(平成14年前期)

過去ログ1(平成12年前期)  過去ログ2(平成12年後期
  過去ログ3(平成13年前期)  過去ログ4(平成13年後期)                    


平成14年6月8日(土) 9日(日)  合宿
さてさて、合宿です。
今回の合宿所は尾西グリーンプラザ。練習場はここの多目的ホールを借ります。以前にも紹介したと思うのですが、パーティー会場としても使われるような絨毯敷の広い部屋・・・早い話が宴会場かな?(笑) 絨毯が敷いてあると音が吸収されることが多いと思うけど、ここはもうお風呂場のようによく響きます。だから頑張らなくてもいいぶん、声帯への負担は少ないので助かります。


8日(土)午後から練習開始。

まずは「光る砂漠」の音程確認や細部の練習を自分達だけで・・・O先生とピアニストのK先生は夜から・・・前日のリハーサルをのぞくとピアノ伴奏付きの練習は今日で終わり。。あらまあ大変だわ! いろいろテンポ設定とかも調整したのですが、また当日変わるかもしれませんね。ちょっとあのテンポでは早過ぎて声が鳴る前にドンドン行ってしまう箇所があるんですもの。。。ふむ。 それからね、O先生はいろいろと場面場面で合唱団に違う声の色を要求されます。わかってはいるんですけどね。。。難ちぃ!! それからテナーさんね〜、声がイイのは認めるよ。。。(←あくまでもパートとしてよっ! ww)  何て言ったらいいのか、どの音も歌い過ぎるし、テンポは勝手だし、、、もっと繊細さや豊かな情緒を身につける・・・もしくは身に付かないなら(爆)、少なくとも表現だけでもしてもらえないかしら?(笑) ♪ひかりは 愛し合い♪ O先生に「それじゃあ 嫌われるよ」って言われてもしょうがないかも。。。でも、声はイイんだわ。。。それって得よね〜。それだけで聴衆を惹き付けられるから・・・例えて言えば甲高い声で喋られてもベッカムなら許せるってやつ? ほ、ほ、誉め過ぎか・・・爆!

「光る砂漠」9曲全曲の練習が終わると残った1時間弱で「遠野遠音」「白望(しろみ)の山」「遠野郷は」を練習。
「白望の山」・・・音は決して難しくはありません、最初はね。でも♪桐の花の咲き満ちたる山あり♪のあと♪あたかも紫の雲の…♪からこの和声進行は何じゃい!って感じになってくるのです。O先生はこれをシェーンベルクが12音技法に移行する時の音・・・と表現してみんなは大笑い。確かにそう言われてみれば・・・和声進行はちっとも解決しない感じで、予想できないような音が来たりするもん。 そのあとの♪かつてキノコを採りに入りしものあり♪も私達の頭の中は???が飛び交ってます。でもね、その???がイイ味を出してるらしいっすよ、聞いてると。。。ホントかな〜?(笑) 女声6声で始まる 「遠野郷は」に至っては半音や全音でぶつかりまくりぃぃ!!! これこそ新ウィーン楽派だよね・・・ですって。 シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン等々・・・にゃんだかねぇ、この前後には田植え歌だの、南部馬方節だの、日本民謡でございま〜す!って顔した曲が配置されているんですけどね。。。日本民謡と新ウィーン楽派の合体ですか? めっちゃシュールやん!(爆)

9日(日)は自分達だけの練習・・・

「遠野遠音」「五つの童画」の音程と和声の確認、自分達で気になった箇所を練習。2週間前になって「おお、そうじゃん!」て気がつく箇所があったりするからコワイッすよ。(笑) それにね、どこの合唱団でもそうだと思うのですが、ピアノ伴奏がつくと、ついつい対抗して声を出そうとするので、ディナーミックの差がなくなってしまうのです。平常心!平常心! あとは巷でハヤリ(?)の某曲も練習して・・これも暗譜だからね〜♪♪ 

平成14年5月26日(日),6月2日(日)
 演奏会が近くなってきました。この時期の練習日記はどういうふうに書こうかいつも迷ってしまいます。あまり内情がわかってしまうのも、聴きに来てくださる方に先入観を与えてしまうことになるし。。。それはやっぱりマズイっしょ!(笑)  なので、詳しく書くことはやめますね♪

 26日と2日は両方ともI先生の練習日でしたが、26日はK先生のピアノ伴奏による「五つの童画」の最後の練習日でもありました。2日の伴奏なしの練習とついつい比べてしまうのですが・・・どうなんでしょうね。
「五つの童画」はピアノと合唱による協奏曲のような作品です。いわゆるピアノ伴奏の曲とは違う。音だってぶつかっている部分もあるし、ア・カペラとピアノだけの繰り返しという部分もある。そうかと思うといっしょになって戦いの場面を歌いあげたり、嵐のように舞ったり(笑)・・・・合唱とピアノの対話とでも言うのかしら・・・そういうこの曲の特徴を本番で生かせるのか? M団らしい表現ができるのか? 楽しみにしててください。(自爆?) 
M団は基本的にア・カペラ合唱団なので、悪く言えば楽器が入ることに慣れていません。でも良く言えば楽器に頼らないということでもあるわけで・・・ピアノのない「童画」は「童画」じゃないかもしれないけど、ア・カペラの
「五つの童画」も聴いてもらえたら・・・って思う。はいーーっ?それってどういう意味ってか? 未熟者って意味・・かな?(苦笑)

 山田耕筰シリーズの「からたち花」「待ちぼうけ」「この道」「曼珠沙華」・・・・本当にアンコールシリーズのような曲ばかりです。でもね、この曲たちは結構、懐かしい音? 癒し系の音? そういう音がして今回のステージの中に入れたのは正解だったかもしれません。ふふふ、いつもの自画自賛ですけど。そそ、「からたちの花」の歌詞は皆さんご存知ですよね? ♪かたらちの花が咲いたよ 白い白い花がさいたよ・・・♪ すべて「よ」で終わっているんです☆ それがこの詩の特徴なんですって・・・今頃気づくのは遅すぎかしら?(笑)

あとは8日、9日の合宿以降で、O先生による「光る砂漠」と「遠野遠音」がどう仕上がっていくか・・・先生に頼ってはいけませんよ! 自分達で作り上げなきゃね★☆

平成14年5月19日(日)
今週から3回連続でI先生の練習日です。

 今日はまず増田順平編曲、山田耕筰作品集『からたち花』から「からたちの花」「待ちぼうけ」「この道」「曼珠沙華」の4曲を時間をかけて練習しました。詩はいずれも北原白秋。合唱曲に編曲したのは増田順平さんですが、発想記号は山田耕筰氏が歌曲につけたものをそのまま、もしくは尊重して載せてあるようです。ということは、微に入り細にいり事細かに指示してるのは何も三善先生だけじゃないのね。(笑) でもね、歌う場合は発想記号に忠実に歌うというよりは、その発想記号によって山田耕筰氏が何をどう音楽的に表現したかったかに、まず思いをはせてみる・・・そしてその想いを歌おうとすれば自ずから表現できるのものだと思うのです。とかく小さい頃から楽器演奏に親しんでいると、発想記号を視覚的に捉えて、音を大きくするとか小さくする、テンポを速くするとか遅くする・・・そういう物理的な置き換えだけで終わらせてしまいがち。時には逆のアプローチも大切・・・だとは思いませんか?(笑)

