第6話 『最初の仲間とイベントの開始』





国立公園といっても小さな島国である。

野球場が1個分の原っぱがあり、
そこの周りは林になっている。

そこでイベントの受付を行うテントが
2つポツンとあるだけである。

ラウドはそのテントにむかい受付をすることにする。
ラウドは思った以上にいる人達を見て
俄然やる気が出てきたようである。

受付に来たラウドは所定の事を書いて
最後に腕輪を渡された。

『なんだ?この腕輪?』

『これはこのあと、ピスカ山に行くためにつけるものです』

と、受付の女の人が右腕を上げる。
その腕には渡された腕輪が装着されていた。

『ん?』

ラウドは不思議そうにその腕輪を同じように装着する。

『ピスカ山は
普段は侵入禁止地区に指定されています。
それは御存知の通り
そこは世界遺産に登録されているからです。
そこで、このイベントを利用して
ピスカに滞在しようとする人がいるんです
そういう人を見つけるのに役立てますし、
行方不明の人を見つけるのに役立ちます。
一応発信機がついています。
あとこの腕輪は一度つけると
私達運営委員以外には外せませんので
壊そうとかしないで下さいね』

と、ラウドの為に優しく教えてくれたのだが
ラウドはとりあえず
発信機がついていることは理解したようだ。

そしてよく見ると、腕輪には番号が打ってあった。

『432』

番号を見ているラウドに
再び声がかかった。

『すみません。ラウド様
職が書かれていないようですが』

受付の書類には
登録名簿というものが付けられており
これが2度目の参加を難しくさせている要因でもある。
ここでいう職というのも
この登録内容の一つである。

『ああ。わからんもん』

ラウドは特別に職についているわけでもないので
そう答えたが

『働いていないのですね?』

と受付の人が返すにはある理由がある。
この世界には
世界を変える力のある
【勢力】というものが存在する。
その勢力の者が
真正直に登録内容を書く事は少ないが
それが例え偽称であっても記録に残る。
そしてこの記録は世界政府の情報にもなる。

