Studio's Literary


管理人手記 / 雑記帳

ここはこのサイトの管理人kuribowの日々の自堕落... もとい切磋琢磨している
様子が克明に記された血と汗と涙と そして笑いのドキュメントであ〜る...


2001 July - August : 束の間の日本 のはずが...
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Jul.21 (sat.) 
久しぶりの雑記更新です。
もう誰も見てないんでしょうね.....。
また少しづつ何か書いていきます。
 
あ、因みに英語クイズ第2弾みたいなものをまた予定しております。
そのうちアップします。乞うご期待!!
 
Jul.22 (sun.) 
Nishinippon Amateur Bigband League
 
社会人ビッグバンドのジャズ・フェスティバルが滋賀県栗東町で行われた。
西日本各地で結成されている社会人ビッグバンドが一同に会する年に1度の祭典だ。
私自身毎年楽しみにしている恒例行事の一つでもある。
西日本中のフルバンマニアなオッサンが目の色変えて演奏する光景はある意味感動に値する。
 
我がバンド「Dandy Dukes J.O.」他2バンドが開催幹事バンドだったために裏方、事務的仕事が多く
全ての出演バンドをゆっくり見ることは叶わなかったが、今回は若手ソリストの台頭が一際目立った。
現実問題として4ヶ月のブランクのあと、いきなりプリンシパルソリストとして復帰する事の重圧は
やはり相当なものだ。何故ならソリストの技量でバンドの質が計られてしまうからだ。オマケに今年は
各バンド最低1人はバカテクソリストを用意していた。或いは育て上げたのか、とにかく出場順が1番
最初でよかった。
 
2次会でセレクションフルバンなるものが急遽結成された。
各出演バンドから数名ずつ出し合って1つのビッグバンドをその場でこさえるという斬新且つ無謀な
試みである。つまり、いわゆる名物オヤジ大集合状態になるわけで、演奏の方もどっぷり浸かった濃厚
なコテコテの演奏になるわけです。強烈ですね、オッサン汗だく!
 
非常にいいものを見ました。このオッサンらがいる限り日本の将来は安心です。
 
Jul.23 (mon.) 
最近モノをよく落とす。
 
落し物をよくするという事ではなく、茶碗を落として割ったりコップを落としたりと
手元が非常に不安定なのだ。
 
単純に握力の低下。
 
サックスを吹くということは単に指を動かすという事ではない。
思い通りのフレーズを吹くために、瞬発力と握力が細かいレベルで要求される。
その所作を4ヶ月間絶っていた。
日常生活の中でそれを感じた時、思わず狼狽し、焦燥に駆られる。
 
 
Jul.24 (tue.) 
本日はアフロ番長のライブ。
 
ライブのほうはかなり良い感じだったんじゃないでしょうかね?
私自身今こういう状態ですが、自分の仕事はちゃんと出来た上で
楽しんで演奏できたので言う事ないですね、最高です。
このメンバーでないと出せない音が出てたような気がします。
如何でしたか?
 
打ち上げでタイバンの青年達とディープな音楽トーク。
大阪芸大の現役の学生達だった。
彼らは「上手い」と当り前のように思われるのがプレッシャーだと語っていた。
「音大」と「芸大」とでは明らかに演奏精度に違いがある。
何故なら音楽だけでなく絵・デザイン・建築・放送全てあわせて「芸大」だ。
当然学生全てが音楽家ではない。
 
彼らは今年初めてビッグバンドを組織し、山野(全国の学生コンテスト)に出場するという。
そんな重圧を撥ね退け、素晴らしい演奏をしてくれることを期待したい。
そして他大学との交流を持ちたいとも話していた。これをご覧の現役学生の方、彼らに手を
差し伸べてあげて欲しい。
 
自分たちのためにも・・・。
 
Jul.25 (wed.) 
第2回英語クイズ選手権!!
 