 「からたちの花」「この道」は特にみなさんがご存知の曲だから余計に難しいのよね、、、歌心が。その点、テンポもコロコロ変わるし、いろいろとやることのある「待ちぼうけ」は歌っていても聴いていても楽しいでしょうね。でも歌詞が5番まであってなかなか覚えられない。(←単なる歳かな? 笑) 物語なんだからストーリーを追っていけば間違えないのでしょうが、テンポが速くて思い出しているヒマがないよ(笑)! 以前の練習の時に面白かったことが・・・繰り返しはある、D.S.はある、D.C.はある・・で歌詞を目で追うのに精一杯になって、思わず楽譜の2段目にある歌詞を1段目の旋律で歌ってしまった人がいたんです。・・・でもこれがバッチリはまっていてね、違和感がなかったものだから・・・大笑いしちゃいました。本番でも思い出し笑いしたら・・・ゴメンチャイね。

 「曼珠沙華」は・・・結構オドロオドロしい曲ですよね。たぶん7歳で死んでしまった子供のことを歌っているんだと思うけど。♪赤いお墓の彼岸花♪ ♪地には七本 血のように♪・・・詩そのものに色彩感覚があると思うし。で、この曲はやたらにグリッサンドの指示があるのです。おまけに♪ごんしゃん♪の「N」を響かせるために、いつもは御法度であるビヴラートを思いっきりかけて・・・って言われるし(笑)。女声は「え〜〜っ!」と言いながらも、「やってもイイんですか? こんな風に?」と嬉しそうに&上手にできるんですけど、なぜだか男声、それもテナーはグリッサンドがメチャメチャ苦手らしい(天然ビヴラートのついてる人はいるのにね 笑)。何回やらされてもため息のようなポルタメントしかできないの。何でだろう? メンバーはだれ? みんなそう思ったらしく、前列の女声数名が同時にテナーのほうを振り返ってしまいました。・・・したらテナーの3人は怒る、怒る(笑)・・・「見るなっ!」  あら、どうして? どうせ本番はお客様に向かって歌ってるんだからいいじゃん!! ところが本人達にしてみるとお客さまに見られるのは構わない。だけど私たち女声団員には見られたくないんですって! アハハハハ!! わかるような気もする・・・ほんまにシャイなんだね〜。しかしI先生もいろいろと私たちに要求されるのですが、具体的すぎて(笑)・・・深刻な曲なのに練習中は笑いが絶えないのです。本番がどうなるか・・・楽しみ。

 休憩後は「遠野遠音」を見ていただいたのですが・・・本番はO先生の指揮。でもI先生もこれまで数回この曲を演奏したことがあるそうで、I先生のやり方もちょっと教えてもらいました。なるほどね。。。。。指揮者によってもいろんなやり方があるんですね。バラバラ度をまして各人に独立性を持たせるほど面白い音空間ができるんですよね、一聴(?)サンドストレーム風な音にもなるの。そそ、今日は面白い言葉を教えてもらいました。過去の練習日記で、ひらがなの部分とカタカナの部分は歌いわけたほうがイイと書いたことがあるのですが、このカタカナのことを“生み字(うみじ)”(もしくは産み字?)と言うのだそうです。言葉の間に生まれた字、♪お正ヤがハつの♪(お正がつの)のヤとハがそうですよね。これは日本民謡に独特なもの。そこで一度とめるような感じ、ちょっと強調するような感じかしらね。余談ですが・・・海外ではこの手の曲(民謡を基調にしたもの?)をあまり長い時間演奏するのは考えものです。民族音楽としては面白いけど合唱というジャンルからはかけ離れてしまうからでしょうか、聴衆がひいてしまう場合があるの。しかし、例えば日本古来の音階とか響きを使って合唱曲にしたものはまた話は違うと思うけどね。

平成14年5月5日(日) 子供の日/5月6日 振替休日
5月5日   I先生 & K先生 

 今日は「五つの童画」(ピアノ伴奏付き)の2回目の練習です。最初の時は完璧にピアノに圧倒されていましたが、今日は団員に力みがなくなったのか、声もよく鳴るようになりました。ピアノ伴奏を抑えてくださったのかもしれませんけどね。(苦笑)

 まず
「風見鳥」を細かく、しつこく練習。時にはピアノ伴奏だけを聞いてその中に歌が乗るようなイメージ? 私たちも母音を鳴らして繋ごうとするアカペラ合唱団(笑)のクセが抜けず、テンポがどうしても後ろに引っ張られそうなんだけど、それでもピアノが走りそうになる時もあると思うな。。へっ?(笑) 声質もドイツ語っぽい深い声ではなくて明るめの浅い声、、、といってもワザと軽薄にする必要はなくて自然な感じかしらね? どうも三善先生の曲はヨーロッパの曲が得意なプロ合唱団では響きが深すぎてイメージではないのだそうです。まあ、私たちはプロではないので・・きゃは♪ 最後のフレーズのテンポも前よりは速めにしてサラッと。

 「ほら貝」はアルトは最初もっと自由に歌って。戦いの場面から声部が分かれるので響きが薄くなってしまいますね。もっとパート内で響きとピッチを揃えればもう少し鳴ると思うんだけどね。やはりピアノ伴奏の部分を聴いて・・♪レレレレレ・・・♪とか♪ミミミミミミ・・・♪とたたみかけて弾いている部分なんかを意識すると面白いかも。

 
「やじろべえ」は今日は少しテンポを落としたのかな? 前回よりは歌いやすくなったような気が。それでもやっぱり後半の女声と男声の掛け合い♪まるいつき♪ ♪しろいつき♪ のエコー(?)男声は食いつき遅い、遅れ気味よね。♪まぁるいつき♪ ♪しぃろいつき♪ になっちゃってるよ。録音MDを聴くとよくわかる。(笑) 三善アクセント<>を律儀にやりすぎるのね。指定テンポだとほとんどアクセントにしかならないと思う。三善先生、表情記号を楽譜に書きすぎですわよ!(笑) ここもピアノ伴奏だけを聴いてイメージをつかむ・・ブンチャッチャー!ブンチャッチャー! ブンチャッチャー!・・・あ〜あ、ついにI先生に歌わせてしまった。面目ない。。ヤァ〜ンパパー!ヤァ〜ンパパー!まで飛び出しちゃったし。。ww

 
「砂時計」・・・銀色の魚がピラルクみたいにデカイ。。はへ? 3番がインテンポでおどけた感じを出すなら、この4番の1〜2頁はもっと子音でいろいろやってもイイわよね。♪たくさんの あの時はもう♪はまさにマーラーのシンフォニーのよう。ロマンチックな感じよね〜。でもクレッシェンドしていって一番高い音をppで歌うのは高等技術がいるのですよ。ソプラノさん、期待してます♪♪

 
「どんぐりのコマ」・・・必要以上に浅くする必要はないけど、やっぱり外国語を歌ってるみたく母音が深いみたい。深刻に聞こえちゃうね。まるで保護者が歌ってるみたいよ。それに真ん中の ♪もういいかい♪ からはみんな、眉間に皺を寄せて歌ってないかい?(笑) マジでコワイぜっ!  ふふふ、この箇所についている音楽的指示「Allegro di bravura」「優れた技術を持ったAllegroで」・・・ひょえ〜〜 凄すぎっ!! ここでK先生のアドバイスによると、この5番は言葉より音程リズムに感情を込めるように歌ってみたら? 三善先生はフランス音楽、ドビュッシーのピアノ曲を意識してる部分があって、この曲はベルガマスク組曲全音階的な進行に似てる部分があって綺麗な和音だなって思って歌う・・・なるほど〜〜!! ピアニストらしい解釈、参考になりました。ホント。

はーーっ、練習が終わった時、I先生はもうクタクタ・・・息切れが。。。ww いっぱい練習したね♪ いろいろまだ気になる箇所はあるので、またしつこく練習しませう☆


*************************

5月6日   O先生

 今日の練習はピアノ伴奏なし・・・なの
で「遠野遠音」をやるのかと思ったら、O先生はまず「光る砂漠」の楽譜を取り出しました。9曲の中からピックアップしての練習。ピアノ伴奏があると合唱ばかりやってられないから、こういう日に細かくやっておきましょう・・・とのこと。