『ああ。冒険家ってことでもいい?』

特にこういう職をあいまいに書く者は
怪しまれたりするが
ラウドは本当に職がないので
本音を言うしかなかった。

『結構ですよ。わかりました。』

受付の人は一応の返事をしたものの
ラウドの名前が
政府の注意リストに登録されていることは
ラウドは知るよしはなかった。

とりあえず、一通りの受付が終わり
ラウドはとりあえず
仲間に出来そうな人を探すことにしようとしていた。


その一方でラウドの隣では
一人の男が受付をしていた。

『ディル様。
職のところなのですが
ハンターの種類は
どのようになっておりますでしょうか?』

そう言われると
ディルと呼ばれたその男は
何かを考えた表情をしたが
すぐに表情を戻すと

『トレジャーハンター・・・で願いしたい』

と答えると受付を終え
別の方向に向かおうとしていた。

ディルと名乗るこの男。
白金の髪
朱色のバンダナをしており
かなりの美形な顔立ち。
夏だというのに紺色のロングコートを着ている。




ラウドはその成立ちには興味は無かったが
ハンターという言葉に反応した。

『お前ハンターやってるのか?』

と言いながら
ラウドがディルに近づいた。

『そうだが』

ディルはそれには無愛想に答える。
だがラウドは
それに構わず質問を続ける

『ここにはやっぱアレが目的かい?』

ラウドはそう言いながらニヤリする。

『アレとはなんだ?』

それを見たディルは
少し表情を拒めるが
それにはラウドもさすがに驚いて

『七秘宝だよ。違うのか?』

とストレートに聞き返した。
だがこの七秘宝という言葉に
そこにいた周辺の者が反応した。

しかし、特にラウドに忠告する事もなく
また何も無かったようにものごとが動いた。

反応したのはディルも例外ではない。

『お前も七秘宝が狙いなのか』

ディルは今度は少し驚いたような表情に変わったが
それはほとんど無表情の顔の変化に見えた。

『ああ。
って事は、お前も"聖剣"になる気なんか?』

その無表情から出た言葉の意外性に
ラウドは驚きよりも戸惑いを感じたのだが、

『ホーリナイト?
・・・
「H・K」には興味は無いが』

とまた無表情に近い言葉で
あっさり返された。

ちなみにH・Kとは
"ホーリーナイト"の略語で
ラウドの言う"聖剣(ホーリーナイト)"とはまた違う
もうひとつの、いや
現在使われるホーリーナイトのことである。
この世界の常識としては
ホーリーナイトといえば
H・K(エイチ・ケイ)
というのが普通であり
"聖剣"の意味ではあまり最近は使われなくなっており
逆に旧文字読みの
聖剣(セイケン)
と呼ぶのが主流となっているらしい。
だがラウドは
サガに教えてもらった"聖剣"という意味しか知らなかったので

『?
 それじゃ、何で七秘宝探してんのさ』

なんでH・Kが出てくるんだと思いつつ
そのあっさり加減に
ラウドは妙な好奇心を覚えた。
今までに出会ったことのないタイプの
人間でもあったからだ。


『生命石を探している』

『セイメイセキ?
それも七秘宝のひとつなのか?』

ついこないだ
七秘宝という物を知ったラウドには
七秘宝の種類を知るわけがなかった。

『知らないのか?』

と半分あきれた声でディルがそう言うと

『ああ。全然』

と、ストレートに返した。
それを聞いたディルは
先ほどとは別の驚きの顔をしていた。


『お前・・・
"ホーリーナイト"になるって言ってなかったか?』

驚きというよりは呆れに近かった。
ただ、それにもラウドは素直に答える。

『いやぁ〜そうだけど
あんまり知らないんだよ』

あまりのストレートさに
呆れを通り越してしまったのか
ディルは説明をしてあげた。

『・・・まァいい。
生命石は七秘宝のひとつだ』

『そうなんか。やっぱり!
ってことはこのピスカにもある七秘宝が
セイメイセキかもしれないのか?』

「やっぱり」とは
よく言ったものだとディルは思った。
それでもディルにはラウドの風貌から
何かを感じ取ってはいて
生命石の話しに気持ちを戻した。

『そうだといいが・・・』


と話している二人の近くに
一人の魔術師風な人が近づいてきた。

『七秘宝を探しているの?ボーヤ達』

その魔術師風な人は声は女性だったが
外見はどちらかわからない感じであった。
顔もフードに隠れており
ほとんど見えなかったからである。

『そうだぜ!"聖剣"になるためにな』

『・・・』

ラウドはやる気満々だが、
ディルには
どう見ても怪しい女性にしか思えなかった。
その事を気づいているのか
その女性はディルのほうを向き

『フフフ。あなた達
スキル持ってないでしょ?』

と言いながらラウドのほうを向いた。

『・・・ないよ』

『"まだ"無いな』

予想通りの反応と言わんばかりに
その女性は続ける。

『フフフ。悪いこといわないから
お家に帰りなさい。
まして"七秘宝"を見つけるつもりならね』

と、七秘宝にアクセントをつける。
しかしそのアクセントがラウドには
以前サガから聞いた話しを思い出させて
笑みを浮かべた。

『ん?あれだろ?
スキル使いしかこの七秘宝を見つけれない
とか言うやつだろ?』

だがそれもお見通しのように
その女性は続けた。

『知ってるんなら、話早いじゃない。
それとも、ここの山にある貴重な鉱物でも
取りに来たのなら別だけどね』

『鉱物?』

ラウドはこの山がかつて
鉱山だったということは知っている。
だがそこで取れる物は
この世界ではそんなに貴重な物でもないということも
知っているつもりだった。

『この山は七秘宝の近くにある影響で
スキルを持つ鉱物が取れることがまれにあるのよ
それを狙って来るハンターや考古学者などが
このイベントに来ることもあるのよ
あなた達はてっきりそっちのほうだと思ったんだけどね』

