ロスチャイルド

 

 

ロシア高利貸しユダヤ民族

 

 

 

ルカ16・19−31

 

ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、 その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。犬もやって来ては、そのできものをなめた。やがて、この貧しい人は死んで、天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。そして、金持ちは陰府でさいなまれながら目を上げると、宴席でアブラハムとそのすぐそばにいるラザロとが、はるかかなたに見えた。そこで、大声で言った。『父アブラハムよ、わたしを憐れんでください。ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの炎の中でもだえ苦しんでいます。』しかし、アブラハムは言った。『子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。そればかりか、わたしたちとお前たちの間には大きな淵があって、ここからお前たちの方へ渡ろうとしてもできないし、そこからわたしたちの方に越えて来ることもできない。』金持ちは言った。『父よ、ではお願いです。わたしの父親の家にラザロを遣わしてください。わたしには兄弟が五人います。あの者たちまで、こんな苦しい場所に来ることのないように、よく言い聞かせてください。』しかし、アブラハムは言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。』金持ちは言った。『いいえ、父アブラハムよ、もし、死んだ者の中からだれかが兄弟のところに行ってやれば、悔い改めるでしょう。』アブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないのなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』

 

 

 

 

2014年/講談社/馬渕睦夫/世界を操る支配者の正体/P90

 

ナポレオン戦争の雌雄を決したベルギーのブリュッセル郊外のワーテルローの戦いにおいて、イギリスの証券取引所でイギリス国債を売り始めました。これを見た仲買人たちは情報通のネイサンが売りに回ったのは、ウェリントン軍が負けた証拠だと思い込んで、証券市場はイギリス国債売り一色に染まったのです。イギリス国債は紙くず同然になりました。この時ネイサンはこれらの国債をまさしくタダ同然で買い集めたのです。そこへ、ウェリントン勝利の報がもたらされ、イギリス国債は暴騰します。ネイサン・ロスチャイルドが一夜にして巨万の富を築いたことがおわかりいただけたと思います。

これによって、ネイサン・ロスチャイルドはフランスに代わって世界の金融市場の覇者となったイギリスをコントロールする力を持ったのです。彼は、イギリス帝国を統治する傀儡など誰であっても構わない、イギリスの貨幣供給を掌握する私(ネイサン)が大英帝国を支配するのだ、と自慢げに語っています。

これが、金融支配による政府支配のメカニズムなのです。この構図は200年を経た今日でも変わっていません。私たちは、この表には見えない隠された事実をいま改めて心する必要があります。現在世界には200の国がありますが、民間金融資本家による政府のコントロールという図式を免れている国は数えるほどしかありません。のちに説明しますが、その例外的な国の一つがプーチン大統領のロシアなのです。

 

 

 

2024年12月/ワック文庫/馬渕睦夫/馬渕睦夫が読み解く2025年世界の真実/P120

 

彼ら(グローバリストのこと)が傲慢な理由は、彼らがマネーを発給する権限を持っているからです。彼らが所有する各国の中央銀行は、彼らの世界支配の道具です。改めて強調すれば、政府は通貨を発給することができません。この点こそ、今日の世界の矛盾を余すことなく証明しています。政府は民間中央銀行から借金することしかできないのです。1694年のイングランド銀行設立以来の彼らの秘密がウクライナ戦争後の今日、私たちの前に目に見える形で明らかになったのです。パンデミック条約反対も煎じ詰めれば民間中央銀行銀行制度の廃止につながるのです。だからこそ、彼らは必死になってパンデミック条約を通そうとしています。

 

 

 

2024年12月/ワック文庫/馬渕睦夫/馬渕睦夫が読み解く2025年世界の真実/P128

 

ナポレオン戦争の結果ヨーロッパ随一の富豪になっていたロンドンのネイサン・ロスチャイルドは、米国のFRB(連邦準備制度)など世界各国に自らを株主とする通貨発行銀行すなわち民間の中央銀行の設置を推進してきました。

 

 

 

 

