主に頼る

ひまわり主の御加護信頼供えられる

1.スウェーデンボルグ

2.トマス・ア・ケンピス

3.ヴァッスーラ

4.ルイザ・ピッカレータ

5.コンソラータ

 

1.スウェーデンボルグ

 

天界の秘義2892

 

なぜならそのときかれはひたすら主のみを信頼し、他の事柄を思い煩わないで、あらゆる事柄はかれの善と祝福と幸福に永遠に向かっていると確信しているからである。しかし自分が自分自身を治めていると信じている者は絶えずとり乱しており、いくたの欲念の中へ未来の事柄に関わる心労へ、かくて種々の不安の中へ拉し去られて行くのである。またかれはそのように信じているため、悪の欲念と誤謬の信念もまたかれに密着しているのである。

 

2.トマス・ア・ケンピス

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・36・1

 

わたしの子よ、あなたの心をしっかりと主に据えて、あなたの良心があなたの潔く罪のないことを証するかぎり、人の批評など恐れるな。

このようにして忍耐するのは、よいことで、また幸福なことである。そしてこれは、自分よりも神を頼みとしている謙遜な心の人にとっては、決してむつかしいことではあるまい。

 

 

トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/3・37・5                                    

 

わたしはこれまでにもうたびたびあなたに言ったが、いまもまた言う、「私心(わたくし)を去り、自分を捨てよ、そうすれば大なる心の平安を得るだろう。」と。

すべてを得るために、すべてをさし出せ。何物も残しておかず、何物をも取りもどすな、ただひたすらわたしを頼みとせよ。そうすればわたしをあなたのものとすることができるだろう。

あなたの心は自由となり、暗黒(くらやみ)があなたをおおうこともなくなるだろう。

だからあなたは、すべて自分の所有物(もの)を捨て、はだかになってはだかのイエズスに従い、自分に死んで、わたしに永遠に生きるよう、努め、祈り、望むがよい。

そうすればあらゆる空想や、心の悪しき乱れや、余計な心配は、消えてしまうだろう。

それからまた過度の恐れは去り、よくない愛情は死んでしまうだろう。

 

 

3.ヴァッスーラ

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P266

‘89・9・28

 

わが主よ、あなたの考えを把握するのは、それほどやさしくはありません。御目に喜ばれる者となりたいのですが、ときどき私から身を隠されている感じがします。そうさせてしまうのは私の罪でしょうか?

 

ヴァッスーラ、あなたにたいする愛は決して尽きない、もっと祈りなさい、ときどき与えた祈りも祈るようにと思い出させよう、あなたのために選んだ詩篇を祈りなさい(*) ♡ ときどき そして私の望む時に用いさせてもらいたい、私を自由にし、あなたに君臨するのを許しなさい ♡ そこで怖れないように、もうすっかり頼っていなさい。 ほかの誰でもなく 私とともにいるようにと あなたを高めた、近づくすべての敵を常に退けよう、注意を私から背けて気を外らすままには 決してさせておかない、あなたはもう私のものであり いつまでもそうである、我がもとに来て 沈黙のうちに礼拝しなさい ♡ もう完全に頼っていなさい、それは私を歓ばせる、教えた通りに寄りかかっていなさい、沈黙のうちに黙想するように、私に飢え渇いてほしい、そうしてほしいのだ! 私を望み、たえずあなたの神、私を渇き求めるように。 いつまでもどうしてかと 不思議がらないように、私は主の中の主であろう? 私のわざを決して疑ってはならない、あなたの能力を知っている。 そこで限りなく私を愛しなさい、ほかの人のために喜んで自分を犠牲にし、私に忠実であり続けなさい。 我が霊があなたの上にあり 常に道を案内しよう。 話しかけなさい、どうして私を無視するか? あなたの心配のほうが我が現存より大切か? 私に寄りかかっていなさい、寄りかかるようにと肩を 何百万回も差し出している ♡ 来なさい、顔を上に向けて輝かせているのが見たい、何を与えたかを見てほしい! ひまわりのように、顔を私のほうに向け 我が光のあとを追いなさい、あなたから私は顔を隠していない! 花よ! 頭をうなだれてばかりいないで 私のほうを見上げるなら 心配事はなくなる ♡ 信頼していなさい、すべてを捧げるように 助けを与えよう。 来なさい、このすべての犠牲は 無駄にはならない。 あなたのイエスが愛している(**)、

何も私に話すことがないか?

 *詩篇86    

 **一瞬の沈黙がありました。

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P46

‘89・11・26

 

子よ、あなたに平和、聴きなさい、慎重に振舞い、この啓示からでないことには触れないように、この啓示と 聖書にあるみことばを用いなさい、私はあなたの師です、慎重に振舞いなさい ♡ 私に頼っているように。 私は(I am)あなたの救い主。 あなたの聖なる者(I am)。 私は(I am)在りて在る者です ♡ そこで私に頼っているとよいではないか? 微笑みかけるなら 私を喜ばせる、子どもっぽい信仰を愛している ♡ ヴァッスーラ、勇気を持ちなさい、敵をすべて打ち倒そう、勇気を 娘よ、追放の地 そして死の谷で生きるのが辛いのは分かっている、しかし私の愛を確信していなさい、傍らにいて 最も些細な事柄であっても助けよう。 愛があなたを愛している

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/10巻P20

‘99・3・3

 

あなたがすっかり私に頼っているのを見るのは 素晴らしい! あなたが惰性に陥り 恵みに頼らなくなるのは決して見たくない。 分かるか? あなたとの交わりにおいては 私の聖なる現存が 何と鮮明なことか?