 ところでM団の平均年齢っていくつになったんだろう? たぶん30歳はしっかり越えてるはずよね。去年はイタリア音楽だったけど、ここ数年、ドイツ音楽、それもバッハやメンデルゾーンなんかをやってたりしたから、声の響きが全体的に奧で深めになっていたと思うのです。おまけに年齢も重ねてしまって不本意ながら(笑)大人になってしまった・・・これまでにいろんな経験もしてきたしネ。ほらっ、バッハのコラールなんて精神的に深いものがあるでしょ? どうも日本語を歌っていてもドイツ語を歌ってるみたいに聞こえちゃうの。アルトなんてニュートラルな感じがするなんて言われちゃって。もっと
フェミニンでもいいよ・・・ですって。ハ〜〜〜イ♪ (←顔で笑って心は・・・く、く、くやしいぃぃぃ!!! 笑)  おまけに矢澤青年は21歳で亡くなったのだから♪なにを求めていいのやら♪は、その声では暗過ぎるし、若い人らしい悩みでいいんじゃない?ですっ・・・ すいませんネ、ついつい大人のクセで深いものを求めちゃうんですよネ、はははは! ソプラノはソプラノでもっとそこはこういうふうに色っぽく・・・ふふふ、ご存知の方も多いと思うけど、O先生ってソプラノもどき声で歌いながら指導するから、、、女性より色っぽい時あるじゃないですか? でも今日のO先生は何故か照れちゃって、、「こんなことまでさせないでよ〜 家族が見たら驚いちゃうよ」…ですって。アレ? そっか〜 奥様もお子さまもこんなO先生を見たことないのか〜 勿体ない、うふっ♪ って思ってしまいましたわ。是非、練習にご家族をご招待しなきゃね、モチ、内緒で。(←どっきりカメラかい? 笑)

 
「遠野遠音」は・・・うーーんと、あまり書いちゃうとネタバにレなるからやめよっと。(笑)

平成14年4月29日(月) みどりの日
 今日はO先生の練習日。「光る砂漠」を初めてピアノ伴奏で歌ってみました。ピアノはK先生です。練習場所は初めて使わせてもらう羽島市文化センター、リハーサル室。天井は高いもののやはり防音が施してあるので響きません。生声がそのまま聞こえちゃう感じですね。

 お恥ずかしい話ながら、あいかわらず集合時間が遅くて・・・先生がいらっしゃる日くらいは、到着される前に体操や発声をやっておいてもらいたいものです。私はお迎えに行ってるんだからね・・10時から練習がスタートするなら少なくとも5分前には集合しておくべきでしょう! いくら会館の使用時間が10時からだと言っても・・・先生に対して失礼だし、だいいち時間が勿体ないと思わないのかな? ああ、また説教&ボヤッキーオバサンになってしまったわよ。ホントにもぅ。おかげでいつものラジオ体操、K先生がピアノ伴奏してくださいました。アリガタヤ〜〜♪ でも第二を第一のメロディーでやったので跳躍のところが??でしたけど(笑)。 K先生のユーモアと優しさに感謝☆

 さて、練習ですが・・・今日は初めてピアノ伴奏をつけたのでO先生はいろいろとK先生にテクニック的なこと音楽的なことなどのイメージを伝えていらっしゃいました。左手のバランス、右手のバランス、音量の配分、旋律の浮き立たせ方、次の曲への繋げ方、ここはドビュッシーの前奏曲のように・・・とかもね。それを聞いていて、ああ、O先生のこの曲への思い入れってスゴイのね・・・なんて思いましたわん。(←詳しくは演奏会のパンフレットを見てね!) もちろん合唱団もいっぱいいっぱい要求されます。鳴らした立派な声から、少女のように可憐な声、子供のようなイノセントな声、決然とした力強い声、死への甘さと苦さ(←バッハのコラールのような?)を表現した声、実体のない響きだけの声、等々・・・もうイメージに合わせるために大変大変。私なんて名指しで指摘されちゃいますからね、「み〜ちゃん、そこ、声鳴らしすぎ」「はい、じゅびばじぇん。」(→o←)ゞあちゃ〜! 

えっとね、最近若い方が入団してくださるので チョー嬉しいですわ。大学(大学院?)を出たばかりの20代ですもの! 今日も2人。 平均年齢が上がりつつあるM団に若い息吹を入れてくださると新鮮で・・・うふっ♪♪(←またオバサンが入ってる? 笑)

平成14年4月28日(日)
  さてさて4月も終わろうとしてます。演奏会まで2ヶ月を切りました。今日はGW中に連ちゃんの練習が2回あるうちの1回目の初日。M団が苦手なジャンル、柴田南雄さんの「遠野遠音」をやっつけてしまわねば(笑)。ホントは苦手だと思ってるのは自分達だけで、何かのきっかけで開眼するのでは?・・と秘かに思ってるんですけどね。。。ってここで語ってしまっては秘かじゃないか。ゲホッ。

 副題が『柳田国男「遠野物語」および東北民謡による』となっていることからわかるように、この作品には民謡からとられた曲がいくつかあります。「田植踊(松前節)」「「田植踊(胴歌)」「南部馬方節T,U,V」「南部子守唄T,U」これを西洋音楽風のベルカント発声で歌ったらやっぱり変だし、グレゴリオ聖歌のように歌ってしまっても変。タキシードを着た馬方さんなんて妙だものねえ(笑)。でもまだやっぱりグレゴリオ聖歌に聞こえちゃう。(爆) そうならないためには・・・う〜む、、、以前、間宮芳生のコンポジションを歌った時、I先生がおっしゃっていたようにこういう曲には止めの部分があると思うのです。それが「南部馬方節」ではブレスの直前、フレーズの最後にあるのでは? だからそこまではしっかり歌いきって、充分にブレスをとって次のフレーズを歌いだす。それにやっぱりひらがなの部分とカタカナの部分は歌い分けた方がイイと思う。カタカナはコブシのようなものかしらね、次へ行くエネルギーのような、きっかけのような。。。民謡を歌っている人を思い浮かべるとわかりますよね? 理屈じゃないのかもしれないけどね。(笑) 声は・・・どうなんでしょうね、やっぱり鼻腔共鳴より顔面共鳴(←こんな言葉ある? 笑)に近いほうがいいかもね。あと、、、声を鳴らすだけが民謡じゃないと思う。ひなびたカスカスな感じもあってもイイと思う・・・けど本当はこっちのほうがムズイのよね。

 私が苦手なのは・・・実は民謡の部分じゃなくて「白望(しろみ)の山」なんです。どうもしっくりこない。コロコロ転がってる(笑)転調もなじめないし、物語に旋律をつけて歌うというのが???なの。でも、前回の練習でチラッとO先生がおっしゃったのですが、ひとつの音符にひとつの言葉がついているシラビックなものだから語るように謡曲風に歌う? なるほど、そう思えば特に感情を入れる必要もないし・・・と言ってもたまにあるけどね。フムフム、何となく受難曲の福音史家(エヴァンゲリスト)の部分だと思えばシックリくるのかな? がはははは! チョイト飛躍し過ぎたかしら?(爆)

平成14年4月21日(日)
 今日は初めてピアニストのK先生を迎えて、これまた初めて「五つの童画」をピアノとのセッションで歌いました。一言でいえば・・・・・ひゃ〜〜!!!てなもんよ。(笑) M団は普段、ア・カペラの曲を歌う機会が多く、言葉のディクションを大事にしようとしてるので、ピアノに比べて音の立ち上がりが遅いのです。それに1フレーズの中にもテンポに伸び縮みがあるし。。。弦楽器が伴奏の場合は音の立ち上がりは似たような感じなので違和感はないのですが、ピアノはいかんせん鍵盤楽器・・・つまり最初にポーンとたたいたらすぐに音が鳴って、あとは減衰してしまうわけで、歌とピアノでは音の頭のタイミングにズレが出て来ちゃうんですよね。これはなかなかの問題っすよ。。。ホント! それに今までは伴奏なしで練習してたから、ピアノの間奏部分からの入りが・・・ムズイ!! 特に8分の3.5とか8分の5とかの変拍子が多いからねえ。慣れないといけませんね。それにCさんが言ってたようにピアノパートを聴いて歌えるようにならないとね。

