太陽系



 太陽と8つの惑星です。
惑星
左の合成写真は、太陽と惑星の大きさの縮尺をほぼ合わせた写真です。
後ろの赤いのが太陽で、
左から、水星、金星、地球、火星、
惑星では1番大きい木星、土星、天王星、海王星。
右上の小さな星は、準惑星の冥王星です。

惑星軌道
惑星軌道の全体像です。

8つの惑星は太陽を中心にして、その周囲を同方向で円盤状に回っています。
そして水星、金星、地球、火星まではかなり近い軌道で、
木星から外側の惑星はかなり離れているのが分かりますね。

太陽を回る周期は、
水星  約88日
金星  約224日
地球  365日(1年)
火星  約2年
木星  約12年
土星  約29年
天王星 約84年
海王星 約164年

太陽は太陽系の中心で、太陽系唯一の恒星です。
(天の川銀河には恒星が約1000億個といわれています)
太陽太陽の中心部分では、水素とヘリウムのガスで核融合反応が起きて、
とても大きなエネルギーが生み出されています。

(これから出てくる惑星の軌道半径の単位「天文単位」とは、
太陽から地球までの距離を"1"とした単位です)
水星水星
軌道半径 0.387天文単位
公転周期 87.97日
自転周期 58.65日
赤道半径 2440km
衛星数 0
金星金星
軌道半径 0.723天文単位
公転周期 224.7日
自転周期 243.02日(逆回り)
赤道半径 6052km
衛星数 0

地球地球
軌道半径 1天文単位
公転周期 365.26日
自転周期 0.997日
赤道半径 6378km
衛星数 1 (月)
火星火星
軌道半径 1.524天文単位
公転周期 686.98日
自転周期 1.026日
赤道半径 3396km
衛星数 2 (フォボスとダイモス)
木星木星
軌道半径 5.203天文単位
公転周期 11.86年
自転周期 0.414日
赤道半径 7万1492km
衛星数 63 (イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストなど)
土星
土星
軌道半径 9.555天文単位
公転周期 29.46年
自転周期 0.444日
赤道半径 6万268km
衛星数 64 (タイタン、エンケラドゥスなど)

天王星
天王星
軌道半径 19.218天文単位
公転周期 84.02年
自転周期 0.718日
赤道半径 2万5559km
衛星数 27 (ミランダなど)
海王星
海王星
軌道半径 30.110天文単位
公転周期 164.77年
自転周期 0.671日
赤道半径 2万4764km
衛星数 13 (トリトンなど)



 日本の「きぼう」とHTV!
 2009年9月18日、日本が開発した無人宇宙船「HTV」が、
宇宙ステーションとドッキングに成功しました。
HTV
見て一目瞭然だと思いますが、
右上が国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「きぼう」です。
そして左下が宇宙ステーションに近づく"HTV"です。
HTVの右に見えるのが、HTVをつかむためのISSのロボットアームです。
この写真はドッキング直前にISSの乗組員が撮影したものですが、
バックに見えている地球がとてもきれいですね。

'09.11.02




 リニューアルしたハッブルからの最新画像です!
 ハッブル宇宙望遠鏡は打ち上げから19年を過ぎました。
2009年5月、スペースシャトルを使って装置の修理や新しい観測機器が取り付けられました。
今回はリニューアルされたハッブルからの最新画像です。
木星
ハッブルに新しく搭載された広角カメラが撮った木星です。
木星では時速数百キロメートルの猛烈な風が吹き続けています。
縞模様の明るい部分が大気が上昇している部分。暗い部分が下降している部分です。
下の矢印の黒い部分は、彗星か小惑星が衝突した跡ですよ!

'07.12.31




 土星の最新画像です!

 NASAの土星探査機"カッシーニ"が2004年の7月から土星を周回しながら探査をしてるのはご存知の方も多いと思いますが、
NASAから最新映像が公開されました。とっても見ごたえがありますよ!

