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ナンチャッテ FILMOGRAPHY

*ナンチャッテFILMOGRAPHY*というのは、おこがましくも康成様の作品を映画化するつもりで、キャストや主題歌なんかをつらつらと考えて遊ぼうって、感じで、考えてると楽しいので(私だけ?)作品を、きっとより楽しめますよって、感じで。というわけで超趣味の場です。失礼をば。

「川のある下町の話」「イタリアの歌」「伊豆の踊子」表「伊豆の踊子」裏街道「朝雲」

「山の音」「夜のさいころ」■「雪国」■「有難う」「日本人アンナ」「ざくろ」

川のある下町の話

*CAST*
ふさ子・・・岡本綾
義三・・・稲垣吾郎
民子・・・篠原涼子
桃子・・・吉野紗香
桃子の母・・・鰐淵晴子
達吉・・・鈴木一真

*主題歌*
真心ブラザーズ「エンドレスサマーヌード」
*挿入歌*
SLOAN「EVERYTHING YOU’VE DONE WRONG」

■とにかく青春。是が非でも青春。なにがなんでも青春。俺達青春。かりっと青春。ふさ子、かわいいー。私としては「達吉」がすごい得キャラだなと思うのですが。ワイルド!かっこ良すぎどす。あと桃子の、赤い雪服姿を、映像化したい一心どす。

イタリアの歌

*CAST*
咲子・・・中山美穂
鳥居博士・・・田口トモロヲ

*主題歌*
「イタリアの歌」(「家なき子」より)

■ミポリンが、とにかく良いじゃないですか。ミポリンと言えば包帯(「東京日和」より)ってことで、「イタリアの歌」。病院の窓辺で、足には包帯がグルグル巻きで、大好きな人が死んで、運ばれていく時に、「イタリアの歌」を明るい声で歌っているなんて、それだけでステキ。て言って、実は「イタリアの歌」ってどんな曲か知らんのですよね。今度ちゃんと調べよう。

伊豆の踊子 (表)

*CAST*
薫・・・深田恭子
学生・・・滝沢秀明
栄吉・・・マギー(ジョビジョバ)

*主題歌*
ミスチル「イノセントワールド」

■フカキョンとタッキーってそれだけでスバラシイじゃないですか。フカキョンさんは踊子さんの格好とかめっちゃ似合うはず。で、タッキーが学生さんなら、どんなことがあっても(?)さわやか元気っすよ。悲壮感がまるでなくなって良いと思います。伊豆の自然や風物を、爛漫に描けるはず、『伊豆の踊子』のそういう側面をずずいっと引き出すことができるはずどす。フカキョンがかわいくてタッキーがかっこよくて、それでオールオッケー。それも『伊豆の踊子』の魅力どす。
■ひたすら爽やかさに徹し、主題歌はミスチルの「イノセントワールド」。青春。のどカラカラ。アクエリアス、それもレモン。カモ―ン!て感じで。

伊豆の踊子(裏街道)

*CAST*
薫・・・吉野紗香
学生・・・鳥肌実
栄吉・・・ラッキィ池田

*主題歌*
ハイロウズ「青春」

■伊豆の青空と、紺飛白姿の鳥肌。…ステキ。この絵面が見てみたい、だけ。怒られそうだなぁ。意外と(といったらいろんな意味で怒られそうだけれど)鳥肌実さん、爽やかな表情する瞬間が、あったりするのですよ。某国大統領のお写真を刀で滅多切り(ってこんな字だったのか)にした後の一瞬の表情をとらえたお写真が良かった。男子中学生がテニスの試合をし終えたような表情ってわかりにくいですね。キ★ガイキャラだけど実はものすごく賢い人なのかなぁ、と思うのは、まんまと鳥肌の策略にはめられているのかしら。
■ラッキィ池田さんは、初代栄吉さんが、ラッキィ池田さんにくりそつだったから、というだけの理由。
■吉野紗香さんは、どんな状況でも穢れない感じが、このキャストにあっても、圧倒的にキレイでいられそうで。痛々しくならなそう。吉野紗香さんは、あと「たけくらべ」の美登利ってきっとはまり役。あんみつ姫とかも大丈夫そう。ってことはプロミスのCMとかも。ゴー。ゴー。
■吉野紗香さんと言えば、数年前の「IN NATURAL」誌で、「WHO KILLED THE BANBI?」っていうタイトルの、小林基行さんが撮影された写真が、あるのですが、それが、スバラシイです。この子はスゴイ!とほんとに思いました。
■「不貞の季節」でハイロウズの曲が使われていたのがめっちゃカッコ良かったから、というのもあり、ハイロウズの「青春」!。というかこの曲は永遠だ!青春だ!散文的に笑うんだ!6対1じゃ袋叩きなんだ!リバウンドを取りに行くあの娘が高く飛んでるうちなんだ!大好きだ!!