 とは言っても、前回まで指揮者のI先生と私たちとで作ろうとしていた世界がちょっと崩れた感じがするのは私だけかな? もう少しこの部分はこういうニュアンスで・・・というのはお願いしてもいいと思うし、ディナーミックなんてピアノに負けちゃいけないと思うからか、mpとかが無くなってしまったような気がします。煽られてるって感じかしら? まだまだ遠慮があるから、お互いに、、、なんちって。(笑)

 それからね・・・・曲の解釈というか歌い方なのですが・・・最初の4曲は詩の内容が深刻なんですよね。でもそれをどう歌うか・・・最初から最後まで情感を込めて重く歌うのは???だと私も思います。例えばアップテンポの箇所は淡々と歌ってシニカルに、、、特に3番の「やじろべえ」はK先生もおっしゃるようにアイロニー感が漂ってるしね。それでも4曲とも最後は暗示的というか示唆にとんでる・・・この部分の歌い方を、さてさてどうしましょうね。(苦笑)

 ふふふ、余談ですがアップテンポのところはスゴイッすよ〜 私、頭を振って拍をとりながら歌っているわけじゃないけど、1番の「風見鳥」♪まわれあっちまわれこっち、ぐるるる 嵐だ まわれもっと風見鶏・・・♪を歌っているとイヤリングが耳元でカチャカチャと鳴ってウルサイ!ウルサイ! この歌を歌う時はぶら下がり型のイヤリングは避けたほうが無難かと・・(笑)。

平成14年3月31日(日)
 今日は今年はじめてのO先生の練習日。いつものように岐阜羽島にお迎えに行ったのですが、ファッションはトルコブルーにレッドといつものO先生なのに、髪の毛が・・・昨年末から黒くなってしまって・・・今日も黒いまま。。。何だか見慣れないよ〜 やっぱりO先生は茶髪じゃなきゃねぇ(笑)。練習場に着いても他の団員に同じ事を言われていたO先生でした。。ふふふ。

今日は「光る砂漠」を中心に・・・(ピアノ伴奏なしで)
O先生は大学生の頃、この曲に感動して21歳で亡くなった
詩人・矢澤宰さんのお墓参りに行き、彼のお母様と親しくなったとか。いくつかの詩についてはどういう状況で作られたものかを教えていただいたのだそうです。先生はまた、一時期、作曲家・萩原英彦さんの@持ちもやっていらしたそうで(マジ?)、やはりこの曲については直接ご本人から伝授されたということ。貴重なお話が伺えたかな?(笑)

1番<再会>
 最初の女声3声の部分は senza tempoで。つまりテンポ感を無くして。アルトの♪松の下に・・♪から音が流れ出す感じで。でも3連符の繋がりとしてとらえないで、1フレーズ、1センテンスとしてとらえた歌い方をね。 それから萩原さん独特の音の書き方である、次の休符へのタイは休符だけれどそこに音があるつもりで歌うのだそうです。

2番<恋の詩でも読んだあとのように>
 ♪わた雪が♪は semplice 無邪気に、イノセントに。イメージとしては雪ん子、雪の精のような声で・・・特にソプラノ?(笑) この曲の特徴は反復同型。その部分はあまり言葉を出しすぎないように。

3番<早春>
 ♪土の匂いが♪の匂いは、本当に匂うように・・・って、私は何書いてるんだろう? わかってもらえますよね? ♪なんだか死んでもいいような♪は弱々しくだけじゃなくて宗教的に、コラールのように歌うこと。あとね、この曲で悲しいところは気高い悲しみを・・・チャイコフキーの「悲愴」よりもマーラーの「交響曲第9番4楽章」の悲しみ、慟哭ではなくて昇華してしまった悲しみっていうのかな?

4番<海辺で>
 宰青年は発病してから一度だけ海に行ったことがあるのだそうです。その時の楽しかった思い、キラキラした海の輝き、寄せては返す波の力強さ、そういうものがこの曲から感じられます。
ここからはO先生談・・・この詩の中に出てくる「あなた」は彼が恋をした看護婦さんのこと。しかし、結局彼の想いは実らなかった。若くして発病し、目の前に「死」を見つめていた彼は、生きているという実感を得たかった。それを恋に託したのですが・・・
生きてきたという証をつかんでから死にたい。そんな想いを描いたのが、この楽譜のトビラに書かれてる詩『光る砂漠 影をだいて 少年は魚をつる ・・・・』なのだそうです。
力強く男性的な波(←私には“命”に思える)の部分と、繊細な詩人の感性、♪不思議な笑み♪や♪小さな貝殻♪の部分を歌いわけないとね。


5番<ほたるは星になった>
 この詩は彼がお祖父ちゃんと田圃で(河辺で?)ホタルを見て感動した時に書いたのだそうです。♪ふたつのひかりがもつれて・・♪はぶつかった音、テンションの高い音がするところで、重々しく歌い、命の重さを現して、♪光は愛し合い♪のソプラノは女性に求める総て、甘さと、清らかさと、美しさと、可愛らしさが出るように歌って! と言われてもねえ・・O先生ったら欲張りなんだから。。。

6番<落石>
 作曲家の萩原さんはオニツツジ、ウド、ゼンマイという言葉の持つ違和感のある響き、激しいインパクトのある響きを重要視してるのだそうです。また、ソプラノから順次下のパートに引き継がれる♪ころげた♪は岩が上から転がり落ちるように、下に行くに従って crescendo e accelrando していくように。♪星空からにげるように♪の女声2声が高い音から降りてくるのはわかるのですが、ベースの低音F#から始まる音形は何を意味してるのでしょうね?

7番<秋の午後>
 8分の6拍子だけどウィンナ・ワルツのように。全ての音を歌いすぎるから重いのよね。2拍目にメッサデヴォーチェをかけると軽くて小粋な感じになると思うけど。アルトとテナーが実音で同じ音を歌うフレーズはM団ならではで溶け合うのですが、パワーありすぎ?(笑)

8番<さびしい道>
 この曲はやっぱり中間部の各パートが増7度で動く♪身も心もはりさけそうな♪でしょうね。ここの低いほうの音をしっかり歌えばおのずと高い方の音は歌えるから・・・か? それと最後の♪やっぱり♪の×は音が変わっているのだけれど、音にしないで、そこにその音がある感覚で歌って。。これも萩原さん独特の感覚なのだそうです。

9番<ふるさと>
 中間部は作曲家の腕の見せ所である対位法。どこが主旋律か考えて歌うこと。最後の♪山に水を返した♪の水は命の水。ふるさとである山に水を返す・・・つまり死ぬということ。しかし山に返した水はもう一度川となって流れ出すのではないでしょうか? 対位法の前のピアノ伴奏に1番の音型が出て来るのも循環を表している? ひとつの命が終わっても、また次の命が始まる…私はふとそう思ったのですが・・・

全体をとおして・・・・
 
情に溺れずにまず音を大切にしましょう。「おお、こんな音がするんだ!」と聴いている人が思うような音を。また、歌う部分語る部分を歌い分けること。つまりピアノ伴奏がモノディ様式になっている部分は歌はレチタティーボだと思って語るように。一方、ピアノがバンバン華麗に弾いているところはしっかり歌って。。。