ラウドはそれには何も言わなかったが
そうなのか・・・
という顔をしていた。
ディルはその女性を見て
何かを考えた表情をしているだけで
何も言わず
その女性は表情は見えないが
うっすら笑っているように感じた。


すこしの間があいた。
イベント会場ではどうやら
大会の開式が始まっているようである。
ラウドはその雰囲気に入りこもうとした時
ディルの口が動いた。


『ひとつ聞きたい。
ここには生命石はないのか?』

ディルは
はぐらかされる事を承知で
その女性に質問をした。
が、予想通りに答える気配はなかった。

『私に聞いても無駄よ(笑)
今は七秘宝に興味無いもの
私はさっき言った鉱物のほうに興味があるのよ』

と言うと
開式を行っているほうに向きを変えた。
ディルも"やはりな"という表情で
同じくそちらを向いた。


一方でラウドはあちこちを見渡すと

『ふーん。
いろんな奴がこのイベントに来てんだな。
でも、俺は行くぜ!
七秘宝を見つけにな!!
だっているだろ?
スキルを持たないでも
ここの七秘宝を見つけた
ガンプとかさ』

とディルに話し掛けたのだが
その女性は
ガンプと言う言葉に反応した。

『ボーヤ、ガンプを知っているのかい』

今までの余裕を見た会話と違い
緊迫した声だったため
ラウドは少々驚いたが

『ああ。
何ヶ月前に酒場であったんだよ。
そういやイレイズナイトって言われてるんだろ?』

ラウドが話している途中から
その女性はラウドの横に移動し
声も低く小声になった。

『あなたも目をつけられたのね・・・
私も昔はこことは別にある七秘宝に
興味があったのよ
でもガンプが現れて
その時は何とか逃げて来れたけど
あの男、気になる人を見つけては
無差別に殺していくのよ
私の仲間はみんなあいつに殺されたわ』

ラウドはそれを聞き
ようやくその女性の状況の変化を悟る。
ディルにもその話は聞こえていないようで
特に反応はしないで開式を見ている。

『・・・そうだったのか。
ゴメンな変な話して』

まずいことを言ったと思いラウドは謝ったが
その女性は気にする様子はなく
さらに小声で続けた。

『別にボーヤが謝ることは無いわ
でもね、ガンプはこのイベントには毎回参加しているの。
だからあなた達みたいな人は目をつけられたら、殺されるわ。
やっぱり今はやめなさい』

俺のことを心配するのか?
とラウドは逆に笑みを浮かべた。
さらにその女性の不安をかき消すように

『心配するなよ!
俺だってだてにスキル持ってなくて
このイベントに参加してるんじゃないんだからさ』

と気合を入れて言うと
右手で拳を作る。
その根拠のない自信にその女性も呆れたようで

『・・・無謀だけど、仕方ないわね。
ボーヤ、ガンプを知っているんだから
あいつを見つけたら、その場から逃げることよ。
でも、見つけたら、もうすでに逃げられないかもしれないけどね』

口調も言葉も元に戻って
ため息を一つした。
だがラウドには
その質問にしか興味がなかった。

『ん?足が速いってことか?』

『・・・速いっていう次元ではないわ』

仕方なしにその女性も答えてあげた。
だが、その女性もそのラウドに何かを感じていた。


『ふーん。まぁいいや、
色々いい情報ありがとうな
ところで、あんた名前は?』

『私はクレーブ。
ボーヤ達は』

と、その女性は言いながら
顔を隠していたフードを上げる。
思ったよりも年齢が高そうな素顔だったが
ラウドにはそういうところには興味はなかった。

ところで
国によって礼儀の仕方がるように
このクレーブという女性は挨拶の時には
顔を見せるという礼儀があったようだ。
挨拶を終えると再びフードをかぶる。

『おれはラウド。でそっちの色男がディル』

『・・・どうも』

ラウドはそのクレーブの行動に
色んな人がいるんだなという感じで受け取っていた。
一方でディルは
色男と言われることに否定はしなかったが
無表情ながらも少々照れくさい顔をしていた。
そのやりとりに興味があったわけではなかったが
クレーブは

