筆硯親(kanshi.htm)

筆硯親
ひっけんしたし

漢詩
漢詩についてのいろいろなエッセイです。

書道
書道をめぐるいろいろなエッセイです。

 若い頃から墨の香りが好きで、社会人になってからも新聞広告などにつられ通信教育にちょっかいを出してはすぐ挫折し、何年か後、年賀状シーズンになると、また別の案内書のコースに手を出してみたり、というよくある根気のないパターンのくり返しでしたが、10年ほど前親友のすすめで会社の書道部に入りました。 大変すばらしい先生とすばらしい仲間に恵まれ、定年退職後もOB部員として所属しております。

 書道を続けるとふだん練習で書いている漢詩などの字句の意味が気になるもので、中国の誰が作ったものか、誰の字が有名なのか、出典はなにか、なぜ後世の人が好むのか、などなど、より深く理解するとさらに面白くなるのではないかと思います。
 若い頃の学校は電気中心のカリキュラムでしたから、一般教養としての古文だとか漢文・漢詩などとは縁が遠く底の浅いものというかほとんど身に付いたものがないといえるくらいだと思います。

 幸い、30年ほど前、これも幸運といえるような「水墨画」との出会いがあり、詳しくは「水墨画」の部屋でご紹介したとおりですが、やはり30年ほど前に始めたお茶にも「墨跡」が大きな役割を占めており、ここに一席のテーマと亭主の気概が込められています。

 さらには、20代の最後の年「一期一会・初めてのアメリカ出張」でご紹介した、仕事上でのプロジェクトマネージャだった大峡先輩が、すばらしい「漢詩人」であったことがある時わかりました。

 ここまで来ると、もはや漢詩・書道・水墨画・墨跡はすべて「文房四宝」につながり、書画一致・茶禅一味の境地に入ります。

 お茶と水墨画は別の部屋を用意しましたので、ここでは「漢詩」と「書道」をめぐって楽しかったことなどご紹介したいと思います。


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