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台湾のサトウキビ鉄道を訪ねて その6


(上の写真の駅名部分。右から「八老爺」と読める)

 踏切がたまにある。交通量が少ないからか、カンカンと音がするだけで遮断機が見あたらない箇所がある。また、遮断機はあっても、五分車が完全に通り過ぎていないのにパアッと上がってしまうイイカゲンな箇所もあった。

 台湾各地に網の目のように張り巡らされていたサトウキビ鉄道、この観光五分車でも終点の少し手前で二手に分かれている。その二股の線路の間に、駅と思われるコンクリート製らしい小屋があった。後で地図を見てみると、どうやら大内旗站跡らしい。

 終点の少し手前に、もう一つのうち捨てられた小屋がある。煉瓦にセメントを上塗りしたもので、バスの停留所みたいな小さなものだ。これが元々の八老爺車站で、撮った写真をよく見ると、右から書いた「八老爺」という文字が読めた。

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