土星
 "土星の日食"とでも言いましょうか・・
要するに土星の向こう側には太陽が隠れています。その関係で、土星の周りには白いラインが見えています。
ちなみに左側の細いリングのすぐ内側に見えている白い点が地球です。

土星
画像の上の方(北半球)にはリングの影が写っています。
北極(この写真では上方)に近づけば色がだんだん青くなってきています。
これは太陽のまわりを29年周期でまわる、数年にわたる冬の期間と思われています。

土星
向こうに見える青いのは土星です(リングの影も写っています)
そのこちら側にリングの中に見えている"ピンポン玉"状のものが"衛星ディオーネ"です。

 土星は小生の子供の頃からの夢で、"もし行けたら帰って来れなくてそのまま死んじゃってもいい"と思っていました。
でも・・こんなに現実の写真を見せられちゃったら、"もし行けたら絶対に帰って来る!"(もちろん行けるわけは無いですが・・・)

'07.3.31




 マックノート彗星です!


マックノート軌跡マックノート彗星は"彗星の巣"といわれている「オールトの雲」からやって来たと思われます。
最も明るかったときはマイナス8等にもなり、月と金星の中間くらいにまでなりました。

 マックノート彗星は2006年8月にロバート・マックノート氏によって発見され、
「池谷・関彗星」に次ぐ明るさで、尾もとても大きく広がり大彗星となりました。
今年(07年1月)に入り北半球でも見られましたが、南半球では雄大な姿が見られたんですよ。

マック・ノート彗星
南米のESO(ヨーロッパ南天天文台)の横を
夕方西の空に沈んでいくマックノート彗星です。

マック・ノート彗星
金星よりも明るくなり大きな尾を見せるマックノート彗星。
なかなか見ることのできない"イオンの尾"が見えています。
彗星核から左上に赤と青で伸びているのがイオンの尾ですよ。

日本より
日本でも期間は短かったけれども北海道などでは良く見られました。

オーロラ
1月30日午前3時。
ニュージーランドではオーロラが現れ、
彗星との天体ショーとなりました。

 マックノート彗星は肉眼では2月なかばまで見られましたが、これからも観測は続きます。
もし彗星が地球にぶつかると人間にとって非常に危険なのですが・・・
やはり宇宙の神秘はすばらしいものを見せてくれます。

'07.2.28  




 火星の三次元画像です!

2003年6月にESA(ヨーロッパ宇宙機関)から打ち上げられた「マーズ・エクスプレス」の事はご存知の方も多いと思います。
今回はマーズ・エクスプレスに搭載されている"高解像度ステレオカメラ"の写真ですよ。

NGC1097
「カセイ谷」と呼ばれているところです。
火星に水が豊富だったころ、巨大な洪水によってできた地形と考えられます。
洪水の後、さらに氷河によって浸食され、この谷の深さは2.900メートルにもなります。
NGC1097
階段状の地層になっているこの山は「ジュヴェンテ・カズマ」と呼ばれる峡谷の一部です。
ここの地質などから考えると、このあたりは過去には湖の底だったようです。
周囲の平坦なところから峡谷の底までは5.000メートルもあるのですよ。
NGC1097
全長4.000キロメートルにも達する火星最大の峡谷「マリネリス峡谷」の中央付近の一部です。
奥の「コプラテス谷」は周囲の平原から谷底までは8〜9キロメートル。
手前の3つの溝が「コプラテスくぼ地」で、深いところは5キロメートルにもなるんですよ。
NGC1097
北極に近い北緯70.5度のクレーターに"氷"が見つかりました。
クレーターの縁にも見られますが、この氷はドライアイスではなく水の氷です。
クレーターの直径は約35キロメートル、深さは約2キロメートルです。

 「マーズ・エクスプレス」の「ステレオカメラ」の画像はいかがでしたか?
これほど立体的に見られると迫力がありますね。
これからも「マーズ・エクスプレス」に期待しましょう!

'06.11.30  



星空情報 天の川銀河 系外宇宙