日本特殊陶業 |
日本特殊陶業は金山駅から市バス高辻バス停から徒歩5分程度、金山駅からタクシーで10分程度です。最寄り駅は熱田ですがタクシーがいないことが多いので注意が必要です。また近くに日本ガイシもあるようです。 昭和11年10月26日(1936年)創立、従業員数単独5719名、連結14926名(平成29年3月末)、スパークプラグ及び内燃機関用関連品やニューセラミックおよびその応用商品の製造などで、本社工場、小牧工場、鹿児島宮之城工場、伊勢工場などの国内拠点の他、海外拠点も多いようです。 日本特殊陶業は、平板型固体酸化物燃料電池SOFCセルスタックについて、平成29年に家庭用から高効率や長期信頼性を求められる業務用や産業用に拡大しているようで日立造船の実証機などにも供給しているようです。ちなみに、住友金属鉱山などは、SOFCの電極材料となる酸化ニッケルの量産に注力しているようです。 日本特殊陶業は平成30年9月にタイ工場に新棟(4階建て延べ床面積34700m2)を稼働させ、ジルコニア酸素センサーを1100万個/年から2200万個/年に増強するほか、温度センサーを950万個/年から2400万個/年に増産するようです。 日本特殊陶業はMHPSに協力して、平成29年から、固体酸化物型燃料電池SOFCの実証実験を小牧工場で開始したようで、250kW出力で、長さ12m高さmとのこと。ちなみに都市ガスを改質して水素と一酸化炭素を生成して燃料電池に水素を供給する方式のようです。なお、自動車のEV化が推進されメインの点火プラグの需要が見込めない中、早急な立ち上げが求められているようです。 日本特殊陶業は、森村グループの会社で、明治9年(1876年)に森村市左衛門と森村豊兄弟が創立した森村商事がルーツとのことです。 ちなみに、森村グループは、明治37年1月(1904年)に日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテド)が森村商事の創業者らによって設立、対象6年5月(1917年)に、衛生陶器部門を分離し東洋陶器(現TOTO)、大正8年5月(1919年)に碍子部門を分離して日本碍子、大正8年5月に、大倉陶園、大正13年2月(1924年)に、伊奈製陶(現INAX。平成13年10月、トステムと統合)、昭和11年9月(1936年)日東石膏(昭和60年6月(1985年)ノリタケに合併)、昭和60年10月、日本特殊陶業(日本ガイシNGK点火栓部門等より分離独立)などが設立されたようです。 近くにJFCCファインセラミックセンターもあるようです。 |