う〜ん、こうして書いてみると濃い練習でしたね。。。次回まで覚えてるかな?(笑)
柴田南雄の
「遠野遠音」も少しやったのですが、次回・・・

平成14年3月21日(木) 春分の日
 今日は2回目のI先生の練習日です。さすがに日曜日よりは出席率は良かった・・・と言っても3分の2かな? おまけに今日の練習場はとってもデッドな響きの所なのでノドには辛かったっす。声を一生懸命に鳴らさないと響かないし、他のパートへも聞こえないから、ついつい頑張ってしまうんです。

 さてさて、今日は「五つの童画」の4番「砂時計」と5番「どんぐりのコマ」を重点的に練習。
部分的に1パートずつ歌って音を確認するという丁寧なものでした。どうしても早いパッセージはリズムとか言葉をたてすぎて、音として鳴らなくなる傾向が強いので、レガートで歌うという気持ちを持ちながらマルカートで歌ったり、アクセントをつける。一見矛盾しているように思えますが、私は理にかなっていると思います。何事もやり過ぎはマイナス効果・・・ですよね? まあ、逆の場合もありますが・・・(笑)。あとね、レガートっぽく歌うと音の動きに微妙なニュアンスが出てくるので、それも効果的な場合がありますね。難しいのはディクレシェンドをしながら音が高い方へ跳躍するとき。。。でも言葉としては大事なので、引きすぎると意味がないのです。こういうのって歌い手としてはゲキムズで・・・特に高度なテクニックがいるんですよね。秘密のワザはあるのですが・・・ナイショです(笑)。


 4番,5番が終わると2番,3番,1番をざ〜っと復習。
わたし的には3番の
「やじろべえ」が歌えてないかな・・・って感じですね。あと、1番の「風見鳥」の最後の1ページの和声がつかみきれてません。特に上の段から下の段に降りたあたりで、2小節の中で2,3回、転調するときの和声が???なんです。半音の幅をどれぐらいでとったらいいのかがわからないので、今度研究してみよっと♪ もうひとつ、「童画」は音の跳躍が激しい曲なのですが、高音でバンバン鳴らして歌ったあと、中音域以下になると声が鳴りにくくなるし、逆に低音を胸声を強めにして歌うと、同様に中音域が鳴らない。これって個人的な発声の問題ですかね。。。ちょいと工夫をしてみようかな。

そそ、前回のI先生の時もそうでしたが、子供達はどうやら「風見鳥」が好きみたいです。練習をMD録音していたのですが、ちゃんとカワイイ声が入ってました。いいよ!いいよ! どんどん歌ってネ♪ 今日はY君の結婚披露宴で歌う「Tea for two」を最後に練習したのですが、これも身体を揺すりながら♪ワワワワッワワ〜♪って歌ってました。面白いっ!

平成14年3月17日(日)
  (1)・(6)・(3)・(5) ←これはいったい何の数字でしょうか・・・・はーーーっ、言いたくないけど本日のパート別練習出席者数です。左からソプラノ、アルト、テナー、ベース。。。ボヤッキーは今日までにしたいんだけどな〜。 この日記を書く気力も失っちゃいます。今は1年に2回の演奏会のみを活動の中心にしてるわけで・・・ひとつの演奏会を開催するのに約30回の練習を重ねるのですが、どの練習日もその重みは同じだと思うのです。先生のいらっしゃる日の練習にだけ参加すればいいわけでない。私たちで練習する時には音を確認したり、パート内の響きを揃えたりと細かいところまでやっておきたいのです。それなのに出席率が悪くては、せっかく練習したってお休みしている人にまで伝わりません。きっとみんなそんなコトはわかっているのよね。。。 どうか今日が出席率最低日になりますように!

平成14年3月10日(日)
 今日は今年はじめてのI先生の練習日でした。

 まず声出しに某氏の結婚披露宴で歌う武満徹の「翼」を歌ってみました。中間部、テナーの音程がいい加減だけど、「落ち着いた響きでイイですね〜」って言われちゃった。それって単に歳をとっただけ?(笑)

 ではでは、「五つの童画」「風見鶏」から・・・
まずは歌ってみて・・・「テンポが遅いね」「はい、まだ・・・」・・・最初のアルトはもっと動いて♪ぎっつぎったんるーら♪の♪ら♪までもってきて。それに♪ぎー♪は錆びた音だから固めに。それから
三善アクセント<>をしかりつけて、moltoクレッシェンドもね。中間部の速いパッセージも最初なので、音を確認するためにテンポを少し落としてレガートぎみに歌ってみました。なるほど、マルカートでと指示のあるところも箇所によってはレガートの色を残しながらマルカートで歌ったほうがニュアンスが出る場合もあります。それに結構、小節の最初と最後の音は綺麗な和音だったりするから、しっかりその音でハモらせましょう♪ それにしても三善先生はいたるところに表情記号をつけていらっしゃるので、そのまま歌えばいいから・・・楽といえば楽・・・でもM団的にはつまらないですね。何もない楽譜に自分達でいろいろ解釈して表情をつけるのが面白いのにね。(苦笑) それでも、子供を産むのはエネルギーがいるからこのクレッシェンドもエネルギーがいるんだね・・・とか、ここは葬送的な悲しい音色で・・・と言われた所はフムフムと納得いたしました。さすがですわん。

続いて「ほら貝の笛」・・・
まだまだ各パートが自分のことで精一杯? 同じ音になるところが同じ音になっていなかったり、他のパートを聞いていないような音量。フォルテのなると冷静さが無くなり、身体の変なところに力が入って音まで外れてしまうのは考えものです。この時期だからこそ、和声を大切にした音を身につけましょう♪ そういう意味で、この曲もテンポを落としてレガート気味で歌って音を確認。あと、♪ほらがい♪の「い」の入れ方も工夫が必要かも。4分音符を二つにわけて8分音符で歌う場合と、「い」を引いたように歌う場合と、「が」を音符いっぱいめに歌って最後に「い」を入れる場合と、ケースバイケースだと思います。


次は「やじろべえ」・・・
主役のアルトに対して背景のメゾとソプラノ・・・
「五つの童画」はアルトが最初の動機を導いたり、最後をしめたりする曲が多いですね。三善先生はアルトが好き?(笑)  男声3声もそれなりに格好良く聞こえます。ただし、16分音符が転がって行きそう。。。かくいう私もそうですが、、、反省、反省。楽譜に書いてあるディナーミックは見落とさないようにね、この曲はけっこう目まぐるしく変化するから。

さてと、「砂時計」・・・
I先生はこの曲がお気に入りなのだそうです。で・・・・最初の3頁はいろんなことをやりたいからってアレヤコレヤと指示がありました(笑)。最初のアルトは1小節ごとに変化する和声を感じながら旋律を追っていく。4声が伸ばすところもただ音符の長さだけ伸ばすのではなく、次の小節の頭に山を持っていくように歌うとか、、、ね。


最後に「どんぐりのコマ」・・・
この曲って、最初のソプラノは可愛く歌わなきゃいけないのかな? どこの演奏もいきなり子供声になるんだけど・・・私的にはわざとらしい子供声は??なんですけど。さらっと歌ってはダメ? ふふふ、この曲も最初の3頁はいろいろとやりたいのだそうです。テンポも一定ではなくてフレーズによって動かして。で、綺麗な和音はちゃんと鳴らしてネ♪ 最後から4小節目の最初の音がハモッた演奏を聴いたことがないのだそうです。


はう、一応、「五つの童画」を全曲歌いました。「風見鳥」は一番練習してあったので、マシだけど、4番、5番はまだまだ音もいい加減。もっと練習してまずはパート内の音を揃えておきましょうね。あとはタテの和声にも気を配った音程で・・・・某パートさんヨロシクネッ♪♪ それにしても日本語の曲だからなのか、いろんなニュアンスを出せるし、そのために最初からついている表情記号の意味を考えながらやってみたり、はたまた、それとは別に自分で工夫してみるのも面白いかもね。いつかはM団らしい「童画」になるのでしょうか?(苦笑)