 

 

4.ルイザ・ピッカレータ

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/1巻P12

 

 最初に私にたびたび話してくださったことは、私の心の内部を清める必要と、聖なる謙遜を得ることによって、私自身をへりくだらせることについてでした。それで私にそのことを話すために、たびたびおいでになりました。「ごらんなさい。わたしがあなたの心の中に恵みを注ぐという恩恵を得るためにも、あなたひとりでは何も、常に何もできないのだということを納得することがひつようです。本当はわたしの恵みによってなされたのに、自分の仕事のよい結果を、まるで自分たち自身の力のようにみなす霊魂には、わたしは恵みや賜物を与えることを控えるということを知っておきなさい。これらの霊魂たちは、彼らに与えられたわたしの愛の賜物や恵みの盗みを、わたしにたいして働くことになります。それなのに、まるで彼ら自身の力で獲得したと信じているのです。ですからあなたは、“私の庭に出来る果実は、惨めな私の力に帰するものではない。私の心に豊かにそれを施された、私の聖なる愛の御方の賜物の効果なのだ”といつも言わなければなりません。わたしは、自分自身を知っているあの霊魂たちには、わたしの恵みを奔流のように豊かに与えるということを、いつも頭の中で覚えておきなさい。彼らは何も自分たちの力のおかげであるとはせずに、全てを感謝をもってわたしの恵みのおかげだと受け取って、わたしにお礼を言うだけではなく、もしわたしに応えなければ全ての恵み、賜物、好意を失うこともあるという絶え間ない畏敬のうちに生きています。傲慢の悪臭がする心には、わたしは入ることができません。なぜなら、こういう霊魂は自分自身でふくれ上がっているので、わたしがいるための小さな場所を彼らのうちに見つけることができないし、わたしの恵みのことなど何も考えのうちに入れることもしないのです。そして何回も何回も倒れては、ついに自分を破滅させるところまでいきます。ですからわたしはあなたが非常にたびたび、いやむしろ絶え間なく謙遜のわざを行い、おむつをした赤ん坊のようであって欲しいのです。赤ん坊は何かをするために手を動かすこともできず、一歩を踏み出すことさえできないので、全てを母親の助けに頼るでしょう。この赤ん坊のように、あなたもわたしの側にいて下さい。つまり、もう一度あなたが無であることをわたしに告白し、全てをわたしに頼り、常にわたしがあなたを助け、支えるようにと願って欲しいのです。」

 

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/1巻P73

 

わたしの娘よ、そのことであまり悲しまないで下さい。むしろ死んだ人のようにわたしの腕の中に全てを委ねなさい。あなたに関して人びとが言ったり、したりすることを見るために目を開いているかぎり、わたしはあなたの上に自由に振る舞うことができないということを知っていて下さい。さあ、それではあなたはわたしを信頼したくないのですか? もしかしたら、わたしがどんなにあなたを愛しているか体得しなかったのですか? よろしい、あなたの上に起る全てのことは、それが悪魔を通してのことであれい、または人間からくるものであれ、あなたのよりよい善のためにわたしが彼らに許し、つかさどっているのだということを覚えていて下さい。それらはあなたの霊魂を、わたしが選んだ最終の状態に導く以外の目的を持ってはいないのです。ですからあなたは目を閉じて、わたしの腕の中に安心していてほしいのです。あなたの周りで起こることを眺めたり調べたりしないで下さい。そうでなければあなたは時間を失うことになり、あなたが召されたあの身分に決して到達することはできないでしょう。それからあなたを囲む人びとに関しては、何も考えないように。彼らには深い沈黙でたいし、善意をもって全てに従いなさい。あなたの命、考え、心臓の鼓動、あなたの呼吸、そして愛情などが、人びとがあなたに与える悩みとともに、神の正義の裁きを和らげるための絶え間ない償いのわざであるようにして下さい。

 

 

5.コンソラータ

『シスター・コンソラータ』/― 愛の最も小さい道 ―/P101

 

−イエズス−

「コンソラータ、見てごらん。悪魔はあなたの盲目的な信頼を揺り動かそうとあらゆる努力をするだろう。でもあなたは、私が限りなく優しく、慈悲深くて、そうでないようにすることが全然できないことを、決して忘れてはいけない。コンソラータ、私の心の中にはいってきて、私の心を、私の愛をわかっておくれ。不信頼によって一瞬でも悪魔が入り込むすきを与えてはいけない。決して!

 

私はほんとにいつもあなたのためにおかあさんなのだよ。指にほんの少しかすり傷を受けるたびに、すぐおかあさんの所へとんで行き、包帯をしてもらう小さな子のまねをしなさい。ちょうどおかあさんがほんとうの傷でも、また想像によって、傷のように思えるのでも、いつも包帯をしてあげるように、私もあなたの欠点をいつも直してあげることをよく覚えなさい。

 

もし子どもがほんとうに腕なり頭なりに大けがをすれば、母はどんなに優しく、愛情深く、心配しながら、ほうたいしてやることだろう!そうです、私は黙っていても、転んだ時には同じことを霊魂にしてあげるのだよ。いいですか。コンソラータ? だから、決して、決し

て決して疑いの影さえもってはいけない! 信頼の足りないことが一番私の心を傷つけ、苦しめる!」