『若いあなた達が
ガンプに殺されるのは勿体無いわ。
私に出来る事なら協力してあげるわ
よろしくね。ラウドとディル』

と、二人には分からないように
笑みを浮かべた。
ラウドはまた素直にそれを受け取り

『おぉ!助かるぜ。よろしくなクレープ』

と言うと

『クレーブよ。
食べ物じゃないんだから(笑)』

と名前を間違えつつ
さっそくクレーブともなじんだ。

それとは対照的に
落ち着いているディルは

『こちらこそよろしく頼む。クレーブ。
ところでもうひとつききたいのだが』

『ん?なに?色男のディル君』

と言うクレーブの遊びにも
冷静に対応する。

『からかわないでくれ。
それよりクレーブはこのイベントに
過去に出たことあるんじゃないのか?』

ディルはクレーブのほうを向くと
クレーブの雰囲気が少し変わった。

『どうしてそう思うかしら?』

クレーブもディルのほうを向き
少し険悪なムードになる。

『ここの山の鉱物があることは
一部の政府機関以外は知らないはず。
それに、参加している人を
詳しく知っている点があるからな』

ラウドもディルのその言葉に
少し考える表情をした。
しかし、クレーブはそのムードを一変させる。

『まぁ、そうわかるように
話したからねぇ。
それでもまだ2度目よ』

あっさりと軽い口調で言葉を返した。
だが今度は
ラウドには引っかかることがあった。

『?
ちょっと待てよ。
このイベントって住所から色々書かされるからさ
2度目の参加って出来ないって聞いたぜ』

それ疑問にもクレーブは
その口調で答える

『私は特定の住所がないのよ
まぁ普通は出来ないんだけど、
そこらへんは私みたいな職につけば
いくらでもやることが出来るわね
で・・・も、
あまり参加すると
今度はガンプみたいな
イベント側に目をつけられて
参加途中に消されるわよ』

その口調とは合わない言葉に
ラウドはつい言葉を挟んだ。

『消される?』

『殺されるのよ。
大会に参加する経緯などを聞かされてね』

ディルはそのクレーブの口調に
完全に毒気を抜かれて
ただ呆然とその会話を聞いていた。


『なんか色々あるんだな
このイベントに出るために・・・』

『まぁ・・・
そこまでして出たいってことでしょうねぇ』

ラウドとクレーブは和やかに
それぞれの話しを閉めた。
その一方で
イベントについての説明が始まった。


『で〜〜は
み〜んなが待ち望んでいる
ピスカトレジャーイベント
略してピストレの説明しちゃうから
よ〜〜く聞く様に!
ピ・ス・ト・レは
普段は侵・入・禁・止の
ピスカ山を舞台にして
宝捜しみたいなことを
しちゃってくださいって事は
み〜んな知ってると思うけど・・・』

