手でその座を覆し 悪を行い真理の道を遮るすべての者たちを 打ち倒しに来る。 エルサレム! その艱難は始ったばかりだ、私の火であなたを掃き浄め 清くする、悪の根と 私のからだを血色悪くさせてしまった、もう羊飼いは要らないとする、あのすべての教義を焼き尽くし 根絶する。

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P170

‘92・11・5

 

私は在る が巌であり あなたの力はこの巌に由来すると 覚えておきなさい。 祭壇よ? あなたの面倒をみる。 私が自由に清めるのを 許しなさい。 霊魂の汚点は私を悲しませ ぞっとさせる。 私の祭壇は染みなく、清らかでいてほしい。 あなたをみごとな衣装でまとわせたい。 私を祝福しなさい、私はあなたのカウンセラー。

 

あなたを祝福します、主 イエスよ。

 

あなたを略奪し 貧しくしなければならない、私は清貧を愛する。 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P171

‘92・11・10

 

あなたに平安 ♡ 今日の大地はすっかり汚染され 私以外は すべてがある。 この世にとって正しいと思えることも私の目にはおぞましく すでに私の裁きを受けている。 この世に憎まれるとしても それは私を愛しているがゆえ。 あなたの証しを私の目に妥当なものとさせなさい そして言っておく、救霊のためにすっかり身を捧げ 友達およびあなたが敵と呼ぶ者たちのために いのちを捨てて愛を示した時はじめて その証しは妥当となる、そして私の日が訪れても 恥じを感じないですむ。 私、自身が、我が力をもってあなたを養う、その間与えてある仕事をつづけながら 歓喜の叫びを上げなさい、私の力で彼らの壁を打ち壊し 覆われていたすべてを明るみにだすがゆえ 歓びなさい。 あなたの前にあらゆる動物やへびが這いまわっているのを 目の当たりにしよう、しかしからだを殺せる者たちは怖れなくてよい、霊魂は殺せないと言っておく、むしろ地獄でからだも霊魂も滅ぼせる者を 怖れなさい! 我が足跡をたどり 名誉も名声も求めないように。 世にペテン師と見なされても 自分は本物だと知りなさい、まずはじめに世は私をペテン師と見なした。 愛しなさい! そして許しなさい! 聖霊にたいして驚くべき企てをたくらむ者たちのために祈りなさい そして裁いてはならない 彼らにとって死に連なるものが、あなたにとっても致命的とならないように。 私が彼らを正すにまかせなさい。 あなたのなすすべては 愛に根づいたものであるように。 私があなたを養い 慰めで満たす。 最後には 私のからだの刺すべてが取り除かれよう。 愛が 勝利する。

 

 

彼は与えられた十個の貨幣よりも、盗んだ一個の貨幣を喜ぶ

 

神の摂理296(ロ)

 

盗人は窃盗にこのような歓びを感じ、そこから遠ざかることは出来ず、奇妙なことには、彼は与えられた十個の貨幣よりも、盗んだ一個の貨幣を喜ぶことはよく知られている。