![]() 三菱瓦斯化学 |
三菱ガス化学は東京駅前の三菱ビルにあるようです。三菱ビルは東京駅丸の内南口から徒歩2分、丸ノ内線東京駅から徒歩1分、千代田線二重橋前駅4番出口から徒歩2分のようです。 三菱ガス化学は、大正7年1月15日(1918年)創業、昭和26年4月21日(1951年)設立で平成28年3月末(2016年)従業員連結8176名、単独2344名とのことで、有機化学製品、肥料、合成樹脂、合成ゴム、高分子製品、染料、顔料、塗料、接着剤、医薬品、生化学薬品、食品添加物、洗浄剤、ガス吸引剤、電気機器用資材、窒素製品など幅広くやっているようです。 有機EL部材に参入するようで、フレキシブル有機ELに対応した、耐熱性:490℃、透過率:90%、繰返し折曲げ特性に優れたポリイミドワニスとウインドウフィルムについて、平成28年10月から量産体制を確立したようです。ちなみに、宇部興産はポリイミドワニスをサムスン電子の有機ELに供給しており、メルク(ドイツ)もダルムシュタット(ヘッセン州)に新工場を稼働させ、有機EL材料の生産能力を5倍に引き上げるようです。 三菱ガス化学は、平成32年(2020年)までに錯体水素化物を使用した全固体電池用の固体電解質を供給するとのことで、平成30年からサンプル出荷を開始したようです。全固体電池は現在のリチウム電池よりも大容量で急速充電が可能とのことで、東レや住友化学なども開発を急いでいるようです。 健康食品としてブームになったコエンザイムQ10の生産もやっているようです。ここで確立した微生物培養技術をもとにバイオ医薬品分野にも積極的に対応しているようです。ちなみに還元型コエンザイムQ10ではカネカも有名です。 三菱ガス化学は平成28年6月に日本化薬と合弁で、カルティペクスを新潟に設立し平成30年に2000Lの培養能力のタンクを設置するとのことです。国内では東洋紡が大津市に4000L、旭硝子が千葉に4500L、富士フイルムは米国で富士フイルム・ダイオシンズ・バイオテクノロジーズ・テキサスFDBTが1000Lのタンクを5基を持っているとのことです。しかしながら、セルトリオン(韓国)は20万L、サムスンバイオ(韓国)は14万L、ロンザ(スイス)は20万Lなど海外企業とは桁が違いすぎるようでが、海外の薬品1g/Lに対し、国内企業は5g/Lの生産効率を目指しているようです。医薬品以外の会社が医薬品の製造受託(CMO)へ参入しいているようです。
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