①Ybの原子をレーザーで固定する光格子時計のほかSrの光格子時計も同等の精度のようです。 ②東京大学と理化学研究所は平成28年に低温動作Sr光格子時計を用いて、相対論的効果で標高差による重力の差で時間の進み方が変わる影響を数cmの精度で測定することに成功したとのことです。 ③一般相対性理論では、重力が強いところでは時間がゆっくり進むと言われ、水星の軌道計算(近日点移動)やGPS衛星の時計など宇宙空間での話とされてきました。しかし令和1年(2019年)に10-18という高精度な可搬型光格子時計が実現したことで、スカイツリーの地上階と展望台の間で時間の進みが違うことが実測できたとのことです。また、高精度な測定が可能になり理論値と実測値の差が明確になることにより、理論がさらに深くなっていくことが期待されます。ちなみに高精度な可搬型光格子時計の開発は島津製作所、理化学研究所、東京大学などの共同研究の成果で、452.6mの展望台では21.18Hzのずれがあり、1日当たり4.26ns時間が早く進んでいたことが実証され、不確かさも求められているようです。 。 |
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