平成14年2月23日(土)〜24日(日)  合宿でした♪
 春のこの時期の合宿はいわば音取り合宿。目標は「五つの童画」「光る砂漠」の全曲制覇(笑)。 といっても風邪をひいて体調の悪い人が多いため参加人員は少な目です。「これでいいのか?合宿!!」と叫んでみたりして・・・www 

 今回は人数が少ないこともあって、両日ともS,A,T,Bの順番に一列(といっても半円)で練習してみました。女声前、男声後の並び方とどっちがイイかはまだわかりませんが・・・。

 土曜日は「五つの童画」から「砂時計」「どんぐりのコマ」の音取りをやってしまいました。男声、女声にわかれて・・・ではなく、いきなり最初から全員で歌ってみて・・・確かにMIDI音源が配られているので結構歌えます。というか、歌える人がいると言ったほうがいいのかな? それでも、できないところ、気になるところは1パートずつとか、男声だけ、女声だけでやったりして、、、できちゃったんですよね、それなりに。でも、実は今日の練習に参加していない人が・・・コワイんですよ。・・・ったく。 とりあえず最後まで行ったので、「五つの童画」を1番から順に歌ってみました。そしたら・・・ぎゃあ〜〜、私ったら1番の「風見鶏」の音がいい加減になっているではないですか・・・ちょいショック。。。やっぱりしつこく音だけでも暗譜するまでやらなきゃ・・と反省。ちなみにベースもパート内で音程がいろいろですよ。気をつけてね。

 夜はいつものように宴会・・・といっても最近はお泊まりする人が少ないので10人弱だったかしら? M団と他団の違いは何か?とか、M団とは・・・・な〜んて熱い議論(笑)もあったりして気がついたら午前2時。もう寝なきゃね♪ でお開き☆ 

 日曜日は午前中、「光る砂漠」の3番、5番、8番、4番を練習。「五つの童画」に身を入れすぎて、意外にも「光る砂漠」が歌えてないことが判明! みなさん、譜面が簡単だからと言って侮ってはいけません。「光る砂漠」には馴染みのない(笑)和声があるので惑わされそうなのよ。自宅学習のほど、ヨロシクッ♪♪ですね。 午後からは昨日練習していない人のためにも「五つの童画」「砂時計」「どんぐりのコマ」をおさらい。少しは慣れたかな? あと「童画」の1〜3番もやって今回の合宿は終了。

しかし、毎年この2月or3月の合宿の参加者が少ないのが気に掛かります。パート内に歌える人が1人いればそれなりに聞こえるところがコワイのよね。自分が歌えてなくても歌えてるような錯覚におちいる。でも前回も書いたけど音の純度は限りなく100%にしたい。濁った音にしたくないから・・次回の合宿では独りずつ暗譜で歌ってもらおうかな? 自分の首をしめてる?(苦笑)

平成14年2月17日(日)
 この日記を書くのは久しぶりです。ほぼ1ヶ月前のこの日のこと・・・もうあまり覚えてないかも・・^^; 思い出しながら・・・

この日も女声はとても少なかった。「五つの童画」「やじろべえ」をやったのですが、この曲は女声3声、男声3声の合計6声。女声3声はそれぞれ3人ずつしかいませんでした。それにくらべて、男声は結構人数がそろっていたので、さすがに男声3声でも充実した響きがしてたような気が・・・笑。いつものように女声前、男声後ろの2列だったので、後ろからの声に圧倒されちゃいました。

そそ、今日はベースに新人さんが! ときどき見学に来ていた大学生さんです。この4月から4年生かな? ベースが増えることはイイこと、イイこと。響きが充実しますものね。まあくれぐれもパート内の音程に幅を作らないようにね(笑)。これまで何度か会ってたけど、彼はまさに私の後輩。学部まで同じでしたわ。研究室は違うけど、6階と5階の上と下で同じ位置だったし、そこの教授にもお世話になりましたが・・・って今はとっくに違う方になってますけど。
 おお、余談のほうが長くなっちまった。。てへ。

平成14年2月10日(日)
 「どうも〜 こんにちは ボヤッキーで〜す!」な〜んてね・・・今日も今日とて・・・はい、3連休のど真ん中のせいか皆さん、いろいろとおありになるようで・・・体調を崩している人も多いし・・・ホント、音取りのこの時期って毎度毎度、セツナイ!せつない!切ないっ!・・・て感じよ。でも、そんな中でもがんばっている人達もいるのです。今日はテナーがひとりでしたが、勉強になったかしら?(笑)

 さて、なかなか進まなかった「五つの童画」から「ほら貝の笛」を練習。
案外、前半のゆっくりしたテンポのところが難しいのです。合唱がアカペラで歌ってピアノがそれに応えるように短く速いパッセージを弾いて・・・この交互の音楽の会話が幾度か繰り返されます。J子がたびたび「じゃあ、ほら貝のところからやってくれる?」と言いうのですが私達は「どこのほら貝?」て言っちゃうくらい前半はほら貝だらけなのよね(笑) 


  ♪海はほら貝を忘れた ほら貝は海を忘れた
          人はほら貝を忘れた ほら貝は人を忘れた
                          ほら貝はほら貝を忘れた…♪


が、何とか中間部の速いパッセージの箇所もクリア! やっぱり音取りMIDIの力は多大なものがありますね。あとはたくさん付いている表情記号を歌いわけなければね。そそ、練習の途中でほら貝の話題になってね、ほら貝の中はどうなっているんだろう? ということで、サザエのようかな? とか 大きなヤドカリが入っているんじゃないの? とか さんざんギャ〜ギャ〜と言い合ったあと、本物をテレビで見たというJ子に「で、中には何がいたの?」と誰かが聞いたら、ちーさんがすかさず「コオロギ?」・・・一同「がはははははは!!!」

  ♪いいえ ほら貝 それは お前の中で コオロギが鳴いているのです♪

 休憩後は先週やった編曲ものの「からたちの花」「この道」「待ちぼうけ」を復習。。。「この道」の旋律を知らないと言って先週、みんなに驚かれたいた某氏は今日も・・・・でした。はぅ。 この編曲ものはハミングが多いのですが鼻腔共鳴ができない人が多くて全然音が鳴りません。ヴォカリーゼにしたほうがいいかも。もちろん鼻腔共鳴の練習もしなきゃな〜〜

来週は「やじろべえ」をやるよ〜〜ん♪♪

平成14年2月3日(日)
 2月入りました。最近、風邪ひきさんが多くて・・・やっぱり今回も私のボヤキで始まるみたい・・・ww ボヤッキーてHNにしようかな?(笑) 相変わらずはじめの1時間は10人そこそこ。と言ってもさ、一応30分は体操したり、基礎的な発声の練習(筋肉を動かしたりね)をしてるのです。今回は床に仰向けに寝て(こうすると息が自然に背中に入るの)、頭を起こして(これは喉仏が自然に降りて鎖骨の中に入る)力強い声を出す練習をしたのね。いつも遅れてくる方が発声練習がどうのこうのというのは勘弁してください。どんなヴォイストレーナーの方に見て貰ったって、自分から向上しよう、工夫しようとする気持ちがなかったら効果はないと思う。基本的な筋肉の動きは教えてあげてあるから、筋トレするとか、実際に自宅で鏡を見て筋肉の動きを確かめながら歌ってみるとか、自分をまず見直してみること。で、わからないことがあったら質問するとかさぁ。まず第一に椅子に座っている姿勢が悪い人がいるんですけどね。

