(函南原生林入口の説明板より)


函南原生林の概要

この原生林は、面積223ヘクタールで、箱根外輪山のひとつ、鞍掛山の南西斜面に位置し、海抜500メートルから850メートル付近にひろがり、500種以上の植物と200種以上の動物が確認されています。

大アカガシ

函南町、三島市のかんがい用水の水源涵養林として、江戸時代から関係者が自主的に保護してきたものです。生木の伐採や下草の刈取などは一切禁止され「禁伐林」と名付けられています。

林内は、地元で「大樹立」と呼ばれる、樹齢700年の巨大ブナをはじめ、アカガシ、ヒメシャラなどの巨樹が群生し、原生林の相観を保持しています。

また、原生林が学術的に注目されるにつれ、森の中に人が立ち入るようになりはじめたので、生態系の維持、動植物の保護や森林の持つ水源涵養機能等の働きなどを認識し、理解を深めていただくため自然遊歩道「学習の道」を整備しています。                   (写真は、樹齢500年の巨大アカガシ)





          函南原生林への行き方