■海上自衛隊AUS-7001「つがる」 旧ARC-481施設艦「つがる」
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海上自衛隊 AUS-7001「つがる」 旧ARC-481施設艦「つがる」
■撮影日時:1981.02.08
■撮影場所:吉倉地区
■船舶説明:つがる(AUS-7001) は、海上自衛隊の敷設艦。旧海軍の巡洋艦「津軽」、敷設艦「津軽」に続き日本の艦船としては3代目。
同型艦はない。
本艦は海上自衛隊初の国産新造艦である。
旧海軍の初島型電纜敷設艇を参考にして旧海軍技術者からなる
船舶設計協会に依頼して設計された。
基地や港湾の周辺海域に水中聴音監視装置の敷設することを主任務とし、
その特性から秘密事項が多く建造当初は補給工作艦と呼称されていた。
艦の構造としては艦首にケーブル敷設用のシーブを備え、
艦橋下に大型ケーブルドラム、中央部に電線庫が2箇所、5トンデリックが備わっていた。
それ以外に特徴的なものは機雷敷設用装備とソナーを含む対潜戦装備が備わっていたが、
これらの装備は総花的設計方針の下で求められた結果であり、運用上あまり意味のあるものではなかった。
「つがる」は、昭和28年度計画艦1001号艦として、三菱日本重工業横浜造船所で建造され、
1954年12月18日起工、1955年7月19日進水、1955年12月15日に就役の後に大湊地方隊に配属された。
1957年9月1日に横須賀地方隊に配属、1961年9月1日に第2掃海隊群に配属、
1975年にそれまでの艦種である機雷艦艇から特務艦艇に変更、1980年3月17日に特務艦に種別変更され、
艦籍番号がAUS-7001に変更される。
1967年に深海用精密測深儀が装備され、1969年7月10日から1970年4月20日までの間、
三菱重工業横浜造船所にて特別改造が実施される。
機関砲を除く兵装が撤去され、新たに水中武器敷設装備が備えられた。
この改造により艦首と艦橋を中心に艦容が大きく様変わりした。
1990年3月15日に除籍。
翌1991年4月から装備の撤去と加熱板装着による実艦標的への改造が行なわれ、
1992年4月に若狭湾へ回航、標的として用いられ、処分された。
画像は特務艦に種別変更された後の姿。