函南原生林への行き方
原生林略図

函南原生林の所在地

箱根の関所跡入口から、国道1号線を三島に向かって少し進むと箱根峠に至り、そこから熱海峠へと続く県道20号線がある。

函南原生林は、箱根峠の少し南、国道1号線と県道20号線の間に広がる、面積223ヘクタールの森林である。

「富士箱根ランド」のすぐ南に隣接している。周回路は、普通に歩いて1周1時間半。


マイカー利用 ・ ケース(1)
 − 富士箱根ランド側から入る −

富士箱根ランド側入口

箱根峠で国道1号線から別れて、県道20号線を熱海に向かって少し行くと、「富士箱根ランド」(県道の右側)の標識がある。

熱海あるいは湯河原から来た場合は、湯河原峠(湯河原パークウェイ入口)を過ぎて少し箱根へ向かって進むと、「富士箱根ランド」(県道の左側)の標識が目に入る。

標識に従って曲がると、すぐ富士箱根ランドに着く。その前を通り過ぎて、道なりに下り坂を進むと富士箱根ランドの裏手に出る。さらに少し下ると、2〜3軒の別荘が見え、近くに駐車スペースがある。


マイカー利用 ・ ケース(2)
 − 原生の森公園側から入る −

原生の森公園

熱海峠から函南町の中心部へ向かって県道11号線を少し行くと、右へ入る林道がある。この林道を北上すれば最短距離で原生の森公園に到達するが、少し道幅が狭く対向車の有無が気になる。

従って、回り道をしてJR函南駅前を通って行く方が対向車を心配せずに済む。なお、熱海から行く場合は、熱海峠は通らず熱函道路を使うのがお勧め。

JR函南駅前の道路は、駅の熱海寄りで線路の下をくぐって北側に通じている。線路の北側に出た後は道路標識を見ながら北上する。進む目標は函南ゴルフ倶楽部

函南ゴルフ倶楽部(左手)の正門を通り過ぎてから少しすると、右へ鋭角に入る道路がある。これを登って突き当たりを左折すれば、間もなく原生の森公園(上の写真)に到着する。きちんとした駐車場がある。

この公園を北側へ抜けると、原生林への入口がある。なお、富士箱根ランド側から入る場合に比べて、周回路(1周1時間半)までが少し遠い上に上り坂で、そこに達するのに約30分を要するが、“原生の森” を最も強く感じるルートである。


路線バス利用 ・ ケース(1)
 − 県道20号線側から入る −

県道20号線側入口

JR熱海駅で元箱根行(日、祝日は関所跡止まり)の伊豆箱根バスに乗れば、約45分で「函南原生林前」バス停に着く。バスを降りると、県道に面した入口と原生林の説明版が見える。(写真右)

バスの本数は少ないので、行き帰りとも、あらかじめ時間を調べておく必要がある。なお、帰りはこの場所に戻らず、「富士箱根ランド」の入口から同じ伊豆箱根バスを利用してもよい。

また、小田原から箱根経由でバスを乗り継いで行く方法もあるが、効率はよくない。


路線バス利用 ・ ケース(2)
 − 国道1号線から入る −

JR三島駅で元箱根・箱根町行の箱根登山バスに乗り、山中新田の「山中」バス停で降りる。そこから旧東海道の石だたみを箱根峠に向かってほんの少し行き、右方向に分岐する林道中尾線に入る。しばらく歩くと、原生林の周回路につながる道が左方向に分岐している。これが林道側入口である。

三島駅との間のバスも本数が少ないので、あらかじめ時間を調べ、これに合わせて計画を立てることになる。





          函南原生林の概要