開式の舞台には
上下赤のド派手なスーツで
なぜか髪の毛が3:7に分かれている
司会をやる気満々な男が
かなり浮いた説明をしていた。
これにはディルは当然呆れた。

『なんだこの(ノリのいい)説明は・・・』

クレーブも少し笑いながら
ディルに説明する。

『このイベントのある意味名物よ
リッキー君って言って説明好きな人よ
また別のイベントとかでも会えるかもね(笑)』

で、ラウドはノリノリでその内容を聞いていた。

『俺、余裕でピスカ山に居たんだけどなァ・・・』

会場では人それぞれが
勝手に話し始めて、
ほとんどの者は
リッキー君の熱弁を聞くものはいなかった。


『つーわけで、
とりあえずピスカ山の説明は
これで残念ながらお・し・ま・い。
次はこのイベントのルールを
さらに濃く説明しちゃうぜ〜』



・・・。
とりあえず、リッキー君の説明では
わかりにくい方もいると思うので、
簡単に説明したいと思います。




〜ピスカトレジャーイベント(略してピストレ)のルール〜

まず予選的なことを行う
この国立公園から
ピスカ山の麓の入り口まで
1週間以内で来ること

ピスカ山の麓で
改めて受付みたいなことを行う
そしてピスカ山に入ったら
一ヶ月までは滞在を許される。
その間にいくつでも宝を探してもいい。
ただし逆に宝を探せなかったときは
一ヶ月以内に下山すること
もし出来なかった時は
ピストレを主催している
世界政府支部ピスカ国トレジャーイベント実行委員によって
処分されます。

ピストレの特別アイテムとして
15つの【アクセスポイント】がある
このポイントであるアイテムを持ちかえったものは
ピスカ国王から
【特別賞】を貰うことが出来る。

以上です。



『宝を見つけれなかったら処分って
どういう事だ?』

ラウドはリッキー君の説明をきちんと聞いて
その疑問をクレーブに聞く。
あまりのマジメさにクレーブは一瞬止まってしまったが
そこはきちんと答えてあげた。

『こういう七秘宝が絡んでるのには
政府のスキル使いなどが絡んでいるのよ。
さっき言ったガンプの件を含めて
スキルを持っていないと
何が起こるかわからないって事なのよ』

『なんだ。もっと誰でも参加出来るものだと思ってたんだけどなぁ』

クレーブの答えに
また素直に言葉を返すラウド。
クレーブは
段々ラウドを面白く感じてきたようだ。

『当たり前でしょ(笑)
そんな気楽にこのイベントに参加されても困るからよ』

『ふーん。そんなもんか』

また二人が和やかに会話を閉めた。

とりあえずの疑問は解決したラウドだったが
クレーブが少し考えたように話した。


『しかし、アクセスポイントねぇ』

クレーブは意味ありげにつぶやいた。
先ほどの会話そのままにラウドが続ける

『ん?特別賞って賞状でもくれるんか?』

『さぁね(笑)
私はアクセスポイントに興味無いし
でもひとついえることは
その15個のアクセスポイントは
場所が変わらないってこと』

『どうしてだ?』

『だから
興味ないから知らないわよ(笑)』

『ふーん。
なんかいいもん貰えるんなら見つけたいよなァ』

先ほど会ったとは思えないほどに
会話がスムーズに進む二人。
その会話を聞きながらも何も答えないディル。
ディルには別の考えがあったようだ。


『一ヶ月しかないのか・・・』

ディルはそう言いながら歩き出した。
すでに説明は終わり
大会開始の合図も先ほど行われていた。
だから会場に残っているのは数少なかった。

『ん?ディルどうした』

そのディルの行動で
ラウドも始まったことを悟る。

『それまでに
七秘宝を見つけることは出来るのか?』

ディルは不安にそうつぶやいた。
一方でクレーブは
その2人の後ろをついてくるだけで
何も言おうとはしない。
不安なディルを見てラウドは

『心配ねーよ。
あの山は俺の庭みたいなとこだからな』

と、右手親指を胸につける。
それをディルは見て少し微妙な顔をする。
それを知ってか、クレーブが口を挟む

『ラウドってもしかしてピスカの人なの?』

そう言われるとラウドは自慢げになる。
ある意味の優越感はあるのだろう。

『そうだぜ。
しかもピスカ山に数年住んでたこともある』

ディルは無表情のままで
クレーブは驚いたように見えた。

『へぇ〜それはある意味心強いかもね』

そう言うと
今度はクレーブが先に歩き出した。
それに連れられるように
ラウドとディルがついて行った。




ラウドは最初の仲間
『ディル』と『クレーブ』、
そして何故かこっそりつけてきている
『謎の覆面』を含めた4人で
ピスカ山を目指す。






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