ああ、結局またお説教だよ。。。。毎回毎回こんなこと書くのもいやだべ。。。はぅ。

 ということでまず、山田耕筰作曲の作品から増田順平編曲の「かたらちの花」「待ちぼうけ」「この道」「曼珠沙華」の練習から。「からたちの花」「待ちぼうけ」は1991年にイタリアのファーノ音楽祭で歌ったことのある人がいるのでわりとスムーズに・・・と言ってもD.C.はどこへ戻るんだ〜 とかCodaはどこだ〜 とか、目が楽譜の上をアッチコッチと探し回って・・・すっかり忘れていました。(;^_^A アセアセ… 「この道」にいたっては途中、おいしいパートソロになるテナー君が「この歌、知らんのだわ」とおっしゃるものだからみんなは驚きを隠せず・・・(・0・)アゼン。「曼珠沙華」はやたらにグリッサンドがあったり、途中2小節だけ突然、長調に転調したりと・・・誰かが歌謡曲みたい・・・って言ってましたわよ。(笑)

 後半は「光る砂漠」から終曲の「ふるさと」と3番の「早春」を練習。またまた楽譜のミスプリントみっけ! なんだか同じパート内でぶつかるな〜っと思っていたら、私は以前歌ったことがあるのでなおしたほうの音で歌っていて、今回初めて歌う人は訂正前の音で歌っていたのです・・・「あっ、楽譜が間違っとるじゃん!」 カワイ出版さん、もう初版から30年も経つんだから訂正してよねっ! ですよね。 それとも誰も指摘してないのかしら? そそ、1番にも妙な表記があるので、私達なりに解釈して歌っているのですが、これまでにそうやって歌っている団体はいないとか・・・でもじゃあそんな表記をする意味がないよねと不思議に思うことも。

さて、来週は「ほら貝の笛」をやらなきゃね!

平成14年1月27日(日)
 さてさて、1月に入ってもう4回目の練習日。今日は北部公民館が使えないので南部公民館で練習でした。毎回練習後の連絡で「27日は南部で〜す!」て口をすっぱくして言ってたし、練習日程も変更してあったのに・・・やっぱり間違えて北部へ行った人が何人も・・・しょせん、そんなもんよね・・・www 何だかこの練習日記は毎回、私のボヤキで始まってるような気がするな・・・ま、いいっか。

 さて、今日は「光る砂漠」でまだ音をとってない6曲目の「落石」を練習。
これが一番難しいかと思っていたら、案外サクサクと歌えたのですが、音で難しいのは♪ウドやゼンマイの芽をつぶし♪のところかな? それと私としては納得いかないのが、ソプラノとテナーがオクターブで全く同じ旋律を歌う箇所が多いということ。和声的にバランスが悪い(高音がうるさすぎるということ)ような気がするのですが・・・録音して聴いてみないとわからないのですけどね。特にこの曲の最後、♪鱗を光らせた♪はどういうふうに聞こえて欲しいのか私にはわからないのです。ソプラノの上とテナーがオクターブで同じ音、なおかつテナーは実音でアルトより高い! アルトが下のC#でこれに対抗しようと思うと相当に張った声にしないと・・・アルトを何と心得る!って叫びたくなってくる・・・ww 作曲者に問いただそうと思っても亡くなってるいるし・・・O先生はどう考えていらっしゃるのかしらね?


 次は・・・「五つの童画」の2番をやろうと思ったのですが、男声の出席者が少なかったので1番の「風見鶏」の復習から。。。そそ、この1番ですが某合唱団の演奏をJ子が車の中でかけると、今年4歳になるT子ちゃんがある箇所からゲラゲラと大笑いするのだそうです。それは ♪村はずれ おいぼれ水車の歯がかけた それでもまわった 三角に お米もつけた 三角に♪ のところ。曲を知っている方はわかると思いますが、もともとこの曲のピアノは決して伴奏ではなくて合唱曲との協奏曲のような音形。それも超絶技巧的。T子ちゃんが笑った箇所も合唱との掛け合いで合いの手のように弾いているし、何と言っても子供には歌詞が面白いわけで・・・大人の私達は最初から難しい曲だと思い込んで取り組んでいるのに・・・そうだよな、「童画」なんだもの。子供って時々、大人をハッとさせることがありますよね。それ以来、彼女は遊んでいるときにもこの箇所を鼻歌で彼女なりの旋律で歌っているんだそうです。。。
 おお、また横道にそれた・・・そんなこんなで(←どんなんや?)、何度も
「風見鶏」を練習してるので、そろそろ暗譜しようか?(爆)

 で、残り少ない時間で2番の「ほら貝の笛」を最初から4頁だけ練習。音取りをしながら思ったのですが、この曲、ソプラノの音の動きに結構トリトヌス(3全音)を使ってるんですよね。増4度といって不安感を感じさせる音で、オペラ「トリスタンとイゾルデ」にはよく使われている音形。三善先生はこの曲で何を伝えようとしたのでしょうか?

「五つの童画」についてはまだまだその背景については調べてみなければいけないですね。もともとこの詩の元になった童画ってあるのか? もしもあるのならば、それと詩の関係、詩から喚起された和声や音形のアナリーゼも。「光る砂漠」もそうだけど、詩と音楽の架け橋である和声や音形の効果について言及したものは殆どないのです。でも演奏者はその音の必然性を考えてみなければいけないと思う。音楽であるいじょう まずは音ありきなのでは?

練習後: 某嬢との会話・・「何だかみんなの発声が浅いよね。どうしてなんだろう?」「それってたぶん日本語だからじゃないの?」「そっか〜 ヴェルディの時はああいう声じゃなかったものね」・・・日本語って基本的に口の前で発する言語で歌う言語ではないとよく言われるのです。それにカラオケのせいもあると思うけど、マイクに乗せやすい声って息が多くて口先の声。歌う時は喉仏や軟口蓋を上げて首や喉の筋肉を使い響かせ、腹筋を使って息を送らなきゃイイ音にならないし届かないよ。日本の伝統芸能でも謡曲とかは身体全体を使ってると思うんだけどね。

平成14年1月20日(日)
 今日も最初に集まった人数は少なかったです・・・って、こんなこと毎回書きたくないよね。情けな〜〜 www じゃあ書かなきゃいいじゃん・・・て思う。だってこれを読んでいる人ってM団の人だけじゃないだろうから、まあその、M団のお恥ずかしい状況なわけでさ、それを伝えちゃう必要があるのか・・・でも、これが現実なんだわさ。自分でも何が言いたいのかわからないけど、M団の人にはM団の人なりの捉える面があって、第三者には第三者なりの捉える面がある。それは同じかもしれないし、違うかもしれない・・・まあ、いいや、練習状況をね。。。

 人がいないからといって日にちはどんどん過ぎて行くのだから、曲数はこなして行かなきゃならないのよ。まずは「光る砂漠」の8番<さびしい道>を初めて練習。この曲は楽譜面は全然難しくないんだけど、ずっと平行4度でソプラノとアルトが動いたりして気持ちが悪い和声だったりするのです。本来は禁じ手なんですよね。でもそれをあえて使うということはその気持ち悪さ、居心地の悪さが作詞者、作曲者の伝えたいものなのでしょう。それが端的に現れているのは♪身も心もはりさけそうな…♪のところ。本来なら単なる半音の動きだけでもイイのに、8度半(=オクターブ+半音)という音の動きを各パートごとにオルタネートで繰り返すこの音形の厳しさには抜き差しならぬものを感じます。ちなみにJ子が言っていたのですが、オルタネートとはシャンソンの「枯葉」の最初に出てくるような同じ音形を違う音で繰り返す・・・ということだそうです。違ってたらごめんなさい。

 次ぎに「光る砂漠」から5番の<ほたるは星になった>を、これも初めて練習。この曲の最初、♪暗い河辺には♪には短調系と長調系の二つの音形が交じり合っている気がします。でもアカペラの合唱に続くピアノ伴奏はショパンのピアノ曲のようで・・・作曲者の萩原さんは黒鍵がとてもお好きなのでは?・・・という華麗な音がします。途中の♪あまりにもあまりにも…♪ではソプラノ2声は2度で、アルト2声とテナーの3声はドミソの主和音を平行して歌っていく? これもショパンのピアノ曲的な音? ちょっとまだ私にはこういう和声をどういうのかはわかりませんが・・ww