経営科学出版/林千勝/ザ・ロスチャイルド/P59

 

ネイサンは、自分の別荘で催したパーティーで、次のように述べています。

「太陽が決して沈むことのない帝国を統治する英国の王位に、どのような操り人形がいようと私は気にかけない。英国の通貨供給を管理する者が大英帝国を支配するのである。そして、私は英国の通過供給を管理している」。

 

 

 

経営科学出版/林千勝/ザ・ロスチャイルド/P123

リンカーン暗殺の真相

 

 1861年から65年まで戦われた南北戦争は、80万人もの命を奪った空前の悲惨さにもかかわらず、あまり意味のない内戦であって、ロスチャイルド家による仕掛けがなければ生じなかった戦争とも噂されています。

 なお、ロスチャイルド家は、合衆国の戦争債が金で返還されることを望み、銀による返済の受け取りを拒否しました。金本位制導入への強力な布石です。

南北戦争が始まった頃、ロスチャイルド家に連なるシティバンクの頭取は、ニューヨーク市の銀行連合の貸付委員長として、合衆国政府へ高金利での戦費の貸付を申し出ました。

しかし、リンカーン大統領はそれを断り、財務省を通じて、金に裏付けられた「グリーンバック」(裏が緑色の政府紙幣)を発行して戦費を調達したのです。

リンカーン大統領は1862年には法貨条例を制定し、政府が発行する「グリーンバック」をアメリカ合衆国の永続的な通貨とする意向を発表したのでした。

リンカーン大統領は、合衆国憲法の趣旨に沿って、「政府は政府の費用を賄い一般国民の消費に必要なすべての通貨を自分で発行し流通させるべきである」「通貨を作成し発行する特典は、政府のたったひとつの特権であるばかりでなく、政府最大の建設的な機会なのである」「この原理を取り入れることによって、納税者は計り知れないほどの金額の利子を節約できる」と語りました。

 このことは、ロスチャイルド家に衝撃を与えました。「通貨の支配権を我に与えたまえ、その法律をつくる者が誰であっても構わない」は、初代ロスチャイルドの歴史に残る言葉とされ、ロスチャイルド家の伝統でした。

 リンカーン大統領は、イギリスなどでのロスチャイルド家の企(くわだ)て、すなわち、民間所有の中央銀行で国の資金と資産の大半を手中に収めることにアメリカ合衆国が陥らないようにと、政府発行紙幣への道を切り開いたと言われていますが、北軍の勝利で南北戦争が終わった1865年4月に暗殺されました。

リンカーンを劇場で撃った犯人は、南部支持者のブースという俳優でしたが、その背後には、ニューヨークの大銀行家、あるいは国際金融資本家がいたという噂がありました。

 北軍の諜報機関の調査によれば、リンカーン暗殺陰謀の主犯はロスチャイルド家の代理人、テキサス州出身のトーマス・W・ハウスであった、との説さえもあるようです。そして彼の甥が、ロスチャイルド家の代理人として、ウィルソン大統領を操るエドワード・マンデル・ハウスでした。

 しかし、暗殺の真相は迷宮入りのままでしょう。

 

 

 

 

ヒカルランド/安部芳裕/これがロスチャイルドが知って隠したマネーシステムの全貌だ/P260

 

ロスチャイルドの5人の兄弟の母の言葉を記憶しているでしょう。「もし私の息子たちが望まないなら、戦争は起こらない」。これは仲介者という代理人がいること、そして彼らは、皇帝ではないが、“戦争と平和の主人公”であるということである。

 

 

 

ヒカルランド/安部芳裕/これがロスチャイルドが知って隠したマネーシステムの全貌だ/P304

 

米国の憲法第1条8項には議会が通貨発行権を持つことが明記されています。しかし、米国は独立以来、都合5回にわたり通貨発行権が議会と銀行家の間を行ったり来たりしていました。第7代大統領アンドリュー・ジャクソンは、中央銀行を廃止して通貨の発行権を議会に取り戻し、政府紙幣によって米国を無借金国家にしました。