今回は5択問題10問です。ボケにくい?無理からボケなくて結構ですよ。
例によって辞書類の使用は禁止です。メールでのみ受け付けております。
尚、選択肢5.を選んだ場合、正解を添えて投稿ください。
 
皆さん回答どんどんお寄せくださいね!!待ってま〜す♪
結果はwhisperの方にHNと正解数だけアップしていきます。
 
         -≪問題≫-
 
1・次のうち、「電子レンジ」に相当するものは?
1.Electric oven 2.Micro wave 3.Ion server 4.Delight cooker 5.どれでもない

2・"flipflap"って何?
1.スリッパ 2.アイスクリーム 3.外人 4.蛇口 5.どれでもない

3・"mountain" さて彼らはどう発音している?
1.モンティン 2.マントゥン 3.モントゥーン 4.マウンウン 5.どれでもない
 
4・次のうち、意味が違うのはどれ?
1.hold on 2.hung over 3.one second 4.be wait 5.どれでもない

5・"Ambulance"って何?
1.救急車 2.囚人護送車 3.霊柩車 4.水道局緊急車両 5.どれでもない

6・"new"の正しい発音に一番近いものは?
1.ニュウ 2.ヌー 3.ネウ 4.ニュー 5.どれでもない

7・次のうち、"fire"が意味するものは?
1.破産 2.逮捕 3.解雇 4.離婚 5.どれでもない

8・次のうち、「wadya/ワディヤ」の発音でないものは?
1.What are you 2.What do you 3.What have you 4.What did you 5.どれでもない

9・"cemetery"ってどこ?
1.居酒屋 2.波止場 3.住宅地 4.墓地 5.どれでもない 
 
10・次のうち、単複同系になりえないのは?
1.deer 2.fish 3.sheep 4.cockroach 5.どれでもない

 

後記:前回よりは簡単ですね、きっと。
   でも難しいですよね・・・。
 
現在の応募者
すしメ〜ンさん :7問正解
DKさん     :7問正解


正解
1. = 2
2. = 1
3. = 4
4. = 2
5. = 1
6. = 2
7. = 3
8. = 4
9. = 4
10. = 4


 
Jul.26 (thu.) 
学生時代在籍していた大学のビッグバンドが今年も全国大会に出場する。
引退後も昨年までは私が影のアレンジャーとして暗躍していたバンドだ。
 
煙たがられる事承知の上でのこのこ覗きに出かける。
メンバー一人一人の目つきがまだ甘い。
仕上がりは非常に遅く、危機感も若干希薄。
ただこれは毎年の事。今のこの空気が本番直前の爆発力を生む。
 
同席していたもう一人のOB氏が、「心が洗われるようだ」と話していた。
私も「そうですね」と相槌を打った。
 
我々もその爆発を何度か経験している。
何も考えず遮二無二突き進んでいた当時のアグレッシブな心を呼び覚まされる一瞬。
 
本番、少し遠いが彼らの爆発する姿を見に行こう。
もし他に見に行かれる予定のある方、私に一声かけて頂きたい。
 
Jul.27 (fri.) 
『常にガムを噛む』習慣が向こうで付いてしまった。
 
最初は値段が日本の2倍以上するタバコ対策のつもりで食み始めたのだが、
授業中だろうと何だろうとどこで食んでても誰にも怒られない、頭がやけに
軽くなる、リグレイズのエクリプスが異常に美味しいなどの理由から寝る時
も噛んでいた。24時間。あまりにも美味しいので買い溜めして帰国。
 
そのエクリプスがついになくなった・・・。
相当参ってます。
目撃情報乞う!
 
Jul.29 (sun.) 
湖国 Bigband Jazz Festival
 
滋賀の社会人ビッグバンド4バンドでお祭りしてきました。
夕日の沈みかける黄昏時の琵琶湖を背に、アートな電飾が鏤められたステージでの演奏。
色づいた雲に清涼感溢れる浜風。
もう演奏中身関係なく最高でした!
もし来年もあるなら是非、いや絶対参加したいです!
今日のお客さんは相当ラッキーだったんじゃないでしょうか?
オマケに無料だったし・・・。
 
でも滋賀県ならではの企画でしたね、こんなの京都じゃ無理だと感じました。
交通の便がよく、屋外で夕方から夜にかけて爆音を出しても怒られない、名所と思しき
前で特色を生かせるステージをアマチュアが組める場所。
 
無いねぇ、全国的にも滅多に・・・。
 
Aug.1 (wed.) 
草津の某ホテルで営業。
帰国後初仕事、あまりの久しぶりさに譜面台を忘れる。
 
まあ譜面台は現地で調達したのだが、その現地で驚いたのが客。
ホテルの後援会か何かの人達だったのだが、開会後約30分で大半
の客が既にベロベロ! 演奏も司会も市長の挨拶でさえ誰も聞いて
いないという状況。こういう人達って食べて飲んで騒がなければ来た
気がしないんでしょうね、田舎のしきたりって言うか・・・。
あんなに高速で出来上がっていく人達を見るのは何せ初めてのことだ。
客層(平均60歳くらいだった)にもよるんだろうが、すごい状態。
言うまでもなく我々の演奏を聴く者はほぼ皆無だった。甲斐無い・・・。
 