 休憩後は先週の復習、「五つの童画」から<風見鳥>を練習。わたし的にはだいぶんこの音にも慣れてきました。ソプラノは音の跳躍が大変ですね。それに1番から上のBやらB♭をフォルテシシモで歌わされた日にゃ〜〜 5番を歌い終わった時には喉が・・・考えるのヤメヨ。。。音に慣れたらいわゆる<>の三善アクセントや他の表情記号をつけて歌わなきゃね、いつまでも大声だしまくり〜では・・・(笑) でもこの曲、表情記号がメチャクチャ沢山あるのも特徴ですよね。

次回は「光る砂漠」の6番<落石>「五つの童画」<ほら貝の笛>の練習かな。

平成14年1月13日(日)
 平成14年に入って2回目の練習日・・・さすがに先週よりはメンバーが増えました。なんとその中に6日の練習はお休みだと思っていたメデタイ人が・・・まあ、マジでメデタイ人なんですけどね・・・ww。

 まずは先週の復習・・・「光る砂漠」1〜4番を。人数が多いと女声3声、男声3声がとっても安定したイイ音になります。男声3声の所では思わず「オオッ 男声合唱みた〜い!」って思ったけど・・確かに男声合唱よね(笑)。でも私の言いたいこと、わかってもらえます? 同声合唱のやわらなか響きっていうのかな〜〜 そんな感じですわ。オヤジも女声3声のところは「予想したとおり綺麗な音だった・・・正解だな!」と自己満足。。。まあ、ここまではそう難しくはありませんからね・・・問題は5番と6番でしょう。次回ね。

 で、やっぱり取っつきにくくても「五つの童画」をやっておかなきゃ!
女声と男声で二部屋に別れて1番の
<風見鳥>から練習。家で一応予習をやってるはずよね?(苦笑)  もう7度半とか8度半のような音の跳躍が多くてソプラノは大変そうです。なんとか1時間ちょっとで1番の音取りを終わって全体で合わせてみました。で・・・いやもう、さすがにMIDIの威力はスゴイッ!! あの男声が(←ゴメン・・・)それなりに歌えるじゃあ〜〜りませんか!? まあ、総て正しい音とまでは言えませんが、でもそれなりの音がしてるのね。ただね、いつも最初はそうなんだけど、自分のことで精一杯なので大声ハリアゲ〜ノで女声の後ろで歌ってくださるんです。。。もう近い音で微妙にぶつかった音を出している私達女声は、お陰さまで自分の音が聞こえなくなるんです。勘弁してよネ〜♪ 並び方を考えなきゃいけないかしらね?

 いつもは客席からステージを見て向かって左手前にソプラノ、後ろがベース、右手前にアルト、後ろがテナー・・・というように並んで歌っています。ヨーロッパの室内合唱団はこういう並び方のところが多いかな。このほうがお互いに聞きやすくてアンサンブルしやすいのです。アルト、テナーの内声が前後に並ぶと音が溶けやすいし、ソプラノ、ベースの外声が前後に並ぶと和声の骨格がしっかりする・・はずなんですけどね(笑)。もしかすると左手からソプラノ、アルト、テナー、ベースと並んだほうがこういう曲には合ってるのかもしれません。 まあもう少し歌い慣れてくるまでこのままで歌ってみましょう。

 それにしても、三善晃先生「五つの童画」の音は難しいとは思っていましたが、お弟子さんの鈴木輝昭氏「詞華抄」の1番「リリケ・アモローゼ」の音とりで鍛えられたみたいで、予想より早くそれなりの音をとることができました。でもここで安心してはいけません。前回も書いたけど1パート1人ずつでもアンサンブルできるくらい音の精度をあげないとこの曲の核心には近づけないと思うのです。奇しくもコンサート・ミストレスのJ子も同じことを言ってましたね。そこら辺の音ではダメよ! 響きも統一してネ♪

平成14年1月6日(日)

 ☆あけましておめでとうございます☆

 今日は平成14年 初めての練習でした。3日に大雪が降ったので公民館の駐車場にはまだ雪が・・・みんなどうやって来るのかしら?・・とは思ったものの、案の定、練習開始時間に集まっていたのは・・・女声6名、男声3名!!! まあ、こんなものよね・・・結局、最終的には女声12名、男声7名までにはなりましたけど。。。 

 とりあえず、譜面がまだやさしそうな「光る砂漠」から練習開始。この曲は9曲から成る組曲なのでちょっと紹介しておきます。

 混声合唱組曲「光る砂漠」
  1.再 会
  2.恋の詩(うた)でも読んだあとのように
  3.早 春
  4.海辺で
  5.ほたるは星になった
  6.落 石
  7.秋の午後
  8.さびしい道
  9.ふるさと


作詩は若くして亡くなった矢澤宰、作曲は2001年に亡くなった萩原英彦、初演は1971年。ただし、この時、4.と7.は割愛されていたようです。萩原さんの解説によると詩は秋から始まってまた秋へとめぐるように配列され、“最後に魂が大地に還っていくかのように”・・・とのこと。萩原さんの矢澤氏の詩に対する印象も…“この詩人の本領は、言葉の抑揚の清冽さにあり、そこに響きあい天翔ける魂は音楽として描かれるべき想いを心地よく喚起していった”(楽譜巻末解説より)…とのこと。1曲ずつの作りもひとつの旋律がまた違うパートに現れて・・というような循環形式で巡っていく感じですね。これから練習していくに従って感じるものをまた少しずつ語っていくつもりです。

 最初だから丁寧に・・・てやっていたら、なんと1曲目に1時間もかけてしまって、こりゃ大変ということでネジを巻き(笑)、一応、1.〜4.と7.9.の6曲を通しました。実は私は22年前(?・・・学生時代)に数曲歌ったことがあるので歌っていくうちにだんだんと思い出してきて・・・懐かしいけど新鮮な感じでした。基本的にS・A・T・Bの4声なのですが、女声3声、男声3声になるところは均等にわけてみました。その方が音のバランスが良く響きが美しいと思うので・・・・練習に来れなかった方、その6曲はちゃんと音をとっておいてくださいね。できてるものとして進みますから、ヨロシク!

 次回は「光る砂漠」の5.6.8.と「五つの童画」から「風見鶏」をの音取りをやる予定です。たぶん「風見鶏」に時間をついやすと思うので、予習のほうもヨロシク! できれば小さな鍵盤楽器があるかたは持ってきておいてください。それと、年の初めからこんな事を言いたくないんだけど・・・まあ皆さん、それぞれにシガラミとか都合とかあってお休みされたのでしょう・・・そんな事は百も承知!! まして誰かのために歌ってるわけじゃない、自分達が好きで歌ってるのよね。。。だからなおさらこんな事、言いたくないんだけど、新曲に取りかかったこの時期にお休みするということがどういうことか、よく考えくださいネ。。。誰かが音取り用の音源を作ってくれるから、対訳をやってくれるから(今回は訳はないけど・・)それができないと、とか誰か同じパート内で音の取れる人がいるから・・・という他力本願の考えは捨てて欲しい。去年の日記にも書いたと思うけどひとりひとりの音の純度とか音楽の解釈、音楽への想いが集まってひとつの合唱団の音になり、音楽になると私は思うのです。ひとりでもそれが希薄な人がいると全体としても薄くなるの。確かに30回の練習回数のうちの1回だけかもしれないけど、その1回ずつが自分にとって無意味にならないようにしたいと思いませんか? そのためにはどうすれば良いのか・・・年初から説教くさくてすいません。。(byお説教オババ)