朝雲

*CAST*
菊井先生・・・緒川たまき
宮子・・・吉野紗香

*主題歌*
ブリジット・フォンテーヌ「une fois mais pas deux」

■菊井先生はなんてったって「たまちゃん」でせう。変に同情的じゃなくて、ちょっと突き放した感じがよいなぁと思う。で、宮子さんは吉野紗香さん。宮子のイメージからは、ちょっと気が強そうな感じになるかなと思うのですが、それまで気が強くてちょっと男の子っぽかったりしてた宮子が菊井先生に出会うことで、女性として成長していく感じで、ってありがち解釈になっちゃいますけど。えへ。にしても、吉野紗香さんばっかりになってしまったなぁ。

山の音

*CAST*
菊子・・・緒川たまき
信吾・・・長塚京三
修一・・・袴田吉彦

*主題歌*
パッヘルベル「カノン」!

■たまちゃんは、背も高いし、菊子のイメージとはちょっと離れるのかもしれませんが、堕胎後の、顕在化された菊子の強さは、たまちゃんの凛とした感じと合うだろうなぁと思って。
信吾は多分、美の妄執者として描こうと思えばどこまでもそう描けるキャラだと思うのですが、敢えて、わりと淡々としつつ、過去にちょっと拠所を求めている感じの、一般的な中高年男性って感じで長塚京三さん。大好きです〜。どっちかというと、信吾を、(女の子から見て)かわいいキャラにしたいのです(怒られるかな)。
修一は、「心の負傷兵」ってことで、ちょっと眼光鋭く、でもどこか寂しげで母性本能をくすぐりそうな、感じで、袴田吉彦さん。(私の母なぞはすっかり母性本能をくすぐられまくり。で、よく、若い頃の市川雷蔵に似てるわ〜とホレボレしている。私も好き。えへ)
■かなり本気になって考えてしまう。思い入れが〜。映画にしたいなー。映像として圧倒的にきれいだろう場面の連続だし、信吾のような心境の男の人って今の方が、特に若い男の子の間に、結構多そうに、思ったりするので、良いかと。
■関係ないですが「カノン」を聴くと「いつもここから」の「かなしい時」を思い出してしまうのは私だけ?
■初代『山の音』の菊子は原節子さん、信吾は山村聡さん、修一は上原謙さんが演じてらっしゃいます。上原謙さんの修一ってすごい、よさそう。ゼミの先生が、「『山の音』って「サトボウ」が主演で映画化されてるのよ」と教えてくださったのですが、「サトボウ」???と思いつつ、そのまま聞き返せなくて、ずーっと謎でした。もしや信吾を外人が?とまで思ってしまったのですが、山村聡さんの愛称だったのですね、多分、ですが。そういえば「川のある下町の話」でふさ子の弟は「和坊:カズボウ」と呼ばれていたっけ。
■ちなみに、この初代『山の音』は康成サマも「好きな映画」と仰っているんですよ。成瀬巳喜男監督です。

日本人アンナ

*CAST*
アンナ・・・スベトラーナ・ホルキナ(ロシアの体操の選手)

*主題歌*
ブリジット・バルドー「ボニ―・アンド・クライド」

■ホルキナを見た瞬間、アンナだ!と思いました。とにかく、久留米がすり、素足に下駄のホルキナが見てみたい一心。べらぼうに似合うでせう。康成サマ、ホルキナ見たらきっと喜ばれたんじゃないかしらと、思ったりしたシドニー五輪。
■バルドーの「ボニーアンドクライド」は、めっちゃかっこ良いのに、バックの男の人の掛け声(?)が微妙に間抜けで、好き。10分くらいの短編で、撮ってみたいなぁ。
■もしくは音楽なしで、モノクロで撮ってみたい感じ。

夜のさいころ

*CAST*
みち子・・・麻生久美子
水田・・・千原浩史

*主題歌*
カトリーヌ 「Le Badminton」

■なんか妙に飄々とした感じが、麻生久美子さん、きっとはまり役。見てみたいなぁ。『夜のさいころ』って文庫に入ってたりする(お読みになりたい方はここ参照してみてくださいね)わりに、あまり有名でない印象ですが、私かなりオススメです。空気おいしい〜っていうか、変に清々しくて。さわやか〜っ青春だな〜って感じじゃないですけど、読み終えた後に清涼感が残る、うまく言えませんが、じゃあ言うなって感じですが。わかった!ベルギー製チェリー味のキャンディって感じなんです。わかってもらえます?甘いんだけど、口の中にキャンディが無くなった後に、清涼感が残るじゃないですか。ミントとかレモンとか、清涼感そのものを狙っているわけじゃないのに、最終的に清涼感が、ふいに残ってるっていう、感じ。わからないって方は是非、ソニプラにでも行って、ベルギー製(←これ重要)チェリー味キャンディを購入してみてくだしゃい。それで、嘗めながら読んで見ることをオススメします。さいころが効果的に使われているので、映像として見たらまた印象が違うだろうなぁという感じで、豪勢に市川崑監督に是非是非撮って頂けたらと思ったりする秋の夕暮れ。