Aug.2 (thu.) 
MOSS BAND at RAG
 
知らなかったのだがこのバンド、今日で本当に解散するらしい。
6年の長きにわたって活動を続けてきたパーティーバンドだ。
当然音楽はロケンロール、それもかなり渋め。
活動といってもライブ毎にメンバーは変わる。この6年の間に何人
がステージに上がり、そして去っていっただろう・・・。
 
そもそもは京都・岡崎にあるナイトホール"MOSS"のパーティー企画
で従業員・関係者・客で楽器の扱える人を集めて作った小さいバンド
だったらしい。私は3年前より加入。今では総勢13人の大所帯だ。
 
機動力の低下という建前だが、バンド内の不仲により解散。暴露ね。
ただ今日のライブはマジで凄かった!
いわゆる宴会バンドの真髄を見た!
リハーサルであっちが痛いこっちが痛いぬかしてけつかる不良親父達
が本番でバンバン宙を舞うかの如くイキまくり!
 
私自身も将来こういうオトナになってしまうのかと一抹の不安を感じ
つつも刹那的になってしまうごっつおもろいライブだった。
ただこの人達、バンドなくなったら普通のおっさん以下なのに・・・。
 
Aug.11,12 (sat,sun.) 
The 32nd YAMANO Big Band Jazz Contest
年に一度の全国学生ジャズの祭典!そんなわけで山野レポート。
 
今年も強行してまいりました、0泊3日の死のツアーin東京。運転手は私。金曜深夜に出発-
月曜朝に帰宅、睡眠時間無し、高速道路愛車キャロルで4人窮々往復1000キロの過酷な旅。
何故そこまでして見に行きたいのか?直接関係者でない私をそこまで駆り立てるものは何か?
 
まあ大した意味のない私的前振りは置いておくとして、山野は今年も多くの感動を生んだ。
コンテストに出場してくる大学生達は、当然このステージの為にひと夏を賭けてくる。
斯く言う私も現役当時はそんな学生の一人だった。人生で一番頑張っていた瞬間だろう。
この大会がコンテスト形式をとっていることで、出場団体の演奏レベルは相当高い。
 
ただ、ここ近年の傾向として学生の意識下に於ける本末転倒現象が起こっているように感じる。
「表現力を豊かにする為のアンサンブル精度の向上」ではなく、「高得点を獲得する為のアンサ
ンブル精度の向上」に意識が変わってきているように感じる。
つまり、伝えたい事、表現したい事や感動を与える為に演奏するのではなく、何はさておき精度
の高い演奏を心がけるという意味のない、あるいは内容のない演奏が年々増えている。コンテ
スト形式をとっていることで生じてしまう落とし穴なのだろう。
約50もの団体が思い思いの曲を演奏する訳で、審査基準は審査員の好み(若干は入るだろう)
ではなく、結局は精度の高い演奏に高配点が付く。よっていわゆる名門校また上位入賞常連校
でさえそんな精度に拘る演奏になってしまう年もある。今年も幾つかはそうだったように思う。
 
同じ上手な演奏でも、カッコイイだけの、あるいはテクニックをデモンストレートするような審査員
対象の選曲をしてくる団体と、あくまで前進しようとしている、あるいは感動を与えようとしている
観客対象の選曲をしてくる団体の演奏とでは、聴き応えなども全く違うし素人が聴いても瞭然。
 
手前味噌になるが、我々の後輩(同志社大学The Third Herd Orch.)の演奏は素晴らしかった。
何よりも15分間の中に起承転結しっかり効いたドラマを構築し、何らかのカタルシスを与える。
それは奇を衒ったものではなく、自分たちの表現したいものを「観客」に向かって発信していた。
相当多くの大学が精度の高い演奏を繰り広げた中、4位獲得はそういう意味に於いて非常に
価値がある。そんな表現力重視の姿勢が認められたということだ。
 
観客から「感動No.1」と呼ばれる演奏を、やはり大切にして欲しい。あくまで「音楽」なのだから....。

 

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