ロスチャイルド

 

 

ロシア高利貸しユダヤ民族

 

 

 

 

2014年/講談社/馬渕睦夫/世界を操る支配者の正体/P90

 

ナポレオン戦争の雌雄を決したベルギーのブリュッセル郊外のワーテルローの戦いにおいて、イギリスの証券取引所でイギリス国債を売り始めました。これを見た仲買人たちは情報通のネイサンが売りに回ったのは、ウェリントン軍が負けた証拠だと思い込んで、証券市場はイギリス国債売り一色に染まったのです。イギリス国債は紙くず同然になりました。この時ネイサンはこれらの国債をまさしくタダ同然で買い集めたのです。そこへ、ウェリントン勝利の報がもたらされ、イギリス国債は暴騰します。ネイサン・ロスチャイルドが一夜にして巨万の富を築いたことがおわかりいただけたと思います。

これによって、ネイサン・ロスチャイルドはフランスに代わって世界の金融市場の覇者となったイギリスをコントロールする力を持ったのです。彼は、イギリス帝国を統治する傀儡など誰であっても構わない、イギリスの貨幣供給を掌握する私(ネイサン)が大英帝国を支配するのだ、と自慢げに語っています。

これが、金融支配による政府支配のメカニズムなのです。この構図は200年を経た今日でも変わっていません。私たちは、この表には見えない隠された事実をいま改めて心する必要があります。現在世界には200の国がありますが、民間金融資本家による政府のコントロールという図式を免れている国は数えるほどしかありません。のちに説明しますが、その例外的な国の一つがプーチン大統領のロシアなのです。

 

 

 

2024年12月/ワック文庫/馬渕睦夫/馬渕睦夫が読み解く2025年世界の真実/P120

 

彼ら(グローバリストのこと)が傲慢な理由は、彼らがマネーを発給する権限を持っているからです。彼らが所有する各国の中央銀行は、彼らの世界支配の道具です。改めて強調すれば、政府は通貨を発給することができません。この点こそ、今日の世界の矛盾を余すことなく証明しています。政府は民間中央銀行から借金することしかできないのです。1694年のイングランド銀行設立以来の彼らの秘密がウクライナ戦争後の今日、私たちの前に目に見える形で明らかになったのです。パンデミック条約反対も煎じ詰めれば民間中央銀行銀行制度の廃止につながるのです。だからこそ、彼らは必死になってパンデミック条約を通そうとしています。

 

 

 

2024年12月/ワック文庫/馬渕睦夫/馬渕睦夫が読み解く2025年世界の真実/P128

 

ナポレオン戦争の結果ヨーロッパ随一の富豪になっていたロンドンのネイサン・ロスチャイルドは、米国のFRB(連邦準備制度)など世界各国に自らを株主とする通貨発行銀行すなわち民間の中央銀行の設置を推進してきました。