雪国

*CAST*
島村・・・袴田吉彦
駒子・・・中谷美紀
葉子・・・鶴田真由

*主題歌*
マイケル・ナイマン 映画「ピアノレッスン」からテーマ 

■「雪国」は、もちろん何度も映画化されていますけれど、待ち遠しいのは竹中直人さん監督の「雪国」!一度、雑誌のインタビューで、葉子役を中山美穂さんで「雪国」を撮りたい!と仰っていたのを拝見したのですが、それから早、何年経ったのだろう・・・。心底待ち遠しい、にゃ。えへ。「雪国」はどんな解釈がされているのかちっとも知らないのですが、葉子と駒子は表裏一体というか、肉体と精神、とかそういうことで解釈されている論を読んだ事があり、そう解釈するなら、中山ミポリンの二役で、とか見てみたいなぁ。というか、二役やってるミポリンが見たい。「ラブレター」然り。
■それにしても「島村」役って難しい・・・。印象が定まらない。袴田吉彦さんなら、圧倒的にきれいですけど。小太りなんですよねぇ。小太りって。歴代島村役の方は・・・あ、池部良さん。はぁ、なるほど。・・・怒られるかもしれませんが、母に「池部良ってどういう感じの人?」と聞いたら「スケベリョウよ」と言われました。以来、池部良さんのお名前を拝見するたび、あぁスケベ良さん・・・、と思うようになりました。・・・おモテになった、という意味かと存じます。
■「島村」・・・。光石研さんがおやりになったらすごいいいかも。かっこいい、けど、なんかよくわからない、感じが。笑った時の歯の見え方が好き〜。カラッっとしつつも、「悪」っぽくて。

有難う

*CAST*
運転手・・・香取慎吾
売られていく娘・・・麻生久美子
娘の母・・・吉行和子

*主題歌*
Apples In Stereo 「Thank You Very Much」

■『有難う』って解釈のし様によっては、運転手さん、すごいとんでもないヤロウにも、思えたりもするのですが。いつもそんなことしてんじゃねーの?みたいな。でも善意に解釈して、というか、圧倒的にきれいー、に思えてしまうのです。バスの運転席のガラス窓越しに見える山々の自然は、キラキラきれいだろうなぁ。古いタイプのガラスだろうし、光の入り具合とか。昼間の澄んだ秋の光から夕暮れのあったかい光まで。バスは赤で、運転手さんの制服は黄色に紫の襟。紅葉してる山々。きれいだ。で、香取慎吾さんは、まっすぐな折り目正しい感じが良いなぁと。裏が、ありそうな感じもしつつ。ほんと微妙な役だなぁ。胡散臭くしようとすればいくらでもなる。けど、香取慎吾さんなら、そうはならなそう。この役を、例えば生瀬勝久さんがおやりになったら、また別な感じでおもしろそう。運転手さんにあくまで悪意はない感じは、守られつつ。田口トモロヲさんとか。外国バージョンとかでも面白いかも。夢が広がるなぁ。
■お母さん役の吉行和子さんは、『有難う』を読んでいる時の母親のセリフの声が何故か吉行和子さんの声に聞こえてしまうので。娘を売りに行く、お話しだけれど、本当はお母さんも娘を売りになんて行きたくなくて、運転手さんに言われて連れて帰れることにほっとしているんじゃないかなぁと、思いたい、甘ちゃんな私。えへ。
■アップルス・イン・ステレオの曲は、「どぉーもぉー、アリガートー、ベイビー」と歌っている、日本版オリジナル収録曲で、かわいらしくてなんだか好きな曲。

ざくろ

*CAST*
きみ子・・・麻生久美子
啓吉・・・津田寛治
きみ子の母・・・赤座美代子

*主題歌*
バッハ「G線上のアリア」

■『ざくろ』は、もちろんそれだけでも良いのですが、同じ時期、戦争を前後して書かれた『十七歳』や『小切』、『かけす』、『笹舟』などとつなげて映画にできたらなぁと、思ったりします。どの作品も十代から二十代前半くらいの女の子が主人公の、かわいらしくも圧倒的にせつないお話たちです。(全て『掌の小説』の中に所収されています)
■いろんなところで何度も書いているのですが、津田寛治さんの顔、すごい好き〜。で、戦地に赴く啓吉さん、絶対はまり役!いいなぁ。見たいなぁ。現代っ子な、ちょっとキレた男の人役もスバラシイけど、なんかもっと純粋純情純朴な役とか、兵士の役とか似合いそう。サムライとか。というか顔、いいなぁ。なんでもいい。スバラシイ!津田寛治さん大好き。えへへ。
■赤座美代子さんも、ほんわかした感じが好きです。かわいらしくも慎ましい。

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